祝女収録へ
祝女収録。
観に行く暇があったら、本を書かねばならないのだが、ちょっと気晴らしもしたくなった。
演出家さんに
「見学に行きたいんですけど、ついでになんか出してもらえないでしょうか?」
と、頼んでみた。
演出家さんは笑っていたが、 最終的には快諾してくれた。
収録ではエキストラさん達の行列の最後尾に紛れこんで、スタジオ入り。
背景に徹する気持ちでいたが、いくつかセリフも頂いた。
エキストラさん達は下手な自意識過剰の役者より、積極的で驚く。
「あなた、他の事務所にも登録してるんでしょ」
「なんか、ちゃんとした役者さんみたいに見える」
と、言ってくれる方もいた。
つい、喜んでしまう。
考えてみたら、一応20年近く演劇をやっていて、それでお金も頂いて来た。
こんな事で喜んでいてはいけないのでは?と、我に返った。
自分の演技が下手くそだと常に、コンプレックスを持っているからちょっとでも誉められるとすぐ浮かれてしまう。
スタッフさんにも
「意外と名演技ってみんな言ってました」と、誉められ(?)た。
何だ、あの小賢しい芝居する奴は?邪魔だな?と思われるのでは・・と怯えてもいたので、まあ良かった。
舞台の癖で映っていない時にも全力で芝居してしまうので、大したことをしていないのに疲れた。
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