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根性2

再び、根性の日。太ったかも。

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根性

とにかく寝ない。根性の日。

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家から出られない事情

徹夜。
何故徹夜したのか分からない。ただ起きていた。
鍋の事を調べてから、やるべき事をやろうと思っていたら、朝になった。なんという事だ。

郁恵井森のデリデリキッチンのデリ醤油作成。
2、3日したら中に入れた昆布、勝手にアレンジして入れた干し椎茸を取れば完成。

昨日の胃ガン検診でバリウムの後に飲むように渡された下剤が効き過ぎた。
一日中部屋から動けない。
噂通りの白い大便は出なかったが、大変な事が起きた。

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引力のように

ユピコに麦わら帽子を貸す為に中野へ。
ユピコを発見してバイクを止める。
すると私の真後ろに止まる自転車があった。
ノムミだった。驚く。
「二人がいるのを察知した」との事。
その後カルマという名の喫茶店へ。
ちょうど写真も持っていたので、皆で見合う。
そろそろ帰ろうかと思う頃、岸君から連絡が入る。ちょっと顔を出すとのこと。
岸君が現れてからも結局長居。
岸君は体を鍛えていてずいぶんとたくましいくなっていた。
1日にハワイ反省会をやるというのに、隙さえあれば集まってしまうのであった。

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ゴールデン街劇場

ノムミから電話。
本日行われるゴールデン街劇場へ行くか?との事。
やらなければならない事がクリアーできれば行くと話すが、そのまま2時間話してしまう。
話題はパイパンから耳掻きまで多岐に渡る。
近所に住んでいるのだから会った方が早いのに長電話。
その後ギリギリノルマをクリアー。
家から30分で着くのか分からないが、急いで劇場へ。奇跡的に間に合う。

小村裕次郎さんと安元P遊香ちゃんが出る短編「シメルオンナ」というお芝居。
途中地震が起こる。
エッチな内容に赤面するが楽しかった。
その後ノムミと、照明の大介君の3人でプッシーフットというお店に入る。
生まれて3ヶ月のニャンコがいた。可愛すぎて死にそう。
ああ、皆でバリにいる頃に出来た生き物が・・・と、自分が死に近づいている事を実感。
3杯飲んでいよいよ楽しくなるが、用事の為帰らなければならなくなる。
だが、それが無かったらいつまで飲んだか分かった物では無い。

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ここはハワイではない

目が覚めて、一瞬どこか分からなかった。
「ハワイ?」と思ったが、自分の部屋だった。悲しくなる。

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悪い循環

ベランダ以外一歩も出なかった。血の巡りが悪い。
顔が腫れ過ぎていたので、ヴォイストレーニングに行けなかった。
掃除がしたいしたいと念じながら、気鬱で何も手に付かない。
昨日見そびれたあいのりの続きをホームページで調べる。
無益な事しか出来ない。

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センチメンタル

久々にアコーデオンを持ち歩く。
股関節を痛めていたので担ぐのも弾くのも久しぶり。
筋力が落ちているのか、いつもより重く感じる。背が縮みそう。
アコーディオン仕事を終え、帰宅。
掃除をしようと仮眠。
しかし、いつまでも寝入ってしまう。深夜に目覚める。
ちょっとだけ飲むつもりが、朝までになってしまう。
色々悲しくなり、身も世もない感じに号泣。目が半分になる。
よく目からあれほどの液体が出るものだと感心する。

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男のイロケ

久々にアコーデオン練習。
微妙に股関節が危ういが、なんとか弾けそうだ。

夕方からユピコと待ち合わせて、花園神社へ。
椿組「新宿ブギウギ」観劇。
帰国早々芝居ラッシュ。ハワイの余韻もあったものではない。
だが、神社の雰囲気に和む。
椿組恒例の野外劇は初めて。
テントなんて面倒臭いと思っていたが、まるでお祭りのよう。開演前から楽しい。
出演者達がビールや酎ハイを売っている。
何がそんなに嬉しいのかと思うほど満面の笑顔。ほほ笑ましかった。
お芝居は恥ずかしくなるほどの人間礼賛なものだったが、
野外の雰囲気もあってこれが素晴らしかった。
ど真ん中なお芝居って良いものだ。人の逞しさを鮮烈に感じる。
明らかに大変な公演と分かるのだが、それ故結束も固い感じで、
出演者が羨しいほど充実した顔をしていた。
私は初めて見る若杉宏二さんという人の色気にくらくらしてしまった。

終演後、円城寺さんや東虎之丞君に飲みに誘ってもらう。
だが、この熱気に入り込むには消耗し過ぎていた。
ユピコと二人で焼き鳥横丁へ。
ハワイのこってりした食べ物に食傷気味だったので
「しょっぺ~もんがたべてぇ~」と、いう事になったのだ。
私が「あの若杉さんって人やたら色っぽかったよね~」と小出しに言うと
ユピコも「ありゃ~モテルよ。色っぽかったね~」と、同意。
色っぽくて格好良い人を見ると素敵!と思うのだが、
気持ちを惑わしやがってと腹が立ったりもする。複雑。
婦女暴行をする男性が一様に「誘惑するあいつらが悪いんだ!」と
証言する心理に似ているのかもしれない。

