続・ニンタマ金持ちになりたい
お風呂の水を無駄に石鹸まみれにしたり、洗面器でお湯を汲んでは無駄に流す…という遊びが大好きなニンタマ。
何度
「お水はお金だよ!」
「お水はお父さんとお母さんが働いて買ってるんだからね」
と、注意しても水遊びが楽しいらしく、やめてくれない。
「水が買えなくなったら、お風呂にも入れないし、ご飯も作れなくなるし、トイレもながせなくなるよ。誰かがおしっこやうんちをした上からおしっこやウンチをしなきゃいけなくなるよ」
と、説教を垂れると
「ニンタマちゃん貧乏なのやだ~!」
と、膨れっ面。
「例え金持ちであっても、水を無駄にしていいわけではない」
と、更に説教した後、お金持ちになる方法を伝えた。
「自分で頑張って、人より色々出来る人になってお金を稼ぐか、お金持ちの人と結婚するかだよ」
というと、
「ニンタマちゃん、お金持ちの人と結婚するのがいい~」
と言うので、ちょっとがっくりする。
どうにも他力本願だね、アンタは…。
でも、意地悪い気持ちも湧いたので。
「お金持ちの人だって、誰とでも結婚してくれる訳じゃないよ?そういう人に結婚して欲しいと思われるにはどうすればいい?」
と、尋ねる。すると、少しは自分で考えれば良いのだが、
「どうすればいいの?」
と、すぐに頼って来る。
「自分で考えて」
「分かんないから聞いてんの!」
本当は私もそんな方法は知らないのだが、
「物凄く綺麗とか、凄いお掃除が上手とか、お料理も上手とか」
と、苦し紛れに言うと
「お掃除がいい」
と、即答。
「でも、ニンタマちゃん、ちらかしっぱなしであんまり片付けないじゃん」
「あ、やっぱお料理がいいや~。ニンタマちゃん美味しいご飯作るのがいい~」
「そう、じゃあ出来るようになって下さい」
「でも~、ママも一緒に作らないと駄目なんだよ~」
「え?ママも」
「だから~、ママも一緒じゃないと、つくんない。ニンタマちゃんが卵まぜまぜするから、ママが焼くんだよ、ニンタマちゃん見ててあげる」
ああ、金持ちにはなれなさそう…
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