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娘とデート

長女ニンタマとデート。

7日に誕生日だったニンタマが、誕生日プレゼントはトランクが欲しいと言っていたので、吉祥寺へトランクを見に行くことにしていた。

どうせなら、映画も観る?というと、「ジュラシックワールドが観たい!」

とのことだったので、11時20分の回を観に行った後、トランク探しをしようということに。

ジュラシックパークやジュラシックワールドはプン助も大好きなので、誘ってみたが、

「友達と遊ぶ約束をしているから・・・」

と、断られた。

 

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は2時間27分もあったが、これがシリーズラストだと思うと、まだ終わらないで・・・と願うほどで、全く長さを感じなかった。

恐ろしいシーンになると、ニンタマと手を握り合ったりして、娘と同じ映画を観る幸福感を満喫。

一応、シリーズを全て見て入るのだが、系統立てて理解をしていないので、誰が誰だったか、誰と誰は知り合いだったかなど、色々うろ覚えだったが、十分楽しめた。

1993年にジュラシックパークが公開された時には、こんな風にシリーズラストを観る未来を全く想像していなかった。面白いとは思っていたが、好みの映画でもなかった。

だが、子供が観たがる度に観ていたおかげで、すっかりこのシリーズが大好きになっていた。

プン助のお土産として、パンフレットも買う。

 

その後、ちょっとしたスイーツを食べ、ヨドバシカメラのスーツケース売り場へ。

昔、安いからとネットで8,000円くらいのトランクを買ったことがあるのだが、中身が段ボールでヘナヘナだった。

そんなこともあり、そこそこちゃんとしたモノを買った方がいいと思ったのだが、今一つ相場がわからない。

「ウチは貧乏」と、言い過ぎていたので、ニンタマが値段に臆して好きだと思うものを言えないとまずいと、

「まずは値段は見ないでいいから、どんなのが好きかで選んで?」

と、伝えた。

元々おばあちゃんから貰っていた赤い可愛いトランクがあったのだが、それがニンタマのスキーブーツを入れるには少し小さすぎるということと、ちょっと中の布が破れたり、取っ手がぐらつき始めたので、新しいのが欲しくなったらしい。

 

大体、50ℓ~70ℓのもので、売り場に置いてあるものは19,000円35,000円位のものが多かった。

「黄色がいいと思ったけど、このサーモンピンクも可愛いな」「ああ、でもこういう方がいいかな(シャンパンゴールド)?」「これ、凄い、めっちゃ持ちやすい!軽いよ!」と、テンションが上がっているニンタマ。

値段を気にするな・・・と言ってみたものの、やはり6万円を超えているようなものに関しては、気に入った反応を見せた瞬間に、しまったというような顔をして引っ込めていた。

私も、その時は「そうね、それはさすがにね」

みたいな顔で無言の圧をかけてしまった。

 

どれでも良さそうではあったが、それほど急ぐわけでもないので、アトレと東急デパートでも探してみることに。

アトレにあるのは素敵だったが、品数も少なく一番安いものでも3万超えだったので、サラっと流して、東急へ。

だが、東急はヨドバシのように沢山のトランクが雑多に並んでいる感じではなく、美しい店舗に大層美しく陳列されていた。

「なんか、場違いな感じ・・・」

と、ニンタマが尻込みしている。

可哀そうに、そんな尻込みする必要なんかないのに…と、本当は私も若干尻込みしていたのだが、

「大丈夫大丈夫」

と、マダム面をして店舗へ入っていった。

オススメされたのは、66,000円のトランク。

美しい・・・。

やっぱ、モノが違うな・・・。

「凄い、可愛い~持ちやすい~、ストッパーがついてる・・・」

と、頬を昂揚させているニンタマ。

「いいわね。凄い、いい!」

 

こういうものは中途半端に臨時収入なんかがあったら、その場の雰囲気に飲まれて一瞬気が狂ってしまって、買ってしまったりする時があるんだよな。

 

時折、そんな風に気が狂ってものを買っては後悔することがあるので、買い物に行くこと自体を減らすようにしているのだが、今日はニンタマも一緒にいるから冷静。

 

「自分の持ってるトランクの大きさとちゃんと吟味したほうがいいから、家でサイズ計ってからがいいね。ちょっと写真撮らせてください」

 

「こっちのトランクも持ってみて」

と、何枚か写真を撮って、

「いいねぇ。ちょっと考えよっか」

と、マダムモードを崩さないまま、売り場を後にした。

 