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何かツイてる一日

前日、朝までカラオケをしたため眠い。
だが、ハワイ行きの為21日に予約をキャンセルした
「ラストショー」を観る為にパルコ劇場へ。
中山君にチケットは最早完売と言われ、開演90分前に並ぶしかなくなった。
アドバイスによると、90分前に9階まで上がる最初のエレベーターに乗り込まなければならないようだ。
エレベーターはいつも動いている。
最初のエレベーターと分かる基準はなんなのだろう。
心配なので100分前からエレベーター前に張り付く。
目的が同じ人がちらほろいるようだ。
エレベーターが来ても乗り込まないで張り込んでいる。
この人達はきっとチケット取得に慣れている。行動を真似すれば良さそうだ。
エレベーター前についたと中山君へメールを送る。
「最初のエレベーターに乗りそびれないように」と、念押しの返事。
そうこうすると、警備員のような人が来てエレベータ内のどこかの鍵を開けた。
「どうぞ」と、誘導。これが最初のエレベーターらしい、と乗り込む。
降りる時先頭になる位置をキープ。
9階につくと、隣のエレベーターの方が早く付いていた。
先に2列くらい並ばれている。舌打ちしながら3列目の先頭へ。
係の人が「本日の当日券は8枚です」と、告げる。
狭き門にどよめきが起きる。キャンセル待ちは6人までらしい。

ホールにはかなりの人がいた。少なくとも30人は超えていた。
整理番号が配られ、抽選となる。
中山情報では、最初のエレベーターに乗った人の半分位が
チケット取得できるという事だった。それでも
「半分の確率では無理かも。無駄足になるのも嫌だから、行くのをやめようか」
と、躊躇していた。
だが、ハワイ行きへの熱心なアドバイスやそれまでの友情に報いる為に、
駄目でも並ぶべきだ、
無駄足になったら素敵なカフェでに入ったり街をうろつけば良いと、重い腰をあげた。
しかし、どうみても当選確率は2分の1ではない。
最近は自転車を盗まれたり破壊されたり、運が無いのだ。諦め気分になる。
だが、どこかで絶対当選する確信もあった。
私の番号は17番。
案の定、3番目に番号を呼ばれた。
嬉しくて興奮していると、奥から偶然その光景を見ていた制作のタツヤ君がやって来て
「凄い、運強いね~」と声をかけてくれた。
係の人が盛り上がっている私に
「お求め枚数は何枚ですか?」と
問い掛けるが何を言われているか分からない。
何度も聞き返し、忌々しい顔をされてしまう。
だが、嬉しいのでお構いなしだ。
丁度楽屋入りする中山君の姿も見えた。
直後に「すっげ~☆」というメールが来る。
あ~たの出るお芝居でしょ、と思うが、偉業を成し遂げたようで大層気持ちが良い。

お芝居は長塚節に磨きがかかり、よく出来ていた。
随所にやられてしまうセリフがちりばめられていた。
中山君は昔から面白かったが、いつの間にこんなに安定感がある人になったのだろう。
中山君と古田さんの掛け合いが面白過ぎて隣の人に悪いと思うほど笑ってしまった。

楽屋へ行くと、抽選が通った事が知られていて、
「50倍だったんだって~」「凄いね~」などと、妙な歓迎を受けた。
今まで何度も楽屋へ挨拶に行っているが、これほど歓迎されたのは初めて。
50倍というのはありえないが、50人以上帰したらしい。
出演者の知り合いで抽選に受かったのは私が初めてだったらしい。
毎日、今日あたり誰か受かるかなと話していて全滅だったそうだ。
栄えある一人めになれたのは嬉しい。
自分の実力とは無関係だが、偉くなった気分。
きっと今まで災難に塗れていたのはこういう収支を取る為だったのだ。
この先も災難に見舞われるに違いないが、こういう日の為に負けないようにしよう。
そんな気持ちでいると、突き上げるような衝撃。
地震だ。かなり大きい。
隣の楽屋から大物俳優さんが不安そうににじり出てきた。
地震は怖かったが、大好きな古田さんと同じ部屋にいる時に起きたので
「良かった~、一人の時じゃなくて。しかも古田さんや好きな役者さんと災難に遭えて」
と、わくわくした。
大物俳優さんも中学生の時好きだったので、素の不安そうな顔を見られて得をした気持ち。

バスに乗り下北付近へ。ウロウロする。
夜は清水宏さん、作・演出、乱発タックル「心をこめてぼったくれ」観劇。
劇場へ行くと、地震のためか客席がかなり空いている。
清水さんが開演を押す事を前節で伝えていた。
地下鉄は全滅。JRも止まっているらしい。
バスで来て良かった。
芝居は地元スナックを舞台にしたドタバタコメディー。
清水さんは相変らず抜群。
清水さんである事で何をやっても通る希有な人だ。とてもチャーミング。
藤田記子さんが完ぺきに場末のママになりきっていた。
いるだけでムード満点で魅力的。

