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あだ名で出世する人種

大掃除。

徒名や呼び方について考えた。
某大物俳優さんに大して信用関係も無いのに、
「おい、ゆうか・・・あんまりかっかするなよ」
と、いきなり呼び捨てにされた事がある。
そんなに仲良かったかしら?と、訝しく思ったが、彼なりのサービスだったのだ。
「皆の憧れの俺、俺の座組だから皆、俺が好きなはず、その俺に呼び捨てにされたら嬉しいに違いない」そんな自信が溢れていた。
実際そういうスターオーラは嫌いではないし、面白かった。
いつまでも「新井さん」と、他人行儀に呼ばれるのも少し寂しい。

だが時折、ちゃんづけで呼ばれると、腹が立つ事がある。
いや、頻繁に腹を立てる。
演劇畑にはそういう失礼な人が多い。
沢山の人と一気に知り合いになって仲良くしては、別れるのを繰り返すからだ。
距離の詰め方が乱暴な人がいる。
私は時間が経って、情熱が高じたら自然に愛情表現として呼び方を変えて行く。
ただ、ずっと名字でさん付けで呼んでいる人を徒名で呼び始めるのは恥ずかしい。
いっそのこと一番始めから徒名で呼ぶ方が楽だったりする。
中坪由起子嬢を7,8年「中坪さん」と呼んでいた。
情熱がこうじても「中坪しゃん」「ニャカツボしゃん」などと、
微妙な変化しかつけられなかった。
ある時本人に
「そろそろニャカツボしゃんとか、呼ぶのはやめて!普通にゆきちゃんって呼んで」
と、言われた。
初めは恥ずかしかったが、「ゆきちゃん」と呼ぶ練習をして、
今では「ユピコ」「ウピコ」「ウピユピ」「ウピヤマ」と、バリエーションも自在。
15年かかっている。
また、小林愛ちゃんや岸君、ムーチョなど年下の人にちゃん付けで呼ばれるのも結構好きだ。
だが、人によっては腹が立つ。

何故かを考えた。
情熱が高じて親しみを表わす気持ちで呼ぶ人は大丈夫なのだ。
どういう人に呼ばれると腹が立つのか。

1,呼び方から強引に距離をつめて仲の良いふりをする人、
2,顔の広さをアピールするために徒名を使う人、
3,皆が尊敬する人や年上や有名人でも自分は認められているから
  ちゃん付けや徒名で呼べる特別な人間なのという下心がプンプンする人。

共通点は我の強さだ。
私自身我は強いので、人の我には神経質だ。
上記の1,2,3の技を駆使した事は勿論ある。
だが、常に自覚的だ。
我の強さがばれないように気をつけている。
忌み嫌うのは、自分の我の強さに気付かず、自分をいい人間だと勘違いしている人。
そういう人の威力は凄まじい。
押しつけがましく、人を支配しようとする特徴がある。
彼らからいかに逃げ切るか・・・それが、幸せになる上で気を付けている事だ。

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