2年ぶりに琵琶湖で遊ぶ
旦那さんは、26日まで滞在予定だったが、オーディションがあるとのことで、朝、東京へ戻って行った。
お義父さんに車で琵琶湖へ連れて行ってもらう。
2年ぶりの琵琶湖だ。
子供らは準備運動もそこそこでどんどん沖へ(琵琶湖は広いので、しょっぱくない海感覚)行ってしまった。二人とも一応浮き輪を持って行っているが、浮き輪から離れて頻繁に潜るので、極力至近距離で見守っていないと不安。
浮き輪は二つあり、一つはハイビスカスの花柄、もう一つはミニオンズのキャラクターもの。適当に買っただけで、買った当初は子供らはミニオンズの存在を知らず、何の問題もなかったのだが、今は二人ともミニオンズが大好き。
なので、深い所へ行ってしまう危険度プラス、ミニオンズの浮き輪の奪い合いのバトルも起きて、中々大変。
基本的に子供らが浮き輪を使い、私が適当に側を遊泳し、子供らが潜っている間に、遠くに流された浮き輪を回収したり、潜っている間はどの辺りにいるかを見張ったり、疲れたら浮き輪につかまらせて貰うスタイルに落ち着いた。
プールだと、泳いだり、追いかけっこをしたり、潜ってジャンケンをしたり・・・ぐらいの楽しみしかないが、琵琶湖は潜って、水中を眺めているだけでも、面白く、いつまででも湖内に居続けられてしまう。
以前ライフジャケットの購入も切実に考えていたのだが、ライフジャケットは潜れないので、絶対に来て貰えないと、結局購入を見合わせた。
1cmに満たないような魚から、10cm前後の魚が数匹泳いでいるのを見かけては、
「魚!魚!」
と、皆で潜って眺めたり、前方や後方にぐるぐる回転したり、横にもぐるぐる回転したり。
泳ぐのが目的ではなく、ただの手段になる。
ニンタマは、数か月だけ市民プールで水泳講習を受けたことがあるが、プン助は特に習ってはいない。なので、水泳のフォーム的には、ニンタマの方がきちんとしている。
だが、湖の中のプン助は、泳いでいるというよりも、クラゲなどががあちこち自在に動くような様子で好きな方向へ移動している。
鬼ごっこなどでは、やたらとすばしっこいのに、50メートル走になると、全然早く走れない。ただ走るとか、ただ泳ぐ…とかには楽しさや目的が見いだせないのではないかと思う。
私自身も、一時期健康の為にプールに通っていたことがあったが、断然琵琶湖の方が楽しい。
子供の見張りと称して、付き添っているが、よく2年も琵琶湖に来ないでいられたな・・・と、思うほど、気持ちが良く楽しい。
ああ、この炎天下に泳ぎまくったら、またシミが濃くなってしまうだろうな・・・。
しかし、1時間半ほど湖に使っていると、さすがに少し体が冷えて来る。
ぷかぷか浮いているだけでは、体が温まらない・・・と、激しくクロールをしてみたり、体内を自家発電しようと試みるが、ニンタマに
「ママ、大丈夫?唇が紫だよ」
と、言われてしまう。
「大丈夫、まだそんなに寒くないよ」
と、答えたものの、次第に指先がしびれて来た。
唇が紫色になっていると聞いた途端、魔法にかかったようにどんどん冷えて来る。
「戻ろうか」
心底冷え切ったからか、暖かいシャワーに使っても、その後、数時間、温まらなかった。
暑い国で水風呂に入るのは、理にかなっているのだな・・・と実感した。
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