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母と子

慣らし保育一日目。

ウンチが出ないせいか、朝、離乳食もほとんど食べない。おっぱいも飲まない。
だが、登園直前に大量ウンチで服もオムツ替えシートもメチャメチャになり、大慌て。
申し訳程度に授乳させる。
大慌てで、登園。

慣らし保育なので、登園させて1時間30分でお迎えに行く。
ニンタマはほとんど寝ていたらしい。
確かに、起きて2時間経つといつも眠ってしまう。
となると、登園させる2時間前に起こすのは良くないかもしれない。
まだリズムが分からない。
だが、まだ初期ということで、朝、離乳食を食べさせないで良いと分かり一安心。

今まで、ニンタマを預けて書き物をしてきたが、3、4時間のことが多く、長くても6時間位だった。
だが、本格的に保育園へ通うと10時間、離れ離れになる。
10時間も離れることはほとんどなかったので、こちらもドキドキだ。
最近急に甘えっ子になったようで、ちょっとでも姿が見えないと泣いたりするようになってしまった。
ニンタマも心配だが、自分にとっても未知の世界。
私も大丈夫なのだろうか?

話は変わるが、よく、子供が泣くと「やっぱりお母さんがいいのね」などと、言われることが多い。
この言葉を聞くと、いつも腹が立っていた。
最近でこそ、他の人と母親である私の違いを理解し始めたようだが、以前は誰であろうが、変わりなくギャンギャン泣いていた。
どんなに世話していようが、関係無かった。
今だって、1週間・・・いや、3日、世話する人が変わったら、私のことなどすぐに忘れてしまうだろう。
そういうと、親馬鹿な旦那さんは 「ニンタマはそんな馬鹿じゃないよ」 と、言っていた。
でも、私は忘れられる自信満々である。
自分を庇護してくれると思っているから、「絶えず傍にいてくれ〜」と、泣かれるだけであって、好かれているわけでもない。
傍にいることが多いから・・・というだけの理由で、個人の資質や努力の産物では無い。
だから、お約束の美談のように
「やっぱりお母さんがいいのね〜」
と、言われると、
「違うね。便利屋だと思われてるだけだよ!」
と、否定したくなってしまう。
コイツらにそんな道理が分かるはずが無いのだ。

だが、好かれているわけではないと否定しつつも、毎日目で追いすがられると、鬱陶しいと思いつつもその気になってしまうのも事実だ。
最近、ニンタマが物凄く可愛く見えるようになって来た。
こんなに可愛くなっちゃったら、困るじゃないか。

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