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韓国語〈実習編〉

清順と彼女のルームメイトSちゃんのお誘いで、韓国人&日本人の飲み会へ。

清順もSちゃんも若いので、私一人だけが、かなり年上ということになるのでは・・・と心配になる。
だが、恋愛をしに行く訳でも無く、韓国語を話してみたいだけなので良いではないか!と、自分を奮い立たせて乗り込むことにした。
待ち合わせ場所へ行くと、Sちゃんが早速韓国のお友達のリサちゃんを紹介してくれた。

可愛い・・・。そして・・・若い。

Sちゃんが女優さんなので、リサちゃんもきっと女優さんなのだろうと思った。
だが、聞いてみると普通の学生さん。
他にも続々と人が集まって来て、誰が韓国の人で誰が日本の人が分からない。
聞いてみると、21、2歳の韓国人の女の子が多く、私から見たら十分若い清順やSちゃんまで、年齢を気にしていた。
私など、頑張れば彼らを生めてしまう世代。
若く取り繕っても間違い探しのような有様だ。
どうやら、リサちゃんが日本語を教えてもらっていた日本人男子が催した交流会らしい。
主催者以外の男子数名は韓国語を全く話せないようだ。
殆ど韓国の女の子ばかり。
これは・・・日本人男子が可愛い韓国人女子と飲みたい・・・という下心で催されたものではないかしら?
一回り以上年上の韓国語を話したいだけの女が参加して、「やばいの来ちゃったよ~」などと思われていないだろうか・・・。
だが、一人だけ30歳の韓国人男性もいたので、何故かほっとする。
隣に座ったスルギちゃんという女の子と沢山話して、電話番号交換などもした。
韓国の人は間違えた表現で話すと、すぐ「それはちょっとおかしな表現です。この方が自然です」と、教えてくれる事が多い。
今まで外国の人が間違えて話しているのを聞いても「ここまで話せるだけエラいなぁ。多分こういうことを言っているのだろう」と、ちゃんと注意してあげた事が無かった。
間違いを指摘してもらえるのはとてもありがたいので、これからは自分も指摘してあげようと思った。
スルギちゃんは「スルメの事を何で、アタリメって言うか分かりますか?これは、賭け事をする時、『スル』って言葉は縁起が悪いから、『当たり』って言うようになったんですよ」などと、私が知らない事を教えてくれた。
頑張れば生めてしまう世代のコにモノを教えてもらって、ちょっと感動。

今度は女の子だけで集まろうね・・・などと話して解散。
一応自分の事も女の子にカウントしておいた。
きっと50になっても、60になっても自分の事を「女の子は」「女子は」・・・と、言っているのだろう。
母が以前同窓会で会った人の事を「その男の子がね・・・」と、話すのを聞いた時「男の子って言っても50とかでしょ?」と、笑った事を思い出した。
当時、指摘された母も照れくさそうな顔をしていたが、その後もずっと「男の子」と、言い続けていた。

ちゃんと大人になる人と、年取った子供の様な大人がいる。
自分は老人になっても、子供の意識が抜けないタイプなのだろう。
大人なのに、大人になりたいと思うのも変だが、どうやったら大人になれるのかは全く分からない。

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削られる運命

朝、指を削ってしまった。

鰹節削り器で削ってしまった。

自分で削った鰹節で出汁を取ったら旨かろうと、母に鰹節削り器を送って貰った。
だが、削れない。
粉状のものが、少し溜まっただけ。
削り器をどこで調整したらいいのか分からず、アマゾンで1500円位の削り器を購入。
早速試す。
またもや粉しか出ない。
安物なので刃の向きを変えるものがついていない。
トンカチで叩いて調整するらしい。ちょっと叩いてみる。
鰹節を硬く絞った布巾で巻いて10分置くと、削りやすくなるらしい。
試す。
どんどん削れなくなる。

力が足りないのかな?
力を入れる。

鰹節が刃に引っ掛かった。もって力を入れる。
あ、削れた!親指が。
血があふれて来るので、取りあえず親指を指に含む。
バンドエイドをまくのが大変。
巻いたら外まで血が滲んで他の指も血で汚れた。
安い削り器を購入した時から、この怪我は決まってたのだ。
いや、自分で削った鰹節で出汁を取り、うどんを食べたい、と思った時から、こうなる運命だったのかもしれない。
痛いし、不便。

