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新婚旅行リベンジ篇・静かな一日

326朝ごはんニュピ当日。
こちらに来てからは、いつも鳥のさえずりで目が覚める。
朝の6時ごろから目が覚めるが、起きてもホテルの外へは出られない。
ゴロゴロする。
ホテルのレストランへは行けないが、朝食のルームサービスを取る。

326プールサイドホテル内のプールで泳いでもよいとのことなので、プールサイドへ。
年配の白人のご夫婦が2組ほどいた。
旦那さんの一人が
「Hello」
と、声をかけて来たので、うすら笑いでご夫婦達に挨拶を返すが、他の人達にはシカトされた。
滞在が長そうな人達ではあったが、こちらも宿泊客。遠慮せず泳ぐ。
以前一緒にバリに来たノムコがプールでバタフライを披露してくれたのを思い出して、旦那さんに
「バタフライ出来る?」
と、リクエストしてみた。
「一応」
と、バタフライを始める旦那さん。
感心して眺めていたが、凄い勢いで水しぶきが飛び散る。
プールに浸かったり、ゴムボートに乗りながら読書をしていたご婦人方にも水しぶきが跳ねる。
ちょっと顔をしかめるご婦人方。
その後も旦那さんは外からプールに飛びこんで凄い勢いでクロールをしたり、潜水をしたり。
私もクロールや潜水でガンガン泳ぐ。
スポーツジムのプールと違って、コースを黙々と泳がなくて良いので、気楽にプカプカ浮いたり、もぐったり、非常に気持ちが良い。
マタニティスイミングというのがあるだけあって、妊婦に水中は合っている気がした。

白人夫婦達は、泳ぎ続ける私たちを「ガッツいて泳いで、エレガントじゃないジャップ」と、思っているかもしれない。
一方彼らは何故か日蔭に入らず火傷しているかのように肌を赤くしながら炎天下で寝そべったり、読書したりおしゃべり。
何故か付け髭をつけて浮き輪にもたれている人やら、プールに入りながらも煙草を吸い、一心不乱に読書をしている人やら。
読書が大好きなインテリ層な様なのに、プールにつかっている時まで煙草を吸っていたり訳が分からない。
確実に灰を水中に落としている。
そして、我々黄色人種より皮膚ガンになりやすかったり、皮膚も弱いだろうにビキニ の紐をおろしてまで焼きまくっている。不思議。

お昼になると皆自分たちのキッチンで何かを作って食べていた。
ちらっと覗いてみると、凄い数の皿や調理器具を持ち込んで完璧に自分たちの家状態。
今までの旅行ではもっと安いホテルやヴィラに泊っていたが、一応新婚旅行。
一泊75ドル程度まで張り込んでいた。
長期滞在となったら、もっと安いロスメンや田舎で数か月単位で格安のキッチン付きの部屋などでなければ不可能だ。
どんな仕事をしていて、どういう収入が入っている人達なのだろう。

我々も自炊で昼食。
台所には以前来た宿泊客が置いて行ったらしいフライパンと鍋が一組ずつ。
いずれも蓋は無い。
油も調味料も一切無かったので、 ガーリックと塩味の利いたバターを買って、やりイカの入ったトマトの缶詰を炒めたソースでパスタ。
家で食べたら失敗と思う味だったかもしれないが、限られた材料で旅先・・・。
なんでもおいしく感じた。

滋賀県での結婚式から帰って来た翌日あたりから、お腹で何か動いている気配を感じていたが、腸が動いているのかも?と思ったり、胎動かもと思ったりしていた。
だが、泳いでプールサイドでのんびりしていると、やはり何か動いているような気がする。
「金魚がはねているような感じがあるけれど、うんこかなぁ?」
と、旦那さんに聞いても分からないのに聞いてみる。
「わからないけど、きっとニンタマ(いつ呼び始めたのかわからないが、胎児名)じゃない?」
「うんこにしては動きすぎな気がするんだよね」
旅先では便秘がちになり、腸の活動が鈍くなるので、こんなに動くはずが無い。
気のせいかもしれないが、ニンタマだと思うことにする。

午後3時過ぎまで泳ぎ、風呂で温まる。
旦那さんはスキューバダイビングの学科の勉強や宿題。
私はガイドブックやバリには全く合わない富岡多恵子の小説を読む。

かなり薄暗くなって来たので、寝室のカーテンを閉め、鏡台の明かりと、ベットサイドのスタンドを点ける。
隣の使っていない寝室から座イスを運ぶから一緒に持ってと言われ、運び始めるが、かなり重い。
妊婦なのにこんな重いもの・・・と思うが、一人では絶対に運べない。
大きくて出入り口でかなり苦労する。
無理やり入れようとして押したり引いたりしていたら、後ろのソファーにぶつかり、後ろ向きにコロンと倒れてしまった。
びっくりしたが、ダメージは受けなかったので安心する。何とか運びこむ。

しばらくすると、ヴィラの人がやってきて、明かりを一つにするように言われる。
大概、ホテルなんて、全部の明かりを煌々とつけても薄暗い。
それが一つだけになると、イライラするほど暗い。
でも、一日の辛抱だ。
「室内なら点けててもいいと思ったけれど、結構厳しいね・・・」
急に夕食が心配になる。
キャンドルを持って行き、蚊にたかられながら、再びパスタソースを作る。
今度は巨大なイワシがボコボコ入ったトマトの缶詰を使う。
テーブルの無い寝室の床に広げてキャンドルの明かりで食べる。
劣悪な状態だが、イベント感があっておいしく感じる。
旦那さんが宿題を終えると再びヴィラの人がやってきて、もう電気はすべて消すように言われる。
この時点で20時。
隣の若干大騒ぎしていたご夫婦達も注意を受けたのか、静かになった。

「宿題とご飯が終わってからで良かったね」
「本当に思ったより厳しいんだね」
「もう、おとなしく寝ようか・・・」

夜中にトイレに行きたくなると困るので、枕もとにライターとキャンドルを置いて、寝床へ入る。
本来は火も明かりも使わず、ご飯も食べず瞑想に耽る日だと言う。
だが、前日には旅行者だけでなく地元の人も凄い量の食材を購入していた。

いつもは近所のレストランの音楽がガンガン聞こえていたのに、静寂。
トイレに行く時に薄明かりで見える庭の巨大な椰子の木が魔物のように恐ろしく見えた。
時折稲妻が走り、景色が一瞬だけ見えるのだが、昼間は気持ちの良い自然が襲いかかってきそうな禍々しいモノに見える。ドキドキした。

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