« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

韓国最終日

今日は韓国最後の日。
早い・・・。
朝8時半頃起床。
こちらに来てから、毎日深夜に戻り、早朝に出掛けている。
それなのに、かなり元気。
韓国料理とチムジルバンの効果では無いだろうか。

昌徳宮を見学するツアーに参加する為に、てくてく歩く。
すると、以前に清順の韓国人のお友達においしいと勧められていた、「トースト」の屋台を発見。
パンにチーズとハムと卵などを挟んでいるだけの物なのだが、なんとも美味しそう。
清順はチケットを取る為に先に城へ向かった。
注文の仕方が良くわからないが、
前の人がパンをカットしてもらって、テイクアウトしていたのを見て、マネをした。
アルミホイルに包んでもらったのを持参して、城に向かった清順を追いかける。
ミオコと地図を見たり、迷いながら昌徳宮へ到着。
ベンチで3人並んで、パクつく。

韓服を来たガイドさんに連れられて、宮の中へ入る。
「このツアーは全部で一時間半になっております。」と、
説明される。
「え、そんなにあるの!」
と、目をむいているミオコ。
内心私も長いんだな、と思ったがガイドさんも目の前にいるし黙っていた。
しかし、宮の中は本当に素敵。
昔の王様が歩いた道などを通って、建築物をじっくり眺める。
瓦の一枚一枚の細工がとても可愛い。そして、自然もたっぷり。
池には沢山蓮の花が咲いている。
遠目からみると女性美人カメラマンのように激写しまくっているミオコ。
側で見ると忘れるのだが、遠目で引いてみると美人でびっくりする。
蓮の花が好きらしいので連写していたが、
「よく見るとなんか汚いんですよ」と、またまたびっくり発言。
しかし、確かに蓮の葉っぱも枯れている部分があったり、
黄砂が掛かっていたりして、汚れている部分はあった。
デジカメの画像を覗いて「でも、綺麗だよ。綺麗綺麗」と、言うと
「そうですか~?」と、気を取り直した様子。
その後、昔昭和天皇に嫁ぐはずだったのが急遽、
韓国にお嫁入りした昌子さまという人の説明をされる。
「え、雅子様が来たの?」
とか言うミオコの声を気付かない振りをしたりしたいた。
その後、清順から
「ミオコがまた凄い事言ってましたよ。
雅子様雅子様っていうから、雅子様を例えているのだって思ってたんだって・・・」
例え?
どういう事なのだろう・・・。

そして、とうとうツアーも終盤。
ここで最後です・・・という時になって、ミオコが
「え~!もう?」
と、不満気な様子。
「ミオコはもう~!さっき、そんなにあるんだって言ってた口が、今度はもう?だって?」
と、軽く突っ込むと
「エヘへ」
と、照れ笑いしていた。

その後、一応自由行動。
私は牛の血の入ったスープを飲みたかったが、ガイドに載っているお店はかなり遠い。
時間がロスになると、清順が観光案内所で近くにないか聞いてくれる。
清順はついでに自分の食べたいソルロンタンのお店も聞いていた。
案内所の日本語の上手なお兄さんの口ぶりでは私の食べたいへジャンクッという食べ物は万人受けする物では無さそう。
まだそれほど、美味しいものをがつんと食べた気がしていなかったので、私も清順と一緒にソルロンタンを食べに行く。
ミオコは「私は街を歩きます」と、単独行動。
インサドンギルに入ってちょっと小道に入った所にある「サドンミョノ」というお店。
店頭で饅頭を作っている。

ヤバい・・・。
これはウマそう。

昨日の居酒屋より、日本人が入りにくい雰囲気だったが、日本語メニューもあった。
「ごうもく飯」という代物があって、何だろうと思っていると
清順が「五目飯じゃないですかね?」と、推理してくれて、すっきりする。
ソルロンタン2人前注文する。
パンチャンも今までで一番ウマい。
こちらのズッキーニに似たカボチャとエリンギのナムルが本当においしい。
帰国してからも真似て作りたい。