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六本木で

六本木アマンド前待ち合わせで、六本木ヒルズへ。

シアターマツモト
写真のメンツとラジオドラマの収録。
辰巳君の顔が切れているのだが、なぜかとても愛くるしい。

このメンバーで公演をしたことは無いが、今日一日で一公演打ったみたいな感じ。
七里ヶ浜オールスターズ主宰の瀧川君は収録前から
「ヒルズの近くに一皿100円で3つ水餃子が食べられる美味しい店があるんですよ」と言っていた。
これは「終わったら皆で行こうって事かしら?それとも美味しいもの好きな人のただの親切情報かしら?」と、はかりかねていた。
フライングして行く気マンマンになってはいけない、皆が行こうと言い始めたらさり気なくついて行こう、と自分の方針を決めておいた。

収録はさくさく終り、帰り支度。
やはり、餃子屋へ行く雰囲気にはならない。
さっきのは親切情報だったのだ、先走らなくて良かった。
駅で皆とわかれる瞬間、瀧川君が「え、本当に帰るの?」と、意外な顔。
あれ?やっぱり餃子屋行きたかったのかしら?
「どっか行きますか?」
「そうですね」

そして、餃子屋へ。

「もしや、最初に餃子の話したのは今日行きたいっていう伏線だった?」
「伏線ですよ。ヒルズで仕事って聞いた時から、今日は絶対行くって決めてたんですよ。皆が行かなかったらどうしようかと思いました。」
「なんだ~」
「このメンツで僕が言い出すのもと思って、誰か言い出すの待ってたんですよ」

今日、誘うべき人間は私だった。
そしてぼんやりと飲みたいと考えてもいた。
餃子も食べたいと思っていたのだ。
一応座長を名乗っているのだから、もっと積極的でないといかんなぁ。

水餃子の美味しいお店には名物の北京ダックがあった。
北京ダックを食べたのは、演劇ぶっく企画のクドカン&マチャピコの香港旅行にタワーのメンツが便乗した香港旅行以来。
20代だった。
数年ぶりに食べた北京ダックはじいんとするほど美味かった。沢山食べた。
辰巳君ら男性陣に負けないようにガツガツ食べた。
お腹が落ち着いてから、恋愛テクニックなどについて語りあった。
意外な人が意外とウブな発言をしたり、世慣れた発言したり、聞いていて楽しかった。
恋に悩んだら山崎君にアドバイスして貰おうと思った。

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不穏な電波が体から?

昨日、調子の悪いPCをお友達に見て貰った。
先週ちょっと見て貰い、治す対策を立てて、再び見て貰ったのだ。
だが、全く治らない。

「どうなってんだ・・・?ここまでタチ悪いとは・・・。こんなケース初めてだ・・・」とのこと。

「私があまりPCのこと分からないで、いじって何かおかしなことしたのかな?」
「いや、そう言う問題じゃない」
「でも、何故かいつも電化製品が不調だし・・・」
「そうじゃないと思うよ・・・」
「でも、ウチのDVDプレーヤーももう4回位修理してるし、携帯トラブルも多いし、今、プリンターも動かないし、電化製品のトラブルで悩んでない時の方が無いくらいだよ。動物のお医者さんの菱沼さんみたいに、何か電化製品を破壊する電磁派とか出してるんじゃないかなぁ・・・」
「まさか・・・でも、もしかするとそういう魔力・・・妖力があるのかも知れないなぁ・・・」

結局治らず、再び、対策を立ててもう一度見て貰う事になった。

考えてみると、先日韓国語仲間から借りた「私の名前はキム・サムスン」も、他の人は何の問題も無かったというのだが、私はプレイヤーはフリーズを繰り返し、見るのに倍以上の時間がかかった。
デッキをクリーニングしてから見ると良いよ、とアドバイスされたので、クリーニングしたが、あまり代わり映えしない。
そしてすぐに、クリーニングキッドを受け付けなくなってしまった。
デッキとの相性かなぁ・・・。

