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07年最後の1日

大泉学園の映画館へ自転車で行った。45分かかった。
複数の人に勧められ「カンナさん大成功」鑑賞。
大泉のJOY-Tは素晴らしい映画館だったが、大晦日だからか、客は殆どいなかった。

映画は結構泣けてしまった。
主役のキム・アジュンがとても可愛い。
なんて可愛いんだろうと、後で調べたら散々ハマって観ていた「海神」にも出ていた。
海神でも「なんて可愛いんだろう!」と、気に入っていたのだけれど、同一人物だとは気付かなかった。
相手役のチュ・ジンモという俳優さんはキムタクにそっくり。
キムタクを逞しくした感じ。
まんまと泣かされてしまった。

練馬まで戻り、薫製やソーセージがおいしいお店を発見。
そこで年を越した。
お店の人に「ウチで新年を迎えて下さってありがとうございます」と、言われた。
大晦日はいつも家で過ごしていた。
そうで無い時はカウントダウンイベント等。
生まれて初めて夜中に初詣。
私の前の順番の人が異常に長時間祈っていて、異常に深々と頭を下げていた。
何か大変な事になっているのだろうか、と余計なお世話ながら心配になる。

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天の邪鬼なコーディネイト

着物を着て、ナイロン100℃「わが闇」観劇。感激。
「人間フィルハーモニー」に引き続き、また凄いモノを観てしまった。
怖くて、泣けるのに沢山笑った。
一緒に観ていた仲坪ユピコが終演後涙を拭っていた。
それを見て、
「私もね~、本当は泣いてたんだよ。」と、張合うように言ってしまう。
観劇中に涙が出そうになって、上を向いたりして必死に涙を蒸発させたり、こっそり手で拭ったりしていた。
そうまでして泣いている事を隠していたのに、素直に泣いている人を見ると「私も泣いてたんだい」と、宣伝してしまうのは、何故なのだろう。

数年前、大阪のゲイバーのショーで「涙そうそう」を聞いて泣きそうになり、必死で隠した時も、素直に泣いていた猫のホテルの佐藤真弓さんを見て「私も本当は泣いてたんだよ」と、耳打ちした事を思い出した。
私の狙いは何なのだろう?
楽屋へご挨拶。
感動した旨を伝え、久しぶりに峯村りえっこちゃんに抱きつく。
相変わらず気持ちが良い。
長田さんに着物を褒めて貰う。
嬉しいのでつい自慢。
オレンジの絞りに猫のパッチワークが施してある帯が可愛いと言われたので、「ほら、この耳のピアスも実は良く見るとキティちゃんなの。猫でコーディネートしたの~!」と、力説。
「本当だ!猫、好きなの?」
と、聞かれハッとした。
別に猫は好きではない。

「ううん、全然・・・」

長田さんは困った顔をしていた。

ユピコと中野の四文屋へ。ついつい飲み過ぎる。
2軒目では二人で白ワインも空ける。
記憶は定かでは無いが、新江古田に置いていた自転車が家に戻っていた。
着物と酔いというハンディを乗り越えて、乗って帰ったようだ。
無事で良かった。

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年末、衣装合わせ、同窓会のような観劇

本日は衣装合わせ。
ありがたいことについ先日も衣装合わせだった。
私は、衣装合わせや撮影の時には勝負下着をつけることにしている。
衣装さんの前で、ブラパン一丁になる事が多いからだ。
勝負下着と言っても、ただブラとお揃いのパンツというだけで、スケスケやヒモパンなどでは無い。

ただ、30代後半女性として悲しいことにブラとパンツが一緒のセットは3つしかない。
したがって、衣装合わせや撮影が続くと、この三つをフル回転させなければならない。
今のところ、なんとかなっている。
だが、来年はこれでは足りなくなる程仕事が来ることを祈って、勝負下着セットを買い足そうかとも考えている。
仕事が増えれば、めでたいし、増えなければプライベート?
考えてみたら、色っぽい目的で勝負下着を着た回数は、生涯で10回も無い気がする。
おつきあいをすると、すぐお互いオナラをしあう仲になってしまうからだろうか・・・。
楽なのが一番になってしまう。
生まれ変わったら、勝負下着をバンバンプライベートで使用して、オナラをしたことも無い様な女性になってみたい。
現世では無理だな。
面倒くさい。