終演後えん屋。地震で来られなかった人が明日に押し寄せるらしい。
だが、とても入りきらないから、何人か帰さなければならない。
地震が無ければ毎日満員御礼だったのに、との事。

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さようならハワイ

61c39786.JPG雨。起床して帰国準備。
スパムおにぎりを食べて名残を惜しむ。
思えばノムミは毎日スパムを食べていた。
ユピコに「ご飯が入らなくなるからやめなさい」と叱られれば隠れて食べ、
見つかっては怒られていた。
そんな日々も今日で最後。
来たばかりなのに、もう帰るなんて。
しょんぼりバスに乗り込む。空港が近づく。
雨は上がって少し日が射してきた。
ユピコが「わ~虹だよ!」と、叫ぶ。
見た事も無いような大きな虹がかかっていた。

帰国をすると22日になっていた。
近々反省会をしようと皆と別れる。暫く寝る。
そのまま寝ていたかったが、ご飯に誘われ家から這い出す。
そしてカラオケまでしてしまう。
体はガス欠状態になった。

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腰ミノの似合う男性

6時起床。
ノムミとユピコは一時間ほど後に迎えが来る。本日は別行動。
2枚しかないカードキーは二人がもっていたのだが、今日は持たせてもらう。
急いでスパムおにぎりを買いロビーで食べる。
間もなく迎えが来た。日本人男性だった。どこかで見た事ある。
ハワイのダイビングショップをネットで検索していた時だ。
候補に挙げてプリントアウトしていた店のページに「本店名物ゴリ店長」と写真が載っていた人だ。
ゴリ店長ですか?とも聞き辛いので黙っていた。
結局ハワイ入りして、地理も分からないのでお店には行かずH.I.Sで頼んだ。
だがH.I.Sで支払った金額よりは確実に安い料金が記されていた。
安心をとるのだから仕方が無い。

担当のインストラクターはトモコさんという女性。ノムミと同じ名前。
私とバディを組む男性が一人。船に乗り込んでからトイレの説明を受ける。
小さい方だけして大きい方をしてはいけない。
船酔いしたらトイレではなくデッキから吐いて下さいと言われる。
以前ボートダイブした時は平気だった。そのような事を考えた事もなかった。
そんな人もいるのだ・・・と、他人事だった。
だが、船が走り出しておや?と思う。確実に不快なのだ。
まだ大丈夫だろう、と思いながらどんどん弱って行った。
セッティングもうろ覚え。
今日は30メートルの深さに挑戦なのだ。今まで18メートルが最高だった。
勘が戻らないのにいきなり30メートルという事が今更ながら不安になってきた。
また海に入る方法が今までのボートダイブと違った。
以前は海でタンクやBCDを着用したが、今回はボートから飛び降りる。
しかも降りる間ずっとロープを持っているように言われた。
気持ち悪いまま全てを装着して立ち上がるが、船が揺れてまともに歩けない。
見知らぬ外国の男性に支えてもらいながらボートの舳先へ。
怖かったが、すっと支えてもらっているのも申し訳ない。思い切って飛び込む。
マスクに海水が入る。
鼻から息を吐いてマスククリアを行うが、すぐに入ってくる。
ボートの真ん中辺りまで移動して潜る事に。
再びマスクに水が入る。
鼻から息を吐こうとするが吐き出せない。息苦しすぎる。
下を見るとこれまで潜った海よりずっと深い青だ。
地獄の底に落ちて行くような気持ちになった。
30メートル地点で苦しくなっても、いきなり浮上は出来ないのだ。
肺が破裂して死んでしまうかもしれない。
ゴリ店長が「まずいと思ったら、諦めるのも一つの選択種です」と言った事を思い出した。
まだ2メートルと潜っていない。
トモコさんに上がりたいと意思表示。これ以上潜ってからでは、仕切り直せない。
このままでは、確実にパニックを起こす。絶対に死ぬと思った。
何度か上がりたい意思表示をしてもOkが出ない。
息がどんどん苦しくなる。
トモコさんが納得しているか分からないまま浮上してしまう。
この間、沢山の事を考えた。

ハワイ行きで一番やりたかったのが、ダイビングなのに、これでいいのか?、
もう潜らせてもらえなくなって、皆が上がるまで、船で待つ事になったらどれほど情けない気持ちになるだろうか?
牧場で乗馬も出来ず、バギーも脱落、ダイビングまで脱落してしまうなんて・・・、
きっとマリンスポーツを満喫して来たであろう二人になんと報告するのだ?
あんなに楽しみにしていたのに、これほど怖いとは・・・もう二度と潜りたいと思えないかもしれない・・・。

