慣れ親しんだオタオタする人生

稽古前に、早めに家を出て、カフェなどで仕事をする予定だったが、いざ家を出ようとしたら、PCの充電がゼロ。

私が作業をしているテーブルの下がプン助の巣のようになっていて、そこでYouTubeを観たり、漫画を読んだり、なんなら食事までしてしまうのだが、その時プン助の足が私のPCの電源コードに当たって、抜けてしまうということがよくあるのだ。

仕方なく、稽古前ギリギリまで、家で作業。

早めに稽古に行くつもりが、またまたギリギリになってしまう。

稽古場へもうすぐ着く…という時に、今度はプン助の担任の先生から電話。

 

「学校や授業に積極的になれない感じがある中、毎日少しでも登校頑張ってくれてありがとうございます」

先生のお礼がもう、無理やりいい所を拾ってくださってる感じで、本当に申し訳ない。

プン助は、登校をしても算数以外は、殆ど授業に参加していないらしく、時々人の注意を引くために、誰かのシャーペンなどを取っては追いかけっこになっている…とのこと。

「それは、欲しくて取るっていう感じなのですか?それとも、ちょっかいって感じなのですか?」

「ちょっかいですね」

欲しくて取る…というのではないところで、少々安心しつつも、ちょっかいで人のものをとるのも困りものだ。

「生徒達から、何度か報告を受けていて…」

何度も、報告を…。わかってはいたが、本当にクラスの問題児なのだな…。

学校がつまらないのだろうが、退屈さは一人で耐えて欲しいところでもある。

「学習面も、前はドリルとかやって来てくれたのですが、最近はそれも全然やらなくなっていて」

「学校のものが全て嫌みたいなので、家でも別のドリルを渡したりしていたのですが…」

「別のドリルでもいいです。別のドリルを持ってきて学校でやってもいいので、ちょっとずつ学習をして行けないでしょうか?」

え?別のドリル持って行っていいの?先生、どこまで譲歩してくれるのだろうか。しかし、プン助は載ってくれるのだろうか…。

 

気持ちを切りかえて、稽古。

始めての本立ち。

 

この本立ちが一番苦手。相手を見たり、また本を見たりをやると、一体どこを読んでいたのか分からなくなったり、何かとても不自由なのだ。

とっとと、セリフを入れなければならないのだが、うろ覚えで立って迷惑をかけるのも心配で、スタンスが定まらない。早く口から勝手に出るような状態にしたいのだが、最近ちょっと認知に自信がない面もあるので、30代のころのように体に染みる状態になるのか、ちょっと心配。

まあ、心配するくらいならやれよという話だ。

 

作業しようと思ったら、PCの電源が足りず、家でやっていたら、遅刻しそうになり、慌てているところに、先生からの電話、そしてもう少し準備してから臨もうと思っていた稽古でも、オタオタ…。

若い頃は、何かが整えばもう少しちゃんとやれるはず…と思っていたが、もう少し整うことがないままの人生なのだろうなぁ。

一々オタオタしない人間になりたいと思っていた。

でも、もう慣れ親しんだオタオタなので、いつものことだ…とオタオタしながらも、自己嫌悪を引きずらなくなって来た。

これが、いいことなのか悪い事なのかはわからないが、残り時間が少なくなっていく中、無駄に凹むのも効率悪いっていうことなのだろう。

 

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体操教室体験

プン助の体操教室体験。

ここの所、家でバク転の練習をして、下の階から苦情が来たりしていたのだが、仲良しの●●君が通っている体操教室へ一日体験入所することになった。

 

YouTubeで観たパルクールに憧れていたのだが、バク転までは我流で頑張る・・・と、言い張っていた。だが、仲良しの●●君が習い始めてから、めきめきうまくなったのを見て、自分も行ってみたいと思ったようだ。

 

G体操教室には、小学校低学年から中学生くらいまでいた。

小さい子も、綺麗に勢いよく側転やハンドスプリングをしていてびっくり。

プン助は学校では、マット運動が上手な方とされていると自慢をしていたが、ここではプン助よりも上手な小さい子が沢山いる。ショックを受けていないだろうか?

  • ●君は、上手なグループに入っていて、補助が付いているとは言え、前方転回やバク転、前宙の練習、どれもかなり様になっていた。

 

私はあまりにも運動神経が悪かったので、小学校低学年の時に体操を習っていたのだが、かなりスパルタで、拷問のような柔軟体操で泣かされたトラウマ的な思い出があった。マット運動も、週1しか通わないクラスの子達はいつまで経っても、バク転の練習をさせて貰えず、2年通っていたのにハンドスプリングまでしかできるようにならなかった。

 

この教室は、初日からバク転の練習をやらせてくれている。教え方も私の子供時代のような体育会系ではなく、理に適っているように見えた。

素晴らしい!・・・と、私の気持ちは先走ったが、プン助に練習どうだった?と聞くと、

「よくわからん」

とのこと。

自分が意外とできない方だとショックを受けたのだろうか?などと心配したが、

「やってみたい」

との言葉を聞き、ちょっと嬉しくなった。

「皆もっとうまいかと思ってたら、そうでもないなって、ちょっと残念だった」

と、私の予想と逆のことを言っていた。

 

続くかどうかわからないが、「やってみたい」頂きました!・・・と、嬉しい気持ちになった。だが、習い事にはお月謝問題がつきもの。

ちゃんと実現するお仕事して、今年は収入アップさせねば・・・。

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フライヤー撮影に行って来た!