本日は中野シマチュウと、スーパーで買い物をした。
シマチュウでは意味も分からず、自分の順番の直前に隣の列のおばさんに割り込まれた。
びっくりしておばさんをしげしげ見ていると、
「文句あるのか!」とばかりに睨み返された。
怯えて、目を逸らす。
スーパーでは、隣のレジにバイトさんが入ったのでそちらへ行こうと思ったら、後ろの人に先に駆け込まれた。
本日のレジ運は20点。

風邪がぶり返したのか、ひき直したのかわからないが、喉が痛くだるい。
宝船看板女優高木珠里出演中のマンションマンション「人間フィルハーモニー」観劇の為、下北沢へ。
着物熱が高まったので、着物を着た。
だが、完成して膝を曲げると長襦袢が丸見えに・・・。
時間が無かったので、洋服に着替え直す。
芝居は・・・最高にエキサイティングだった。
去年のマンションマンションも面白かったが、それ以上。
今年ベスト。
同じ回を観ていた、阿佐スパ中山君は「笑ってたら、泣いちゃった」らしい。
昨日は中山君とオッホを観に行っていた。
そして、マンションマンションにも元オッホメンバーが3人出演中。
昨日に引き続き昔のオッホメンバー勢揃い。
懐かしかった。
こういう時、年を取るのも悪く無いと思う。

マンションマンションはどう面白いか説明できないが、時間がある人は是非観に行った方がいい。これは観なければいけない。
面白いと「悔しいなぁ」と、思う事も多いけれど、そんな自意識を忘れて興奮した。
本が素晴らしい。
美術もいい。
演出もいい。
役者最高。
26日までしかやっていない。
駅前劇場へGO!

風邪っぴきなので、一人だけお茶を飲んで帰る。
昨日、オッホの飲み会に行った際、買ったばかりの帯締め2本、帯揚げ2枚、度4足を「北の家族」に忘れてしまった。
新宿に立ち寄り取りに行くが、「無い」と言われる。
居酒屋に忘れた物は出て来ない事が多い。
不思議。

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チョグムマン

朝からぼんやり。お台場へ。
いつも乗り換える東中野駅を乗り過ごしたので、新宿で乗り換える事に。
大江戸線は地中深いので、乗り換える駅によってかなり当たり外れがある。
新宿はかなり面倒くさいのだ。
それなのにぼんやりしていて、何故か反射的に小田急線に乗ろうとしてしまう。
気を抜くと体がついつい下北沢へ向かってしまうようだ。

やっと埼京線のホームに行くが、間違えて大宮行きに乗り込み、慌てて降りる。
小学生から電車通学しているのに、いつまで経ってもこんな調子だ。
ホームで新木場行きを待ってぐったりしていると、
「この電車は北鎌倉へ行きますか?」
と、美人な女性に聞かれる。
発音から彼女が外国の人だとわかった。
私の様にたよりにならない人間に尋ねるとは・・・と思いながらも一生懸命調べる。
すると美人な女性は連れの男性に「彼女、知らないみたい」と、韓国語で話していた。 おお、韓国の人だったのか・・・と、俄然一生懸命調べた。
結局隣のホームの次の電車だった。
「韓国の方ですか?私も韓国語、今勉強しているんです。チョグムマン(ちょっとだけ)」
と、話してみた。
この程度の言葉なら韓国語で話せるのだが、つい緊張して日本語になってしまう。
とって付けたように「チョグムマン」だけ言ってみたら、美人な彼女は笑いながら
「そうですか・・・カムサムニダ~」、とやはりチャンポンで答えてくれた。
連れの彼氏も「カムサムニダ~」と、笑顔。
次になんと言って良いかわからず、何故か私も「カムサムニダ~」と、へこへこ頭を下げた。
この場合言うべき言葉は「チョンマネヨ~(どう致しまして)」などだと思うのだが、出て来なかった。
冷静になれば、ちゃんと話せる内容なのに舞い上がってしまった。
しょんぼり。

今日もお台場で舞台をやった。
元々映画を上映する会場なので、普段の舞台とちょっと勝手が違う。
小さな声はよく響くのだが、大きな声はそれほど響かない。
大音響が吸収される構造のようだ。
そして、客席が明るい。
普段は照明の加減で意外と客席が見えないのだが、かなりクリアに見える。
客席振りの芝居をする時、やたらと照れくさい。
日曜日ということもあって、客席はかなり埋まっていた。
お客さんのノリも良かった。

