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母乳のため?母のため?

先日、中野から歩いて20分程の鍼灸治療院で骨盤調整なる施術を受けた。

骨盤骨盤とうるさいくらいに流行っている昨今。

本当に骨盤の調整が必要なのはやはり、最近出産で骨盤が開きまくった経産婦だろうと思っていた。

だが、仕事がバタついていたので、4カ月も経ってしまった。

とりあえず、妊娠出産にまつわる様々なことはなるべく体験しておきたい。

施術を受けてみると、「あ、この人はアタリだ」と、感じた。

10数年色々な整体やら治療院やらへ行ってみたが、アタリの人は少ない。

アタリの人でも、お金が続かなかったり、そこそこの治療院でも安いから通ったり、やめたり、色々してきたが、その治療院の人は触れられた瞬間に気持ちが良かった。

触る所すべてがツボ・・・。

長々マッサージしてもらった訳ではないが、産後明らかに悪化したO脚が治った。

普段から足の真ん中に重心を乗せるように心がけていたのだが、産後は何故か外側にしか乗れなくなっていた。これも治った。

回すとゼンマイのように音が鳴っていた足首もほとんど鳴らなくなった。

こういう事を大体気のせいではないか?と疑ってかかる方なのだが、本当に治ってしまったので驚いた。

そして、会ってすぐに「関節が緩いから筋肉を鍛えて支えた方がいいタイプなのに、筋肉も付きづらい方でしょう?」と、言われた。

私が長年悩んでいたことをすぐに見抜いていた。

どこに言っても、筋肉が少ないから鍛えるように・・・と言われて、運動不足のように言われていたが、2カ月毎日のようにジムに通った時でさえ、測定では筋肉が少ないと出てしまうのだ。

悩みを分かってもらったような気分。

だが、それゆえ頻繁に施術を受けなければならない・・と言われると、困ってしまう。

もはや8キロになりそうなニンタマを抱えて、中野から20分も歩いて治療に来るって言うのは、どうなのだろう。治療に行く途中に身体を壊しそう。

金銭的にもキツイ。続きそうもないだろうなぁ。

だが、そこは助産院併設の治療院なので、母乳についてのお話会もやっているという。 今日はそれに行ってみた。

ニンタマを抱えて、治療院に到着すると、「参加者が少ないから取りやめようという話もあったのですが、一応やるのでしばらくお待ちください」と、部屋へ通される。

「あれ?私しかいない?」 と、ビビる。

だがしばらくすると、その日治療を受けていたらしき、2カ月の赤ちゃんを連れたお母さん、一昨日出産したホカホカの赤ちゃん連れのお母さん、そして、4月出産予定の妊婦さんが揃った。

まだ表情も無い新生児、寝ているばかりの2カ月児、そして寝返りしたりウキャウキャ笑っては手足をばたつかせるニンタマ。

そこではニンタマが巨人のように見えた。

周りのお母さんからも「うわぁ・・・こんなになるんですね」と、なんだか憧れの視線を注がれる。

ただ、普通に出産して普通に大きくなっただけで大先輩の様な扱い。

だが、私もニンタマが生まれたての頃は1カ月検診に来た赤ちゃんでさえ、憧れの視線で眺めた覚えがある。

何もエライことはしていないのに、何故か得意げな気持ちになる。

そこではやはり、砂糖と油はを取るとおっぱいがまずくなるので、取ってはいけない、家の砂糖はすべて捨てて下さい、この時期は赤ちゃんの味覚を発達させるのにはとっても大事なので、くれぐれも薄味で砂糖や油は控えるようにしてください、おっぱいがマズいと歯が生えた赤ちゃんは乳首を噛みます、おいしいおっぱいなら噛みません、と耳に痛い話ばかりされた。

初めは詰まりやすかったので気をつけていたが、最近ではピザやフライドポテト、ケーキなども結構食べている私ではあったが、神妙な顔でウンウン頷いて聞いていた。

その話を聞いて「甘いものや油モノを取るのはやめよう・・・」と、殊勝なことは思わなかった。

そんなことを言ったら、ミルク育ちの人は皆舌バカになってるはずだろう。

それに、そこまで赤ちゃんをお大臣様のように扱って育てるのは自分には無理だ。

だが、そういう話を聞くのは面白くて大好き。

これは取り入れようと思ったのは「離乳食は作らなくていい!」という話だ。

今、保健所の指導では5カ月から離乳食を開始するように・・・となっている。

どうもモグモグ期やら、ごっくん期やらあって、それに合わせて色々な料理法が必要な模様。

だが、ここでは本人が食べたそうに手を伸ばしてきたら、あげられるモノをすり潰したりして分けてあげればいい、わざわざ作る必要なんか無い・・とのこと。

わざわざ作ると、子供が食べなくても無理やり食べさせようという気持ちになって良くない。これは私も大いに賛成だった。

昔の人がフードプロセッサーやらを使ったり裏ごしして離乳食を与えていたわけが無い。

口で噛み砕いてあげるのは、虫歯菌の問題などでよくないらしいが、食べたそうなモノを食べられるようにしてあげるのが自然だろう。

もちろん、好き好んで手間をかけて凝った離乳食をあげたければ、やるのは素晴らしいことだろう。

でも、自分には無理。

お話が終わって、お母さんやら妊婦さんだけになった。すると

「やっぱり、ずっと砂糖や油を取らないで頑張っているんですか?」

と、聞かれる。

不安そうな目で見る3人。どう答えるか迷ったが

「いや〜、食べてますよ〜。最初調子が悪かった時は気をつけてたけど、安定して来てからは全然食べちゃってます。なんか、ダメって言われるとどうしても食べたくなっちゃうんですよ!ケーキとか妊娠する前は全然食べなかったのに、あまり良くないって聞いてから毎日中毒みたいに食べちゃって・・・!」

と、言ったら妊婦さんやら新米ママさん達の顔がパーっと輝いた。

「分かります分かります!そうなんですよね、ダメって言われると、余計食べたくなりますよね〜」と、盛り上がっていた。

彼女達は食べ物の制限が厳しくて有名な隣の助産院で出産した人達。

こんな事言ってはいけないかも・・・と思ったが、自分の体のことは自分で考えて、身体と相談しながら食べればいいのだから、まあいいか。

そして、砂糖と油を食べてはいけないと言われた直後に、はらドーナツでドーナツを買い食いしながら、中野駅へ歩いた。

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