勝とうとしない4歳
最近、ニンタマは毎日たトランプをやりたがる。
ちょっと前までは、神経衰弱なんて全く出来なかった。
ババ抜きもカードを捨てるのに時間ばかりかかるし、こちらのカードを取るときは必ず一番左を取るなど、分かりやすく、勝つのに全く苦労しなかった。
ところが、ここ数ヶ月私がちょっとバタバタしていて、あまり一緒にトランプをやっていなかった間に、変化が起きていた。
神経衰弱なんて、神か?と思うくらいバンバン当てる。
なに、これ?
全く叶わない。
私は小学校受験の経験者だったが、確かにあの当時、一度見たものを瞬時に記憶する能力が高かったのは覚えている。
記憶とか覚えるとかではなく、「なんかここにあった気がする」と、いうのが全て当たっていた。
覚えている意識もないのに、当たるので自分でも不思議に思っていたが、今はその能力は皆無。
ニンタマも割と適当に言っているようなのだが、当たっている。
そして、私が取る時も
「ママ、そこ!これこれ!」
と、教えてくれる。
稀に私が自力でカードを当てると
「ママ、すご~い!」
と、大喜び。
「ママに買って欲しいから、教えてあげる!」
と、どんどんカードを教えてくれて、それが大体当たっている。
たまに、「じゃあ、これママにあげる」
と、自分が取ったカードまでくれたりする。
そんなおかげで、一応私が勝つと
「ママ、すご~い!」
と、拍手して喜んでいる。
う~ん。
ニンタマに教えてもらえなければ、半分も取れなかったはず。
これでは全く勝ったとは言えない。
親としては非常に情けない。
だが、この数ヶ月でのニンタマの進歩にはびっくり。
4歳っていうのは、なんだか奇跡的な脳の働きをしている気がする。
しかし、ニンタマはなぜ自分が勝とうとしないのだろう。
ズルをしてでも、自分が勝とうとするのが、普通というか健全な子供の気がするのだが。
4歳の子に明らかに能力でおとり、なおかつ情けをかけられ勝たせてもらう44歳の母。
色々複雑。
| 固定リンク
「育児」カテゴリの記事
- 荷造りしているのを姿を見るだけで具合が悪くなる!(2023.06.27)
- 不登校の館(2023.05.25)
- ある春のレアな日(2023.03.01)
- 慣れ親しんだオタオタする人生(2022.09.21)
- 体操教室体験(2022.09.17)