ソルロンタンは多分この旅行で一番ウマかった。
コラーゲンたっぷりなスープ。
一滴も残さず飲み干す。
美人になりそうな味。
「ミオコもくれば良かったのに・・・」
なんて間の悪いコなのだろう。
だが、ミオコはミオコで楽しい思いをしているかもしれない。
その後、清順とも別れ、一人で街をうろうろ。

お土産を買うのは今しか無い。
キムチとかノリとかお菓子は空港で買えばいい。
そうじゃ無い物を探そうとする物の、何を買えばよいかさっぱり分からない。
ここで見ると可愛いけれど、帰国したらどうなのか分からない。
それでも、ちょこちょこ買い物をする。
韓国語を使う為だけに大して可愛くも無い物を「可愛いですね」と、言ってみたり。
店員さんが感じよく話してくれると、ただで授業してもらったような気がして悪くなり、全く値切りもせずに買ってしまう。
元気で時間に余裕があったら、値切る気にもなるのだが。
再び3人で合流して伝統茶屋へ。
清順はゆず茶、ミオコは生姜のお茶、私は棗茶。
棗は体にいいと聞いていたけれど、味は期待していなかった。
しかし、とろっとしていてとてもウマい。
皆で回し飲み。
付け合わせのお菓子も普段ならまったく食べようと思わない外観の物だったが、おいしい。
ミオコにソルロンタンが美味しかったから、一緒にくれば良かったのに・・・と、言うと
「え~、行きたかった!なんかテンション下がる~」
と、暗い顔。
どうやら、うろうろだけして、何も買えなかったらしい。

その後、仁川空港へ向かうバス停へ。
清順とはここでお別れ。
まだまだいたい。
だが、悲しんでもいられない。
私とミオコで飛行機に乗るという大きな課題が残っている。
飛行機に乗れずに、「まだソウルいるよ~」と、清順に電話をしたりする事の無いように頑張らねば。
バスに乗り、最後の景色を眺めているうちに睡魔に襲われる。
もっと韓国を見るのだ!と、カッと目を開いているのに、いつのまにやら寝てしまう。
空港をついて、すぐ戸惑う。
どこに行けばいいのだろう・・・。
どうやら、ここに並ぶのかしらという所は凄い行列。
あと、2時間で飛行機乗れるのかしら・・・?
理想はめぼしい土産を買い尽くして、手荷物検査に引っかかる物をトランクにつめてから、手続きをしたいが、そんな時間は無さそう。
先に荷物整理をする。
その間、トイレに行きたいミオコについでに案内所で手続きの仕方を聞いて来てもらう。
ミオコはちゃんと情報をゲットして戻って来た。
ミオコに頼んだものの、英語も韓国語も出来ないのに、大丈夫なのか実は心配だった。
一体どんな風に聞いたのだろう?
その後、二人で何とか荷物を預け、41番ゲートへ行くように言われる。

41番ゲートとはどこだ?

ふたたび彷徨う。
時折ミオコの姿を見えなくなりヒヤヒヤする。
何とか41番ゲートの場所を把握。
すると、ミオコが郵便物を出したいからポストを探すと言い始める。
一緒にエレベーターへ乗って地下一階へ。
地下一階には無さそう。
どうやら自分たちのいた階の下だと言われていたらしい。
いた階を一階だと思っていたので地下一階へ行ったようだが、私たちがいたのは3階。
だからポストは2階にあったのだ。
再び案内所に聞いているミオコ。
「手紙、出したい、出したい」
と、大降りなジェスチャーで叫んでいた。
レターと、ポストとか色々あるだろうに、と驚いていたが、ちゃんと通じている様子。
このコ、どこに行っても大丈夫だなぁ。
ミオコは猛ダッシュして手紙を出す。
その後、手荷物検査。
無事に通り一安心。さて、お土産物でも探そうと思った瞬間血の気が引いた。