夜中に宝船のVHSビデオをDVDにダビングすることにした。
ところが・・・!
ビデオデッキがテープを受け付けてくれない。
何度入れても、吐き出してしまう。
苦肉の策で、デッキを入れた瞬間から微妙に早送りや巻き戻しをすると、映像が映った。
ただし、再生ボタンを押さずに早送りだけを押しているのに、画面が映るのはおかしな事態ではある。
だましだまし早送りから再生にして録画を試みる。
ところが、3秒程再生した瞬間にビデオデッキの電源が落ちるのだ。
10回以上繰り返したが、3秒以上再生は不可能だった。
つい一ヶ月程前には動いていたはずなのに・・・。

これでは仕方が無い。
格安でビデオデッキを買うか、ビデオテープを業者に頼んで、DVDに返還するしかない。
以前もダビングしようと、DVDのハードディスクに舞台映像をおとした後にDVDプレイヤーが壊れ、修理に出した。
その作業は徒労に終わってしまった。

ウチひしがれる。

そして、本日。仕事でDVDを2本見なければならなかった。
一本は順調に観られた。
だが、2本目の時・・・画面が全てモザイクになり音声がブツ切れ状態になった。
これは・・・2ヶ月程前DVDプレイヤーを修理する前と同じ状態だ・・・。
その時はディスク読み取り機能が壊れているとの事で、部品の交換をしたのだ。
こんなすぐに再び不調になるとは・・・。
PCで観たが、すぐにエラーになった。
ウチのシャープのアクオスで映らなかったDVDは大体、Macでも映らないのだ。
かならず何かが壊れている。
これは私に限った現象では無いのだろうか?
皆もこの位こわれているのかもしれない。
きっとそうだ、と自分に言い聞かせる。
最近の電化製品はハイテク過ぎて、壊れやすいだけなのかもしれない。
便利なくせに、壊れてばかりだから、却って不便。

仕事の方はどうしよう・・・
マンガ喫茶って、DVD観られるのだろうか・・・。

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小さな恋に号泣

昨日、朦朧としながら縫った嘘つき袖を逆方向に付けていた事が判明。
着物をよく観察すれば分かる事なのだが、着やすくする為にした作業が、裏目に出てしまった。
直すの面倒くさい・・・。

そして、昔立ち寄った呉服屋さんに半ば催眠術にかけられた様にあつらえてしまった着物の寸法も測ってみる。
身の丈に合わない行動をした事が悔やまれて、数年間見ない振りをして箪笥に仕舞い込んでいたのだが、腐らせても勿体ない。
測ってみると母や祖母の着物とかなり寸法が違った。
肩幅、袖幅を足した裄が70センチ近い。
母や祖母の着物は大体63~65センチ。
既製品の長襦袢の裄も65センチ。
同じ時にあつらえた帯は袋帯。
私がかろうじて締められるのは、浴衣に締める半幅帯と、一重太鼓が出来る名古屋帯までだ。
袋帯は難易度が高すぎる。
その呉服屋さんで、着物、帯、道行きコートを誂えて一時期ローンで大変な事になった。
そういえば、店員さんは
「あとは新井さんには長襦袢を作って頂けたら、一段落です」
と、言っていた。私が
「あ、既製品の長襦袢とかでいいです」
と、言ったら
「は?」という顔をしていた。
この着物に合う長襦袢は既製品では売っていないのだ。
誂えなければ、この着物を着る事も出来ないとは・・・!
どうせなら、コートでは無く長襦袢を作っておけば良かった。
今は、恐ろし過ぎてその呉服屋には立ち寄っていない。
方法は3つだ。

1、 なるべく格安の店を見つけて、その着物に合う長襦袢を誂える。

2、 長襦袢が一番目立つ袖の部分だけ、お気に入りの布で襦袢に見えるように作ってしまう。(俗に言う、うそつき袖)

3、 既製品の長襦袢で無理矢理着てしまう。

お金さえあれば、1がベストだが、お店を探すのも行くのも面倒くさい。
2のお裁縫も面倒くさい。
後回しにしていたら、また数年経ってしまうだろう。
3は着物と襦袢の格の違いが激し過ぎておかしい事になりそうだが、一番現実的かも・・・。
良い着物を変な着方をするもったいなさと、変な着方をするぐらいなら着ない・・・というもったいなさを比べたら、着た方が遥かにマシだろう。
あとは、結べない帯だ。
やはりどこかで教わるが相談するしか無い。

