日本映画の匂い立つエロス
チラシに惹かれて、池袋新文芸座「名匠吉村公三郎の世界」を観に行く。股関節周りの筋肉を鍛える為に、家から55分かけて歩く。
本日は初日。
「偽れる盛装」「夜の河」鑑賞。
「偽れる盛装」は1951年の映画。
京マチコが鼻から煙を出していて、この上なく性格がきついがめつい芸者をやっているのだが、とにかくエロい。
今の女優さんにはあり得ないくらいむっちりしているが、却って魅力的。
気に入らない芸者への嫌がらせで、金歯だらけの滑稽な顔をした男性を誘惑して寝取ったりする。
直接イヤラシいシーンは無いのに全編に色気がムンムン。
次の「夜の河」は山本富士子。
何故か着物姿の胸にばかり目がいく。
不倫している大学教授が上原謙。
雨宿りに入った部屋の明かりに蛾がたかったので、部屋の明かりを消して、思い合う二人が堪らなくなって結ばれるシーンなど、卒倒しそうにイヤラシい。
教授の妻は病気。
教授が「あと少しの辛抱だ」と、言ったことに
「奥様が亡くなるのを待ってらっしゃった・・・」
と、失望して一人で生きて行く。
ちょっと説教臭いが、女性に美しくあって欲しいという心意気が伝わった。
その後、仲坪ユピコのお芝居を観に行く。
ユピコが膨大な台詞をよくしゃべり、よく動いていた。
悪女役が多い彼女が善良な役をギャグ無しで真摯に演じていた。
エラい別嬪さんだった。
その後、デザイナーのトシちゃんとサムゲタンを食べに行く。
店の看板位に韓流と書いてあるベタなお店なのが、気になったがかなり美味かった。
一緒に頼んだレバ刺しも中々。
韓国広場へ行き、魚を干してほぐした様なものと、干した海苔とジャージャー麺の味噌を購入。
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