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ニンタマ、腹、登る

久々にどこも痛まない爽快な目覚め。

検診へ行く。
ああ、今週も検診に来られてしまった。
今日は助産師さんとお話をしたかったので、検診の前にお願いした。
出産した時に、初乳より前に胎毒下しという漢方を飲ませたいと思っていた。
その段取りについて確認したり、打ち合わせをした。
お気に入りの助産師さんだったので、話しやすかった。
ここで血圧やら体重やら計測も済ませた。
体重はここに来て、少し減っていた。
こんなに腹がはち切れそうなのに・・・とびっくり。
そして、血圧はかなり上がっていた。
妊娠する前は上が100超えることが無いほど低血圧だったのに、今は137!
特に体調の変化も感じないのだが、薄気味悪い。

助産師さんと打ち合わせの後、検診。
今日は推定体重も測らなかった。
きっと先週3000gを超え十分育ったということで、測らなかったのだろう。
「子宮口は開いていないですね」
「あまり下がってきてないです」
と、まだまだ生まれそうにないことを言われる。
「え?前よりも上がってるってことですか?」
「そうですね~」
一度、骨盤の下の方に下がってきた赤子が、再び上がるということがあるのだろうか?
確かに、昨日はソロソロしか歩けなかったのに、今日はスタスタと歩きやすかった。
言われてみると、ニンタマの動く位置もずっと臍より低い印象があったのに、今日は肋骨付近に蹴りを感じた。
「お?このあたりを蹴られるのは久々だぞ?」
と、不思議に思っていた。
どうにも人の裏を掻いてくる。

驚きながら病院を後にする。
スタスタ歩いていると、前方から車がやってきた。
ちょうど曲がり角付近にいたのだが、車はウィンカーも出さずに私に突進してきた。
びっくりして車の進行方向から移動して、後ろへ行くと今度はバックしてきた。
どうも方向転換をしたいらしかった。
ただでさえ反射神経が鈍いタイプなのに、逃げ惑う方へ車が追い詰めてくるので腹が立った。

その後、アイスクリーム工房へ。
先週「来週も来られるだろうか・・・」と、思いながらアイスを食べたが、来られてしまった。
「来週は伊予かんのアイスを食べたい。でも、この望みは叶わないほうがいいなぁ・・・」
と思いながらチョコレートチップの入ったアイスを食べた。
電車内でアサヒ芸能の見出しに「ノリピーストリップ」みたいなことが書いてあったので、立ち読みをしようとしたが、まだ発売していなかった。
三鷹駅へ着いてエスカレーターに乗ると私の背後に妙にぴったりよりそった男性が
「女性はいいね。女性はずっと勉強だね・・・」
などと、ぶつぶつ囁いてくる。
振り向いて目が合うと面倒な気がした。
エスカレーターを降りても少しついてきたので、駅構内にある本屋の方へ遠回り。
しばらくしたら、離れて行ったのでほっとした。
一人でも何かブツブツつぶやいていた。

遠回りついでに本屋へ寄るとガラスの仮面の44巻が発売していた。惰性で購入。

商店街を歩いていると前方で自転車を止めて、ワゴンに入っている服を物色しはじめたおじさんがいた。
私が通り過ぎると、いきなり自転車が倒れた。
ぶつからなかったが、危ないところだった。
おじさんは自分の自転車が倒れたというのに、振りむきもせずワゴンを物色し続けていた。
きっと、スタンドが壊れ気味の自転車で頻繁に倒れているのだろう。
だから、倒れても「またか・・・」と思って気にもしないのだ。
あの自転車が私の腹に当たったら・・・と腹が立った。
こちらが悪くなくても、災難が来るのはどうしようも無い。
動きづらくてぼんやりして注意散漫だが、気をつけないとオチオチ街も歩けない。

帰宅後もぼんやりして仕事も進まなかった。
旦那さんが帰って来た。
「ニンタマが上に登ったみたい」
と、言うと笑っていた。

井の頭公園へ散歩して今日も買ったばかりの一眼レフカメラで写真撮影。
産気づくのを恐れて控えていたが、久々に外食をした。

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