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ボルダリングと選挙と、不用品整理とごちゃごちゃした日

参議院選挙の日。

既に私も旦那さんも期日前投票を済ませていたので、後は夜の開票を待つだけ。

選挙では常に、自分がマイノリティーだと思い知らされるのだが、それでも毎回、今度こそ…と、期待しては、期待しすぎる自分に期待しすぎないようにしようと思ったり、とにかく、ソワソワしてしまう。

 

「鎌倉殿の13人」も夜の8時から。選挙速報も8時から。

どちらをリアルタイムで観たら良いのだ・・・!

鎌倉殿を一刻も早く観たいと思いつつ、観ながら選挙速報が気になるのも嫌だ。悩ましい。

そうだ、鎌倉殿はBSでは1時間半ほど早く観られるらしい。BSで観られないだろうか?と、リモコンをいじってみる。4月にジェイコムを解約してしまったので、今まで普通に観られていたものが普通に観られなくなっている。BSNHKチャンネルを表示してみると、映るには映るのだが、画面に受信機登録のお願いメッセージが出ていた。そうだ、今まで何度もこの表示を消そうと挑戦して、途中で挫折していたのだ。早くも気力が萎える。

世の中の鎌倉殿ファンの人達はどうするのだろう・・・と、Twitterで「選挙速報」「鎌倉殿の13人」と、検索してみる。

なんと・・・今日は「鎌倉殿の13人」は、放送休止とのことだった。

ホッとしたが、早く観たくて堪らなかったので、残念でもあった。

まあ、いい。一週間なんてすぐだ。

 

とりあえず、夜選挙速報が始まるまでに色々済ませておかねば。

 

やりたいことと、やらねばならないことが山積みなのに、遅々として進まない。午後には筋トレをやろうと、ニンタマに誘われているので、それまでに、ある程度やるべきことを進めたい・・・と、焦るばかり。

やっと一つの山に手を付けようとすると、電話がかかってくる。よし、電話終わったぞ…と、思うと、朝ごはんを出しても食べなかったプン助に腹が減ったと言われる。

昨日作ったワカメとジャガイモの味噌汁があるよ!って出そうとしたら、腐っていた。ショック。自分が食べたいわけではなかったが、味噌汁嫌いな子供らが、この味噌汁なら食べてくれる…ということで、作り置きしていたのだ。

ショックを受けるくらいならば、一杯だけでも食べておけばよかった。

 

気を取り直して、家にたまったものを処分する課題に取り組む。

メルカリに出品したものがさっぱり売れないので、手っ取り早くものを処分できるように

「ラクウル」という買い取りアプリに登録していた。段ボールにいらない電化製品や服などを詰め込んで、査定してもらうものなのだが、ただ捨てるのには偲びないものをぶっこむ。ニンタマが0歳児の時、中古でディズニーの英語教材を買って一生懸命になっていたのだが、結果的にウチでは全く役に立たなかった。その当時の教材などもバンバンぶっこむ。多分、これは一銭にもならない。でも、捨てるよりは誰かが活用してくれる可能性は高いだろう。

 

40代半ばに子供の卒業式や入学式に必要だと思って購入したけれど、全く似合わなかったスーツもぶっこむ。

メルカリ覇者ならば、卒入シーズンに素敵な写真とともに出品するのだろうが、今は夏。とても来年まで待っていられない。

 

段ボール一箱を埋めたあたりで、遊びにでかけていたプン助が、「友達は皆家族で出かけていていなかった」と、家へ帰って来た。

 

「お前もどっか行きたいのか?」

と、旦那さんが聞くと、

「ボルダリングに行きたい」

というプン助の希望で、近所のボルダリングジムへ。ニンタマも、ボルダリングは楽しく筋トレが出来ると、筋トレ予定を取り下げて合意。

 

家族でボルダリングへ行くのは、半年以上ぶり。

私は家族で一番下手くそなので、初級コースばかり登っていたがすぐにバテバテになってしまう。指がバカになって、何もつかめない・・・。

とにかく高いところから、落っこちないように、壁に登れようが登れまいが、なるべく低い位置まで降りてから飛び降りるようにしていた。若い頃は自分の身長よりも高いところから、飛び降りていたが、筋肉という支えが落ちた50オーバーの体にはそういう衝撃が一番ヤバそう・・・と、自衛する。

