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白いマスクがない!

月曜日は学校公開の振り替えで、プン助はお休みだった。

なので、今日は休み明け。

休み明けは中々登校できない。

 

いつでも送れるように待機していると、今行くと言っては行かないで、午後までかかってしまうこともあるので、午前に婦人科へ注射を打ちに行き、その後、マイナンバーカードの暗証番号を忘れたので、再設定しに役所へ行き、その後、ドトールで作業。

何度かプン助から電話が掛かってきた。

出てみると、

「暇~」

と言っている。

「作業ケリがよくなったら戻るけど、どうせ暇なら公文の宿題とかやってたら」

と、言うとそれには何も答えず

「暇だよ~」

と、言い続ける。

「ママ切るね」

と、電話を切り、しばらく作業に没頭。

 

作業を終え、買い物をして帰る途中、またプン助から電話。

出てみると、何やらキレ散らかしている。

「うう~~~!ああ~!もう~!」

と、癇癪を起している。

「どうしたの?大丈夫?」

「白いマスクがない!」

「え?この前買ったばかりだよ」

「ないの!」

「薄い緑のマスクとかもあったでしょ?」

「あれはインクの匂いがするからヤダ!」

「新しいマスクは白くても臭いよ。インクの匂いじゃないよ!」

「白じゃないとダメなの!」

恐らくやっと登校する気になったら、白いマスクが無くて、出かけられなくなった・・・白いマスクをどうしてマスク置き場に置いてないんだ!…行けないのは、ママとパパのせいだ!…というやり場のない怒りで一杯の様子。

「何、どうしたらいいの?マスク買ってこいってこと?」

「うわ~~~!そういうことじゃない!」

「ゴメン、ちょっと切るね」

白いマスクを買って帰宅すると、家は静まり帰っている。

あちこち探すと、フローリングの床にうつ伏せで、ピクリとも動かない。

「マスク買って来たよ?」

と、声をかけるも、無言。

 

手を洗ったり、荷物を下ろしたりしていると、いつの間にか傍へやってきて、マスクを開けようとしていた。

「開けられない!」と、苛々していたが、こちらが手を出そうとすると、自分で開けたい!と、強引に引っ張り、箱は破れてしまったが、無事にマスクを取り出すことが出来た。

「ママ、卓球に行くから、ちょっと待っててくれたら、一緒に行けるよ?」

と、言うも、そのままマスクをして、私を待たずに登校した。

その時点で14時15分。

「本当はもっと早く行けるはずだったのに!マスクが無いから!」

と、プンプンしていたが、とりあえず良かった。

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