 

プン助は安定の行きしぶり。

私は朝11時からzoom会議。

プン助がコーヒーを淹れてくれた。

 

Zoomはさくっと退出させて頂き、お昼から、1027日(木)~31日(月)に出演させて頂く、24/7lavo 4回公演 「インディビジュアル・ライセンス」のフライヤーの撮影へ。

 

新宿シアターミラクルで集合して、車で小一時間で移動しながら、三箇所くらいで撮影。主宰で演出家の池田さんが凄い勢いでバシャバシャ撮影し、素晴らしい段取りの良さで、またシアターミラクルへ戻って来て、しばし談笑し、親交を温める。

 

子供を産んでから…というか、30代半ばから、出演する方は、ほんの時たまな感じで、出演するにしても、それほど出番も多くなく、気楽な出演をさせて頂いていた。

 

今回は、割とガツンと出演することになるので、楽しみな反面、ドキドキなのだ。

 

まだコロナ禍になる前の宝船公演で、終演後対談させて頂いた、米内山陽子さん脚本の作品。

 

米内山さんの本は、ちゃんとキツイ現実にぶち当たっている人達の等身大の悩みがきちんと描かれているのに、米内山さんの中のポジティブなエネルギーが観ている側にジワジワ伝わってきて、何故か癒されてしまう素敵な作品が多い。

 

対談させて頂いた時も、凄く楽しく、その時間は私にとってキラキラした時間になっていた。

 

…ということで、不安に思っている場合ではない、やらねば!と、何か必然的な流れを感じて、出演させて頂くことにしたのだ。

だが、ご一緒する共演者の方は立派な方々ばかり・・・。

 

早くも、ひえ~っと尻込みしそうになったのだが、もう尻込みとかしている無駄の時間はないのだ。

稽古をやっていくうちにそれほどのひえ~じゃなかったな・・・と思えるように、沢山恥を掻いて、ぶつかって行かねば・・・。

 

明日は稽古初日。

出来上がっている分の脚本はとてもポップで面白く、まだ自分がその世界の一部になる現実感は無いのだが、その世界で生きられるのがとても楽しみ。

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白いマスクがない!

月曜日は学校公開の振り替えで、プン助はお休みだった。

なので、今日は休み明け。

休み明けは中々登校できない。

 

いつでも送れるように待機していると、今行くと言っては行かないで、午後までかかってしまうこともあるので、午前に婦人科へ注射を打ちに行き、その後、マイナンバーカードの暗証番号を忘れたので、再設定しに役所へ行き、その後、ドトールで作業。

何度かプン助から電話が掛かってきた。

出てみると、

「暇~」

と言っている。

「作業ケリがよくなったら戻るけど、どうせ暇なら公文の宿題とかやってたら」

と、言うとそれには何も答えず

「暇だよ~」

と、言い続ける。

「ママ切るね」

と、電話を切り、しばらく作業に没頭。

 

作業を終え、買い物をして帰る途中、またプン助から電話。

出てみると、何やらキレ散らかしている。

「うう~~~!ああ~!もう~!」

と、癇癪を起している。

「どうしたの?大丈夫?」

「白いマスクがない!」

「え?この前買ったばかりだよ」

「ないの!」

「薄い緑のマスクとかもあったでしょ?」

「あれはインクの匂いがするからヤダ!」

「新しいマスクは白くても臭いよ。インクの匂いじゃないよ!」

「白じゃないとダメなの!」

恐らくやっと登校する気になったら、白いマスクが無くて、出かけられなくなった・・・白いマスクをどうしてマスク置き場に置いてないんだ!…行けないのは、ママとパパのせいだ!…というやり場のない怒りで一杯の様子。

「何、どうしたらいいの?マスク買ってこいってこと?」

「うわ~~~!そういうことじゃない!」

「ゴメン、ちょっと切るね」

白いマスクを買って帰宅すると、家は静まり帰っている。

あちこち探すと、フローリングの床にうつ伏せで、ピクリとも動かない。

「マスク買って来たよ?」

と、声をかけるも、無言。

 

手を洗ったり、荷物を下ろしたりしていると、いつの間にか傍へやってきて、マスクを開けようとしていた。

「開けられない!」と、苛々していたが、こちらが手を出そうとすると、自分で開けたい!と、強引に引っ張り、箱は破れてしまったが、無事にマスクを取り出すことが出来た。

「ママ、卓球に行くから、ちょっと待っててくれたら、一緒に行けるよ?」

と、言うも、そのままマスクをして、私を待たずに登校した。

その時点で14時15分。

「本当はもっと早く行けるはずだったのに!マスクが無いから!」

と、プンプンしていたが、とりあえず良かった。

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まねきねこの日、そしてトランクの行方

朝からやるべきことをやらねば・・・と、カラオケボックス「まねきねこ」へ。

よし!今日のノルマにかかるぞ!と、思った瞬間に、母から電話。

小一時間、話してしまう。

お金払って、場所台まで支払って電話をするのは勿体ないことではあるが、実は家ではおちおち電話もできない。

静かな時もあるのだが、電話をかけてようがなんだろうが、どこでもかしこでも、大きな声で歌うニンタマ。

「水を入れて」「パンを焼いて」と、自分で出来そうな用事を好きな時間に言ってくるプン助。

デュオリンゴという英語学習アプリにハマっているので、最近は「スーツケースって何?」という質問に、「エス、ユーアイ、ティー、シー、エー、エス、イー」と、色々な単語に対してスペルで答えないといけないノルマも課されている。

旦那さんは旦那さんで、大きな声でセリフの練習をしていたりする。

ウチの人間は皆、悪気はないのだが、私のような周囲が気になる人種には、落ち着かない環境なのだ。

母との電話は長くなるので、いつも「ちょっとしか話せないよ」と、言ってしまうのだが、話しているとこちらも、昨日ニンタマのトランクを選んでいたら、可愛い服があった…みたいな話もしたくなってしまい、母がもう切るよと言っても私が話続けてしまい、長くなってしまうのだった。

 

しかし、ニンタマの服が可愛かったけど、全部買う訳にも行かないし・・・みたいな話をしていたら、母が「私、もうそんなに海外行けるかわかんないし、ウチのトランク送ろうか?」と、言ってくれた。

前のニンタマの赤いトランクも母から貰ったものだった。ニンタマなりに、今度は黄色がいい!などと夢を見ているうようでもあったが、実際素敵なトランクを持つよりも、(母のトランクもニンタマ好みではないかもしれないが、十分素敵なのだが)服の方が日常的に着用するし、優先度が高いのではないだろうか?

