じんましん・その後
昨日もちょろちょろあったニンタマのじんましんは劇的に悪化した。
身体が地図帳のようになってしまった。
だが、エライ元気。
見ているこちらの方が不憫で滅入って来るが、元気なのがせめてもの救い。
血液検査は薬を飲んでいる最中は出来ないらしい。
服用をやめてから、少なくとも三日後でなくてはならない。
今日も薬を処方され、月曜日までに心当 たりのあること全て箇条書きにして提出することになった。
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昨日もちょろちょろあったニンタマのじんましんは劇的に悪化した。
身体が地図帳のようになってしまった。
だが、エライ元気。
見ているこちらの方が不憫で滅入って来るが、元気なのがせめてもの救い。
血液検査は薬を飲んでいる最中は出来ないらしい。
服用をやめてから、少なくとも三日後でなくてはならない。
今日も薬を処方され、月曜日までに心当 たりのあること全て箇条書きにして提出することになった。
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昨晩夜9時にニンタマの寝かしつけを頑張ったが、旦那さんが私の携帯が鳴っていると知らせに来た途端、ニンタマは大復活。
結局10時過ぎに、再び寝かしつけ。
寝かしつけは20分頑張っても、目が覚めてしまうと一から始めないといけない。
勝手に一人で寝てくれたら良いのだが、放っておくといつまでも起きている。
眠いから不機嫌に泣き叫んだりしながらも、起きている。
この日の寝かしつけは手ごわかった。
何度も立ち上がったり、起き上がったり、狭い4畳半の寝室をゴロゴロと転げまわって、箪笥や壁にゴンゴン頭をぶつけては「ひーん」と、泣く。
寝るだけなのに、もの凄い運動量だ。
指をしゃぶり始め、意識が朦朧としながらも、360度ぐるぐる回り続けている。
朝までも何度も起きては、人の服をたくしあげて、胸にむしゃぶりついては、ちょろちょろと飲んでは、後は用無しとばかりに背を向けて寝る。
本格的に目を覚ましては、また私を乗り越え「パパ・・」と、旦那さんを探している。
今日も夜勤なので、いないのだった。
すると再び「バ・・・バ」 と、隣の部屋へ向かって行った。
やはり、ちゃんと分かって探しているようだ。
いい加減、私のことも食べ物としてだけではなく、ちゃんと覚えて貰いたいもの だ。
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朝、ニンタマに叩かれて、目を覚ます。
寝たふりをしたり、授乳でお茶を濁すが、ニンタマは二度寝する気配は無い。
私が寝た振りをしているので、私を乗り越えて旦那さんを探す。
だが、旦那さんは夜勤に出かけていて、いない。
すると
「パ・・パ」
と、キョロキョロしていた。
今まで時々パパ、ママ、ババと言うことはあったが、気のせいかな?と思っていた。
だが、これは、いかにも覚えている様子。
残念ながら、私のことは 「ママ」と把握していないような気がする。
お腹が減っている時に「マンママンマ」と連呼したり、私の服を服を脱がそうとして胸に向かって「ママ」ということはあるのだが、ちゃんと言われたことは無い。
「パパ」と、言った後、さらにハイハイして「バ・・バ」と、言っていた。
仙台では私が寝ていると、旦那さんの所へ行き、旦那さんが寝ていると隣の部屋で寝ている母の所へ移動して、相手をしてくれる人を探していた。
だが、「パパ」も「ババ」も、いない。
今朝のニンタマは「ケッ!ろくに相手してくれないこいつしかいないのかよ」と言う感じに少々不機嫌だった。
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午前中にニンタマを近所の小児科へ連れて行く。
「じんましんですね〜。原因は分からないことが多いです」
と、軽いステロイドの入ったシロップを処方される。
「じんましんよ。原因はわからない」と、母が言っていたのと全く同じだった。
その後一仕事して、荷造り。
午後の新幹線で東京へ帰る。
まだ、来たばかりの気がする。
状況が許すならあと一週間くらいいたかった。
新幹線で指定席を取った座席は3人掛けで奥にも他のお客さんが座っていた。
2時間以上ニンタマを抱っこし続けなければならない。
寝てくれていればまだ良いのだが、動きたがってグズるに決まっている。
自由席の車両を覗くと3人掛けで開いている座席があった。
そちらに移動。
それでも、東京駅に着くまでニンタマは一睡もせず、座席から座席へ移動したり、椅子から降りたがったり、ベビーカーに乗りたがったり、乗せると降りたがったりで私も旦那さんもヘトヘトになった。
あのまま指定席に座っていたらと思うと空恐ろしい。
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母と兄と旦那さんとニンタマで海水浴へ。