ウエストポーチが無い・・・。

荷物検査で降ろしてから、取り忘れたのだ。
あれには全財産や免許が入っている。
慌てて、片言の韓国語で説明。
どの場所で検査を受けたかと聞かれるが、さっぱり覚えていない。
当てずっぽうで適当な所を指差したら、そこに籠に入ったままの私のポーチがあった。
早く気付いたから良かったが、どこかに保管されたら、手続きがかなり面倒だったのでは無いだろうか。
無事に飛行機に乗り込めて、やっと一安心。
朝、トーストしか食べていなかったミオコは機内食が気になっている様子。
「韓国には全く興味がなかったけど、楽しかった~。」
と、ご機嫌そうなミオコ。
日本語を分かる韓国人も多いだろうからちょっとだけヒヤヒヤ。

「でも、一生のうちでまた来る事あるのかなぁ~」

え?
普通この流れなら「また行きたい・・」って来るのではないだろうか?

「世界中に行ってみたい。フランスとかヨーロッパは今はまだ行きたいって思わないけど、いつかは行きたいって思うんだと思う・・・」
そして昨日の居酒屋の話になる。
「凄いボリューム~!嬉しい!幸せ!」と、大興奮だったミオコに
「実は、あの店はそれほどウマく無かったと思う。あのくらいなら大久保の方がウマいかな・・・」と、
言ってみた。すると、
「そうですよね~。私もそうじゃないかと思ったんですよ~!」
と、言うのでビックリ。
最後まで驚かされっぱなしだ。
清順、私とミオコっていう最強に頼りない二人と一緒で大変だっただろうなぁ・・・。
あっという間に成田。

韓国についた時に「キムチの匂いがする~」と言っていたミオコが、成田についた時「なんか匂いがする~!」と、叫ぶ。
本当だ。
何か出汁の様な、醤油の様な・・・。
うどんや蕎麦の汁の匂いかも。

その後、二人はリムジンバスの方向が違うのでバラバラに。

後日大久保でお疲れさま会をやろうと、約束。
楽しい旅だった。

後日エアメールが届いた。
ミオコからだった。
空港で走り回っていたのは、これを出すためだったのか・・・。

| | トラックバック (0)

韓国3日目

韓国3スタバ




早朝に起床!
今日は「板門店ツアー」。
地下鉄に乗って、集合場所へ急ぐ。
北朝鮮と韓国の国境へ行き、一瞬だけ北朝鮮へ入れるツアーなのだ。
とても、緊張する。
バスのガイドさんの「アニョハセヨー」と、言う声を聞き流していると、
「韓国語では挨拶してくれないのですか?では、おはようございます」
と、いきなりちょっと怖い雰囲気。
でも、このガイドさんはウマい。
この初っ端の所で釘を刺して、客を掴む手腕も素晴らしいが、
怖いだけでは無く、「何か質問はあると?」と、博多弁?などで時折笑いも入れている。
なおかつ、毎日このツアーの説明をしている筈なのに、
圧倒される情熱で国の情勢や過去に起きた事件を説明してくれる。
観光客に対する苛立ちも、攻撃的な気持ちもストレートに出しているけれど、至極もっともに思えた。

その後色々考えた末、アックジョンへ。
代官山のような所?らしい。
ここで、とうとう買い物魂に火がついてしまう。
ミオコが可愛い!と、行って入ったアクセサリー屋、洋服屋で、私だけが買い物。
その後店員さんに教えて貰った、素敵なカフェへ。
韓国3喫茶




