まねきねこの日、そしてトランクの行方
朝からやるべきことをやらねば・・・と、カラオケボックス「まねきねこ」へ。
よし!今日のノルマにかかるぞ!と、思った瞬間に、母から電話。
小一時間、話してしまう。
お金払って、場所台まで支払って電話をするのは勿体ないことではあるが、実は家ではおちおち電話もできない。
静かな時もあるのだが、電話をかけてようがなんだろうが、どこでもかしこでも、大きな声で歌うニンタマ。
「水を入れて」「パンを焼いて」と、自分で出来そうな用事を好きな時間に言ってくるプン助。
デュオリンゴという英語学習アプリにハマっているので、最近は「スーツケースって何?」という質問に、「エス、ユーアイ、ティー、シー、エー、エス、イー」と、色々な単語に対してスペルで答えないといけないノルマも課されている。
旦那さんは旦那さんで、大きな声でセリフの練習をしていたりする。
ウチの人間は皆、悪気はないのだが、私のような周囲が気になる人種には、落ち着かない環境なのだ。
母との電話は長くなるので、いつも「ちょっとしか話せないよ」と、言ってしまうのだが、話しているとこちらも、昨日ニンタマのトランクを選んでいたら、可愛い服があった…みたいな話もしたくなってしまい、母がもう切るよと言っても私が話続けてしまい、長くなってしまうのだった。
しかし、ニンタマの服が可愛かったけど、全部買う訳にも行かないし・・・みたいな話をしていたら、母が「私、もうそんなに海外行けるかわかんないし、ウチのトランク送ろうか?」と、言ってくれた。
前のニンタマの赤いトランクも母から貰ったものだった。ニンタマなりに、今度は黄色がいい!などと夢を見ているうようでもあったが、実際素敵なトランクを持つよりも、(母のトランクもニンタマ好みではないかもしれないが、十分素敵なのだが)服の方が日常的に着用するし、優先度が高いのではないだろうか?
「ちょっとニンタマに相談してみるね」
と、いうことになり、その後、しばらく作業。
カラオケボックスで仕事をする時には、休憩に1,2曲歌う時もあるのだが、この日は歌わずに作業をした。
帰宅後、母から送られたトランクの写メを見せた。
喜ぶかと思いきや、最初は「やだ!」と、拒絶反応を見せたニンタマ。
「でもさ、新しいトランクを買うと、服は買えないよ?このトランク、モノは多分今日見ていたトランクよりいいトランクみたいなんだけど・・・」
と、言い終わらないウチに
「じゃ、それで!」
と、即決した。
きっと、欲しいトランクの事だ頭を駆け巡っていたのだろう。その夢をぶった切られたきがして、拒絶したが、服の話が出た途端、「じゃ、服!」と、なったのだろう。
判断の早いニンタマに、感心する。
52年生きて来た私より、13年しか生きていないニンタマの決断の速さに感動。
一方プン助は、今日は、昨日遊べなかった●●君と遊べたらしい。
「△△君は大丈夫だった?」と、聞くと、
「うん、どうしても無理なんだ~って繰り返したら、大丈夫だった」
とのことだった。
「どうしても無理って繰り返すと、家の用事か何かだって思うみたいだね~、ああ、遊び過ぎて、筋肉痛だよ~」
ちゃんと断れたのか・・・良かった、良かった。
子供らは二人とも、私が小学生の頃より、今の私の基準では立派な気がする。
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