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モテるノムミのスパムおにぎり

何度か目覚めたが、眠り惚ける。
プールで一泳ぎしたノムミが「早く起きないと何もできないよ」と、一喝。
不思議なほどお酒が残っていない。
緊張して気を張っていたからだろうか。
だが、ノムミもユピコも絶不調。打ち合わせも中々進まない。
ハナウマ湾でシュノーケリングしようか?と提案するも火曜日は定休日。
海に定休日があるなんてと、しょんぼり。
今日のテーマは海とアラモアナ。
去年行けなかったアラモアナショッピングモールには、一度行ってみたい。
そして海にも行きたい。
アラモアナに行ってから海という案が出た。
だが、バリでの日々を思い出した。
ショッピングは2、3時間で済まそうとしても無理だ。
絶対疲れたり、頭を冷やす為に何度もお茶をする。結局一日かかってしまう。
海は昼しか泳げない。
ショッピングに行ったら、泳げる時間帯に海に行ける筈が無いと、力説する。
だが、どのビーチに行くかが決まらない。
シュノーケリングが出来るようなビーチはハナウマ湾しか分からない。
時間は過ぎて行く。
結局ノムミがカイルア・ビ-チ・パークを提案。
アラモアナからバスが出ているという。
ではアラモアナでご飯を食べたり、日本円をドルに換金したりしてカイルア・ビーチ・パークへ行き、気が済んだらアラモアナショッピングモールに戻ってショッピングを楽しもうという事になる。
リムジンを待つ間にノムミがスパムおにぎりを食べる。
頭がぼけていてフロントにタオルを借りるのを忘れる。
慌てて借りに戻る。リムジンを待たせてしまう。
アラモアナに行く他のお客さんも待たせてしまった。
「ごめんなさい」と謝るが、無視されてしまう。
中山君の妹さんが今晩ハワイ入りする。
午前の時点で「そろそろ妹と遊んだ?」という気の早いメール。
妹さんはこちらで車も借りるらしい。一緒に遊べば遠くにも行ける、との事。
だが、面識も無いのに良いのだろうか。

フードコートで食事。ここは大変な激戦地区だった。
食事をする場所としては決しておすすめ出来ない。
尋常ではない数の店舗が並んでいて、どこも混んでいた。
おのおの食べものをトレーで運んで席につくのだが、人が多すぎて中々落ち合えない。
日本では大きくてすぐ分かるユピコもここでは埋もれてしまう。
食事の量は尋常では無いほど多い。そして味は多分おいしくない。
スパムおにぎりを食べていたせいでノムミも半分ほど残す。
換金を済ませてちょっとだけ?と、アディダスやコーチを覗いてしまう。
心をわしづかみにするジャージを見てしまう。
その後皆でトイレへ。私が出ると洗面所には誰もいない。
もしかするとトイレの外で待っているのかもしれない。
外へ出ようとすると、通路の壁に老婆が寄っかかっている。吐いている。
少しだけ固形物があったが、真っ赤だった。
血だ!と衝撃を受ける。
だが、もしかするとクランベリーのシャーベットなどを食べたのかもしれない。
助けた方が良いとも思うが、英語でなんと言ったらよいかわからない。
しかもこの固形物はなんだろうと眺めていたら私まで吐きそうになってしまった。
周囲の人も老婆に気付き動揺し始めた。
ガードマンらしき人も側で見ている。
ガードマンに任せようとトイレの外に出る。
だが、ノムミもユピコもいない。まだ中なのだ。
外で待っている間、吐血している老婆を眺めなければならない。
二人はいつまでも出てこない。
中に戻りたいが老婆の側を通るのが怖かった。
どうしようと迷っていると、トイレは外から入れなくなってしまった。
他の階のトイレへ行くようにガードマンから指示されている。
あの二人はきっと私を中で待っているのだろう。
私がいつものろのろしているから、余程痺れを切らさないと出てこないかもしれない。
老婆の奥に一瞬ユピコの姿が見えたが、すぐ中に引き返そうとしていた。
きっと何か起きてると察知したのだ。
「ユピコ-!ユピコー!」と、叫ぶ。気付いてくれた。
やっと二人と再会出来た。
もう吐血は拭かれていたので二人は血溜まりを見ないで済んだ。
先ほどまで「アラモアナは夢の国」などと浮かれていたのだが、気持ちが沈む。

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バスは中々来なかった。乗り込むと異常に寒い。
私の隣にヒゲの生えた太った老婆が坐り込んだ。
二人掛けなのだが、老婆に占領されて窮屈だった。
ヒゲがある所から男だろうかといぶかしむ。だが、巨大な乳房もある。
老婆は、ぶつぶつ呟いている。怯える。 

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カイルア・ビーチ・パークは大層美しかった。
だが、大層風が強くて泳げる訳が無いと思った。
それでも水着になり海に入ったのは、泳いでいる人が沢山いたからだ。
シュノーケリングをしている人は一人もいなかった。海に入ってすぐ分かった。
美しい海なのだが、砂で白濁していて自分の足さえ見えない。
それでもマスクとシュノーケルをつけてしばらく海に浮いていた。
漂っているのは大層気持ちよい。
次第に寒さが堪え難くなる。
海から上がると風が体に当たりますます寒くなる。
今日はこれ以上海には入れないと確信。早々に引き上げる事に。
バス停まで歩く途中にノムミは再びスパムおにぎりを食べた。ノルマがあるのだろうか?
様々な家を見ながらこの家で暮らさせてくれないかな・・・?と話し合う。
英語はできません、日本語が得意です、車は運転出来ません、人より沢山食べます、掃除は苦手です、こんな事を言って置いてくれる家はないだろうが、なんとかならないだろうか。
寝言で夢だけが広がる。

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帰りはバスを乗り間違える。アラモアナには行かずダウンタウンの方へ行くらしい。
アラモアナでのショッピングは明日にすれば良いという事になる。
吐血の思い出も生々しかったので、少々ほっとする。
アロハタワーの側で夕日を見ながらビール。
ここで昨晩のバーへは皆行く気が無い事が分かった。

その後タクシーを拾いタンタラスの丘へ。
運転手は以前は韓国の奥さんがいたがひどい目にあって別れた、今度は日本人と結婚したいと言っていた。
英語が分かるノムミが相手をしてくれたおかげで、夜景を見ている間メーターを止めてくた。
夜景は絶品だった。
行きも帰りも意識が朦朧としていたが、運転手がかなりノムミを気に入って口説いていたような記憶がある。
ノムミ・・・もてるなぁ・・・と思っているとホテルへ到着。
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夕食はアンバサダーホテル一階のケオス・イン・ワイキキへ。
美味しかったが、感じの悪い店員さんもいて、雇用条件などで不満を持っているのだろうかなどと考える。
明日が早いので早々に床につく。

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