後は怒濤のスケジュール。
ミオコがソウルのヒルトンホテルで両替したいと言うので、探すものの、えらく迷ってしまう。
ヒルトンでグッタリした後、タクシーで地下鉄の孔得駅へ。
運転手が異常な程ガムをうるさく噛むので、気が狂いそうになる。
嫌がらせなのか、悪気無いのか分からない。
ただ、こんな運転手には出会った事が無いので、困惑する。
日本語も分かっているのか、いないのか。
道路が分からないから何とも言えないが、地下鉄の駅の順番的には明らかに遠回りをしている様な気がした。
ヨイドへ行き、遊覧船に乗る。
見事なデートコースの筈が、100人以上の子供が叫んで走り回って大騒ぎ。
制服を着ているので学校の旅行か合宿のようだ。
既に21時過ぎ。
カップルは耐えるように抱き合っている。
船から降りて、異常な空腹に耐えながらソウルへ向かう。
終電を調べて、猛スピードでシロアムサウナへ。
ここが素晴らしいサウナであった。
一日中でもいられそうな快適な空間。
ここなら、旅館に泊まらないでも、寝泊まり出来る。
一つのサウナにちょっとずつ入って、万遍なく回る。
終電で鐘角へ。
あまりにお腹が減り過ぎて、どの店に入ったらいいか分からない。
ソウル最後の夕食。
チゲが食べたいというミオコのリクエスト。
飛び込みで一見でも入りやすそうなお店へ。
観光客が来そうな店なのだが、メニューはハングルのみ。
分かりやすい有名なメニューが少ない。
何とか、チゲとチヂミ、チャプチェを食べてドンドン酒で乾杯。
もの凄いボリュームで、あっという間に満腹。
この時点で既に3時くらい。
ヨロヨロ旅館へ帰り、倒れるように寝る。


| | トラックバック (0)

韓国2日目

韓国





8時起床!
前日一睡もしていなかった清順が中々起きない。
不憫に思うが、ミオコと二人がかりで何とか起きてもらう。
早朝から参鶏湯!
歩いて景福宮の側にある「土俗村」へ。
途中から雨になる。
地図を見て「こっちだ!」と思うと、清順が全然違う道へ行く。
だが、それであっていた。
私が行こうとしていた道は何だったのだろう・・・。

銀行で両替して、店に入る。
もの凄い無愛想な店員。
メニューも全部ハングル文字。
烏骨鶏の参鶏湯と普通の参鶏湯を頼んで、他の物を探して苦労していると面倒くさそうにどこかへ行ってしまう。
評判の店なのに、あまりの無愛想さに少々凹む。
朝鮮人参のお酒をとっくりで頼んでから、おちょこで来ていた事に気付く。
一口飲みたかっただけなのに、失敗。
そして、楽しみにしていた参鶏湯がやって来た。
まずは烏骨鶏から。
あれ?思ったより美味しく無い・・・。
普通の方を食べると、そちらの方が美味い。
だが・・・大久保の高麗参鶏湯の方が、ずっとウマい・・・。
店員さんの感じの悪さに左右されているのだろうか?
32247fcf.JPG





その後、別なとても感じの良い店員さんもやってくる。
そして、日本人のカップルも来た。
彼氏が烏骨鶏。彼女が普通のを食べている。
彼氏の食が進んでいない様子。
そして、どちらも「おいしい!」という言葉を発していない。
大久保の高麗参鶏湯には親戚と行ったが、
皆「おいしい!おいしい!」と、感動していた。
値段は大久保の方が高いが、国内だ。
自分が、参鶏湯自体に飽きたのか、土俗村のが今いちなのか・・・。
もう一度「高麗参鶏湯」に行って確かめたい。
ミオコなど、「まずくはないけど、もう食べないかも」的な事を言っていた。
私も、次に韓国に来ても他の参鶏湯に行く様な気がする。
皆を熱心に誘ってしまって申し訳ない気持ちになるが、滋養はばっちりなはず。
これで、3日間元気に旅出来ると切り替える事にした。

雨が降り始める。
観光センターに行き、無料で韓国服を着させてもらう。
もう、可愛い格好しても仕方ない年だと、実はあまり興味を持っていなかったのだが、着ると俄然テンションが上がってしまう。
皆でかわいいかわいいと騒ぎながら、長々写真撮影。
清順もミオコも可愛い!
私も若いつもりになって、お澄まし。
韓国2