海から顔を出すと落ち着いてきた。
追いかけてきたトモコさんに船に戻るよう言われるかと思ったが、
気を取り直してからまた潜る事になった。恐る恐る潜行。
遠くにウミガメと巨大なエイが見えたがそれどころではない。
トモコさんはずっと私の顔を見ている。
大丈夫という合図を何度か出す。
耳抜きもうまく行って海底まで来ると却って安心した。
マスクは相変わらず緩くて海水が入ってばかりだったが、面倒なだけで怖くはなかった。
沈没船が二つあった。
船の上でじっとしているウミガメを至近距離から眺めた。
目がつり目でよく瞬きをしていた。
30メートルの深さがある海は単純に今までより広く見えた。
Deep Blueという言葉がぴったりだった。
ロープにつかまりながらゆっくり上がって行く。
流れが急で、しっかり掴んでいないと流されそうだ。
船に上がると、忘れていた船酔いが蘇ってきた。
移動して、2ボート目はケロワ・パイプ。大分浅くなる。
先ほどあまり見かけなかったウニがうじゃうじゃいて、うっかり触ってしまいそう。
思ったより魚がいなかった。怖かったが一本目の方が素敵だった。
上がった後再び船酔い&波酔い。
他人事だと思っていたが、3回も吐いてしまった。
落ち着いてからトモコさんに先ほどの人はやはりゴリ店長だと教えてもらう。
店長は元アマレスの日本チャンピオンらしい。

ホテルに戻り、シャワー。バスタブが無いので中々体が暖まらない。
今日も海はとても冷たかった。
いつもシャワーが冷たいと思っていたが、宿泊4日目にして温度調節が出来る事に気付く。
無駄に寒い思いをしていた。

日焼けしている。船酔いが辛すぎて全く防御できなかった。

二人が戻ってくるまで間がある。近所をうろつく。
カラカウア通りのアディダスを覗く。
昨日心をわしづかみにされたジャージが置いてあった。
店員さんに換金したら戻ってくると約束してしまう。
換金所へ行く道すがら適当な店でロコモコを食べる。
他にも気になるお店もチェック。
試着したかったので、店員ぽい人に「Can I try it?」と訪ねるも、
「I don't know!」と言われてしまう。客だったのだ。恥ずかしくなる。
そこへハンサム店員がやってきた。
どうやら試着していいと言っているようだ。着てみると少々窮屈。
Mくらいが良いかしら?と思っていると、外でハンサム店員が何が言っている。
いかがですか?みたいな事を言っているのだ。
Mを持ってきて貰おうと、ドアを開ける。
だが何と言えば良いか分からない。
口から出たのは「ア・・・エ~ム・・サイズ」だった。
店員は一瞬怪訝な顔をしたが、理解したようで取ってきてくれた。
試着が終わり頭をさして指をぐるぐる回した。
もうちょっと考えるというつもりだったのだが、伝わっただろうか。
店員は分かったような顔をしていた。
何を言ったら良いか分からない時は常に頭をぴょこぴょこ下げて謎の音声を発していた。
同じ英語を話せないのでもユピコはもっと堂々としている。
分からないなりにギャグまで言ったりする。
私は日本にいる時にも増して、赤ベコの様にへこへこしてしまう。
アディダスに舞い戻り、ジャージ購入。
ホテルに戻るがまだ二人は帰っていない。
明日は朝一番で空港だ。
いつも荷造りが出来なくて手伝ってもらったりするので、前もってある程度済ませておく事にする。

戻ってきた二人からお土産話を聞く。
ユピコはトイレを我慢しすぎて、正座のまま坐り込んでしまったらしい。
公衆の面前で漏らすという事態は免れたが、死ぬ思いをしたそうだ。
私も充実はしていたが、二人の方が確実に楽しかった様子。
初めてシュノーケリングで感動するユピコを目撃出来なかったのが、残念。
その後、無料フラショーに行こうと誘われる。
フラにはあまり興味が無かったが見ておいても良いかと、承諾する。
「アラモアナに行かなくていいの?」
「うん、いいや。」
「あの、ジャージとかやジャケット買わなくていいの?」
「・・・・・・買った・・・。」
「どおりでアラモアナ行きたいって言わない訳だよ」
買った事は隠しておきたかったのだが、あっさりばれてしまった。

7201
ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの広場でショーが行われる。
ぼーっとしていると、ノムミが遠くでウォーミングアップしているダンサーらしき男性を指差し、
「あれ、友香ピエロど真ん中でしょ?いつも言ってる腰ミノが似合うタイプじゃない」
と、ニヤニヤ笑う。
その男性はやたら屈強であまりにもくどい顔をしていた。
いくらなんでもあれは違うと否定しようとするといきなりシャドウボクシングを始めた。
あら、なんだか自由そうな人・・・もしかするとタイプかもなどと思う。
ショーが始まるとその男性は異常に緩みきった笑顔で踊る。
何がそんなに嬉しいのかと思うほどのアホ面なのだ。
7202
フラショーは思った以上に見応えがあった。素敵な女性が華麗に踊ったりもしていた。
だが、私はアホ面の男性に釘付け。
時に彼は、彼は野獣のように咆哮したり、目を向いて舌を出したりしていた。
アホ面とは打って変わって中々精悍だ。
村にあんな青年がいたら年増女が、若い娘に
「ほら、ご覧よ。あのいい男っぷりを」などと言うのだろう、とノムミに話す。
「間違いないね。それで次の日に映画村で見たような茅葺きの家で、やっちゃったりして、あの男がヤシの実をたたき落として女にやるってプレゼントして、樹液を飲ましたりするんだよ。」
想像するとちょっとくらくらする。
二人に同意を求めるが、きょとんとしている。全くかすりもしないようだ。
ショーが終わり、ど真ん中の人に握手をしてもらう。
異常な発汗量で手がぬるぬるした。

