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小学生卓球講習とカルピスウォーターの行方

プン助を小学生、中学生を無料で教えてくれると言う卓球講習へ連れて行く。

本当は、お友達の●●君と一緒に参加だったのだが、●●君はまだ体調が戻らず、お休み。●●君が来られないなら行かないと言い出さないか不安だったが、ちゃんと参加した。受付を済ませた後、体育館の上の休憩室からレッスンの様子を覗いてみた。

皆で準備体操。プン助は時折立ち歩いたりして、やや挙動不審。皆でランニングを始めると、列から外れて、前方転回をしたりしている。

「うわ」

休憩室で思わず、声を漏らしてしまう。

口を押させて、なおも覗き込む。

プン助の突然の前方転回に、周囲の誰も大して注目もしている様子はなかった。凄いとか言われたかったのか、ただ急に回転したくなったのかは謎だが、せめて周りを見て、危なくない範囲でやってくれと祈りながら見守る。

ラケットを持っての練習に入る。台に2,3人の子供、一人の先生…という体制になる。一人に何球かずつ、先生が球を出して、フォア打ちの練習。プン助の番になる。プン助は普通に当てれば良い所を、身体傾けてまで猛スマッシュ。先生がそんなに大振りにしないで、このくらいのフリで打ってと説明している様子。その後プン助は一応、小ぶりにやって見せるが、球が来ると、どうしても猛スマッシュをしてしまう。殆ど空振り。ローテーションでコーチも変わっていくのだが、バックで打つ時にも、大振りで猛烈に強い打球を打とうとしては殆ど失敗していた。同じようにもっと小ぶりで・・・とアドバイスをされている様子だが、球が来ると、全力で打つのはやめられない様子。

自分が打つ場面じゃない時は虫取り網のような網で球を拾い集めるのだが、球が転がって来るたびに猛ダッシュで拾いに行く。球出ししている先生にもぶつかりに行きそうな勢い。聞こえないけれども、「周り観て、周り観て」と、呟いてしまう。

球を集めて、元入れたったカゴに返す際、勢い余って、球がバラバラと転がってしまう。

「溜めすぎなんだよ。あ~あ」

私も、休憩室でブツブツ話している怪しい人になってしまっている。ずっとそんな風でいるのも、なんなので観るのもそこそこにして体育館を後にする。

前日、カルピスウォーターを●●君にあげたいと話していたことを思い出し、そんなに悩むなら、買ってやろうと、買って帰る。

 

帰宅したプン助は、カルピスウォーターを観て、大喜び。

あげに行く。

袋にも入れずに裸で持って行こうとするので、せめてちょっと小奇麗な袋にいれなよ!と、止めようとしたが、既に家を飛び出していた。

 

人からモノを頂く時、大抵小奇麗な袋に入っていたりメッセージが入っていたりすることが多いのだが、実際自分がそれをやろうとすると、本当にその気遣いとかが、自分にとっては苦行で、現物でお渡し出来たらどんなにハードルが下がるだろう・・・と思っていた。

心遣いや気遣いが身について、本当に素敵な袋に入れたり、メッセージを入れたくてたまらない人もいるらしい。でも、私にとってはとりあえず人並の常識があっておかしな人に見えないように頑張るノルマのようになってしまっている。

あんな風にむき出しのカルピスウォーターをそのまま渡しに行けるプン助が羨ましい・・・。大人が剥きだしのまま、持って行ったら、ちょっと変だと思われるが、私が下手にキレイな袋に入れさせたり、メッセージを入れさせたりしたら、プン助のあげたいという思いの純度が幾分濁ってしまっただろう。

「え、何、剥きだしで?」「どういう教育を受けているのかしら」

などと思うご家庭もあるかと思うが、どうかすんなり、気持ちが届きますように。

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