「ちょっとニンタマに相談してみるね」

と、いうことになり、その後、しばらく作業。

カラオケボックスで仕事をする時には、休憩に1,2曲歌う時もあるのだが、この日は歌わずに作業をした。

 

帰宅後、母から送られたトランクの写メを見せた。

喜ぶかと思いきや、最初は「やだ!」と、拒絶反応を見せたニンタマ。

「でもさ、新しいトランクを買うと、服は買えないよ?このトランク、モノは多分今日見ていたトランクよりいいトランクみたいなんだけど・・・」

と、言い終わらないウチに

「じゃ、それで!」

と、即決した。

 

きっと、欲しいトランクの事だ頭を駆け巡っていたのだろう。その夢をぶった切られたきがして、拒絶したが、服の話が出た途端、「じゃ、服!」と、なったのだろう。

判断の早いニンタマに、感心する。

52年生きて来た私より、13年しか生きていないニンタマの決断の速さに感動。

 

一方プン助は、今日は、昨日遊べなかった●●君と遊べたらしい。

「△△君は大丈夫だった?」と、聞くと、

「うん、どうしても無理なんだ~って繰り返したら、大丈夫だった」

とのことだった。

「どうしても無理って繰り返すと、家の用事か何かだって思うみたいだね~、ああ、遊び過ぎて、筋肉痛だよ~」

ちゃんと断れたのか・・・良かった、良かった。

 

子供らは二人とも、私が小学生の頃より、今の私の基準では立派な気がする。

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娘とデート

長女ニンタマとデート。

7日に誕生日だったニンタマが、誕生日プレゼントはトランクが欲しいと言っていたので、吉祥寺へトランクを見に行くことにしていた。

どうせなら、映画も観る?というと、「ジュラシックワールドが観たい!」

とのことだったので、11時20分の回を観に行った後、トランク探しをしようということに。

ジュラシックパークやジュラシックワールドはプン助も大好きなので、誘ってみたが、

「友達と遊ぶ約束をしているから・・・」

と、断られた。

 

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は2時間27分もあったが、これがシリーズラストだと思うと、まだ終わらないで・・・と願うほどで、全く長さを感じなかった。

恐ろしいシーンになると、ニンタマと手を握り合ったりして、娘と同じ映画を観る幸福感を満喫。

一応、シリーズを全て見て入るのだが、系統立てて理解をしていないので、誰が誰だったか、誰と誰は知り合いだったかなど、色々うろ覚えだったが、十分楽しめた。

1993年にジュラシックパークが公開された時には、こんな風にシリーズラストを観る未来を全く想像していなかった。面白いとは思っていたが、好みの映画でもなかった。

だが、子供が観たがる度に観ていたおかげで、すっかりこのシリーズが大好きになっていた。

プン助のお土産として、パンフレットも買う。

 

その後、ちょっとしたスイーツを食べ、ヨドバシカメラのスーツケース売り場へ。

昔、安いからとネットで8,000円くらいのトランクを買ったことがあるのだが、中身が段ボールでヘナヘナだった。

そんなこともあり、そこそこちゃんとしたモノを買った方がいいと思ったのだが、今一つ相場がわからない。

「ウチは貧乏」と、言い過ぎていたので、ニンタマが値段に臆して好きだと思うものを言えないとまずいと、

「まずは値段は見ないでいいから、どんなのが好きかで選んで?」

と、伝えた。

元々おばあちゃんから貰っていた赤い可愛いトランクがあったのだが、それがニンタマのスキーブーツを入れるには少し小さすぎるということと、ちょっと中の布が破れたり、取っ手がぐらつき始めたので、新しいのが欲しくなったらしい。

 

大体、50ℓ~70ℓのもので、売り場に置いてあるものは19,000円35,000円位のものが多かった。

「黄色がいいと思ったけど、このサーモンピンクも可愛いな」「ああ、でもこういう方がいいかな(シャンパンゴールド)?」「これ、凄い、めっちゃ持ちやすい!軽いよ!」と、テンションが上がっているニンタマ。

値段を気にするな・・・と言ってみたものの、やはり6万円を超えているようなものに関しては、気に入った反応を見せた瞬間に、しまったというような顔をして引っ込めていた。

私も、その時は「そうね、それはさすがにね」

みたいな顔で無言の圧をかけてしまった。

 

どれでも良さそうではあったが、それほど急ぐわけでもないので、アトレと東急デパートでも探してみることに。

アトレにあるのは素敵だったが、品数も少なく一番安いものでも3万超えだったので、サラっと流して、東急へ。

だが、東急はヨドバシのように沢山のトランクが雑多に並んでいる感じではなく、美しい店舗に大層美しく陳列されていた。

「なんか、場違いな感じ・・・」

と、ニンタマが尻込みしている。

可哀そうに、そんな尻込みする必要なんかないのに…と、本当は私も若干尻込みしていたのだが、

「大丈夫大丈夫」

と、マダム面をして店舗へ入っていった。

オススメされたのは、66,000円のトランク。

美しい・・・。

やっぱ、モノが違うな・・・。

「凄い、可愛い~持ちやすい~、ストッパーがついてる・・・」

と、頬を昂揚させているニンタマ。

「いいわね。凄い、いい!」

 

