卓球クラブでは、50代でも期待の新人
午後15時から卓球。
今日はKさんに練習相手をしていただいた。
その横で、翌日旦那さんとミックスダブルスに出るというFさんが、猛練習というか、猛特訓をしていた。
Fさんは、卓球歴3年目くらいなのだが、旦那さんはおそらく、中学、高校とやってきているのだろう。動きのスピードが見えないのではないか?と思うほど、早い。
カン、カカン、カン、カカン!と、凄いリズムの玉の音が聞こえ、Fさんもいつもとは違う、目にもとまらぬ速さ。
旦那さんはかなり卓球ガチな感じで、猛烈しごき教室のようにFさんをしごいていた。
Fさんは黙って聞いている。
私は旦那さんの演出で、舞台に出る時など、旦那さんとは言え演出家であるわけで、良かれと思って色々注意をしてくれているのをわかっているのに、ダメ出しをされると、何か腹が立ったりして、ついつい余計な一言を言い返してしまったりしてしまう。Fさんは、黙々と練習していて、偉いなぁと思った。
その後、私をこの卓球練習に誘ってくれたAさんが、遠くの台で打ち合っている二人を
「あの人達も、今日から参加することになったんだよ」
と、教えてくれた。
私と同じ初心者講習に来た人達らしい。
二人とも、とてもうまい。
そして、そのうちに一人は私と同じカットマンだった。
「あの人も、カットマンだからさ、一緒に練習したり仲良くすればいいよ」
Aさんはそう言ってくれたのだが、その人は私よりも全然上手だった。そして、私より、大分若そうだった。
年齢層の高いサークルなので、50代であっても、サークルに入った1年生のように、親切にしてもらったり期待をかけてもらったりしていた。しかも、昔よりカットマンが少ないのか、カットマンだったというだけで、「カットマンの人と練習したい」などと言ってもらえたりしていた。
だが、これからは情勢が変わって来るかもしれない。今までは下手だけど、多少の希少価値があったので、大事にして頂けたのだが、その時代は終わるやもしれない。
遅かれ早かれ、うまい1年生が入って来た時の下手くそな2年生・・・という立ち位置になるだろう・・・。
大丈夫。何度もそういう経験はしている。
下手くそな2年の役割をきっちり果たそう。決して僻んでいる様子をみせずに、1年生に歩み寄り親切する・・・そして、淡々と皆の為になることを普通にやる。何よりも卓球をそれなりに頑張ればいいのだ。
久しぶりの1年生扱いが嬉しくて、ここ1年浮かれていたが、それは、きっと人生の黄昏時に入る手前の、ちょっとしたご褒美だったのだろう。
座骨神経痛なのか、脊椎管狭窄症なのか判然としない症状と、股関節痛と付き合いながら、騙し騙し、細く長く頑張りたい。
その方が、長い目で見れば、股関節やら腰にもいいような気がする。
そして、卓球をしていた方が、なんとなくお仕事に対しても活力が湧いてくる。
卓球、卓球、着物、着物と言ったりしないで仕事を頑張らねば…と、思っていたけれど、最近、卓球と着物に情熱を向けたほうがやる気が出るような気もして来た。
気がしているだけだけど。
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