根回しをせずに済んだ母の日
母の日になると緊張が走る。
アラフィフなのに、母親というよりは子供の意識が強い中年の自分。
ここ2、3年、母の日の渦中の人だという自覚に悩まされるようになって来ていた。
これは、二年前の母の日のブログ
http://araiyuuka.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-933d.html
いつかは誰にも催促しないでも、母の日だと気づいてもらいたい…という野心があった。
昨年は、無駄に傷つくのも嫌なので、早々に催促をした。
だが、今年は長いゴールデンウィークもあり、母の日が近いと気づくのが例年よりも遅かった。
ああ、やばい、根回しし忘れた。
催促しないでも済むように、4月終わりくらいから、そっと母の日の情報を子供や旦那さんに吹き込むつもりだったのに、完全に出遅れた。
まあ、例年通り「お花が欲しいな」などと、言えばいいか…と、思っていると、7日くらいから
「ママ、母の日に何か欲しい物ある?」
と、ニンタマが聞いてきたのだった。
昨年からやっているスマイルゼミという学習タブレットに母の日のことが出ていたらしい。
同じくスマイルゼミをやっているプン助は気づきもしていないようだが…。
「ママは何もいらないけど、やっぱりお花がいいかな。でも、カーネーションはあまり好きじゃないので、なんでもいいから赤い花が欲しい」
と、リクエストすると、土曜日の夕方に近所のスーパーに花を買いに行ったのだった。
だが、スーパーには売っていなかったらしい。
ニンタマが、落ち込んだ様子でいるのを見て、旦那さんが
「じゃあ、明日の朝、買いに行こう!」
と、一緒に買いに行ってくれることになった。
おお!なんか、私に好都合な流れ。
母の日当日の朝、旦那さんとニンタマが花を買いに出かけに行った。
だが、プン助は家でゴロゴロして漫画を読んでいる。
「あれ?プンは行かないの?」
「面倒くさい」
そうか、君は行かないのか…。
母の日だという認識は全くなさそう。
プン助は、ゴロゴロしながら、私の膝に乗って来た。
可愛いからいいか…。
旦那さんとニンタマが買って来た花を飾ってくれた。
あれ?カーネーションだ…。
しかも、赤でもない。
「これが安いからこれにしよう…」
とかいうことになったのではないか?
と、うがったことを考えていると、
「俺、カーネーション知らないんだわ。へーこれ、カーネーションなんだ」
と、旦那さん。
「ニンタマちゃんね、赤じゃないけど、これが可愛いとおもったの。ニンタマちゃん、センスいいでしょ」
と、ニンタマ。
まあ、私の野心はかなったわけで、これはこれで私の人生の出来事としては上出来なのかな。
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