あとは、17日と、19日の2ステージ。
平日なので、まだまだ席に余裕があるようだ。
気が向かれた人は是非、お台場へ足をお運びください。

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わかることに意味はない

いよいよ、明日本番。
連日お台場のフジテレビのリハーサル室へ通いつめる。
スイカをいくらチャージしても、追いつかない。
お台場は連日大にぎわい。
今日は修学旅行生も大勢いた。
旅行者のような外国人もいる。

何故、これほど賑わっているのか不思議だった。
あるのはテレビ局とショッピングモールばかり。
景色は殺風景だし、わざわざ旅行してテレビ局に来るというのもよくわからない。
しかも、外国の。
外国旅行して、普段観てもいないテレビ局に行く気はしない。
ジソブに会えると言われなければ行かないだろう。
だが、何日かお台場で過ごして、少し分かって来た。
今日はゲネプロと稽古の間に2時間の空き時間があった。

百円均一で雑貨を買おうとアクアシティへ行ったら、もう大変。
フードコートやら、安い雑貨やらがあって、夢の国のようであった。
そこでうろうろした後、デックス東京ビーチのたんす屋で着物の試着。
あっという間に2時間経ってしまう。
そして、湾岸スタジオへ行くバスに乗り遅れた。

おいしそうなビビンバの店、たこやきの店、ケーキの店・・・。
ヤバい・・・いくらでも時間を潰せる。
デートスポットらしいが、私はデートでは行きたく無い。
一人で行って、物欲を思う存分発散させたい。
心が騒ぐ。とても危険な場所だ。

湾岸スタジオで稽古の追い込み。
だんだん意識が朦朧として、口が勝手に台詞を言う危険な状態に陥る。
この状態になると、時々自分が何を言っているのかワケが分からなくなったり、自信満々で全然違う台詞を言ったりしてしまう。

明日はいよいよ初日。
初日はいつも不安だが、楽しみでもある。
受け入れられても、受け入れられなくてもお客さんの前の方が、芝居はやりやすい。
辰巳君がアクアシティーのフードコートでシナボンを買って来てくれた。
皆で、レンチンして食べた。
シナモンが嫌いな人が哀れになる。
なんて美味いのだろう。

帰宅後、にわかにカブレている野菜の重ね煮を作る。
鍋に塩を軽く振って、野菜を下から陰のモノから順番に段々陽のモノを重ねて、ただ煮込む。
今日は、エリンギ、舞茸、昆布、チンゲンサイ、キャベツ、インゲン、ジャガイモ、人参の順番に重ねた。
上にぱらぱらと塩を振り、野菜の水分だけで煮込む。
弱火で15分位すると、煮え過ぎてしまった。
だが、ただポン酢とすり胡麻をかけて食べるだけでも、とても美味い。
これを保存して、色々な調理に使う。
本格的な本を呼んだ訳では無いが、いっぺんに沢山の野菜が摂取出来て、かなり気に入っている。
本番が終わったら、重ね煮の本を図書館で借りるか、買うかしようと思う。

そして、最近、オークション熱が再燃。
チェックしていた虎の絵が刺繍してある作りの名古屋帯が売れてしまった。
こんな事ばかりしていないで、韓国語の勉強をしたり、寝たりするべきなのは分かっている。

分かっていても、出来ない。
分かるって事には何の意味も無い。

無事初日が明けますように。

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ブラジル

01633cd1.JPGただいま、お台場show-geki城参加作品、センチメンタル☆草津の稽古真っ最中。
風邪が中々治らないけれど、稽古は中々楽しく、今のところ順調。
今回は殆ど初めての人達で、緊張していたけれど、今やすっかりリラックス。
自分の出番意外は好きに休んで良いみたい。
劇団によっては、そこがはっきりしなくて、出番が無いのに生殺しのようにもっともらしい顔して見ていなければならない所もある。
七里ヶ浜オールスターズの瀧川君が、今度編み物やろうと思うと言っていた。
それを聞いたら俄然編み物をやりたくなった。
だが、真似っコになるので、最近さぼりがちな韓国語の勉強でもやろうかと教材をもちこんだが、ついつい稽古が面白くて眺めてしまう。
実はこの座組で私は最年長。
ついこの間まで、どこに行っても若手だった気がするのにいつの間にこんなことになったのだろう。
相変わらず稽古場を間違えたり、支度のノロさで皆に迷惑をかけている。
皆優しい人達で良かった。
既に何度か通し稽古をしたが、このお芝居、凄いことになってます。
久し振りにハイレグジーザス時代の心境が甦る。

写真は全く稽古と関係無い、最近の私のお気に入りの人。
韓国の時代劇ドラマ「海神」に出て来る酒好きな師匠。

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