18時過ぎになったのに、プン助はまだボルダリングやりたいと主張するので、中々帰れない。

旦那さんが、「俺はもう少しプン助に付き合うよ。先帰ってていいよ」・・・と言っていたが、私がプン助に

「今日、夜早めに寝る約束は覚えているよね。逆算すると、YouTube観る時間減っちゃうけど、大丈夫?」

と、声をかけると、

「そっか!じゃあ、帰る」

と、あっさりボルダリングを諦めたのだった。

優先順位はYouTubeなのね。

 

帰宅後、夕食を食べながら、間もなく始まった選挙速報を観る。

まあ、予想通りの展開。

 

私が推している候補達の当確は中々出ない。え?何故、この人が当選するの?誰が投票するの?と、思う人の当確がバンバン出ている。

そして、選挙区が違うけれど絶対に通って欲しいと願っていた候補の落選が決まった時、旦那さんが、腹立ちまぎれに机をバン!と、叩いた。

 

驚いたニンタマが、

「何?また選挙?」

と、ドン引きしている。

「興味ないかもしれないけどね、選挙は大事なんだよ」

と、言うと面倒くさそうな顔。

「徴兵制とかで、戦争に行かなきゃいけなくなったりしたら嫌でしょ?変な人が選ばれたら行く行く、そういうこともあるかもしれないんだからね」

「私は女子だから、行かなくてもいいもーん」

「いやいや、わからんよ、そういうところだけはジェンダー平等だって、行かされるかもしんないよ。ちゃんと自分事として考えないと」

「大学だって、行きたくても高すぎて行けなくなっちゃうかもしれないんだよ」

「え?大学は行けないと困る。今皆行ってるし」

「でも、あんまり学費高くなっちゃったら、無理ってなっちゃうかもしれないし、奨学金とかで行ったら、40歳くらいまでずっと借金背負っちゃうかもしれないんだよ」

ビールで頭もバカになっているので、つい悲観モードな発言をしてしまう。

「ママ、ちょっと飲み過ぎじゃない?」

はい、飲み過ぎです。そんな脅してどうするのだ・・・。

 

自分が中1の時に、そんなこと言われても全然ピンとこなかったので、ニンタマの反応は無理もないのだ。学校の授業やテストだけで、こなすのも大変だろう。

これは、30過ぎまで世の中のことなど何も考えて来なかった自分へ対する叱責なのだよな。ごめん、ニンタマ。

ニンタマはプイっと自室へ行ってしまった。

 

プン助はテーブルの下に潜り込んでYouTubeを観ながら、かわいらしい声をキャッキャあげて笑っている。

 

私と旦那さんは、テレビで、選挙速報をザッピング。

投票はしなかったけれど、絶対に受かってほしい候補の当確が出ると、「よし!」と、叫んでは、ビールをプシュっと開ける。落ちて欲しいと思っている候補者の当確には、「なんでだよ!」と、舌打ち。

私はもう待っていられなくなって、Twitterも見始める。

「テレビでは出てないけど、こっちでは当確出てるよ!!」

「本当?!」

そんなこんなしているウチにいい時間になってしまった。

プン助を風呂に入れて、なんとしても11時までに寝かさなければならない。

色々気になるが、日曜日の晩に夜更かしさせると、週頭から遅刻、不登校の連鎖が始まってしまうのだ。学校へ行かなかったとしても、朝は起きられたけれど行かないのと、起きられなかったから行かないのでは大違いなのだ。

 

プン助を風呂に入れ、なんとか寝床へ誘導して「大草原の小さな家」を読み聞かせる。

数年前にも読み聞かせていたのだが、最近また読んで欲しいとリクエストされたのだ。

読み聞かせていると、私の荒れ果てた気持ちも落ち着いて来た。

プン助も、途中で寝落ち。

 

その後、私が投票した候補者さんが二人とも当選したらしいことが判明。

 

そして、こと切れるように寝た。

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