こういうものは中途半端に臨時収入なんかがあったら、その場の雰囲気に飲まれて一瞬気が狂ってしまって、買ってしまったりする時があるんだよな。

 

時折、そんな風に気が狂ってものを買っては後悔することがあるので、買い物に行くこと自体を減らすようにしているのだが、今日はニンタマも一緒にいるから冷静。

 

「自分の持ってるトランクの大きさとちゃんと吟味したほうがいいから、家でサイズ計ってからがいいね。ちょっと写真撮らせてください」

 

「こっちのトランクも持ってみて」

と、何枚か写真を撮って、

「いいねぇ。ちょっと考えよっか」

と、マダムモードを崩さないまま、売り場を後にした。

 

それほど頻繁に旅行をするわけでもないので、こんな高級品は必要ないのだが、美しいものに触れるのは、いいなぁ。

 

でも、私のいかにも買いそうな態度に、ニンタマが「もしかしして、これ買えるのかな?」と、期待させてしまうかもしれず、即座に

「あれはさすがに高すぎだね、でも可愛かったね」

と、言う。

「うん、素敵だった~」

高そうなお店だから入れない・・・という卑屈な気持ちには、させたくなかった。

買えなくても、ちゃんと見て慣れておかないと本当にちょっとお高いものを買う時に、舞い上がっておかしな買い方をするようになってしまう。

 

その後も、色々な食器や調理品などを見て、じゃあソフトクリームでも食べてから帰ろうということになり、二人でソフトクリームを食べていると、視線の先に、普段だったら全く目に止めない、黒いデニムのシャツが目に入った。

 

この服、自分だったら、買いたいと思わないけど、ニンタマに似合いそう・・・。

 

ニンタマより先に食べ終わったので、その服を見に行ってしまう。

傍で見てもやはり可愛い。

食べ終わったニンタマは

「黒は可愛いけど、私が普段きるんだったら、ブルーの方が合わせやすい」

と言う。確かにそれはそうだ・・・。そして、その流れで何故か、グリーンのストレートのデニムも試着させたくなり、

「これ、着て観なよ!」

と、薦めてしまい、ニンタマが試着している間に、インディゴブルーのワンピースシャツも見初めてしまい、

「これも二人で一緒に着れそうだし、着てみて!」

と、試着させる。

一応私も羽織るものだけは試着。

どれもニンタマの方がよく似合う。

が、私も着れなくもなさそうだった。

 

やばい・・・可愛い。

 

「私的には、緑のデニム、ワンピース、デニムのシャツという順番」

と、ニンタマ。

 

ああ、気が大きかったら、「全部買います!」って言ってしまう。

しかし、

「じゃあデニム取り置きにしてください。他の二点は、追々考えます」

と、言って、とりあえず買わずに帰って来た。

その日は何も買わずに帰って来たにも関わらず、ニンタマは

「今日、プン助が来なくてよかった~、アイツいたら、絶対こんな風に色々観られなかったもん~」

と、楽しかった様子。

ニンタマには今まで素敵なお下がりをくれる親戚のお姉ちゃんがいたのだが、今ではそのお姉ちゃんよりも大きくなってしまって、お下がりがあまり頂けなくしまった。

 

素敵なお下がり達は、かなり上質な服も多かったが、ウチで自腹で買ってあげる服は、最近専ら、ユニクロ、GU、ギャップ、ザラ、時々メルカリ・・・という具合。

 

デパートという夢の国で服を見ること自体がキラキラしていて楽しかったようだ。

 

しかし、当たり前かもしれないが、ちょっとお高いものは、ニンタマの器量までアップさせてしまう。

ああ、着飾らせたい!

可愛い服着せたい!可愛いバッグを持たせたい!

 

そんな自分の中の暴れ馬をどうどうと宥めるのがちょっと大変だった。

 

夜プン助が、

「あ~あ、僕も映画行けばよかった。午前中は●●君と遊んだんだけど、午後も本当は●●君と遊びたかったけど、別の△△君から電話かかってきて、遊ぼうって言われて、●●君と遊べなかったんだよ~、こんなことなら、ジュラシックワールドに行けばよかった~~~」

と、漏らしていた。

プン助は●●君が大好きなのだが、一人の人としか遊ばないと、その子が忙しくて遊べない時に困るから、手持ちの遊べる友達を確保したいらしいのだが、今度はその子達に誘われると、断れずに大好きな●●君と遊べなくなる・・・という悩みがあるらしい。

●●君は、少人数で遊ぶのが好きらしく、プン助も●●くんとは極力二人で遊びたいとのこと。

他の人が混ざると、どうも●●君テンション低くて、自分もどうしていいかわからなくなるという。

「遊べない時は、断っていいんだよ」

「でも、なんで?え~いいじゃんって言って、断っても△△君は来ちゃいそうなんだもん」

確かに△△クンはぐいぐい来るタイプの子だ。                                                                

ああいう子はああいう子で面白いのだが、私も、子供の時も、今も全然断れない人間なので、気持ちはよく分かる。

 

大人になった時に、私よりはガツンと断れる人間になれればいいのだが・・・。

 

しかし、今日はニンタマとデートが出来てよかった。

プン助ともデートしてくれるウチにデートをしたいのだが、遊び命だからしてくれるかなぁ。

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オンライン学校公開 教室を練り歩く我が子をちょっとだけ参観

今日は土曜日だが、学校公開の道徳の授業があり、プン助は登校せねばならなかった。プン助の授業は11時からリモートで親が見られる予定になっていた。

だが、7時半に起こし、8時半に起こし…をしていたが、中々起きない。

9時頃やっと起きたが、英語のゲームアプリのデュオリンゴをやり始め、のんびりしている。

「行かないの?」

「行くよ~、今、Xブースト来ちゃったんだよ!」

(得点が15分間だけ2倍になる時間帯)

