オオカミ少年癖
9月7日のニンタマの誕生日を祝う為に、母がプレゼントを持ってやって来た。
リュックサックだった。ニンタマは嬉しそうに、早速背負っていた。
「これ、誰がくれたのかな?」
と、私が言うと
「おばあちゃん」
と、答えるが
「誰のリュックかな?」
と言うと
「ママの?」
と、私に尋ねて来た。
既に自分で背負っているので、自分のリュックサックだと分かっているはずなのだが、変な所に遠慮深いようだ。
誕生日ケーキを用意していたが、食べる前に
「ごちそうさま」
「ぽんぽん痛い」
などと、泣きはじめた。
最近、そういっては自分の椅子から降りて、
「お膝に座る〜」
と、言っては私や旦那さんの膝に座るのが癖になっていた。
そして、膝に座ると結局、まだ食べ続けるのだ。
抱っこをして欲しいので、適当な口実を言ったり、泣き真似をするようになったようだ。
「お腹いっぱいなの?じゃあ、ケーキは食べられないね。ママ達だけで食べるけど、一応、ニンタマちゃんの誕生日ケーキだから、ロウソクだけふーふーしてね」
と、言ってケーキを見せると、まだ火を付けていないロウソクにケーキのクリームをくっつけては舐めはじめた。
慌てて、やめさせて、なんとかハッピーバーバースデーの歌を歌う。
旦那さんが手伝って、ロウソクの火も消すことができた。
その後、当然の様な顔をして、誰よりも沢山ケーキを食べてた。
それにしても、毎日どこかが痛いと言っては、泣いては、抱っこを要求したり、嫌な事から逃げようとする癖が着いてしまった。
2歳というのは随分と知恵が回るようになるなぁと感心するものの、本当に痛かったりする時にも、こちらは本当だとわからなくなりそう。
旦那さんが昔、汲取式の便所に落ちたと騒いで、周りを驚かして遊んでいたらしい。
そのせいで、本当に落ちた時に、いくら助けを求めても、しばらく、誰も助け来なかったという。
オオカミ少年気質も遺伝するようだ。
ちょっと心配。
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