悲しみのクリスマス
12月半ばに、プン助が水疱瘡になった。
急遽、滋賀からおばあちゃんに来てもらい、仕事を乗り切ることにした。
予防接種を打っていたので、異様に元気なプン助。
おばあちゃんが遊びに来た上に、保育園を休んでいいと大喜び。
おばあちゃんはいつも北の部屋で寝ているのだが、ニンタマはいつからか、その部屋を自分の部屋だと思うようになっていて、おばあちゃんが来たのをいい機会に、親と離れてそっちの部屋で寝ると言い始めた。
すると、プン助まで、「ぼくも!」と、北の部屋で寝ると言い始めた。
いつも6畳の和室で家族四人折り重なるように寝ていたので、こちらも久々に体を伸ばして熟睡。
おばあちゃんがニンタマとプン助のせいで眠れないのでは?と、申し訳なく思いつつも、開放感も味わっていた。
たまには子供と離れて眠るのもいいものだ・・・と、思っていた。
おばあちゃんが帰ったら、また4人で一緒に眠ることになる。
それまで、充実した睡眠を堪能しよう。
だが、おばあちゃんが帰ってしまっても、ニンタマは北の部屋で寝ると言い始めた。
クリスマスとか、ママのお誕生日とか特別な時は、親と一緒に寝てあげるから・・・などと言っている。
「え?でもあっちの部屋寒いよ?布団かけたあげたり、できないと心配」
などと、子供の心配をしているふりをしつつ、引き止めたくなっている自分に驚く。
いつかは、離れて眠ることになると思っていたが、こんなに早く親から離れてしまうとは・・・。
日常生活では、子供の料理や世話に追われヘトヘトだが、寝ている時は本当に安心して、可愛いと思っていた。
こっちが離れて寝たいと思うことはあっても、まだまだ子供達は親と一緒に寝たいと思ってくれるものだと思っていた。
子供が安心して親から離れて行くのはいいことだ。
そうでなきゃならないと分かっている。
喜ばしいことだと思いたいのだが、複雑。
なんだか、失恋したみたいにダメージを喰らっている。
いつでも触りたい放題だったムチムチした子供ら・・・。
もう、触りたい放題じゃなくなってしまうのか・・・。
もう少し、猶予が欲しかった。
私の方が子供のように落ち込んでいる。
しかし、何故か離れて寝るのに、寝かしつけはしなければならないらしい。
プン助にいたっては「お姉ちゃんと大人に挟まれてないと僕眠れない~」
などと、言って寝かしつけにいくと、相変わらずおっぱいを飲んでいる。
そして、私がそっちの部屋へ向って一緒に寝るのは別に構わないらしい。
なんだか、よくわからない。
面倒な上に、寂しくて、割に合わない気持ちのクリスマス。
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