きものの日
浅草へ。着物を着る。
以前、おはしょりが難しいと話したところ、和裁の出来る親戚のおばさんがおはしょり部分をあらかじめ縫ってくれた。
だが、これが着崩れの原因の様子。
以前着た時も上前がずるずる下がって来て大変だった。
少し着慣れたから・・・再びチャレンジしたが、やはり駄目。
祖母は沢山着物を残してくれたが、次第に祖母の考え無しの買い方が分かって来た。
まず、全ての着物の寸法が違う。
何故か着物の上に着る羽織りの方が小さかったりする。
そして、着物を買う時にこれにはこの帯・・・という計画を一切しないで買っている。
似たような着物が多い。
きっと、お店でお似合いですよ・・・と言われるままに適当にあつらえてもらっていたのだろう。
そして、良い気分になると同じ店で似た様な着物を3着くらい買っていたのだろう。
帯も着物もごちゃごちゃ模様があるモノが多い。
私の様服の買い方と全く同じだ。
母の買い方とも似ている。遺伝は恐ろしい。
私の祖母だから、ちゃんとした買い方をしている訳が無いのだ。
祖母の着物を見ているだけで、祖母の性格が分かって来てしまった。
母の着物も寸法が違う。
着物は下に長襦袢を重ねるので、寸法がメチャメチャだと着物の数だけ長襦袢が必要になってしまう。
しかし、そんなに揃えられるお金も、収納するスペースも無い。
サイズの会わない長襦袢を縫ったり、安全ピンでとめたりして誤摩化して着るしかない。
高級な着物の長襦袢は絹だが、絹は洗濯出来ない。
気軽に1700円位でポリエステルの長襦袢を購入したので、今日はこれを着込んだ。
それが大変な事になった。
ただでさえ、上前がずるずる落ちて来る上に酷い静電気で、足下はぐちゃぐちゃな状態になってしまった。
手で押さえても着物が張り付いてスパッツを履いていた足下が丸見え。
途中でエレガード購入。少しはマシになる。
今日のお目当ては、履物の問屋「長谷川商店」。
好きな草履や下駄に鼻緒をすげてくれるらしい。
だが、お店はお休みだった。
近所にある別な履物屋へ入る。
眺めていると、店のおばさんがいくつか勧めて来る。
同じ大きさで違う下駄を見せてもらったり、鼻緒をあれこれ見たりする度に
「色々見たら、どんどん他のがよく見えてくるんだから」などと言われる。
そのうち私が全く良いと思わない、薄汚れた白木の下駄を勧められたので履いてみた。
「あら~、若々しくていいじゃない」
履き心地は良かったが、子供っぽいなぁなどと思っていると後ろで鼻緒をすげていたおじさんが、
「買うならいいけど、買わないんなら脱いでくんないかなぁ。白木は足の油で跡がつくから」
と、不機嫌そう。
「ちょっと考えてまた、来ます」と、店を出た。
その店の下駄は悪く無かったが、種類が少な過ぎた。
お目当てのお店にはもっと沢山あるに違いない。
そして、お店を出てから次第に腹が立って来た。
履きたくも無いのに勧められて、仕方なく履いたら「脱いでくんないかなぁ」などと、言われたり
「色々見たらどんどん他のが良くなるんだから」と、こちらがずうずうしい客の様な言い分だった。
「ごめんなさいね、白木は跡がつくからあまり長く履かないでね」
とか、
「ゆっくり見ていいですよ~」などと、言えないのだろうか?
こちらは客なのに、勧められるまま買わないと腹立たしいのだろうか?
もしや、私の和服の着こなしが酷いから、駄目客だと舐められているのか?
「そんな事だから、店が小さいだよ!」と、心の中で毒づく。
どの店も混んでいたが、なんとか喫茶店に入り、抹茶を飲みながら和菓子を食べた。
夕方から下北、スズナリへ。URASUJI観劇。
深沢敦さんとバービーボーイズの杏子さんや、豪華なメンバーによる音楽劇。
藤田記子さんに最高に笑わされる。
帰宅後、着物を脱いだ。
あれ?この着物、袷(あわせ)だと思っていたら単で(ひとえ)はないか。
通常10月~5月は袷、6月~9月は単。
着物の事はさっぱり分からないが、詳しい人には「あら、こんな季節に単を来ている馬鹿がいるよ」と、バレるのだろうか?
木綿の絣の着物で袖口や足下だけは共布がついている。
外から見たら、袷に見えるように作られている様子だが、どうなのだろう。
さっぱりわからない。
洋服にすれば、真冬に夏服を着ているようなものだ。
そんなだから、履物屋で酷い接客を受けたのだろうか?
