もっとちょうだいよ〜
ゴールデンウィーク中、仙台から母が来ていた。
ちょっと前まで滋賀からお義母さんが一ヶ月滞在していた。
ニンタマはどちらも「ばあちゃん!」と、嬉しそうに呼んでいるが区別はついているのだろうか?二人が同時に滞在しているときもどちらにも「ばあちゃん!」と、言っていたので、分かっているようではあるが・・・。
最近ニンタマは日本語が大分上達してきた。
「もっとちょうだいよ〜」
「もっと食べたい」
「ニンタマも食べたい〜」
「これもちょうだい」
「トマト」
「ナットウ、もっと」
「かぼちゃちょうだい」
「いやだよ〜」
「しゃんりんしゃ」
「おきて〜」
主に、自分の欲求を訴える言葉ばかりだが、こちらの言う事も大分分かっている模様。
「歯を綺麗綺麗しようね」と、言うと逃げる。
保育園の同じクラスでは一番月例が低かったので、成長が著しく見えるらしく
「ニンタマちゃん、入園した時とは別人みたいですよね〜」
と、言われている。
入園当初はおすわりでもひっくり返って、髪の毛も生えていなかったのだ。
今はかろうじてベリーショートと、言えなくもない程度には生えて来た。
ゴールデンウィーク最終日には、保育園のお友達やそのお兄ちゃんが家に遊びに来た。
ニンタマのオモチャを他の子が使うと、物凄い勢いで奪い取り「ニンタマの!」と
叫ぶ。
両手いっぱいにオモチャを抱え、一つも取られまいとする。
「そんなケチなこと言わないで、もっと大きな人間になりなさい!」
と、怒るが血相を変えて、オモチャを死守しようとしている。
他の親御さんの手前困ったな・・・と思っていると
「ウチもやりますよ〜」
と、言われちょっと安心する。
その後、ニンタマより大きいお兄ちゃんにオモチャを奪い取られ、ギャン泣き。
大人からすると、大したことでは無いが、子供からすると自分の存続の危機のような大事件なのだろう。
他のお母さん達は慣れたもので、どちらの気持ちも汲んで適切な事を言い聞かせていて、感心する。
私はへらへら薄ら笑いを浮かべて困るばかりだった。
散々、自分のおもちゃに触るなと、怒り狂っていたニンタマだったが、皆が帰るとぎゃんぎゃん泣いていた。
怒っていても賑やかな方が好きらしい。
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