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おっぱいとらぶる

目が覚めると、左胸が痛い。
しこりが出来ていた。
思い当たるのは、先日骨密度を測り、60歳の平均と一緒の数値が出たため、乳性品を もっと摂取するようにと言われ、牛乳や豆乳やヨーグルトにスキムミルクを足すようにしたこと。

そして、昨晩ニンタマとプン助に胸を噛み付かれた事。
ここしばらく、おっぱいトラブルは無かったのに…。
とりあえず、葛根湯を飲んで様子をみることにした。

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ニンタマちゃん、赤ちゃんなの、ばぶ〜ばぶ〜

オムツを濡らすことなく、起床。おもらしはしなかったが、漏らしてもいいと思うと安心して眠れたようだ。

保育園から帰って来たニンタマとスーパーで買い物。
プン助は旦那さんに見てもらい、久々に二人きり。
月が見えたので、
「ほら、お月様」
と、指差すといつものように手を伸ばしてパクっと食べる真似をしていた。
「お月様、ニンタマちゃんについてくるね~」
たまにはファンシイな親みたいな事を言ってみることに。すると
「待って、待って~って言ってるね」
と嬉しそうだった。
スーパーへ入る。
豆乳と牛乳とバナナだけを買うと伝えていたのに、
「ほら、ママ、カボチャを買わないと」
と、カボチャの前へ走って行く。
「今日はいらないの」
「なんで?」
「おうちにはまだ、他の野菜があるから、それがなくなってから」
と、説明したが、全く聞いていない。
乳酸菌飲料の前へ走って行き
「わぁ~、おいしそう~。じゃあ、これ買おうか」
「これも買わないよ。」
「なんで?」
「ウチは貧乏だから」
「ニンタマちゃんは貧乏じゃない~」
などと、会話をしながら、レジへ。
気がつくと隣の列のレジのおばさんの隣に立っていたので、慌てて連れ戻す。
スーパーの外へ行くと、また月が見えたので
「ほら、お月様待ってたね」
と、またファンシィごっこ。
「ほんとだ、スーパーでお買い物するの、待っててくれたね」
と、嬉しそうなニンタマ。
いつもニンタマとプン助と二人なので、余裕がなくぴりぴりしてしまうが、ニンタマ一人だととても楽だった。
プン助が産まれる前はニンタマ一人でもヒーヒー言っていたのだが。

だが、寝かしつけはえらいことになってしまった。
夜勤に行く前の旦那さんはすでに寝室で仮眠。
授乳していたらプン助が寝そうになったので、プン助も寝室へ連れて行き、添い寝で授乳。
リビングで
「みんないなくなっちゃって、さびしい~」
と、つぶやくニンタマ。
しばらく一人でブツブツ話して遊んでいたが、しつこく「さびしいなぁ~」と、繰り返していた。
プン助が寝たので、ニンタマの歯を磨いたり牛乳をあげたりしてから寝かしつけに入った。
だが、べらべらしゃべって一向に寝ない。
折角寝入ったプン助が起きてしまう。
鼻水が苦しそうなプン助が不憫で、抱いたり再び授乳をしていると、
「ニンタマちゃんも~」
と、空いている方の胸にむしゃぶりついてきた。
それまで、
「ニンタマちゃん、もうお姉ちゃんだから、おっぱい飲まない!」
と、断言していたのでびっくり。
「ばぶ~ばぶ~、ニンタマちゃん赤ちゃんなの~」
と、プン助を踏みつぶす勢い。
苦しくなったのか、プン助が咽び泣きながら、私の胸に噛み付いた。
「痛ッ!」
すると、何故かニンタマまで私の胸にガブっとかじりついてきた。
両乳噛まれるなんて、体験は初めて。
痛すぎる…。
授乳っていうかちょっとしたレイプのよう。
タンデム授乳というものに、ほのかな憧れがあったが、消え失せた。
一気に体の燃料を吸い尽くされたからか、急に具合も悪くなったような。
なんとか、一度ニンタマを落ち着けて、プン助をねかしつけた。
ほっとして、横たわると寝たと思っていたニンタマが再び、胸にむしゃぶりついてきた。
指しゃぶりの癖が中々抜けなかったので、何か口に入っていると安心するのかもしれない。
静かになって来たので、安心してニンタマの口から胸をはずす。するとニンタマはムクリと起き上がり、私の足の親指を靴下ごとしゃぶり始めた。
「ばっちいから、やめなさい!」
と、足から引き離すと
「ニンタマちゃん赤ちゃんなの、ばぶ~ばぶ~」と、今度は毛布をちゅぱちゅぱし始めた。
やっと大人しくなるまで2時間近くかかった。
その後、鼻が詰まっているので、度々目を覚ますプン助に何度も起こされ授乳。
今夜もまた眠れないのか…。