元々酷い接客の店なのだろうか。
だが、稀に、真冬に半袖やタンクトップの強者もいる。
だから、あまり気にする事もないかもしれない。
以前、おはしょりが難しいと話したところ、和裁の出来る親戚のおばさんがおはしょり部分をあらかじめ縫ってくれた。
だが、これが着崩れの原因の様子。
以前着た時も上前がずるずる下がって来て大変だった。
少し着慣れたから・・・再びチャレンジしたが、やはり駄目。
祖母は沢山着物を残してくれたが、次第に祖母の考え無しの買い方が分かって来た。
まず、全ての着物の寸法が違う。
何故か着物の上に着る羽織りの方が小さかったりする。
そして、着物を買う時にこれにはこの帯・・・という計画を一切しないで買っている。
似たような着物が多い。
きっと、お店でお似合いですよ・・・と言われるままに適当にあつらえてもらっていたのだろう。
そして、良い気分になると同じ店で似た様な着物を3着くらい買っていたのだろう。
帯も着物もごちゃごちゃ模様があるモノが多い。
私の様服の買い方と全く同じだ。
母の買い方とも似ている。遺伝は恐ろしい。
私の祖母だから、ちゃんとした買い方をしている訳が無いのだ。
祖母の着物を見ているだけで、祖母の性格が分かって来てしまった。
母の着物も寸法が違う。
着物は下に長襦袢を重ねるので、寸法がメチャメチャだと着物の数だけ長襦袢が必要になってしまう。
しかし、そんなに揃えられるお金も、収納するスペースも無い。
サイズの会わない長襦袢を縫ったり、安全ピンでとめたりして誤摩化して着るしかない。
高級な着物の長襦袢は絹だが、絹は洗濯出来ない。
気軽に1700円位でポリエステルの長襦袢を購入したので、今日はこれを着込んだ。
それが大変な事になった。
ただでさえ、上前がずるずる落ちて来る上に酷い静電気で、足下はぐちゃぐちゃな状態になってしまった。
手で押さえても着物が張り付いてスパッツを履いていた足下が丸見え。
途中でエレガード購入。少しはマシになる。
今日のお目当ては、履物の問屋「長谷川商店」。
好きな草履や下駄に鼻緒をすげてくれるらしい。
だが、お店はお休みだった。
近所にある別な履物屋へ入る。
眺めていると、店のおばさんがいくつか勧めて来る。
同じ大きさで違う下駄を見せてもらったり、鼻緒をあれこれ見たりする度に
「色々見たら、どんどん他のがよく見えてくるんだから」などと言われる。
そのうち私が全く良いと思わない、薄汚れた白木の下駄を勧められたので履いてみた。
「あら~、若々しくていいじゃない」
履き心地は良かったが、子供っぽいなぁなどと思っていると後ろで鼻緒をすげていたおじさんが、
「買うならいいけど、買わないんなら脱いでくんないかなぁ。白木は足の油で跡がつくから」
と、不機嫌そう。
「ちょっと考えてまた、来ます」と、店を出た。
その店の下駄は悪く無かったが、種類が少な過ぎた。
お目当てのお店にはもっと沢山あるに違いない。
そして、お店を出てから次第に腹が立って来た。
履きたくも無いのに勧められて、仕方なく履いたら「脱いでくんないかなぁ」などと、言われたり
「色々見たらどんどん他のが良くなるんだから」と、こちらがずうずうしい客の様な言い分だった。
「ごめんなさいね、白木は跡がつくからあまり長く履かないでね」
とか、
「ゆっくり見ていいですよ~」などと、言えないのだろうか?
こちらは客なのに、勧められるまま買わないと腹立たしいのだろうか?
もしや、私の和服の着こなしが酷いから、駄目客だと舐められているのか?
「そんな事だから、店が小さいだよ!」と、心の中で毒づく。
どの店も混んでいたが、なんとか喫茶店に入り、抹茶を飲みながら和菓子を食べた。
夕方から下北、スズナリへ。URASUJI観劇。
深沢敦さんとバービーボーイズの杏子さんや、豪華なメンバーによる音楽劇。
藤田記子さんに最高に笑わされる。
帰宅後、着物を脱いだ。
あれ?この着物、袷(あわせ)だと思っていたら単で(ひとえ)はないか。
通常10月~5月は袷、6月~9月は単。
着物の事はさっぱり分からないが、詳しい人には「あら、こんな季節に単を来ている馬鹿がいるよ」と、バレるのだろうか?
木綿の絣の着物で袖口や足下だけは共布がついている。
外から見たら、袷に見えるように作られている様子だが、どうなのだろう。
さっぱりわからない。
洋服にすれば、真冬に夏服を着ているようなものだ。
そんなだから、履物屋で酷い接客を受けたのだろうか?
元々酷い接客の店なのだろうか。
だが、稀に、真冬に半袖やタンクトップの強者もいる。
だから、あまり気にする事もないかもしれない。
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