夕食後、中山君の妹さんが止まっているゲートウェイの下のABCマートで飲み物を購入。
今日で最後の晩だ。
結局遊ばなかった。妹さんもお友達と来ている。
お兄さんのお友達と遊びたいなどと思わないのではないだろうか?
初対面なのに、車出してほしいなどと言うのは悪い気がする。
だが、中山君はかなり一緒に遊ばせたい様子。何故だろう。
却って悪いから会わなかったとメールを送ると、
「それじゃ~ガーリックシュリンプ食べれないじゃない、いいのに~」と返事。
彼の言うガーリックシュリンプとは車で行かなければ行けない距離にあるお店のモノだ。
これだったのか・・・と、合点が行く。
美味しいと思った料理を皆で分かち合いたかったのだろう。

最後の晩という事でゆっくりしたかったが、疲れきって真っ先に寝てしまう。

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モテるノムミのスパムおにぎり

何度か目覚めたが、眠り惚ける。
プールで一泳ぎしたノムミが「早く起きないと何もできないよ」と、一喝。
不思議なほどお酒が残っていない。
緊張して気を張っていたからだろうか。
だが、ノムミもユピコも絶不調。打ち合わせも中々進まない。
ハナウマ湾でシュノーケリングしようか?と提案するも火曜日は定休日。
海に定休日があるなんてと、しょんぼり。
今日のテーマは海とアラモアナ。
去年行けなかったアラモアナショッピングモールには、一度行ってみたい。
そして海にも行きたい。
アラモアナに行ってから海という案が出た。
だが、バリでの日々を思い出した。
ショッピングは2、3時間で済まそうとしても無理だ。
絶対疲れたり、頭を冷やす為に何度もお茶をする。結局一日かかってしまう。
海は昼しか泳げない。
ショッピングに行ったら、泳げる時間帯に海に行ける筈が無いと、力説する。
だが、どのビーチに行くかが決まらない。
シュノーケリングが出来るようなビーチはハナウマ湾しか分からない。
時間は過ぎて行く。
結局ノムミがカイルア・ビ-チ・パークを提案。
アラモアナからバスが出ているという。
ではアラモアナでご飯を食べたり、日本円をドルに換金したりしてカイルア・ビーチ・パークへ行き、気が済んだらアラモアナショッピングモールに戻ってショッピングを楽しもうという事になる。
リムジンを待つ間にノムミがスパムおにぎりを食べる。
頭がぼけていてフロントにタオルを借りるのを忘れる。
慌てて借りに戻る。リムジンを待たせてしまう。
アラモアナに行く他のお客さんも待たせてしまった。
「ごめんなさい」と謝るが、無視されてしまう。
中山君の妹さんが今晩ハワイ入りする。
午前の時点で「そろそろ妹と遊んだ?」という気の早いメール。
妹さんはこちらで車も借りるらしい。一緒に遊べば遠くにも行ける、との事。
だが、面識も無いのに良いのだろうか。

フードコートで食事。ここは大変な激戦地区だった。
食事をする場所としては決しておすすめ出来ない。
尋常ではない数の店舗が並んでいて、どこも混んでいた。
おのおの食べものをトレーで運んで席につくのだが、人が多すぎて中々落ち合えない。
日本では大きくてすぐ分かるユピコもここでは埋もれてしまう。
食事の量は尋常では無いほど多い。そして味は多分おいしくない。
スパムおにぎりを食べていたせいでノムミも半分ほど残す。
換金を済ませてちょっとだけ?と、アディダスやコーチを覗いてしまう。
心をわしづかみにするジャージを見てしまう。
その後皆でトイレへ。私が出ると洗面所には誰もいない。
もしかするとトイレの外で待っているのかもしれない。
外へ出ようとすると、通路の壁に老婆が寄っかかっている。吐いている。
少しだけ固形物があったが、真っ赤だった。
血だ!と衝撃を受ける。
だが、もしかするとクランベリーのシャーベットなどを食べたのかもしれない。
助けた方が良いとも思うが、英語でなんと言ったらよいかわからない。
しかもこの固形物はなんだろうと眺めていたら私まで吐きそうになってしまった。
周囲の人も老婆に気付き動揺し始めた。
ガードマンらしき人も側で見ている。
ガードマンに任せようとトイレの外に出る。
だが、ノムミもユピコもいない。まだ中なのだ。
外で待っている間、吐血している老婆を眺めなければならない。
二人はいつまでも出てこない。
中に戻りたいが老婆の側を通るのが怖かった。
どうしようと迷っていると、トイレは外から入れなくなってしまった。
他の階のトイレへ行くようにガードマンから指示されている。
あの二人はきっと私を中で待っているのだろう。
私がいつものろのろしているから、余程痺れを切らさないと出てこないかもしれない。
老婆の奥に一瞬ユピコの姿が見えたが、すぐ中に引き返そうとしていた。
きっと何か起きてると察知したのだ。
「ユピコ-!ユピコー!」と、叫ぶ。気付いてくれた。
やっと二人と再会出来た。
もう吐血は拭かれていたので二人は血溜まりを見ないで済んだ。
先ほどまで「アラモアナは夢の国」などと浮かれていたのだが、気持ちが沈む。