その後、南大門へ。
「偽物しかうってないよ~!」という呼び込みに、
初めはビビったが、どうやらマニュアルのようだ。
その後、明洞へ。
服を一通り眺める。
初めは変な服が多いと思っていたのに、見ているうちに「買い物魂」に火がつきそうになって、ヒヤヒヤする。
そして、遅いお昼。
明洞餃子へ。
ここは有名店らしい。
カルグクス、ネンミョン、マンドゥ・・どれも、ウマかった。
土俗村では出なかった、「ウマい、ウマい!」という感嘆の声。

店の向かいのビルにチムジルバンの入っているビルがあり、食後にそこに入る。
地味で安く、私の大好きなラクーアより素晴らしい所だった。
着衣で入れる低温サウナは日本では少ない。
私は、うっかり寝れてしまう程度の低温サウナが大好きなのだ。
あまりにも気持ち良くて、皆軽く寝てしまう。
出た時には体がすっきり。
またもやお腹も減っていた。

その後、清順オススメのバーがある弘大へ。
初め、日本でもおしゃれスポットにもバーにも行かないので、
特に興味を持っていなかったのだが、ココがとてもステキな街だった。
お洋服もそこそこ高いが、可愛い。
清順オススメのアイスバーへ向かう。
そこは、マイナスの世界。
ガウンとブーツと手袋を借りて、氷のグラスでお酒を飲む不思議な空間。
寒いのは苦手だし、何が面白いのかわからなかったのだが、行ってみたら本当に素敵なバーだった。
店長さんは英語の話せる人だった。
日本人客はあまり来ないらしく、とても親切にしてくれた。
私も、この人と初めて沢山韓国語を使って話をできた。
中は確かに寒い。
だが、ゲームをしたり、芸を見せてくれてかなり長居してしまう。
きゃいきゃい騒いでいたので、寒い中キスしまくっていたカップルはいつの間にか居なくなっていた。

お店のお兄さんに近所の美味しいお店を紹介してもらう。
3軒紹介してくれて、どの店にもつれて行ってくれて、話を通してくれた。
屋台のスンデのお店、サムギョプサルのお店、チヂミなどオールマイティなお店。
初めに屋台へ。
スンデとキムパブ、天ぷらなどを頼んだらおまけにトッポギも少しくれた。
ウマい・・・。
次にどちらかのお店に行く前に、もう一軒清順オススメのバーへ。
異国情緒漂った不思議なバー。
中には小さな池があったりする。
軽く一杯のつもりが、韓国人男性にこっちの席に来ないかと、ナンパされる。
英語も韓国語もあまり話せないから、と断っていたが、
今度は同じグループの別な人がやってきて、こちらの席に座り込む。
今から思うと、彼らの中ではイケメン風。
斬り込み隊長として送られて来たのかもしれない。
順番にやって来ては話をされる。
「これから日本語話せる奴来るから」と、どうやら職場の後輩まで呼びつけた模様。
結局、そのグループと2時間近く話す。
仕事は何かと聞かれて、私は初めはOLだと話していたが、段々嘘が苦しくなる。
結局、演劇をやっている話をしてしまう。
初めはナンパする気満々だった彼らのテンションがいつの間にか下がって行った。
日本語出来る人が来てから、その人中心に話してしまった事、リッチなOLではなく、貧乏旅行をしている演劇などをやっているよくわからない連中だとバレた事、よく見たら一人結構年とっている女がいたこと・・・などが原因ではないかと思う。
でも、店員さんではなく普通のサラリーマンと話が出来たのは良かった。
私の韓国語もちょっとは伝わるのが、わかって嬉しい。
あまりに遅い時間になってしまって、そのままヨンビン荘へ帰る事にした。

アイスバーのお兄さんが紹介してくれた他のお店も、いつか是非行ってみたい。

| | トラックバック (0)