「じゃあ、それ終わったら行きなね」

「わかった」

 

だが、終わった後も、メロンを食べたり、キウイを食べたり、ポテチを味見したいと言った後、またデュオリンゴを始める。

「デュオちゃんもいいけど、どうせ行かないならさ、公文とかの宿題やったら?」

「行くよ!わからず屋だなぁ、ママは!」

「ママ、今日は12時から卓球だから、11時から支度始めるし、10時くらいまでしか学校送れないからね」

「わかってる!」

私が、はっぱをかけても、経験上何一ついいことはないことを実感しているので、後は片付けやら、洗濯物干しやらをやり、自分の作業をしていた。

11時過ぎになり、私は自分の卓球の準備を始めた。もうリモートも始まっているが、プン助がまだ家にいるので、下手にオンラインを繋げてしまうと、プン助が面白がって授業に参加する側ではなく、眺める側に回りそうなので、繋げずにおいたのだった。

すると急に、登校する気になったプン助が「じゃあ行ってくるね」と、家を出て行った。身支度を一通りした後、タブレットでミーティングルームに入ると、まさに教室にプン助が入って来るところだった。

なんと、一番カメラが近い席だった。

「アイツ、今来たよ!」

と、ニンタマと旦那さんと、ついコメディをみているかのようにゲラゲラ笑ってしまう。

まるで主役のように一番大きく姿が映っている。到着するなり、ランドセルを置くために後ろのロッカーへ行くのだが、やたらゆっくり、机の間をフラフラと練り歩き、時々掲示板を眺めたりしながら、やっとランドセルを置いたら、また違うコースを練り歩きながら、戻って来た。

「授業の準備してるよ!凄いゆっくりだよ!」

と、ニンタマはすっかり面白がっていた。私も最初は面白かったのだが、段々不安になってきた。

これ、他の親御さんも皆見ているわけだよね・・・。一番目立つところに、このような生徒がいるのを見たら、びっくりするのでは?

そして、こんな生徒に殆どきつい注意をできない先生も、とても可哀想・・・。(昔が良い訳ではないが、昔だったらゲンコツを喰らっている)

面白くはあったのだが、観ているのが、ちょっと辛くなってきた。

卓球にも遅れてしまうので、ニンタマに「授業終わったら、退出してね」

と、言って体育館へ向かった。

 

猛烈しごき教室のような卓球の練習を終え、戻って来たらニンタマが

「ママが行ってからまた凄かったんだよ~~~!」

と報告してくれた。

 

プン助は、ランドセルを置きに行った後も、フラッと立ち上がって歩き回り、掲示板を眺めたりしていたのだが、その後急に、練り消し制作に勤しみ始めたらしい。

日々、鉛筆で塗りつぶした紙を消しゴムで消して、その消しカスを集めては丸める…を繰り返し、育てて来た割と大き目な練り消しを、授業中にもまた育てていたのだが、しばらくして、近くの生徒にそれを差し出して見せ、その生徒が困惑していると、また自分の席に戻り、今度はその練り消しを机に置いて、バン!と叩いて平たくしたりしていたと言う。

「タブレットからもバン!って凄い音聞こえたから、びっくりしたよ~~ヤバいってあれ~~」

ヤバいといいながら、妙に嬉しそうなニンタマ。

 

大丈夫かな・・・。私は最早、慣れてしまっていて、それほど気にならないのだが、これを見た他の親御さんから苦情とか来たりしないだろうか・・・。

5年生なので、お受験を考えているご家庭の親御さんなどは、うちの子の勉強の妨げになる・・・と思ったりしないだろうか・・・。

何故、このような言動をしているのに、野放しにしているのだ…などと言われないだろうか?

私も、お子さんをもっとなんとかして欲しいと、言われてしまう事態になったりはしないだろうか・・・。

 

言われてしまっても、そこをなんとかする自信は全くない。私じゃない親であればできるのかもしれない。でも、私なりに無理強いしたり怒ったり闘ったり諫めたりを数年やってきた結果の今だったりする。

プン助の精神状態は、ここ数年の中で今はかなり安定している方なのだ。

ほぼ不登校の昨年からすると、本当に休むのは二週間に一日くらいになり、どんなに遅刻をしても6時間目の30分だけでも、とりあえず形だけでも登校するようになっている。こちらから、行け行けと言わなくても最後の30分だけでも行った方が、どうやら自分にとって生きやすいことが分かってきているのかな?と思う。

遊ぶのが命のプン助なのだが、妙に律儀なところもあり、学校を休んだ日に遊びに行くことはできないらしく、遊びに行くためだけにでも学校へ行くようなのだ。

これも一緒に遊んでくれる友達がいるお陰なのだ。

そういうお友達がいてくれるのは、本当にありがたい。そして、こんな状態のプン助を怒りすぎないでくれている先生も本当にありがたいのだ。

 

来週あたり、お詫びの電話を入れなければなぁ・・・。

遊びから帰って来たプン助に、授業中、何故彷徨い歩いたり、練り消しを作ったり、授業に殆ど参加していないのかを聞いた。

「だって、退屈じゃん学校って」

とのことだった。

うん、わかるよ。わかるんだけどね・・・。私も退屈だった。一生懸命聞いても、気が付くとぼーっとしてしまったりして、いつの間にか何の話をしているのかわからなくなって、早く時間過ぎないかと、ずっとずっと我慢していた。

辛かった。

辛いので、先生に見つからないように、漫画や絵を描いていた。

 