719sono2
バスは中々来なかった。乗り込むと異常に寒い。
私の隣にヒゲの生えた太った老婆が坐り込んだ。
二人掛けなのだが、老婆に占領されて窮屈だった。
ヒゲがある所から男だろうかといぶかしむ。だが、巨大な乳房もある。
老婆は、ぶつぶつ呟いている。怯える。 

719sono3
カイルア・ビーチ・パークは大層美しかった。
だが、大層風が強くて泳げる訳が無いと思った。
それでも水着になり海に入ったのは、泳いでいる人が沢山いたからだ。
シュノーケリングをしている人は一人もいなかった。海に入ってすぐ分かった。
美しい海なのだが、砂で白濁していて自分の足さえ見えない。
それでもマスクとシュノーケルをつけてしばらく海に浮いていた。
漂っているのは大層気持ちよい。
次第に寒さが堪え難くなる。
海から上がると風が体に当たりますます寒くなる。
今日はこれ以上海には入れないと確信。早々に引き上げる事に。
バス停まで歩く途中にノムミは再びスパムおにぎりを食べた。ノルマがあるのだろうか?
様々な家を見ながらこの家で暮らさせてくれないかな・・・?と話し合う。
英語はできません、日本語が得意です、車は運転出来ません、人より沢山食べます、掃除は苦手です、こんな事を言って置いてくれる家はないだろうが、なんとかならないだろうか。
寝言で夢だけが広がる。

719sono1
帰りはバスを乗り間違える。アラモアナには行かずダウンタウンの方へ行くらしい。
アラモアナでのショッピングは明日にすれば良いという事になる。
吐血の思い出も生々しかったので、少々ほっとする。
アロハタワーの側で夕日を見ながらビール。
ここで昨晩のバーへは皆行く気が無い事が分かった。

その後タクシーを拾いタンタラスの丘へ。
運転手は以前は韓国の奥さんがいたがひどい目にあって別れた、今度は日本人と結婚したいと言っていた。
英語が分かるノムミが相手をしてくれたおかげで、夜景を見ている間メーターを止めてくた。
夜景は絶品だった。
行きも帰りも意識が朦朧としていたが、運転手がかなりノムミを気に入って口説いていたような記憶がある。
ノムミ・・・もてるなぁ・・・と思っているとホテルへ到着。
719sono4
夕食はアンバサダーホテル一階のケオス・イン・ワイキキへ。
美味しかったが、感じの悪い店員さんもいて、雇用条件などで不満を持っているのだろうかなどと考える。
明日が早いので早々に床につく。

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ハワイの3人組

朝早く起床。本日は牧場。
ノムミはハワイでは必ず毎日スパムおにぎりを食べる。昨日も早速食べていた。
朝食として3人全員スパムおにぎりを購入。

アンバサダーホテル向かいのスカイコートへバスが迎えに来た。
バスはいくつものホテルに立ち寄る。それだけで一時間は過ぎる。
我々は朝から元気。だが、ぐったりしている人達もいる。
切り立った山々を見て「わ~凄い景色だよ~」などと騒いでいて気付いた。
寝ている人達の大半はカップルなのだ。
同性同士や家族連れは比較的元気。
そうか・・・カップルは寝室での景色に夢中なのだな・・・と、納得。
我々が楽しみにしている牧場など、本来の目的のついでなのだ。
我々よりも若いカップル達がアダルトに見えた。

718の1
海沿いに和風な小さな島を発見。
「あら巌流島みたい」と言うとユピコが「つけ乳首みたい」とのたまった。
そう言われるとそうしか見えない。なんとカメラに納めようと躍起になる。
だが、揺れるバスの車内からの撮影は困難。
次第に島が見えなくなる。
「ああ~乳首島が・・・」と、しょんぼりする。
後で調べた所「チャイナマンズハット」という名称の島らしい。

クアロア牧場へ着くと、スタッフが片言の日本語で説明をしてくれる。
申し込んだコースは4つのアトラクションを選ぶことが出来る。
我々の一番の目当ては乗馬だ。
だが、他の連中もそうらしい。乗馬に殺到している。
乗馬は午後に回して、空いている所にする。
9時半からと10時40分からの回の申し込み用紙が置いてあった。
午前中の種目はまとめて申し込んで、午後は昼過ぎに申し込むなのだろう。
射撃とバギーを申し込んで安心して、私はトイレへ。
戻る途中に映画のチケット売り場のような窓口を通る。
そこには沢山の人。何やら申し込んでいる様子。
ここでも受付をしていたのかしら・・・と、不思議に思う。
先ほど申し込み会場になっていた場所にはユピコとノムミしかいなかった。