私が二十歳の頃、母と二人で行って日に焼け過ぎて病院行きになった菖蒲田という海水浴場だ。
やはり、車の中でニンタマはグズり、海水浴場へ着く直前に爆睡。
海の家で兄と母にニンタマを見て貰い、泳ぎに行く。
泳いでみると、身体が鈍っているのがよく分かった。
ほんの少し水をかいただけで、腕や足が疲れるのだ。
最近は生きているだけで、身体がしんどい。
これは筋力が衰えて身体を支えられなくなっているからに違いない。
意識的にスポーツをしなければ。
旦那さんに水中へ投げ飛ばしてもらったり、楽しく泳いだ後、海の家へ戻るとニンタマが復活していた。
そこで、昨日とは違う水着を着せて、波打ち際へ。
じんましんがある身体で海水浴は良くないかもしれないと思ったが、せっかく海に来たのだと、強引に連れて行く。
波打ち際に座らせると、面倒くさそうな顔で適当に砂を叩いていた。
怖がるかと思ったが、そうでもない代わりに大した反応も無い。
透明な虫が身体に纏わりついたり噛みついて痛いので、旦那さんが水中へ連れて行く。
身体を深く沈めると冷たいようで、不愉快そうな顔をしていたが、深く沈めなければキャッキャと笑って楽しそう。
他の子供が遊んでいるのを見て、指を差して「お!お!」と言ったり、ご機嫌だった。
海水浴はさっさと切り上げて、兄が調べて見つけてくれた「ToiToi」というカジュアルフレンチの店でランチ。
ニンタマが食べられるモノは無いので、レトルトのベビーフードを持参したが、やはり我々が食べているモノが気になる様子。
ちょっと濃厚だったが、 あげてみると今まで食べたモノの中で一番ウマイと思ったかのような反応。
舐めた先から「お!お!」と、スープを指さして催促。
そのままあげていると、我々が食べられない程だ。
大人の味を知ってしまったようだ。
慣れない外食でテンションが上がったのか、店員のお姉さんに異常に愛想を振りまいたり、かなりご機嫌。
最後にフレンチなど食べたのはまだ妊娠初期の頃だ。
あまりにもおいしくて、私も大興奮。
だが、ニンタマに食べさせたり、グズらないように気をつけなければならず、ずっと口に入れて噛んでいたい食べ物も飲みこむように食べねばならないのが残念。
帰宅すると、ニンタマのジンマシンの位置が変わっていた。
足の付け根と腕に広範囲のジンマシンが出て、熱を持っていた。
どうみても痛々しいのだが、元気に家中をドドドド這いまわったり、つかまり立ちの練習に余念が無い。
自覚症状は無い様子。
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午前中にお仕事を頑張る。
昼休みに母が買っていた屋根付きのビニールプールに水を入れて、ニンタマに水遊びをさせる。
一人で入れると、泣いて嫌がるので、私と旦那さんも水着を着て一緒に入る。
しばらくすると、慣れてきた様子。
楽しんでいるのかは全く分からなかったが、折角買ったプールに入れられ、4着ある水着のウチの一つを着せることが出来て、良かった。
午後に一仕事してから、祖父母の墓参りに行く。
ニンタマは車の中でさんざんグズっていたが、墓に着いた時には寝ていた。
割とタイミングの悪い事が多いコなのだ。
寝たままお参りをさせた。
帰宅後、ニンタマの足にぼつぼつと沢山ぶつぶつが出来ていた。
「ダニとか、虫だろうか」
とも思ったが、私は刺されていない。
しばらくすると、範囲が広がってきた。
母はジンマシンだと言っていたが、ちょっと心配。
だが機嫌も良く、元気。
手を差し出すと「タ〜ッチ!」と、ハイタッチのような事をするのがブームらしくしつこく「タ〜ッチ」「タ〜ッチ」と、繰り返していた
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今日から仙台に旦那さんも合流。
ずっと仕事で忙しかった旦那さんが、お金を掛けずに旅行気分を味わいたいとのことで決まった仙台行きだったが、私は仕事が山積み。
遊んだり出来ずに申し訳ない感じだ。
こちらでも母やパートさんと旦那さんに見て貰って、お仕事。
運動不足で筋力が落ちて、腰痛肩コリも酷い。
せめて一日くらいどこかに遊びに行きたい。
頭も体もガチガチなので、何も考えずに、ただテレビを見たり、海や温泉でぼんやりしたりしたいものだ。
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病院で貰った薬より、母の見立てで飲ませた漢方の方が効いているよう。
西洋医学の下痢止めではなく、お腹を温める薬とビフィズス菌で、随分良いウンチが出るようになった。
ニンタマは最近、タオルでも大人の衣類でもなんでも羽織ったり頭から被るのがブームな様子。
以前は嫌がってかぶせた直後から投げ捨てていた帽子も自分から被ろうとしたりする。
今日は、台所の手拭きタオルを引っ張って取り出し、頭から被ってドドドドドと猛スピードでハイハイ。
初めは椅子にぶつかったりしても笑っていたが、何度もぶつかって、辛くなったのか泣き始めた。
目の見えない状態であんなスピードでハイハイして怖くないのだろうか?
