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苦労とオムツ替えは買ってでもしろ

「子供って可愛いですね」
「子供大好きです」
「子供っていいですよね」
などと、言いつつオムツ替えをしたことがない、もしくは殆どしない父親はうさんくさい偽善者だと思う。
忙しすぎて、会えない、もしくは母親がさせてくれない…などということもあるかもしれないが、親ならば、おむつ替えはやるべき。というか絶対やった方がいい。
っていうかやった方がお徳。
新生児の頃の一日10回以上のオムツ替えは気が狂いそうだったが、そんな時期は短い。
すぐに3、4時間に一回くらいにペースに落ち着く。
オムツ替えをやって分かったが、この面倒な手間をかけると、赤子がどんどん可愛くなるのだ。
他人様の子でも同じだ。
ちょっと抱っこさせてもらったコより、オムツ替えをさせて貰ったコの方が愛着が湧く。
下半身丸出しという一番無防備な状態なんて、大人になったら絶対に見せてもらえない。我が子の股間は注視できるうちにして置いた方がいい。
そんな姿を見て、自分の手を汚す一手間をかけると、もう他人ではない…ような気分になる。
自分も赤子の時にこんな事を数年間もしてもらったのか…と、改めてオムツ替えをしてくれた母を見直したり。

いざ介護ということになってもこれは大きい。

抱っこしたり、チュっとするよりもオムツ替えの方が愛は深い気がする。

最初はビビるこういう汚れ仕事もやってみれば慣れる。
オムツ替えはいつか自分の親の下の世話をやる時へのワンステップにもなるだろう。
赤子のオムツ替えと老人のオムツ替えは大分違うだろうが、赤子で慣れておいた方が最初のハードルも下がる気がする。
そういう意味でも、オムツ替えはやるに越した事は無い。
自分の親の下の世話まで嫁にしてもらおうと思っているような輩は、ちょっと救い様がないけれど、きっとその報いは来るだろう。
それはさておき、
折角子供がいるなら、より可愛いと思えた方がいいに決まっている。
オムツ替えをしないと、可愛さや愛情は半分程度…いや、半分以下になる気がする。
手間を惜しんでいると、我が子の可愛さも半減。
これって勿体ないでしょう。
可愛く思えた方が、世話したり養うモチベーションも上がる。
結果的に自分の幸せにつながる。
損して徳とれ…。
まあ、そう思って、私は両親指を痛めながらも毎日糞尿と格闘している。
他所様のコも可愛く思えたほうが、自分的に楽しいので積極的にオムツ替えをさせてもらうことにしている。
大きくなった時に
「アナタのオムツ、替えたのよ」
と、恩に着せてウザがられるのが夢。

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