意気揚々と射撃場へ向かうバスへ。
木造で窓もドアも無いバス。壁を見ると所どころに穴が空いている。
「これ・・・銃の穴じゃないかしら。でも、何故?」
穴の理由は最後まで分からなかった。
射撃場へ着いてルールを説明される。
タマの入っていない銃でも向けられると身がすくむ。
射撃の的は上下二つ。ピストル用とライフル用。
薬莢が飛ぶのを防ぐ為にゴーグル、銃声から耳を保護する為のヘッドフォンをつける。
ピストル、ライフル共に20発ずつ。
まずはピストルから。
映画で女がピストルを持つと「ほら、撃てるもんなら撃ってみろよ!」などと言われるシーンを良く見る。
見当違いな方向に撃ってしまい、あっさり奪い取られてしまうのだ。
実際に撃ってみて、分かった。
台に肘をついて両手で撃っているのに衝撃で手がブレルのだ。
確実に右方向へずれるので左目を狙ってみる。
的に当たっているか分からない。
その後ライフル。
ライフルは重い。だが、ピストルより体になじむ。
薬莢が顔に当たる。
隣の人が急に気が触れて、周囲の人を撃ち始めたらどうしようと不安になる。
だが、すぐ解消した。
ピストルも銃も鎖で繋がれていて、的の方向以外向けられないようになっていた。
初めは怖かったが、気分はゴルゴになって行く。
射撃を終了して的に張った紙を取りに行く。
成績は意外だった。
ノムミは射撃経験者。しかも3人の中では一番強い。
当然彼女が相当良い結果を残すと思っていた。
だが、どんじりであった。40発中3発。
ユピコはピストル、ライフル併せて15発。どちらかというとピストルが得意な様子。
そして私は計17発。ピストルは0発。ライフル17発。
だが、ライフルでも、的の右側に集中していた。自分の癖が分かってきた。

その後バギー。
昨日店員に「バギーはいいや!」と、毒づいたもののよく見ると急にやりたくなっていた。
しかも私は3人の中で唯一の免許所持者。
ノムミがゲームで車に乗るのは得意だと言っていた。
だが、ゲーム射撃も得意だった。それで3発なのだ。
結局は免許所持者で原付を乗り回している私の経験値がモノを言うに違いない。
意気揚々とバギーの会場へ。
そこへは傭兵のような男が待ち受けていた。
「バギーは難しい。まずはテスト走行して、駄目な人はジープに乗せる。
我々は結構厳しい」と、宣言。
肩に銃を担いではいないのだが、持っているような錯覚を覚える。
ヘルメットとゴーグルをつけなければならない。
サイズの合うメットを見つけるのに手間取る。
合わないけれどこれでいいや、と匂いを嗅ぐ。
吐きそうになった。我慢してかぶる。
だが、中々締められない。もたもたしているのは、私とユピコだけ。
「一人でしめられのか」「今は練習の時間を使っている」と、
ターミネーターばりの係員にイライラされる。
おどおどしながら慌ててバギーへ乗り込む。
バイク乗りの筈の私だが、操作法がわからない。
皆が普通にやっている遊びだ。なんとかなるだろう。
先頭が走り出し列になって走行。
初めは戸惑ったが、勝手が分かってきた。
かなり体を使わないとハンドル操作が効かない。
ノムミ、私、ユピコが最後尾。慣れて楽しくなってきた。
振り返るとユピコがいない。
バギーの調子が悪く、交換などをしているのかもしれない。
何度か振り返るが、追いついてくる気配が無い。
前方は少し混んでいた。きついカーブがあるのだ。
慣れてきた私は軽~くハンドルを切った。
だが、前に進みすぎてしまったようだ。
戻って切り返さないとカーブが曲がりきれない。
バックしようかとも思ったが、初心者がそんな高度な技を使うのも良くないだろう。
私に気付いた係の人がやって来た。
下手にバックをしたら叱られるかもしれない。
彼がなんとかしてくれるのだろう。
なんと言ったら良いか分からないので、「Oh~」と首を振り降り、言ってみる。
彼は何も聞かずに「jeap!」と、だけ言った。
意味が分からなかった。
免許持ちでバイク乗りのこのアタシが、もう乗ってはいけないと宣告されるなどありえない。
慣れてきて結構簡単と思った矢先だ。もう一度チャンスが欲しい。
どうアピールしたら良いか分からない。
未練タラタラながら、バギーを降りる。
間もなくジープがやってきた。
運転しているのはターミネーター。助手席にはユピコ。
ユピコは助手席から降りる。私と共に荷台へ。
この時ほどお互いが一緒で良かったと思った事はないだろう。
私一人だったら、泣いていたかもしれない。
暫く無気力にジープに揺られていた。
だが、仕方が無い。
20人程いる中で脱落したのが、よりによってこの3人組の内の2人だとは・・
などと自嘲気味に笑い合う。
そんな私達を健気だと思ったのかは知らないが、ターミネーターが
「日本はどこから来たのか」などと優しく声をかけてきた。
「東京」と答える。
「自分は横須賀にいた事がある」というではないか。
横須賀というと米軍基地があった気がする。
米軍基地関係の人なのだろうか? 基地ってなんて言うのだろう。
「キャンプ?」と、聞いてみる。きょとんとしている。
ユピコ相手に「基地ってなんだろう?」などと言っていると、彼が
「Base?No,no,お母さんと妹が日本人ね・・・」と答えた。
「ああ!」と「Oh~!」の中間のようなあいづちをする。
米軍基地とは関係ないが母と妹が日本人。
彼は現地の人の顔に見えるが日本人のハーフらしい。
お父さんはハワイの人かもしれないがよくわからない。複雑そうだ。

