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新婚旅行リベンジ篇・焦がして落として

夜中の3時頃に一度目を覚ますが、まだ真っ暗。もう一度寝る。
明け方に大雨と雷。嵐が訪れた。
ヤシの木が揺れて食虫植物のようにのたうち回っている。
なんだが厳かな気持ちになる。

6時近くになると急に嵐が止んだ。
しばらくの静寂の後、鳥のさえずりが始まり、夜が明け始めた。
6時過ぎたら、ニュピは明ける。外にも出ていいらしい。
だが、勝手がわからない。
「わ~い!」と、散歩に出かけて自警団につかまってしまったら・・・と心配でしばらく外の気配を窺っていると、急に車の走る音やクラクションなどが聞こえ始めた。
うるさい音では無く、普通に一日中聞こえていた音だったが、町全体から音が無くなるとそんな音でもかなり賑やかに聞こえた。
音が無いって 状態は音が聞こえてから分かるのだなぁと実感。

そのままビーチへ。
3日目にしてやっと旦那さんと午前中にサヌールを散歩。
波打ち際を裸足で歩いたり、蟹を捕まえたり。

ヴィラへ戻り、軽く自炊。
フルーツとスクランブルエッグとソーセージで朝食。
旦那さんはスキューバダイビングのプールと海洋実習へ。
温かいお茶でも飲もうと鍋で日本から持ってきた舐茶を煮出すことにした。
15分煮込む間に荷物整理。
気付くと水はすっかり無くなり、鍋は黒焦げになってしまった。
焦って、スポンジでゴシゴシ洗うが全く落ちない。
後で金たわしを買うしか無い。それで駄目なら鍋を買おう。

お茶はあきらめて部屋でのんびりしていると、ホテルの人がやってきた。
「Good morning・・・マダム・・・」
以降ベラベラしゃべる続けるが何のことやら一向に分からない。
おそらく昨日はニュピだった、なんとかかんとかでなんとかかんとかで、だから・・・なんとかかんとかなのです・・・ って言う様な文脈で話している様子。
なんて言っているんだろう?マダムって私?
と思いながら、ワケの分からない顔をしていたらホテルの人は私が何も理解していないことを把握したようだ。
やれやれという顔で
「After 1 hour , No electric」
と、言った。
よくわからないが、1時間は電気が使えないのね?と、出かけることにした。

フロントに電話してハーディススーパーまで車で送ってもらう。
車に乗り込むと運転している少年が
「アルディス・・・」
と言うので、何のことだか分からず
「アルディス?・・・」
と、聞くと彼が頷いたので一瞬彼の名前がこちらでは珍しいがアルディスと言うの名前なのか?と勘違いして
「オ~!アルディス!」と、彼の方へ手を差し伸べたが、彼はその後無言。
あれ?こちらの人は「ハーディススーパー」の事を「アルディススーパー」と、発音するのかも・・・と、思いあたり、恥ずかしさでいっぱいになる。
車内で一度メガネを落としてしまって、降りる直前に拾った。
こういう不注意は気をつけなきゃと気を引き締めてスーパーへ。

店内に入ってメガネをかけようとすると、すでにメガネが無い。
また落としたのだろうか?
こちらのスーパーは店内が薄暗いので、メガネが無いと良く見えない。
このままメガネが出て来なかったらどうしよう・・・。
旅行の間中星空も素敵な景色も見えないまま過ごすなんて・・・と、車から降りてからの道をくまなく探すが見つからない。
しょんぼりしながらスーパーをウロウロする。
まずは金タワシを買う。
そして、こちらで購入したワンピースが透けないようにスパッツ購入。
あと、室内履きになりそうなサンダルも購入。
元気が無く、つい値切り忘れ、東京でも別に安くないような11万ルピーで買ってしまう。1100円相当だ。

