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35年ぶりに出場した卓球の試合

プン助、合宿。

私は卓球の試合。

ニンタマは一日中ダンス。

 

朝5時に起きて、私とプン助とニンタマの分の弁当を作る。

合宿の集合は朝6時半に小学校の校庭。プン助が間に合うよう行けるのか、不安だったが、旦那さんが自分のお仕事ついでに送ってくれ、

一安心。

あとは、自分のことだけやればいい。今日は、参加させて貰っている卓球のチームのメンバーとして、団体戦に出場することになっていた。

試合に出るのは高校生以来。ルールも昔とはかなり変わっていて、ろくに把握もしていない。大丈夫なのだろうか。かなり心配。

今日出場するメンバー達と、分倍河原駅で待ち合わせて、バスで府中の体育館へ。

Kさん、Fさんとはよく一緒に練習しているのだが、他のHさん、Tさんとは殆ど話したことさえない。

Tさんとは、過去2度程練習相手になって貰ったことがあったが、明らかに70代を超えて、お元気だな・・・という印象くらい。試合に出まくってるとは聞いていたけれど、正直それほど強いとは思っていなかった。

Hさんとは、打ち合ったことも無いので恐らく上手なのだろう・・・程度の認識。

どのみち、一番下手なの私…ということだけは確実なので、酷すぎる負け方だけはしないように、頑張らねば。

と、最早、負ける気満々。

 

体育館へ行くと、皆凄い勢いで卓球台を取り、練習を始めていて、私達のチームは台を取りそびれてしまった。かろうじて、他のチームに半面を借りる形で練習をする。

 

どうやら今日は3チームと対戦するらしい。

団体戦では一試合目、二試合目、四試合目、五試合目はシングルス。三試合目のみダブルス。三試合を先に取ったほうが、勝ち…というルール。

なので、三試合目までで、勝負がついてしまえば、四試合目、五試合目は無しということになる。

最初の試合では私は五試合目のシングルスに出ることになったので、勝負がついてしまっていれば、試合に出なくて済む。

出てみたい気持ちもあったが、出ないで済みますように…!と、こっそり願ってしまう気持ちもあった。

最初の対戦相手との一試合目は70代のTさん。

最初の1,2点は取られていたが、その後、すぐに調子が出てきて12―10で1ゲーム先取。その後は、11-2、11―5と軽く下してびっくり。こんなに強い人だったのか…。小柄であまり動いているようにも見えないのに、漲る闘志。ビシバシ決まる攻撃。そうか・・・打たれたり、コースを振られたりする前に、攻撃で決めてしまうのか・・・。カッコいい!点を取る度に拍手する手に力が入り、手がジンジンして来てしまう。

しめしめ…!この分だったら、私の五試合目に行かずして勝てるのでは?

だが、二試合目にHさんが、破れてしまう。対戦相手の方が、強かったりうまかったりしたわけではないのだが、ちょっとした調子やミスで、破れてしまったのだ。何かはっきりとした要因を探そうとすれば、執着心と闘志の差なのかもしれない。

 

三試合目。ダブルス。こちらは2セット取って、相手チームも2セット取って、最後の試合ジュースで有利な展開になっていたので、勝てる!と思ったのだが、相手が盛り返してきて負けてしまった。

今回は執着心と闘志の違いもあるけれど、場数がものを言うのかな・・・と思った。ダブルスに出ていた、KさんとFさんは、私よりはちょっと先輩だが、グループの中では若手で、とても上手ではあるけれどまだ試合慣れはしていない感じがした。

 

四試合目はダブルスにも出ていたFさんが出ることになり、私は応援する気満々だったが、隣のコートに空きが出たのか、私の試合も並行して行うことになってしまった。

 

なんと・・・出ないで済むと思っていたけれど、出ることになってしまった。

 

1セット4-11、2セット7-11、3セット6-11・・・。

当然のようにボロ負けしてしまった。ただ、もっとボロ負けすると思っていたので、マシなボロ負けではあった。

 

