飲み過ぎ赤ちゃん
助産師の家庭訪問。
出産したら市の助産師さんが赤ちゃんと母体の様子を見に来ることになっている。
母親の精神状態や体調、母乳の出具合、赤ちゃんの成長などをチェックするらしい。
出産すると初対面の人にパンツをはかせてもらったり、おっぱいを揉まれたりする。
当たり前と言えば当たり前だが、出産する前はそこら辺をぼやかして考えていた。
胸もごく親しい人にしか見せないモノから赤ん坊の食糧貯蔵庫に変わるので、最近では隠すのも面倒になって来て、ボロボロ出すようになってしまった。
先日おっぱいに白斑と呼ばれる白いデキモノが出来て、乳腺が詰まり、シコリが出来てしまった。
おっぱいにビー玉みたいな塊が出来る・・・という噂を聞いて意味が分からなかったが、本当にビー玉みたいなシコリが出来た。
なかなか詰まりが取れなかったが、ニンタマに根気よく吸わせたら良くなって来た。
その話を助産師さんにすると、詰まりを取るシゴキ方を教えてくれた。
助産師さんが私の胸をもんだり、シゴいたり。
助産師さんの顔に母乳が飛び散った。
だが、シゴかれたら、詰まって出が悪くなっていた箇所から勢いよく母乳が出るようになった。
ニンタマの体重も測る。
また、増えて5.3キロになっていた。
一日平均40gずつ増えているらしい。
足の蹴りの強さと首の強さに助産師さんも驚いていた。
ニコニコしたり、喃語をしゃべったり、表情での感情表現が豊かで何の問題もありません!と、褒められた。
旦那さんがニンタマの前で百面相みたいなことをしたりしているおかげだろう。
最近まで、私が抱っこすると泣いたり、他の人の抱っこの方が気持ちよさそうだったりするので、ずっとニンタマは私のことをおっぱいとしか思っていないのだとイジケテいた。
おっぱいをあげているのに、思うように吸えないと、キレ気味に叫ばれ、小さい手足で殴られたり蹴られたり。
悲しくなって泣いたりもしていた。
だが、最近ようやく私を見る時おっぱい以外に顔も見るようになった。
笑いかけてくれるようにもなった。
現金なもので殴られたり蹴られたりのDVも、笑いかけられたら帳消しになった。
午後、数時間ニンタマを旦那さんに見てもらい、仕事をする。
帰宅すると、ちょっと前よりニンタマがコロコロ太っていた。
搾乳したおっぱいだけでは足りずに粉ミルクも飲んだらしい。
それなのに、帰宅早々、ブヒブヒとおっぱいをせがまれた。
飲み過ぎだろう。
今日でまた重くなったに違いない。
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