スーパーを出て、ガイドブックに載っていた、のんびりできそうでケーキが美味しそうなカフェを目指す。すると、お休み。
ネットで良さそうな石鹸を売っている雑貨屋があると調べていたのだが、それも見つからない。
空腹と日差しで疲れてしまい、一人でも入れそうなサンドイッチ屋へ入る。
軽くキャロットケーキを食べるが、空腹が収まらない。
サンドイッチも食べる。
富岡多恵子の小説を読んで涼んでいるとカフェの外からバイクに乗ったお兄さんがこちらを食い入るように見てる。
「コンニチワ」
と、声をかけられる。
きっとバイクで旅行者を送り迎えするのを仕事にしている人だろう。
店から出る時に声をかけられるなら良いが、疲れ果てて休んでいる時に商売っ気のある話をされるのはしんどかった。
本に夢中で気付かない振りをする。
疲れているのに、これでは休みにならない。
今度は店員さんが日本人?どこのホテルに泊っているのか?などと話し掛けてくる。
この人に返事をしたら、外から此方を窺っているバイクの人の応対もしなければならなくなる。
だが、無視するわけにも行かない。
「日本から旦那さんと来ていて、○○ヴィラに泊っている」などと答えると、案の定バイクの人からもベラベラ話しかけられてしまう。
やはり、送迎の売り込みだった。
先程行ったスーパーがかなり至近距離だったので本当はもう用は無いのだが、「スーパーに行きたい」と言う。
それでは送迎は必要無いとわかったらしく、それ以上押してこなかった。

旅行慣れしている人なら、こんなことはなんてこと無いのだろうが、私にとっては日々小さなピンチだ。
もっと一人で散歩を楽しもうと思っていたが、帰ることにした。
歩いて帰るには遠かったが、ヴィラに英語で電話をかけて、迎えに来てもらうのも面倒でトボトボ歩く。
やっとの思いでヴィラへ戻る。

疲れてソファで寝ていると誰かが敷地内へ入ってきた。
ヴィラの人にしては声も掛けないし変だと思っていたら、旦那さんだった。
プールと海の実習で9時間はかかると聞いていた。
帰りは夕方だと思っていたのでびっくりする。
まだ昼過ぎだ。そんなに飲みこみが早かったのだろうか?

短い間に鍋を焦がして、メガネを失くした報告をした。笑われる。
買ってきたタワシで旦那さんがこすってくれたが、焦げは落ちない。
もっと強力なタワシが必要だ。
「広い家には住めないね。小さい家じゃないと焦がしても気づかないからね」
広い家に住む予定もないが、いつかは住みたいものだと妄想していたのでしょんぼりする。

昼寝をしてからビーチへ散歩。
良いお店があったら、何かつまんだりした後にスーパーまで行って、何か食材を買って自炊しようと話していたが、何もつままないまま相当歩いてしまった。
ビーチから通りへ抜けるととっくにスーパーの場所を通り過ぎていた。
それで路線変更して魚料理ならこのワルン!と、ネットや現地の人に評判の「WAPO」という店を目指すことにした。
だが、その場所まで行ってみると立て壊した建物があるだけだった。
仕方なく近場でおいしそうな所へ入ることにした。
道の途中でかなり人が入ってにぎわっているワルンがあったので、そこへ入ることに。
なんて名前 のワルンかと見てみると「WAPO」と、書いてあった。
どうやら地図がいい加減だったようだ。
注文した品が出てくるのが遅いし、接客態度も全く良くないが、確かに凄くおいしい。
「結果オーライだね」と、いいながらむさぼるように食べる。
隣のテーブルに来ている食べ物が、どのメニューなのかさっぱりわからないが、べらぼうにおいしそう。
隣は白人男性3人とバリの女のコ一人。
そのウチの太った男性とバリの女のコはどう見ても出来ていた。
かなりオープンにイチャついていた。
一つしか無いトイレにも二人で入っていた。一体何をしていたのだろう。

食後の散歩にスーパーへ。強力なタワシを購入。
タクシーでヴィラへ。
フロントで
「Maybe I left my glassies in this car」
と、メガネの事を聞いてみる。
すると、先ほど送ってくれた少年がメガネを持ってきてくれた。
二人で大喜びをして
「テゥリマカシ~~! Thank you !」
を連呼。
部屋へ戻って、強力な金タワシで鍋をこすると大分綺麗になる。
メガネも出てきて、鍋も綺麗になってほっとする。
327夕日

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