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稽古最終日

気付くと稽古最終日。地震や停電、原発問題があり、こんなに稽古以外の不安や心配ごとがあったのは初めて。
でも、赤子を抱えてイチかバチかでやることを決めた公演。旦那さんは大厄。私は小殺界。子供も小さい。やらない方が良い要素ばかりだが、強引にねじ込んだのだった。

そして地震。仙台の母とも連絡が取れなくなった。
つくば市にいる父も断水や停電で大変そうだった。
原発問題で娘のことも心配だった。

でも、元々私のワガママでねじ込んだ公演。ワガママを押し通して稽古を続行した。
稽古中だけは世間を忘れて笑ったり身悶えしたりできた。

まだ心配ごとは尽きない。でもここまで来てしまった。

なんとか、無事に公演をやり遂げたい。
お客さんが数人しかいない日もありそうだ。
例え一人であっても、本番を無事にやれたらありがたい。

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とりあえずほっとした

昨日、宝船「愛の躯」稽古中に地震。あまりに長いので、とりあえず外へ。
そのまま落ち着くまで稽古中断。
ワンセグなどで皆情報収集。多分電車も止まっている。
稽古どころでは無い。私を含めて、東北に身内のいるモノは連絡を必死に取るがつながらない。
旦那さん(今奈良君)は「俺、運動不足だから」と、この日に限って、自転車で来ていた。
とりあえず、保育園にいるニンタマを迎えに行って、と頼ん でいると、自転車で稽古場まで来ていた植木さんが私にも自転車を貸してくれた。
彼女は二駅ほどなので、歩いて帰れるとのこと。お言葉に甘えて、旦那さんと 自転車で三鷹へ。途中歩いている人の多さに驚く。

花粉にやられ、慣れない自転車で股間を痛くしながらも、なんとか三鷹へ。ニンタマは無事だった。
お迎えに来られない人達が多く、沢山の子供達が父母を待っていた。
ニュースで車や家が模型の様に、水に流されている様を見る。
仙台の母からは水も電気もガスも止まって、寒くて暗い中余震が酷い・・・というメールが一通来た後、音信が途絶えた。兄もどうしているか分からない。

今日の稽古は中止にして、一人で出来る作業をしにジョナサンへ。
母から公衆電話で旦那さんに電話があったと、三鷹に来てもらっているお義母さんから電話が来た。
お義母さんの携帯と旦那さんの携帯をくっつけてか ろうじて会話が出来た。声が聞けて、兄も無事らしいことが分かった。安心したが、多分、これからが大変だ。何もかもメチャクチャのようだ。

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