ナオミィのブログを見て、焦って、「Little DJ~小さな恋の物語」を観に行く。
近年どんどん涙もろくなっている私には大変な映画だった。
嗚咽を堪えるので精一杯。
涙で鼻が詰まって、息が苦しい。
嗚咽を上げたら号泣の域に達する程の大量の涙。
目も腫れてしまった。
一人で観に来て良かった。
これでは泣いていないふりなど出来るはずが無い。
神木隆之介さん・・・演技と思えないナチュラルな演技なので、ウマいのか分からない所が凄い。
ドキュメンタリーに見えてしまうくらい普通なのだ。
そして、多分神様の祝福があるような美しさ。
顔立ちより、存在そのものが美しい感じがした。

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てきとうなお裁縫

ここのところ、なるべく着物を箪笥から出して、順番に干すようにしている。
寸法がマチマチなのも、とりあえず測る事にした。
アンティークとは言え、30代では袖が長過ぎて着られないような着物と羽織。
どうせ古いのだからと、かなりいい加減な方法で袖を詰めてみた。
普段裁縫などしないので、木綿の白糸しか持っていない。
本来は着物の色に近い絹糸でやるべきなのだが、そこは適当にやってしまおう。

仕舞い込んだ待ち針を探すのも、打つのも面倒。
アイロンでちゃんと癖を付けてから縫った方が良いけれど、面倒。

全て適当に縫ってみた。
ところどころ引きつれていたり、白い糸が表地から分かる杜撰すぎる仕事だったが、誰も他人の服などそんなにしげしげ見ないだろう。
構うもんかとざくざく縫った。
その着物に合う長襦袢が無いので、先日買ったうそつき袖の丈も調節して着物に縫い付けた。

気がつくと部屋は大変な惨状。
そして、夜が明け始めていた。
すべてぐちゃぐちゃのまま、布団に潜り込む。

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久しぶりの韓国語学校

練馬でお友達とランチ。
財布を入れたポシェットを忘れて来ていた。
無一文で外出するのは裸で外にいるように心細い。
ごちそうしてもらった。

久しぶりに韓国語学校へ。
昨年11月のテストが終わってから、日常的にやっていた勉強を怠けている。
単語もかなり忘れてしまった。
だが、忘れている割に話す事は出来た気がする。
いつもの仲間と授業も一緒だったので、リラックスして話せたのかもしれない。
やる気が起きなくても、週1ペースでは通いたい。

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中野で

仲坪ユピコと中野で密談。
魚を炭火で焼くお店に入る。
暖かいのだが、顔が火照って大変。

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夜明けの奇跡

少しだけ眠れたみたいだ。
目覚めるとまだ、辺りは真っ暗。
タイマーセットした暖房もついていないし、携帯アラームも鳴っていないので、まだ起床時間まで間があるのだろう。
あと、どのくらい眠れるか携帯を見ると、なんとセットした4時半をとっくに過ぎていた。
5時10分。
5時15分までにメイクさんの部屋へ衣装を着て集合ということになっている。
びっくりして、衣装に着替えギリギリ間にあう。
衣装、メイクが終わり6時に宿を出発。
荷物を纏めている時間など無い。
とにかく、袋に全てぶちこんで、布団も畳まずにロケバスへ。
気が小さいので、死にそうな気持ちになる。
駄目さ加減に凹む、
だが、全てのアラームが鳴らなかったのに、虫の予感で目を覚ましたのだ。
これは運がいい!ということだと、自分に言い聞かせる。
夜明けの富士山は大層綺麗だった。

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富士の麓にて

撮影のお仕事で富士山の近くの宿に泊まる。

寒い・・・。

布団も氷のよう。
自分の体温で布団を暖め、やっと寝付いた頃にメールが来た。
朝、4時半に目覚ましアラームをセットしているので、消音出来ないのだ。
気を取り直して、再び寝付いた頃にまたもやメール。
しかも芝居の宣伝メール。
夜の12時過ぎに出さないで欲しい。
全く眠れなくなる。
ただ、目を閉じてじっとしていた。

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きものの日

浅草へ。着物を着る。
以前、おはしょりが難しいと話したところ、和裁の出来る親戚のおばさんがおはしょり部分をあらかじめ縫ってくれた。
だが、これが着崩れの原因の様子。
以前着た時も上前がずるずる下がって来て大変だった。
少し着慣れたから・・・再びチャレンジしたが、やはり駄目。
祖母は沢山着物を残してくれたが、次第に祖母の考え無しの買い方が分かって来た。