はじめての韓国

前日、韓国語学校の講座の先生、受付のSさんと生徒さん達で飲んでしまったので、支度が遅れてしまう。
清順と日暮里で15時に待ち合わせる。
一睡もしていない清順作成の旅のしおりを見せられ、びっくり!
こんなに面倒見の良いスケジュールを立ててくれているとは・・・。
何時起床で、何時くらいにどの電車に乗って、どこへ行く・・・という事がびっしり組んであった。
前もって聞かれた私の希望も組み込んである。
凄い・・。
ツアーコンダクターになれる。
16時半にミオコと成田で合流。
皆で、スタバに入り、作戦会議。
清順だけ18時半の便。
私とミオコは20時半の便。
韓国空港






清順が旅立ってから、私とミオコはカウンターを探して、チェックイン。
何故かぼんやりしていて、トランクを引きながら手荷物をチェックするカウンターを通ろうとしてしまう。
係の人に馬鹿を見るような目で見られ、恥ずかしい思いをしながら荷物を預けに行く。
私もミオコもそういう点が人並み以下なのは自覚しているので、「間違えても、変だったら誰かが教えてくれるからいいんだよ」と、開き直る。
だがやはり恥ずかしかったので、先ほどと違う係の人の所へ行く。
それなのに、結局気付かれて笑われていた。
早め早めに行動しようと、殆ど休まず移動したり動き回っていた。
時間は十分あったのに、何故かギリギリ。

機内に入ってからも、そんな調子。
「ビールを下さい」と、頼むと
「少々お待ちください」と、言われ食事の大半が終わるまでビールは来ない。
ビールを運んでいるCAは沢山いるのに、何故か私達のギリギリ前で終わってしまう。
そして、いらないと言った、水やコーヒーばかり注がれて困惑しているとやっとビールが届く。
「なんか水分ばっかりだね・・・」
「こんなに飲みきれないね」
「トイレ近くなっちゃうよ・・・」
と、二人で呆然とする。
頑張って沢山飲む。

仁川空港へ着いてからも、そんな調子。
23時30分のバスに乗りたいから、急いだほうがいいので走って人をゴボウ抜きにして、カウンターに並んだ。
だが、その列は一向に進まない。
トラブルを抱えて奥に連れて行かれる人がいたのだ。
私達の後ろに居たおばさまが外国人のでは無く、韓国人のカウンターへ並び替える。
それを見ていた他の客が
「あれ、間違えているよね」
と、指摘していたが、その人達はすんなり通ってしまう。
ゴボウ抜きして来たはずの私たちはビリから3番目くらいになってしまう。
遅いので、先に待っていた清順に驚かれる。

なんとかバスに乗り、仁寺洞の方へ向かう。
清順が見つけたヨンビン荘に着いたのは1時頃。
ここで、初めて私の韓国語が少しだけ生かされた。
宿のおばちゃんに「遅くなってごめんなさい」的な事が言えた。
だが、部屋に案内された後、何かぺらぺら話されたのは全く分からない。
どうやら、この後出かけるか出かけないかを確認されたらしい。
なんとなくもじもじしていると、多分もう出かけないと判断されたらしく、鍵を貰えなかった。
しかし、コンビニに行ったり近所も歩きたいという事になり、
「出掛けるので鍵を下さい」的な事を言ったらすんなり鍵をくれた。
英語でなら簡単に伝わる程度の事だが、二人に感心されてちょっと嬉しい。

初日の深夜にしていきなり屋台へ。
韓国語で注文しようと張り切ってみたが、屋台のお姉さんはかなり日本語が上手。
何を頼んで良いかも分からないが、清順が貝のスープ、
私は屋台で生ものは止めた方が良いと知っていたのについつい「ほや貝」を注文。スープは12000ウォン、海鞘貝は10000ウォンと、言われる。
高いと思いつつ、お酒も注文。
隣のグループは3人で1万数千ウォンだった。
「あれ、ボラれてる?」
「一見だからな」
などと思っていたが、結局1万9千ウォンだった。
スープも何故か貝では無く、おでんだった。
よくわからないながらもちょっと冒険した気持ちで満足して宿へ帰る。
お腹がアタったら明らかに私のせいなので、不安。
韓国1食べ物