私が我慢したからと言って、我慢しろというのが正しい訳でもない。私が絵を描いて気を紛らわしていたのと同じような意味で、教室を練り歩いたり、練り消しを作っているのだろう。

私の心の中には、プン助に出来れば我慢をして欲しい、そして気を紛らわすことをするなら、先生に見つからないように上手く胡麻化してやって欲しい・・・という気持ちがあるのかもしれない。

でも、それは言いたくない。

 

自分がした我慢を正当化して人に押し付ける人間にだけはなりたくないのだ。

 

だからと言って、このままでいいのかもわからない。

迷うことばかりだ。

 

オンライン参観、最後まで見続けなくてよかった。

そんな状態の子供を見続けないなんて、怠けていると思われようと、最後まで見続けていたら、きっと悩み過ぎて、へこたれしまったり、怒りすぎてしまったりで、プン助を傷つけてしまったりしてしまったかもしれない。

他の人に迷惑をかけていたら、申し訳ないのだが、気にし過ぎない程度に気に掛けて、本人が楽しそうならよしとしようと思っているのだが、今後どうなっていくのかはさっぱりわからない。

なるようにしかならない…というのは逃げなのだろうか。

 

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500円で揉める姉弟

滋賀県、二日目。

中々宿題をやりたがらずのたうち回っているプン助をなんとかその気にさせ、午後からカラオケボックスへ行き、溜まった作業をやる。

 

気が付くと、プン助から、3件も着信があったことに気付いて、折り返す。

「何時頃帰って来るの?」

とのことだったので、夕方帰ると伝える。

 

その後、16時頃、今度はニンタマから着信。

用件を聞くと、

「プン助と揉めているから、早く帰ってきて」

とのこと。

「どうせ、タブレットとスマホの奪い合いとかでしょ」

「違う。いいから早く帰ってきて」

 

お義母さんがトラブルを一手に引き受けていたら申し訳ないので、作業を中断して家へ戻る。

 

何があったのか尋ねる。ニンタマとプン助が互いの言い分を喧嘩しながら訴えて来る。

その日は図書館へ行く予定にしていたが、結局行かず、暇を持て余していたニンタマが、近所の小高い山の公園へ遊びに行きたいとプン助を誘ったが、プン助は行きたくないと言い、お義母さんが、「お姉ちゃんだけだと危ないから、プンちゃんついて行ってあげて」とプン助に頼んだ。それを受けて、プン助が「ニンタマが500円くれるならいいよ」と、言ったことに端を発したらしい。

一度は、「わかった」と、了承したニンタマだったが、玄関を出た途端に

「やっぱりいいや」と、プン助の同行を断ったらしい。

だが、プン助が約束は約束だと、公園までついて行ったらしい。

「コイツどこまでも、追ってきてキモイ!」

「お前が、約束を破ろうとしたからだろ!500円寄越せ!」

「ついてこないでって言ったのに、そっちが無理やりついて来たんじゃん」

「俺は最初は行きたくないって言ったのに、そっちが付いてきてって言ったから、仕方なしに出かけたら、急にやっぱいいって言って!嘘つき!」

と、掴みかからんばかり。

「うーん、そもそもついて行くから500円っていうのは、ちょっとどうかと思う」

と、私が言うと、

「そうよ、それはよくないって私も言ったのよ。プンちゃん、お金でそういうのはダメって言ったんだけど」

と、お義母さん。

「前にコイツだって、500円取ったことあるんだから!俺の練り消し探してって言っても探してくれないから、500円あげるって言ったら、探して、それで500円取られたことがあったんだ!」

練り消し?練り消しってあの、キッタナイあれ?のことか?

 

夏休み前、プン助が学校へ行かず暇だ・・・と、家でごろごろしながら、紙を鉛筆で塗りつぶしては、消しゴムで消してまとめて作った黒いタマっころみたいなヤツを、

「見て見て、俺の練り消し!」

と、自慢してきたことがあった。

こちらからは、何の価値も見いだせないものであったが、大事そうにしていた。だが、往々にして、そういうものを大切に仕舞ったりせず、常に手に取って眺めたりして、良くなくしてしまい、無い!無い!と、大騒ぎする

案の定、その練り消しを失くして、「無い!探して!」と、私やニンタマに頼んで来た。

こちらは、出かける直前だったりして、その騒ぎをBGMのようにして支度をしていたが、確かにニンタマに「500円あげるから、探して」と、頼んでいたような気がする。

そして、ニンタマが

「マジで?」

と、目を輝かせて探していたような・・・。

「あれ、結局練り消し、見つけたのニンタマ?」

「そうだよ、それで俺は500円を渡したんだ!」

そこの記憶はないので、私が出かけた後のことだったのだろう。

「ごめん、あの時、ママはちょっと出かける支度で、慌ててたから何も言わなかったけど、500円あげるから、探してとか、500円くれるなら探す・・・とか、よくないなって思った記憶はある。あの時、注意すればよかったんだけど・・・それは、あの時言わなかったママが悪かった、ごめん。でも、とりあえず、これからはそういうのやめて」

「だって、コイツ、500円あげるとか言わなきゃ絶対探してくれない!ケチだから!」

プン助は涙ぐみそう。

ああ・・・困った、どう納めればいいんだ。全然わからない。

しかし、あのキッタナイ練り消し・・・はプン助にとって、500円払ってでも探して欲しいものだったのか。

消しゴム自体の値段はせいぜい100円程度なのだが、鉛筆で紙を黒く塗りつぶして、それを消して、カスを集めて、手塩にかけて育てた練り消しなワケか・・・。

それにしても、やはり500円払ったことは痛手で、取り返したいと思っていたのかもしれない。

取り返せると思って、公園について行こうとしたら、「やっぱいい!」と言われて、凄く腹が立ったのだろう。。。

気持ちは凄くよくわかる。

 