まず、全ての着物の寸法が違う。
何故か着物の上に着る羽織りの方が小さかったりする。
そして、着物を買う時にこれにはこの帯・・・という計画を一切しないで買っている。
似たような着物が多い。
きっと、お店でお似合いですよ・・・と言われるままに適当にあつらえてもらっていたのだろう。
そして、良い気分になると同じ店で似た様な着物を3着くらい買っていたのだろう。
帯も着物もごちゃごちゃ模様があるモノが多い。
私の様服の買い方と全く同じだ。
母の買い方とも似ている。遺伝は恐ろしい。

私の祖母だから、ちゃんとした買い方をしている訳が無いのだ。
祖母の着物を見ているだけで、祖母の性格が分かって来てしまった。
母の着物も寸法が違う。
着物は下に長襦袢を重ねるので、寸法がメチャメチャだと着物の数だけ長襦袢が必要になってしまう。
しかし、そんなに揃えられるお金も、収納するスペースも無い。
サイズの会わない長襦袢を縫ったり、安全ピンでとめたりして誤摩化して着るしかない。
高級な着物の長襦袢は絹だが、絹は洗濯出来ない。
気軽に1700円位でポリエステルの長襦袢を購入したので、今日はこれを着込んだ。
それが大変な事になった。
ただでさえ、上前がずるずる落ちて来る上に酷い静電気で、足下はぐちゃぐちゃな状態になってしまった。
手で押さえても着物が張り付いてスパッツを履いていた足下が丸見え。

途中でエレガード購入。少しはマシになる。

今日のお目当ては、履物の問屋「長谷川商店」。
好きな草履や下駄に鼻緒をすげてくれるらしい。
だが、お店はお休みだった。
近所にある別な履物屋へ入る。
眺めていると、店のおばさんがいくつか勧めて来る。
同じ大きさで違う下駄を見せてもらったり、鼻緒をあれこれ見たりする度に
「色々見たら、どんどん他のがよく見えてくるんだから」などと言われる。
そのうち私が全く良いと思わない、薄汚れた白木の下駄を勧められたので履いてみた。
「あら~、若々しくていいじゃない」
履き心地は良かったが、子供っぽいなぁなどと思っていると後ろで鼻緒をすげていたおじさんが、
「買うならいいけど、買わないんなら脱いでくんないかなぁ。白木は足の油で跡がつくから」
と、不機嫌そう。
「ちょっと考えてまた、来ます」と、店を出た。
その店の下駄は悪く無かったが、種類が少な過ぎた。
お目当てのお店にはもっと沢山あるに違いない。
そして、お店を出てから次第に腹が立って来た。
履きたくも無いのに勧められて、仕方なく履いたら「脱いでくんないかなぁ」などと、言われたり
「色々見たらどんどん他のが良くなるんだから」と、こちらがずうずうしい客の様な言い分だった。
「ごめんなさいね、白木は跡がつくからあまり長く履かないでね」
とか、
「ゆっくり見ていいですよ~」などと、言えないのだろうか?
こちらは客なのに、勧められるまま買わないと腹立たしいのだろうか?
もしや、私の和服の着こなしが酷いから、駄目客だと舐められているのか?
「そんな事だから、店が小さいだよ!」と、心の中で毒づく。
どの店も混んでいたが、なんとか喫茶店に入り、抹茶を飲みながら和菓子を食べた。

夕方から下北、スズナリへ。URASUJI観劇。
深沢敦さんとバービーボーイズの杏子さんや、豪華なメンバーによる音楽劇。
藤田記子さんに最高に笑わされる。
帰宅後、着物を脱いだ。
あれ?この着物、袷(あわせ)だと思っていたら単で(ひとえ)はないか。
通常10月~5月は袷、6月~9月は単。
着物の事はさっぱり分からないが、詳しい人には「あら、こんな季節に単を来ている馬鹿がいるよ」と、バレるのだろうか?
木綿の絣の着物で袖口や足下だけは共布がついている。
外から見たら、袷に見えるように作られている様子だが、どうなのだろう。
さっぱりわからない。
洋服にすれば、真冬に夏服を着ているようなものだ。
そんなだから、履物屋で酷い接客を受けたのだろうか?
元々酷い接客の店なのだろうか。
だが、稀に、真冬に半袖やタンクトップの強者もいる。
だから、あまり気にする事もないかもしれない。