そして、言わなくてもいいのに、わざわざ

「今日、試合でるの初めてだったんです!勉強になりました!ありがとうございます!」

と、言いに行った。

初めてが負けた言い訳には全くならないし、言わない方が人間としては断然スマートなのだが、この言い訳は今日しか使えない。わざわざ言いに行くのはみっともないけれども、言った方が自分がスッキリする。色々葛藤の末、みっともないけれど、気が済む方を選んだ。

 

「いやいや、危なかったっすよ」

 

と、対戦相手は、笑顔で返してくれた。全然危なくなかったのだが、いい人だ。

四試合目のFさんは、勝っていたのだが、私が負けてしまったので、団体としては3―2で負けになってしまった。

 

2チーム目との試合も、私は五試合目。

 

Tさんは、凄まじい気迫で勝ち、ダブルスも勝ったのだが、二試合目は負けてしまい、私はまたもや五試合目に出場することに。この試合、最初の1ゲームは落としたのだが、何故か2ゲーム目は取れてしまったのだった!奇跡か?!この波に乗るぞ!と、調子に乗って3ゲーム目に臨んだものの、負けが濃厚になって来た頃、四試合目のHさんが勝ったので、私の試合は中断という運びになった。

1セット取れたのはびっくりだ。

 

3チーム目の対戦相手は勝ち目のないほど強いチームだったようだ。色々経験したほうがいいからと、今後は五試合目ではなく、二試合目に出ることになってしまった。

この試合では、連勝していたTさんが、初めて負けてしまった。でも、1ゲーム、2ゲーム落とした後、戦略を変えて、3ゲーム、4ゲームを取り、5ゲームはジュースに持ち込むという、凄い接戦だった。

Tさんも対戦相手も、MAXで楽しそうだった。打たれているのに、「うまいな…!」と、言いながらニヤリとしたり、2セットとられた後、形勢逆転している際には、「これが卓球よ」と、目キラキラさせたり。試合を通じていつの間にか仲良くなり、セットの合間にはきゃぴきゃぴ盛り上がったり。なんて素敵な二人。。。

二人の良い試合を見た後、二試合目の私。

相手は、上手な人ではあったのだが、何故かサービスが打てない・・・という謎の病にかかっていた。私が何もしないのに、2点連続ミスサーブをしてくれたりするのだが、たまに入って来るサーブが、本人にも予測不可能な位置に落ちて来るので、異様にやりづらい。しかも、レシーブは普通にとてもうまく、こちらがスマッシュをしても、ほぼほぼ打ち返されてしまう。

結局1セットは取れたのだが、3セット取られて負けてしまった。

「ごめんなさい」

と、チームメイトたちに謝ると、

「楽しんだらいいの!謝っちゃダメ」

と、Tさん。

やべぇ、かっこいい。

その後、皆で弁当を食べ、府中の物産展で野菜を買ったり、お菓子を買ったりして、府中を満喫した。

 

試合になんかでなくても、軽く卓球で運動できれば・・・と思っていたのだが、やはり出ると、ちょっと火がついてしまう。

 

下手なら下手なりに、作戦を立てるべきだった。下手なりの方法でベストを尽くすべきだった。

今までは、練習の為の練習をしてきた気がする。試合の為の練習もしなければ、試合でベストを尽くすのも無茶な話だ。

練習のための練習しかしていないので、ミスをするとつい謝る癖がついていた。今日も、試合で相手の得点になる局面で、なんども「すみません」と、謝ってしまった。高校の卓球部時代では、試合中に相手に点を取られているのに、謝るみたいなことはしたことがなかったのだが、頭がバカになっているのだろうか?

これを直すには、普段の練習で、謝るのをやめるのが一番なのだが、失敗して自分よりも年上の人にボールを拾いに行かせているのに、謝らないでいるのも、中々心苦しい。

どうしたものか…。

練習の前に、一々相手に

「私、試合で謝る癖があるのを直したいので、失敗しても謝らないことにしょうと思ってるんですが、本当は、悪いと思ってますし、先に謝っておきますね。すみません」

とでも、言えばいいのだろうか?

いや、それは凄い変な人みたいだ。

何か良い方法を考えなければ…。

色々悩ましい。

 

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