でも、プン助は頻繁にものをなくし過ぎるのだ。なくすのは仕方がないとしても、自分ではろくに探さずに、人に「探して探して」と、1日10回くらい大騒ぎをする。

 

私がそもそも物をなくしすぎる人間の癖に、モノを探すのが異様に苦手なタイプなので、恐らく私の遺伝なのだ。ただ、私は探して探して!と言って顰蹙を買う方が面倒だったり、また失くしたということが周囲にバレるのも嫌なので、モタモタしながらも嫌々自分で探す。そして、結果的にそのモタモタした姿を見かねた周囲の人が探してくれたりはするのだが・・・。

50歩100歩ではあるのだが、どの道周囲の人に探してもらうハメになったとしても、もう少し自分で頑張って探してくれれば…と、願ってしまう。だが、今のプン助にとっては、それすらもとても苦痛なことなのかもしれない。

 

ニンタマにしても、毎日何かを探してくれと言われるのは、嫌であろうし、自分は毎日親に言われたことをある程度やっているのに、プン助は全然やらずに、許されていて、普通に登校しただけで褒められているのを見て、不公平に感じているに違いない。

 

「とりあえずさ・・・今後は、お金あげるから何かしてっていうのは、やめよう。今までのはしょうがないけど。あとさ、ニンタマも、何かをお願いしかけては、こっちがその気になると、やっぱいいって言うの、結構多いと思うんだ・・・、あれはやっぱり、された方は嫌な気持ちになるからさ、ちょっとそういうの気を付けたほうがいいよ」

ニンタマはブスっとした顔で目も合わさずではあったが、一応「はぁい」と、答えた。

 

プン助はまだ、500円に固執していて、ニンタマからか私からか、どちらでもいいから500円回収できないか、粘っていた。

 

だが、その後、ちょっとした事件が勃発。

ニンタマが

「習い事のダンス教室の入館カードを失くした…多分、公園に行った時に落としたんだと思う・・・」

と、泣きそうになりながら、今から探しに行くと訴えて来た。入館カードは、スマホケースに差し込んでいたらしい。

ニンタマは私とプン助よりも1日早く東京へ戻って、習い事へ直行するのだが、その際、カードが無いと入れないらしい。もう、当りは真っ暗。公園はかなり鬱蒼としている。本来ならば、明日明るくなってからの方が良いのだが、ニンタマは小さいミスでも凄くストレスに感じるタイプ。とりあえず懐中電灯を持って、一緒に探しに行くことにした。

「気を付けて行ってらっしゃいね」

と、お義母さんに送り出され、

虫よけスプレーを全身にふりかけ探しに行くと、門から1メートルもないところに、カードらしきものが落ちていた。

「あった!良かった~~~~!」

と、家を出てから30秒くらいでトンボ帰り。

公園は山になっていて、一周するだけでも結構な距離なので、正直一時間以上はかかると覚悟していた。見つからないにしても、一時間探せば諦めもつくだろう…と思っていたのだが、まさかこんなにあっさり見つかるとは・・・。私が戻って来た時にどうして気付かなかったのかも不思議だが・・・。

だが、その騒動のおかげで、プン助も500円の件はなんとなくうやむやになったというか、旬の出来事から押し出され、今更言い出しにくくなったのか、終わったことのような雰囲気になったのであった。

 

 

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2年ぶりに琵琶湖で遊ぶ

旦那さんは、26日まで滞在予定だったが、オーディションがあるとのことで、朝、東京へ戻って行った。

お義父さんに車で琵琶湖へ連れて行ってもらう。

2年ぶりの琵琶湖だ。

 

子供らは準備運動もそこそこでどんどん沖へ(琵琶湖は広いので、しょっぱくない海感覚)行ってしまった。二人とも一応浮き輪を持って行っているが、浮き輪から離れて頻繁に潜るので、極力至近距離で見守っていないと不安。

 

浮き輪は二つあり、一つはハイビスカスの花柄、もう一つはミニオンズのキャラクターもの。適当に買っただけで、買った当初は子供らはミニオンズの存在を知らず、何の問題もなかったのだが、今は二人ともミニオンズが大好き。

なので、深い所へ行ってしまう危険度プラス、ミニオンズの浮き輪の奪い合いのバトルも起きて、中々大変。

基本的に子供らが浮き輪を使い、私が適当に側を遊泳し、子供らが潜っている間に、遠くに流された浮き輪を回収したり、潜っている間はどの辺りにいるかを見張ったり、疲れたら浮き輪につかまらせて貰うスタイルに落ち着いた。

 

プールだと、泳いだり、追いかけっこをしたり、潜ってジャンケンをしたり・・・ぐらいの楽しみしかないが、琵琶湖は潜って、水中を眺めているだけでも、面白く、いつまででも湖内に居続けられてしまう。

 

以前ライフジャケットの購入も切実に考えていたのだが、ライフジャケットは潜れないので、絶対に来て貰えないと、結局購入を見合わせた。

1cmに満たないような魚から、10cm前後の魚が数匹泳いでいるのを見かけては、

「魚!魚!」

と、皆で潜って眺めたり、前方や後方にぐるぐる回転したり、横にもぐるぐる回転したり。

 

泳ぐのが目的ではなく、ただの手段になる。

 

ニンタマは、数か月だけ市民プールで水泳講習を受けたことがあるが、プン助は特に習ってはいない。なので、水泳のフォーム的には、ニンタマの方がきちんとしている。

だが、湖の中のプン助は、泳いでいるというよりも、クラゲなどががあちこち自在に動くような様子で好きな方向へ移動している。

 