それほど頻繁に旅行をするわけでもないので、こんな高級品は必要ないのだが、美しいものに触れるのは、いいなぁ。

 

でも、私のいかにも買いそうな態度に、ニンタマが「もしかしして、これ買えるのかな?」と、期待させてしまうかもしれず、即座に

「あれはさすがに高すぎだね、でも可愛かったね」

と、言う。

「うん、素敵だった~」

高そうなお店だから入れない・・・という卑屈な気持ちには、させたくなかった。

買えなくても、ちゃんと見て慣れておかないと本当にちょっとお高いものを買う時に、舞い上がっておかしな買い方をするようになってしまう。

 

その後も、色々な食器や調理品などを見て、じゃあソフトクリームでも食べてから帰ろうということになり、二人でソフトクリームを食べていると、視線の先に、普段だったら全く目に止めない、黒いデニムのシャツが目に入った。

 

この服、自分だったら、買いたいと思わないけど、ニンタマに似合いそう・・・。

 

ニンタマより先に食べ終わったので、その服を見に行ってしまう。

傍で見てもやはり可愛い。

食べ終わったニンタマは

「黒は可愛いけど、私が普段きるんだったら、ブルーの方が合わせやすい」

と言う。確かにそれはそうだ・・・。そして、その流れで何故か、グリーンのストレートのデニムも試着させたくなり、

「これ、着て観なよ!」

と、薦めてしまい、ニンタマが試着している間に、インディゴブルーのワンピースシャツも見初めてしまい、

「これも二人で一緒に着れそうだし、着てみて!」

と、試着させる。

一応私も羽織るものだけは試着。

どれもニンタマの方がよく似合う。

が、私も着れなくもなさそうだった。

 

やばい・・・可愛い。

 

「私的には、緑のデニム、ワンピース、デニムのシャツという順番」

と、ニンタマ。

 

ああ、気が大きかったら、「全部買います!」って言ってしまう。

しかし、

「じゃあデニム取り置きにしてください。他の二点は、追々考えます」

と、言って、とりあえず買わずに帰って来た。

その日は何も買わずに帰って来たにも関わらず、ニンタマは

「今日、プン助が来なくてよかった~、アイツいたら、絶対こんな風に色々観られなかったもん~」

と、楽しかった様子。

ニンタマには今まで素敵なお下がりをくれる親戚のお姉ちゃんがいたのだが、今ではそのお姉ちゃんよりも大きくなってしまって、お下がりがあまり頂けなくしまった。

 

素敵なお下がり達は、かなり上質な服も多かったが、ウチで自腹で買ってあげる服は、最近専ら、ユニクロ、GU、ギャップ、ザラ、時々メルカリ・・・という具合。

 

デパートという夢の国で服を見ること自体がキラキラしていて楽しかったようだ。

 

しかし、当たり前かもしれないが、ちょっとお高いものは、ニンタマの器量までアップさせてしまう。

ああ、着飾らせたい!

可愛い服着せたい!可愛いバッグを持たせたい!

 

そんな自分の中の暴れ馬をどうどうと宥めるのがちょっと大変だった。

 

夜プン助が、

「あ~あ、僕も映画行けばよかった。午前中は●●君と遊んだんだけど、午後も本当は●●君と遊びたかったけど、別の△△君から電話かかってきて、遊ぼうって言われて、●●君と遊べなかったんだよ~、こんなことなら、ジュラシックワールドに行けばよかった~~~」

と、漏らしていた。

プン助は●●君が大好きなのだが、一人の人としか遊ばないと、その子が忙しくて遊べない時に困るから、手持ちの遊べる友達を確保したいらしいのだが、今度はその子達に誘われると、断れずに大好きな●●君と遊べなくなる・・・という悩みがあるらしい。

●●君は、少人数で遊ぶのが好きらしく、プン助も●●くんとは極力二人で遊びたいとのこと。

他の人が混ざると、どうも●●君テンション低くて、自分もどうしていいかわからなくなるという。

「遊べない時は、断っていいんだよ」

「でも、なんで?え~いいじゃんって言って、断っても△△君は来ちゃいそうなんだもん」

確かに△△クンはぐいぐい来るタイプの子だ。                                                                

ああいう子はああいう子で面白いのだが、私も、子供の時も、今も全然断れない人間なので、気持ちはよく分かる。

 

大人になった時に、私よりはガツンと断れる人間になれればいいのだが・・・。

 

しかし、今日はニンタマとデートが出来てよかった。

プン助ともデートしてくれるウチにデートをしたいのだが、遊び命だからしてくれるかなぁ。

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