ぼんやり母さん
石神井公園に住む従兄の家へ集結。
従妹のYちゃんが車で迎えに来てくれた。
Yちゃんには3歳と7歳の男の子がいる。
3歳のF君が「足が汚れちゃったの〜」と、ペラペラしゃべりかけてきた。
あれ?前に会った時はこんなにしゃべらなかったぞ?と、びっくり。
Yちゃんは「このコは根性が悪いの」と、言っている。
「今まで『ぶぅ〜〜〜』とか言っている時は、こんなこと考えているとか分からなかったけど、しゃべり出したらこんなことを考えていたのね、あなたは!ってびっくりしたの」
とのこと。
根性が悪いかはさて置き、今まで謎の言語を話したり、奇声を発している理由などが、話すようになると解明されるのか・・・と、ニンタマにはまだ先のことだがドキドキする。
家へ着くと、4歳のHちゃん、8歳のYちゃんと・・・子供だらけ。
前回はニンタマは寝返りがやっと・・・という感じで、蚊帳の外だったのだが、今回は積極的に彼らの間に入って行っていた。
一人前気取りに並んで立っている。
皆の遊びや話している事の意味も分かっているのか分からないが、ケタケタ笑ったりもしていた。
2匹いる犬にも始めは怯えていたが、次第に手を差し出して、手を舐められては笑っていた。
犬を飼った事が無いので、私の方が少し怖くて、ドキドキした。
4歳のHちゃんはニンタマを凄く可愛がってくれる。
この日はもうすぐ一歳ということで新品のお洋服とともに、沢山のオモチャやお洋服のお古も頂いた。
その中には水着が4着も入っていた。
最近ちょうどニンタマの水着を買おうとしてはやめていたばかりだった。
まるで、買うのを我慢したご褒美の様。
しかも買おうとしていたものより、可愛いのだった。
仙台の母が小さいプールを買ったというので、毎日水着を日替わりで入れてみよう。
ニンタマはご飯をかなりダラダラと食べ続けていたので、食べ物でベタベタになったエプロンを「まだ食べるかも」と、外さないでいたら、4歳のHちゃんに「汚れているよ。替えてあげたら?」と、呆れた感じに注意される。
「あ・・・これは・・まだ食べるかなって思ってて・・・あ、でも、替えようね。汚れてるもんね」
と、モゴモゴ言い訳。
きっとダメな母親だと思われたに違いない。
子育てをしていて、私がこのくらいはいいだろう・・・と思っていることは、平均的な母親の基準よりかなりズレているということは薄々分かっていた。
顔全体が食べ物で汚れていても、食べ終わってから拭けばいいかな・・・と思ったりするが、ちゃんとしたお母さんは、汚れたらその都度拭いてあげている。
私自体が子供の時、ままならないことが多かったが、大して気にしていなかったので、ついつい別にいいだろうと思ってしまうのだ。
小さなコに注意されて、少しは改めた方が良いかもと、恥ずかしくなった。
この日も、私は40を過ぎているのに、気も効かずにぼんやりして、食べるだけ食べて飲んで何もお手伝いできなかった。
しようと思って名乗りを上げるタイミングもズレているようだ。
だが、毎日家ではニンタマと二人で、仕事中は一人でウンウン唸ってばかりいる生活。
たまに電話で母と話すしか楽しみが無かったので、この日は久しぶりに生きた心地がした。
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