鬼ごっこなどでは、やたらとすばしっこいのに、50メートル走になると、全然早く走れない。ただ走るとか、ただ泳ぐ…とかには楽しさや目的が見いだせないのではないかと思う。

 

私自身も、一時期健康の為にプールに通っていたことがあったが、断然琵琶湖の方が楽しい。

子供の見張りと称して、付き添っているが、よく2年も琵琶湖に来ないでいられたな・・・と、思うほど、気持ちが良く楽しい。

ああ、この炎天下に泳ぎまくったら、またシミが濃くなってしまうだろうな・・・。

 

しかし、1時間半ほど湖に使っていると、さすがに少し体が冷えて来る。

ぷかぷか浮いているだけでは、体が温まらない・・・と、激しくクロールをしてみたり、体内を自家発電しようと試みるが、ニンタマに

「ママ、大丈夫?唇が紫だよ」

と、言われてしまう。

「大丈夫、まだそんなに寒くないよ」

と、答えたものの、次第に指先がしびれて来た。

 

唇が紫色になっていると聞いた途端、魔法にかかったようにどんどん冷えて来る。

「戻ろうか」

 

心底冷え切ったからか、暖かいシャワーに使っても、その後、数時間、温まらなかった。

暑い国で水風呂に入るのは、理にかなっているのだな・・・と実感した。

 

 

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久々に充実のフル稼働…そして、2年ぶりの帰省

午前中、フル稼働。

洗濯やら、掃除やらをガンガンやる。

久々だ・・・こんなにフル稼働する自分。

いつも疲れ果てていて、掃除や家事が苦痛で仕方がなかったのだが、今日は全然辛くない。

 

そうか・・・プン助と旦那さんが帰省していて、二日ほど、ニンタマと二人きりの晩を過ごし、リフレッシュしたから大分元気が回復したのかもしれない。

そして、誰にも作業を中断されずに思うがままに家事がやれているからかもしれない。

今日の自分、まるで有能な人みたい・・・。

 

そして昼に卓球へ。練習は3時間あるのだが、1時間半だけやって帰り、旦那さんの実家の滋賀へ向かう。

 

「新幹線では、ママの膝枕で寝るからね」

と、ニンタマ。

ニンタマは最早私よりも身長は6cmも大きく、体重もそれなりに成長。さすがに膝枕は無理なのでは?と思ったが、座席に座るや否や、ひざの上にゴロンとされた。

ニンタマは大分背中を曲げる感じになっていて、それでも私の膝からゴロンと落ちそうなほど、頭をはみ出していたが、何故か落ちることなく不思議なバランスを保って眠っていた。東京駅から名古屋まで、互いにちょっとずつ、微調整をしながら、この体勢を保つ。

かなり重かったが、私の方もギリギリな感じでなんとか持ちこたえることが出来た。

これ以上ニンタマが大きくなったら、座席での膝枕は不可能だろう。

 

この苦行には、まだ25%程度の幸福感があった。なので、積極的にやりたいわけではないけれど、できなくなると思うと、ちょっと寂しい。

 

京都で乗り換え、最寄りの駅に到着。

「プン助、迎えに来てると思う?」

「思う」

何も約束はしていないが、何時の電車に乗ったなどの連絡はいれていた。

改札へ着くと、案の定プン助は来ていた。

旦那さんも一緒。

プン助は、丸見えなのに即座に何かの看板に身を隠す。

 

家でも、毎日隠れるので最早「どこかな?どこかな?」などと、探すフリなどもせず、スルーしているのだが、飽きもせずに必ずこういう時には隠れるのだった。

 

「ありがとね、迎えに来てくれて」

と、言うと

「しくった!見つかったか!」

と、悔しそう。

 

旦那さんの実家へ到着。お義母さんが出迎えてくれた。

今は、スマホで顔を見ながら会話ができるので、あまり久々感はないのだが、リアルに顔を合わせるのは、ほぼ2年ぶり。

 

畑で収穫したキュウリやトマト、オクラ、パプリカ・・・と、獲れたての夏野菜が食べ放題のような夕食を頂きながら、近況を語り合う。

 

普段は、乾麺やパスタや炭水化物ばかりで、腹を満たしていて、それほど不快に思っていたわけではなかったのだが、久々の野菜尽くしの食卓が異様に、うまくて・・・というか、明らかに体が「これだよ!これが欲しかったんだよ!」と、大はしゃぎしているような状態になった。

ただでさえ、物価高で野菜をそれほど買えない中、なけなしの野菜を冷蔵庫で数日保管しながら、ちびちび料理に使っていたが、最近、偏食傾向が増した子供らは「野菜嫌い~」と、殆ど手をつけなくなっていた。だが、ここでは

「おいしい、家ではキュウリ食べないんだけど」

などと言って、バカスカ食べていた。

 

獲れたての野菜は、勢いとかエネルギーの類がまるで違う。

美味しいとか、そういうこと以外に何某かの力が働いているのか、もっと食べたい・・・と、どんどん食べ続けてしまう。

 

何かが、生き返るような感覚。

 

あと数年経っていたら、こういう感覚は感じなくなっていたかもしれない。

 

 

こっちに来てから、プン助はびっくりするほどいい子にしている・・・と聞いていたが、いつも通り、誰の言う事も聞かずに、ゴネていた。

 

琵琶湖で泳いで遊び疲れたのではないか・・・とのことだった。

遊ばないと欲求不満で、不機嫌になるのだが、楽しくて遊び過ぎると、やはり不機嫌になるのだ。

久々に、琵琶湖へ行って楽しくてたまらなかったのだろう。

コンスタントに疲れすぎないように遊べると良いのだが、楽しくなると、自分が疲れていることに気付かず、遊び続けて不機嫌になるので、その匙加減が中々難しい。

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