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眼瞼下垂手術までの道のり~その3~

眼瞼下垂の手術をしたいと思いつつ、2年が過ぎたある日、とりあえずカウンセリングだけでも行ってみようと思った。

もしかすると、自分で眼瞼下垂だと思っているだけで、全然違うのかもしれない。

どこで手術をするとか、手術ができるタイミングで…などと思っていたら、一生手術はできないような気がして来た。

 

良さそうな病院をリストアップしていくと、一番しっくり来た病院がたまたま比較的通いやすい場所にあることがわかった。

 

保険適応の手術を行う病院ではあるが、仕上がりの美しさにも定評があるようだ。

 

よし!まずは話だけでも聞いて来よう!と、さっそく電話をすると10月17日にカウンセリングの予約が取れた。

 

 

まずは看護師さんから、細かい説明や問診を受けた。

ここで行う眼瞼下垂の手術は美容目的ではないことを念押しされた。

「もちろんです!」

と、不必要なほど自信満々に答えると、看護師さんは

「そうは言っても、先生はちゃんと考えてくださいますよ」

と、微笑んだ。

 

その後、先生の診察。あたりの柔らかいとても感じのいい先生で、ホッとした。

瞼にちょっとした重りを張り付けて、

「ベロをペロっと出して目を開けてください」

と、言われる。

 

え?そんなのすぐできるよ!…と、目を開こうとすると、何故か目が開かない。

 

「あれ?開かない!なんでだろう!?」

 

冷静に考えると、かなり間抜けな薄らバカのような顔をしているはずだが、その時は必死だった。

先生の解説によると、普段歯を食いしばって目を開いているからなのだと言う。

おでこに目一杯皺を寄せて、開いている自覚はあったが、歯を食いしばっていたとは…!

 

その後、瞼をクリップで止めて、目を見開いた状態を作ってくれた。

 

「どうです?よく見えるでしょう?」

 

と、先生。

 

凄い!視界が広い!明るい!なんかクリアーな感じ!

 

…でも、目がスースー涼しい。

しばらく伸ばしていた爪を切った時、それまで爪に保護されていた爪の生え際の指が、やたら敏感に感じるみたいに、無防備な感じ…。

でも、これはすぐに慣れるのだろう。

 

顔に力を入れなくてもこんなに視界が広がるのか…!

 

診断の結果

 

「これは眼瞼下垂ですね」

 

と、言われる。

 

「そ、そうですか!!!いや、そうなんじゃないかな…と思いつつ、大したことないにの大袈裟なのかもって思ったりしてたんですけど」

 

「いえ、ちゃんとした眼瞼下垂です

そうかぁ…!ちゃんとした眼瞼下垂かぁ…!

気持ちは複雑だった。

自己診断が当たっていて大袈裟だったワケではないことが証明されたのは嬉しかった。

 

「いや、小さいころから、おでこに皺をよせないと目があかないからおかしいなって思ってたんですけど、やっぱりそうだったんですね…」

 

私のどうでもいい感想にも先生はちゃんと付き合ってくれつつ、自分も眼瞼下垂の手術をしたのだと、自分の瞼を見せてくれた。

 

「え!先生もやってるんですか!」

先生の傷跡は、言われても全然わからなかった。

「これって、一回やっても10年度20年後とかにまたやらなきゃいけなくなったりするんですか?」

「いや、大丈夫です」

 

その頃には、怖さよりも手術をやりたい気持ちが高まって来てしいまい、その場で手術を決意した。

物腰柔らかくごり押ししない先生の雰囲気に好感が持てたことと、先生自身が手術をしているという事が大きかった。

 

以前、産後の不調でちょっとした手術をした時の医師は、威圧感があって

「僕はこの手術は毎日やってるし、全然大丈夫」

 

と、胸を張っていたが、術後はとても辛く、地獄のような痛みでしばらくのたうちまわった。

自分はやったこと無いくせに「よく全然大丈夫」なんて言えたものだ…と、若干恨みに思い、以後、よほどのことが無ければ手術なんてしない方がいい…と思うようになっていた。

 

だが、この先生は自分でも手術を受けている。身をもって知っている人のいう事は説得力がある。

 

手術は約一か月後の11月20日なった。

 

 

よし!やる!手術受けるぞ!違うステージに行くぞ!

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