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4ヶ月ぶりのオムツ

最近、急に冷え込んで来た。そのせいか、一昨日ニンタマはおもらしをした。寝小便をしたのだから、朝おしっこは出ないだろうと思っていたが、
「おしっこ!」
と、トイレへ。すると、普段と変わりない程大量におしっこをした。
朝ご飯を終え念のため、トイレに誘う。すると、また大量におしっこ。
保育園へ連れて行き、お散歩前に一応トイレへ誘ってみる。
さすがに出ないだろうと思ったら、またもや大量におしっこ。
いくら、涼しくなって汗かかなくなったからって、出過ぎでは?
まあ、出ないよりは良いのだが。
その日の晩、風呂場で、不安そうに
「すぐおしっこしたくなるの」
と、漏らしていた。
「今日はねんねする時、オムツはいてみる?」
と、聞いてみた。
オムツが取れてからもう4ヶ月以上パンツで寝ていた。
4、5回寝小便をすることはあったが、安定していた。
オムツに戻すのは良く無いかも?と迷いつつ、誘うと、ニンタマも考え込んでいた。
そして…
「オムツ履く」
と、決断。
久々に履くオムツをみて、照れくさそうだったが、嬉しそうだった。
オムツを早く取りたいと思っていたはずの私も、オムツを履いた姿が懐かしく、何故かちょっと嬉しかった。

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ランバイクと公園とブランコとおじさんと

家族で近所の公園へ。
ニンタマは母が買ってくれたストライダーのバッタモンのようなランバイクに乗って行った。
昨年末に初めて乗った時は、一向にウマくならずがっかりしたが、今では大人の小走り程度のスピードで乗れるようになった。
公園でアスレチックやブランコに挑戦。
ブランコに乗っても、
「ママ、押して~」
と言うばかりで、全く自分で漕ごうとしない。
「隣のお姉ちゃんみたいに足を曲げたり伸ばしたりしてごらん」
と、言っても断固としてやらない。
隣の子は社交的で
「ほら、こうやるんだよ」
と、声をかけてくれるのだが、無視。
こういう時は本当に困る。
「何、恥ずかしいの?」
と、聞いても顔も体も固まってしまって無反応になってしまう。
「ごめんなさいね~」
と、卑屈に謝る私。
そこへ別な子供がやって来た。
ブランコに乗りたいらしく側で
「替わって~」
と、声を掛けて来た。
ニンタマはそれも無視。
「お友達が乗りたいみたいだから、あと20回押したら、替わってあげようか?」
と、提案すると、黙って頷くニンタマ。
「はい、どうぞ」
と、後から来た子供に譲ってあげるが、今度はその子がこちらを無視。
御礼も言わずに当たり前の顔をしてブランコに腰かけた。
私は大人げないので、こんな事で一々腹が立ってしまう。
「おいおい、挨拶なしかよ」
まあ、ニンタマも挨拶しないので仕方がないのだが、ニンタマは礼儀知らずというよりは、極度の緊張状態に陥っていて、反応できないように見える。
だが、ブランコに乗った子は
「替わって~」
と、初対面の親子に声を掛けられる社交性を持っているのだ。
だったら「ありがとう」ぐらい言えや!
と、思いつつ、内弁慶なので、そんなことは言えない。

「ありがとう」っていうタイミングを逃しただけかも?
と、
「どうぞ乗って下さいね~」
と、御礼を言わせる最後の機会を与えるつもりで言ってみた。
だが、その子は最早ブンブン凄い勢いで漕いで私達親子の姿は見えない様子。
子供に媚びへつらったあげくに無視された屈辱感だけが残った。
こんなことばかり起きるので、公園に行くのが本当に嫌なのだった。
ニンタマは固まって口もきけなくなるくせに、そういうことはストレスにはならないらしく、とにかく公園へ行きたがる。最近では公園に行くのはほぼ旦那さんに任せてしまっている。
ごめんよ、ニンタマ。

小腹が好いたので、近所のスーパーのイートインコーナーでパンなどを食べることにした。
そのスーパーのイートインコーナーには主のようなおじさんがいる。
この日もいるのでは?と、思ったが、だから行くのを辞めようと思うほど嫌な訳でもなかった。
実害があるわけではないのだが、以前もこっそり授乳しているのを覗き込まれたり、やたら話しかけられて困惑したのだった。
いないと良いのだが…。
私とプン助が先に席を確保すべく席についた。
ニンタマと旦那さんは手を洗いに行った。
しばらくすると旦那さんが苦笑しながら戻って来た。件のおじさんがいたとのこと。
手洗い場の横の浄水器で紙コップに水を酌んでいたらしい。
ニンタマに気付いたおじさんが
「お水飲むかい?」
と、声を掛けてきた。その場では固まって、返事が出来なかったニンタマだが、おじさんが歩いて席へ向うと、旦那さんに向って
「ねえねえ、変な人またいたよ~。ほら、いっつもここにいる人~」
と、嬉しそうに言ったとのこと。
旦那さんはおじさんの手前、聞こえなかった振りをしたそうだ。
すると、ニンタマは夫に分かるように、おじさんを指差して、
「ほら、あの黄色いジャンパ-着た人~」
と、大きな声で教えてくれたらしい。
「人を指差しなさんな」
困り果てた旦那さんは、気弱にニンタマをたしなめていた。
こちらはたまに来ると、いつもいるのでよく覚えているが、おじさんの方は毎日いるのだから、きっと覚えていないはず。
とはいえ、気まずい。

それにしても、私も旦那さんもニンタマの前でこのおじさんの事を「変な人」などと話したことは無い。
一応、言われて困ることはニンタマの前では言わないようにしているのだ。
だが、私や旦那さんが何も言わなくても、子供心にも変な人…という認識をしていたことが明らかになり、驚いた。
怖い怖い。
おじさんも、毎日いる…というだけで悪いことをしている訳でもない。
やさしく声をかけた子供に無視されたあげく、大声で変な人と言われ、おじさんにとってもいい災難だったかもしれない。
ちょっと申し訳ない気持ちになった。

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