3人なのに敷き布団は一枚しか無い。
掛け布団も敷いて、3人で雑魚寝。
布団が薄いので背中が痛い。
あまり眠れなかったが、疲れていたのでなるべくじっとしていた。
でも、好きな韓国へやっと来られて、楽しくて興奮。
二人はすやすやと寝ている。
明日は、私が強引にねじ込んでもらった「土俗村」行きからスタート。
大好きな参鶏湯がおいしいと評判のお店。
非常に楽しみ。

| | トラックバック (0)

小市民

今日は歯科医院に予約を入れている。
先週、歯科医院の受付の人に「もう少し早めに来て下さい」と、言われた。
3分遅れでついていた。
1、2分遅れた時、ぺこぺこ謝っていたら、「大丈夫ですよ」と、言われていたので、油断してしまった。
今日はちょっと早めに行こうと思っていたが、
食事の支度、洗濯、食器洗い、急な用事などに手間取っていると、いつの間にかヤバい時間。
慌てて、支度。
猛スピードで自転車を漕ぐ。
のろのろ歩いているカップルに殺意を抱く。
歯科医院に着いたのは、予約時間の2分前。
5分くらい前に着いてくれと言われていたので、ビクビクする。

考えてみたら、自転車撤去された時も予約時間を気にし過ぎて、自転車を取り返せなかった。
最近も事故に遭うよりは遅刻の方がマシだから、安全運転しようと誓ったばかり。
そもそもいつも物凄い急いでいるのに、何故遅刻しそうになるのか・・・。
そして、遅刻して怒られた所で、こちらは一応客なのだ。
すみません・・・の一言でにっこりしていられる図々しさが欲しい。
大して知らない人にまで良い人と思われようとしている小心ぶりにうんざり。

明後日から韓国。
明日は韓国語学校の宿題提出日。
宿題をやる為にベローチェへ。
かっこいいお兄さんが注文を受けているので、ついついサンバイザーとサングラスを外してしまう。
すっぴんなので、見栄えが良くなる訳でもないのだが。

だが、そのお兄さん閉店間際になったら、わざわざ大きな音を立てて掃除をし始めた。
客に早く帰るようにプレッシャーを与えている様子。
ちょっと格好いいと思ったのも腹立たしくなる。
嫌がらせで居座ってやろうかと思ったが、根性が無いのですごすご退散する。

| | トラックバック (0)

道からのメッセージ

数日前、近所のバス停に張り紙がしてあった。
車とバイクの事故があって死亡者も出たらしく、目撃情報を集っていた。
家から見えるポイントで死者が出ていたとは・・・と、ナーバスになった。
今朝、ベランダから道路を見ると、ウチの前の信号あたりに警察がタムロしていた。
道路に散らばった破片などを集めていた。
交通事故が起きたらしい。
夜10時頃、母と電話していた。
外から衝撃音。
ベランダから道路を覗くと、タクシー2台がぶつかった状態で止まっていた。
後ろから追突したようだ。
運転手が話をしている。その後、救急車も来ていた。

ちょっと事故が多すぎる気がする。
家の前なのだが、夜間は押しボタン式で中々渡れない。
いつも無視して渡っているポイントなだけに、何か天からのメッセージを受けた気がした。
今後一年はどんなに急いでもあのポイントで信号無視は止めよう。
あの道路はきっと悪いサイクルに入っているのだ。

| | トラックバック (0)

