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スキー旅行四日目

朝、母が帰ってしまう。

 

見送りをしたかったのだが、プン助の支度に手間取っている間に、越後湯沢行きのバスに乗り遅れてはまずいと、バタバタしている間に、母は宿を出発してしまった。

これからは、子供らのことでテンパっても気持ちを分かち合える人がいなくなってしまう。

少々というか、かなり心細い。

昨日怪我した右の股関節は、起きてしばらくは、滑ったりなどとんでもない!という程、痛かった。

PC仕事をスキー場の休憩室へ持ち込んで作業することも考えたが、子供ら二人だけで滑らすのは現実的ではない。

どうしたものか…。

 

だが、色々動いている間に、股関節を曲げなければ、なんとか動けることが分かって来た。

階段を上る動きと、下に落ちているものを拾ったり靴下を履いたりするために腰を曲げる動作がヤバい。

階段を上る時は左足だけで登り、靴下はニンタマに履かせて貰ったり、でなんとかなりそうだ。

「ママが困った時にちゃんと助けてくれたり、ママが休みたいと言った時は休んでも良ければ、スキーやってもいいよ」

 

と、言うと子供らは大喜び。

長年の経験で、怪我をしてもスキー場へ行ってしまえば、テンションが上がって意外と滑ったりできてしまうような気もしていた。

 

とりあえず簡単なコースだけを滑って様子を見る。

案の定、意外と大丈夫だった。

 

股関節で良かったかもしれない。

これが、膝だったらごまかして滑るのは難しかった。

 

とにかく攻める滑りはやめて、楽に力を使わず、決して転ばないということに専念。

滑って、もう一度同じ箇所をやってしまったら流石にまずい。

プン助やニンタマが転んでも決して助けに行かないで。起き上がるのを待つ。

 

こちらが決して助けないと、意外と自力でなんとかすることもわかった。

今まで助けすぎだったのかもしれない。

 

午前中は、ちんたら楽な斜面だけを滑ったが、午後は一か八か、プリンスゴンドラで少々キツイコースにも行ってみた。

 

こちらも意外と大丈夫だった。

帰りに、湿布を買い足した。

スキーを滑るのは割と大丈夫なのだが、板を持ってブーツで歩くのはかなりしんどかった。

 

いつもよりも板が重くて長く感じる。

乾燥室は地下。

宿泊している部屋は3階。

 

事実上4階分だ。

右足を使えないので、左足だけで登る。

これが、結構疲れる。

ニンタマが傍で励ましながら、登ってくれた。

 

やっと3階までたどり着いたら、ニンタマがゲラゲラ笑いだした。

 

「ママ、廊下見て!」

 

というので、見て見ると、先にダッシュで階段を上って行ったプン助が、部屋の前の廊下に仰向け寝そべって這いまわっていた。

 

疲れたので、寝そべっているのだろうが、這いまわる方がつかれるのではないだろうか。

しかもスリッパを脱いで手に嵌めている。

そういえば、保育園でもお迎えに行くと中々帰らず、逃げ回り、廊下を仰向けで這いまわっていた。

自分には、仰向けで廊下をはい回りたい欲求が無いのでわからないが、遺伝子レベルでそういう欲求が組み込まれている生き物もいるのかもしれない。

 

 

夕食は外に行くのはつらいので、カップヌードルとパンで済ませた。

 

プン助がカレーヌードル。ニンタマが、きつねうどん。

私は、海老風味のラーメン。

 

3人で紙コップに分け合って食べた。

その後、イッテQを3人で観て過ごす。

 

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