モノにぶつかるに決まっているが、懲りずに被ってはドドドドド!と這いまわってはゴンゴンものにぶつかっていた。
馬鹿なのでは?とちょっと心配になる。
そして、立つだけでは物足らず背伸びをするようになってきた。
以前は届かなかったものに手が届くようになり、仏壇の線香を食べたりするので、オチオチしていられない。
低いものの上には必ず登る。
降りるのが怖いらしく、こちらが手を伸ばすと、手を差し伸べなかったら、頭から落ちるような勢いで飛びついて来る。
だが、「一人で降りてごらん」と、近寄らないでいると、試行錯誤して後ろ向きになって足から降りるのだ。
中途半端に助けられる位置にいると、こちらを過信して、頭から落ちるような降り方をするので、とても危険。
頑張れば一人で降りられるのだが、依存心が強いのか、すぐ頼ろうとする。
まだ、慣れていないので怖いのかもしれない。
何度も一人で降りさせて自信をつけさせるべきか、手を差し伸べるべきか・・・。
何でも叩き落とすのが好きなシーズンらしく、母の大事にしていた萩焼のお椀を割ってしまった。
本当はそれほど怒っているわけではないのだが、「何やってんの!」と怒鳴りつけてみた。
いつも、ちょっと怒ると笑ってごまかそうとするのだが、怖い怒り方をしたら神妙な顔付きをしていた。
分かっているらしい。
ちょっと強めに髪の毛の薄い頭を「ペチッ」と、叩くと自分で何度も自分の頭をペチペチと叩いていた。
噴き出しそうになるが、笑うと怒ったことが台無しになるので、背中を向けて堪えた。
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今日から仙台へ。
ここ数日ニンタマは下痢を繰り返し、病院通いしたり薬を飲んだりしていた。
私の勝手な自己診断では毎日暑いので、汗をかきまくって、寝ている時も、何をかけてもはいでしまうので、お腹が冷えたり、寝苦しくてあまり眠れず、疲れがたまっていたり、軽い夏風邪を引いているのだと思っていた。
前回の仙台訪問でも鼻水や風邪が綺麗に収まった。
今回も下痢が治ると良いのだが。
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石神井公園に住む従兄の家へ集結。
従妹のYちゃんが車で迎えに来てくれた。
Yちゃんには3歳と7歳の男の子がいる。
3歳のF君が「足が汚れちゃったの〜」と、ペラペラしゃべりかけてきた。
あれ?前に会った時はこんなにしゃべらなかったぞ?と、びっくり。
Yちゃんは「このコは根性が悪いの」と、言っている。
「今まで『ぶぅ〜〜〜』とか言っている時は、こんなこと考えているとか分からなかったけど、しゃべり出したらこんなことを考えていたのね、あなたは!ってびっくりしたの」
とのこと。
根性が悪いかはさて置き、今まで謎の言語を話したり、奇声を発している理由などが、話すようになると解明されるのか・・・と、ニンタマにはまだ先のことだがドキドキする。
家へ着くと、4歳のHちゃん、8歳のYちゃんと・・・子供だらけ。
前回はニンタマは寝返りがやっと・・・という感じで、蚊帳の外だったのだが、今回は積極的に彼らの間に入って行っていた。
一人前気取りに並んで立っている。
皆の遊びや話している事の意味も分かっているのか分からないが、ケタケタ笑ったりもしていた。
2匹いる犬にも始めは怯えていたが、次第に手を差し出して、手を舐められては笑っていた。
犬を飼った事が無いので、私の方が少し怖くて、ドキドキした。
4歳のHちゃんはニンタマを凄く可愛がってくれる。
この日はもうすぐ一歳ということで新品のお洋服とともに、沢山のオモチャやお洋服のお古も頂いた。
その中には水着が4着も入っていた。
最近ちょうどニンタマの水着を買おうとしてはやめていたばかりだった。
まるで、買うのを我慢したご褒美の様。
しかも買おうとしていたものより、可愛いのだった。
仙台の母が小さいプールを買ったというので、毎日水着を日替わりで入れてみよう。
ニンタマはご飯をかなりダラダラと食べ続けていたので、食べ物でベタベタになったエプロンを「まだ食べるかも」と、外さないでいたら、4歳のHちゃんに「汚れているよ。替えてあげたら?」と、呆れた感じに注意される。
「あ・・・これは・・まだ食べるかなって思ってて・・・あ、でも、替えようね。汚れてるもんね」
と、モゴモゴ言い訳。
きっとダメな母親だと思われたに違いない。
子育てをしていて、私がこのくらいはいいだろう・・・と思っていることは、平均的な母親の基準よりかなりズレているということは薄々分かっていた。
顔全体が食べ物で汚れていても、食べ終わってから拭けばいいかな・・・と思ったりするが、ちゃんとしたお母さんは、汚れたらその都度拭いてあげている。
私自体が子供の時、ままならないことが多かったが、大して気にしていなかったので、ついつい別にいいだろうと思ってしまうのだ。
小さなコに注意されて、少しは改めた方が良いかもと、恥ずかしくなった。
この日も、私は40を過ぎているのに、気も効かずにぼんやりして、食べるだけ食べて飲んで何もお手伝いできなかった。
しようと思って名乗りを上げるタイミングもズレているようだ。
だが、毎日家ではニンタマと二人で、仕事中は一人でウンウン唸ってばかりいる生活。
たまに電話で母と話すしか楽しみが無かったので、この日は久しぶりに生きた心地がした。
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