ハトの受難

鳩が潰れる瞬間を見てしまった。

私は自転車に乗っていた。
中野駅前コージーコーナー前の信号付近に鳩が降りて来た瞬間、車が通って小さく何か弾ける音がしたのか、しなかったのか。
羽がフワッと舞っていた。
怖くて、その後をふりかえれなかった。
運転手以外でその鳩に一番近かったのは私だ。
発作的にナンバープレートをみた。練馬ナンバー。
次の信号待ちで止まった。
見てみると中肉中背の女。
鳩をひいたショックでうちひしがれてるかと思いきや、何も気付いてない様子でメールを打っていた。
鳩は全然好きではないが、殺意がわいた。
私も自転車で虫を潰したりしているかもしれないし、車が急ブレーキでも踏んだら事故も起きたかもしれない。
そうは思っても割りきれず、吐き気がしたり泣きそうになったり、世の中全部が嫌になったり。

この精神状態でいると何かに引っ張られたり、入り込まれたりしそうなので明るい歌を口ずさむようにした。
中野から笹塚かにつく頃には、大分精神状態も落ち着いた。

考えてみると昨日も私は鳩を見ていた。
何かマガマガしい気持に駆り立てられてたら、太った子供が鳩を追い回し始めた。
動作が鈍くうるさかったので、すぐに気付かれて逃げられては「なんでにげるんだよ~」と呟いていた。
昨日に引き続き鳩の受難を目撃した。

気のせいかもしれないが、鳩が潰れる瞬間、音と言うか空気が引き裂かれるような、細胞の悲鳴のような何かよくわからない感触があった。
ナンバーを覚えたけど、警察も鳩の轢き逃げ犯など探さないだろう。
それでも自分が鳩を轢き逃げした事に気付いて無いかもしれない女性に「お前は鳩を轢いた。私はそれを見ていた」と知らせたい。
ナンバーではどうにもならないのだろうか。

その後、阿佐ヶ谷スパイダースへチラシの折り込みに行く。
関西方式ということで、いつもの座りながら自分達のチラシをだけを入れて行く方式ではなく、全部のチラシを回りながら集めて最後にアンケートに挟む方式。
同じ方向に回り続けるので、左側の腰だけ筋肉痛になった。
逆回転のテーブルを設けて交互に回れたらよいなぁと思った。

| | トラックバック (0)

ハングル能力検定試験!

今日はハングル能力検定試験を受けてきた。
参考書は買ったものの学校の課題が膨大な上仕事も溜まっているので、ほとんど手をつけていなかった。
5級、4級を申し込んだが、早まったと後悔した。

一夜漬けをする余裕もなく、試験会場の国学院大学へ。
渋谷で地図を見ていると、次から次へと同じ受験表を持った人がやって来た。
大学受験以来のムード。
皆イヤホンをしている。
私も単語を覚えるためにイヤホンをしていた。
そんな自分を偉いと思っていたが、普通だった。
落ちたら決まり悪いので学校には黙っていたが、校門前で職員のSさんと受け付けの
お姉さんが学校案内を配っていた。
見つかってしまって恥ずかしいが、励まされた。
大学入試の時も、予備校の職員が校門で名前入り鉛筆を配っていたのを思いだす。

慣れないので体に力が入って、とても肩が凝る。
マークシートを見直すと間違って記入している箇所が多く不安になる。
聞きとりではマークシートを見直す時間が設けられていなかった。心配。
5級を終え、4級を受ける間、過去問をやる。
設問6個全滅だった。
だが、そっくりな問題が出た。
シメタ!と思ったが、きちんと復習しなかったので、結局わからなかった。ぬか喜び。
そしてなんと私の隣には小学生の子供が座っていた。
馬鹿な大人どもには負けない、というオーラに満ちている。
ヤタラと鼻をすすりながら解答を記入してるくせに、私よりペースが圧倒的に早い。
鼻水の音とページを捲る音に精神を乱された。

早々に解き終わり教室を出る。
後で受験表を盗み見ると1997年生まれだった。敗北感でいっぱい。

合否が分かるのは7月10日頃。
その頃は宝船の顔合わせをしている。
そして当然完本していなければならない。

| | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »