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春休み明け、学校が始まった

春休みが終わった。

 

子供らは学校へ。

 

一抹の寂しさはあるが、それを上回る、解放感。

 

新6年生のニンタマは早めに登校。

新4年生のプン助は、遅刻気味ではあったが、遅刻じゃないと言い張れるギリギリの微妙な感じで登校。

 

 

今日は給食もなく、ちょっと家のことや作業をやったら、すぐに帰って来た。

 

ニンタマの担任の先生は、1年生の時のB先生だった。

 

1年生の時には、大好きで他の先生になるのが嫌だ!と、騒いでいたが、その後毎年先生が変わり、他にお気に入りの先生も出来ていた。

 

「前はB先生最高って思ってたけど、今は2番目。C先生の方がいい

 

「もう、先生とか誰でもいい。あ、二人だけ、絶対ヤダ!って先生がいるけど、後はどの先生でも同じ」

 

と、どんどんあっさりした事を言うようになっていた。

 

だから、B先生になっても特に嬉しくもないのかな?と思いつつ、

 

「良かったね!B先生で。嬉しかった?」

と、聞いてみると

 

「まあね」

 

と、ちょっとにんまりしながら、答えた。

 

いつも塩対応のニンタマの思いがけない反応。

何故か、こちらもちょっと嬉しくなった。

 

そして、プン助は昨年と同じD先生だった。

 

今年4年になったプン助は、2年の年末から中々学校へ通えなくなり、

当時担任のE先生が

 

教室に段ボールルームを作ってくれ、登校したらそこで寝ていてもいい、

 

と提案してくれ、色々手厚くしてもらったり、私が毎日学校へ付き添ったりしてやっと通えるようになったのだが、

その後コロナで一斉休校になってしまった。

休校明けで、D先生に替わったのだ。

D先生は、前年、ニンタマの担任だった。

ニンタマは、D先生のことを特に気に入っている様子はなかったので、最初はどうなのかなと思っていたのだが、

プン助とは相性が良かったらしく、普通に30分くらいの遅刻をしつつも学校へ通えるようになったのだった。

D先生は、苦手なことを無理にさせようと張り切るタイプではなく、

できたことをほめ過ぎでは?と思うぐらい、「凄いね!」と、びっくりするくらい褒めてくれる先生で、

 

プン助でさえ、

「先生、ほめ過ぎなんだよね。あんなに褒めなくてもいいのに」

 

と、笑うくらいだった。

 

私としては、E先生も、人として最低限やったほうがいいことを地道にやらせようと頑張ってくれて

 

素晴らしく良い先生に思えたが、プン助との相性はD先生の方が良いのかもしれない。

もしくはそういうこととは全く関係なく、そういうタイミングだっただけなのかもしれないが、

ここで、妙に張り切ったタイプの先生がプン助に色々ノルマを課したりして、また不登校になったらどうしよう…と、不安を抱えていた。

今年もD先生だったらいいのに・・・と、密かに願うだけではなく、毎日口にしていた。

だが、肝心のプン助は

 

「俺は、誰でもいいんだけどね」

 

と、その度に必ず言うのだった。

 

そして、またD先生が担任になって喜んでいる私に向かって、

「まあ、俺はどの先生でも良かったんだけどね」

 

と、言う事を忘れなかった。

 

こういうことを敢えて言わずにはおられないこだわりって何なのだろう。

 

旦那さんに聞いたら、

 

「俺は、その気持ちよくわかる」

と、言っていた。

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