ママって顔を白くすると黒いのが目立つね
先日、ニンタマが、「ママって、あれに似ているね」と、言ってきた。
「あれって?」
ファルコンとか、アライグマとかだろうか?と思っていると、
保育園の1歳児クラスの子のママだという。
おいおい、人間に「あれ」はないだろう。
大分ボキャブラリーも豊富になってきて、「その可能性は高いね!」などと、いう高度な言葉も使いこなすと思っていたが、その辺が6歳児だ。
「1歳クラスのママということは、結構若いんじゃないかな?」
私は、同じクラスの他のお母さんより、大体10歳ほど年上なので、1歳クラスなんて、相当若く思えてちょっと浮かれる。
「うん、ママの方が、顔に黒いのがあるけどね」
さらっと、怖いことを言うニンタマ。
黒いの?
どちらかというと、顔色も悪くていつも病気だと思われるほうで、まあ、色は白い方だと思っていた。
「それってシミのこと?」
と、聞くと
「そう、シミ!」
自分でも、二つばかり大きいシミがあるのは、なんとなく気づいていたが、全く気にしていなかった。
32歳の頃、38歳の女性で目立つシミがある人がいた。
だが、本人はまったく気にしていなさそうだった。
あんなに目立つシミなのに、気にならないのだろうか・・・と思っていたのだが、自分がなってみると、よくわかる。
いきなり濃くなったら、気になるかもしれないがちょっとずつ長い時間をかけて黒くなっていったので、あまり気にならないのだ。
雀斑がすこしずつ成長したくらいなイメージだった。
そうか…自分で思っているより、目立つのか。
「ママは顔を白くするとシミが目立つよね」
と、またもやニンタマに言われる。
「え?」
普通、ファンデーションを塗るとシミは目立たなくなるものだろう。
逆に目立つってどういうことだろう?
ファンーションを塗って肌の色むらや薄いそばかすが消えるとかえって目立つシミ・・・。
余程濃い頑固なシミってこと?
そういえば「南くんの恋人」の撮影で、久々にメイクさんにメイクをしてもらったが、いつもこのシミをコンシーラーで丁寧につぶしていた。
「さすがメイクさん。丁寧な肌作りをして・・・」
と、あまり気にしていなかったが、今から思うと、他人からみたらカバーしなければならないほど一目瞭然ということだったのだ。
よし、買おう!コンシーラー!
という訳で、ルナソルでコンシーラーを買った。
だが、ここで目の下の隈をカバーするコンシーラーと、シミをカバーするコンシーラーは違うと美容部員さんに教えられた。
隈を隠すコンシーラーには、皺にならないように美容成分も入っているとか。
シミを隠すほうは、見るからに皮膚の水分を奪いそうな感じのパテっぽい感じだった。
ただし、カバー力はそれだけ強そうだ。
私は目の下の隈も濃い。
気になるシミは二つだけ。
「クマを隠すものでも、多少は消えますよね、シミ」
と、たずねると
「それは、まあそうですね」
と、微笑む美容部員さん。
というわけで、クマを隠すコンシーラーを買った。
そして、シミとクマを隠してニンタマに挑む。
「どう、綺麗になった?」
と、聞くと
「ママは~顔白くしない方がいいよ。シミが目立つ」
と、苦々しい顔で答えるニンタマ。
「嘘!隠したんだよ!シミ!」
「隠れてないよ・・・」
と、ニンタマは呆れ顔。
鏡の前に走ると・・・
ある!
ばっちり大きなシミが二つ!
ダメだ全然消えてない。
買うか、シミ隠しのコンシーラー・・・。
どこのコンシーラーがよいのだろう。
一応候補はルナソルかシュウウエムラ。
美容部員さんは、親切な時と、人をゴミのように冷たく見る時がある。
きっと、私は両方のカウンターへ行って、試してみることなどできやしない。
うろちょろ物欲しげに歩いて、最初に笑顔を見せてくれた方へノコノコ行ってまあまあ良いと思ったら、そのまま買う羽目になるだろう。
早く買いたいが、時間とお金の都合も考えねば・・・。
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