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誕生日の1日

お誕生日。多摩川の日帰り温泉へ行く。
温泉に行くだけでも大変なので、着物を着るのは断念。

多摩川は思いの外遠かった。
温泉の手前にある足湯につかり、その後本格的に温泉へ。
かなり混んでいた。皆思う事は同じなようだ。
露天風呂の方で、若い娘っ子達が4人程自分の家かと言う程くつろいでいた。
その中で自分がいかに汗っかきかという話をしている娘っ子がいた。

汗かき娘「もう、いつもびしょびしょなの。母親とかが何して来たんだってびっくりするくらい汗かいちゃうから、いつもトイレで着替えているの」
友達「へえぇ~、そんななんだ~」
汗かき娘「だからさぁ、ライブやって暴れたりしたらもう、凄いよ!」
友達「・・・・・・」
汗かき娘「ライブだとついテンションあがっちゃって・・・!やりすぎちゃうんだよね」
友達「・・・・・・」

何となくその娘が友人内でどう思われているのか、分かった気がした。
ライブ姿の想像もついた。

その娘達より長く粘ろうと思ったが、挫折して風呂を出る。
その後、軽くビールを飲み立川あたりまで戻る。
電車内で、隣の隣の隣の席で必死に「練り梅」というお菓子の袋を開けようとしている人がいた。
落ち着けば開けられそうなのに、マラリア患者の様に手を震わせ、次第に苛立って奇声を発していた。

「ふぇ~!ふぁ~~~!」

再びトライ。再び奇声!

「ふぇ~~~~!」

そんなにあの酸っぱくて四角い梅のペーストを食べたいのだろうか・・・。
開けて上げたい気もしたが、いかんせん怖過ぎた。
立川で歩き回り韓国料理を食べる。
サムギョプサル、ヤンニョンケジャン、ブデチゲ。
吐きそうな程満腹になる。
誕生日だということで柚子茶をサービスしてもらった。
頑張って、韓国語を使ってみた。
家の近所にこんな風にお話出来る韓国料理店を開発したいものだ。 

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バースデイ・イブ

着物を着る。
昨年のブラジル公演で着物を着て以来、着物で頭が一杯。
骨折する前にもこんな状態だった。
鎖骨を骨折してからすっかり面倒になって、2年程全く着ていなかった。
それが今は取り憑かれたように、着物、着物の日々。
今日も、ただ着物を着て池袋へ。
ビッグカメラで1時間以上店員としゃべり、サンシャイン60へ行き、マクドナルドでポテトを食べ、帰宅。
着物を着る為に外出したようなものだ。
苦労して帯を結んだのに、ずっとコートを着ていた。
悔しいのでマクドナルドでだけコートを脱いだ。
店内に帯を見せ付ける気持ちで、店内を歩いた。

帰宅後、疲れて仮眠。
気付くといつの間にか誕生日になっていた。
実は毎年密かに誕生日カウントダウンをしていたので、気付かないウチに年を取ってしまいショック。

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初夢

年末から楽しい事は沢山あったのだが、とりあえず素晴らしい初夢を見た。
大好きなジソブの夢は普段、意外と見ない。
だが、初夢で見たのだ。
それが、内容を説明すると馬鹿としかいい様がない夢。

詳しい設定は分からないのだけれど、社員食堂っぽい所でばったりジソブに遭遇。
最初、ジソブはファンに見せている謙虚な姿とは違って、少しいらだっている様子だった。
とても愛想が悪く、一瞬「こんな人だったんだ・・・」とショックを受ける。
だが、話をしているうちに打ち解けて来る。
そうするうちに、何となく私が告白をしてしまう。
すると、「今は言われても困るんだよね・・・」的に、あっさり振られてしまう。
振られているのに、嬉しくて仕方がなかった。
その後、遠くで目があったりすると、笑ってくれたりした。
目が覚めた時、何とも言えない幸福感に包まれていた。

半年以上前に目が覚めたら目の前にジソブがいる夢を見た事があるが、あの時もとても幸せだった。
今年もこんな風に馬鹿なままスタート。
良い年になれはよいけれど。

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