暫くして休憩。バギーに乗っているチームと合流。
ノムミが「ユピコがいなくなったと思ったら、ピエロまでいなくなって。
後ろから順に神隠しにあってるのかと思ったよ~」と、心配していた。
休憩中、ターミネーターが缶から紙のようなモノを出して口に入れていた。
ユピコが噛みタバコではないかという。
我々の視線に気付いた彼はにやっと笑った。
サングラスを取った顔を初めて見た。
かなり若く、可愛らしい顔をしていた。
「東京ではこういうの無いでしょう」「子供はタバコ買えないでしょう?」
馬鹿みたいな発言しかしていないのだが、初めがあまりにも恐ろしい印象だったのだ。
可愛い・・・と、きゅんとしてしまう。
生意気言っていたヤンキーがいきなり素直な面を見せた感じ。
再び出発。「ジュラシックパーク見たか?」と、訪ねられる。
私は見たがユピコは見ていないと答える。
「ジュラシックパークの跡地見たいか?」
「見たい!、見たい!」
そのままコースから外れて、撮影現場の跡地へ。
枯れた木が横たわっていた。
「覚えているか?」と言われる。全く思い出せない。
だが、見ていないと言ったユピコが「覚えてる~!」と、答えるではないか。
私も便乗して覚えている振りをする。
今度はゴジラの足跡がある場所へ。
この後映画のロケ地巡りをする予定だったが、しなくても良いかもしれないと思いながら昼ご飯へ戻る。

お昼はバイキング。
牧場の従業員は思い思いにウクレレを弾いたり歌ったり、楽しそう。
バギーで脱落したから次は巻き返すよ!と、午後のコースの申し込みに。
すると問題発覚。
皆、午前中に午後の申し込みも済ませていたのだ。
人気の乗馬などは一人しか空いていないと、言われる。
朝、トイレから戻ってくる時に人が殺到していた窓口を思い出した。
あれだったのだ・・・。
今からすぐ出来るのはジープツアーだという。ジープはさっきも乗ったばかり。
とりあえず一人でも乗馬をした方が良い。
ノムミは最近乗馬をした事があるという。
私も高校生の時にやった事があった。
ここはやった事の無いユピコが行くのが良いだろう。
遠慮するユピコを乗馬に送り込み、私はもう一度バギーに挑戦したいと言おうとした。
だが、ジープが我々二人の為に待機しているというので
考える余地もなくジープへ乗り込む。
ノムミが私に気を遣っている。
乗馬ができなくて残念なのはノムミも同じなのに、「ごめんねぇ」と謝っている。
この後残っているのは、ロケ地巡りだけ。
一日車に乗っていただけになるではないか・・・と暫くナーバスに。
だが、ジープツアーは次第にエキサイティングになって行った。
ジェットコースターのように急降下して水たまりに突っ込んだり密林の中を走り回ったり。
いつの間にか楽しくなってきた。
4人家族二組と、白人の母と息子。そして私達。
私の後ろに座った家族の母親だけがこのツアーを楽しんでいない様子。
落合夫人に似た母親は、「揺れて前の人がどんどん下がってくるのよ!」などと言う。
元々狭い車内だ。揺れるので手すりにつかまっている。
私はずっと同じ手すりに捕まっているので位置がずれるなどあり得ない。
文句があるなら嫌みではなくちゃんと言えば良い。
こちらも言い返す。そう思って完全シカト。
それを除けば、車内は団結していい雰囲気。
何かと運転手さんにちょっかいを出されていたノムミが手に何かを握らされた。
何かと訊ねると「ウンコ」との事。
ノムミは慌てて投げ捨てる。
白人のお母さんがノムミに同情してウェットティッシュをくれた。

718の2
馬に乗り終えたユピコと合流して映画のロケ地巡りのバスに乗り込む。
気乗りしなかったのだが、添乗員のマイカさんがいい加減な感じで大層面白かった。
藁葺きの家の前で棒を使ってヤシの実を落とし、石で叩き割って子供に飲ませいていた。
私も飲みたかったので側にくっついていた。なかなか飲ませてくれない。
ノムミが「ちょっと頂戴って言ってみなよ」というので、
子供に「ちょっと頂戴」と頼んでみた。
子供は困惑した顔をしたが私に手渡してくれた。
飲んでみるとそれほどうまくもない。
こんなものか、と分かった所で再び子供に返す。
子供もあまりおいしいと思わなかったようだ。それ以上飲もうとしない。
返されても困った様子。
マイカさんが実の中にある液体を捨て果肉を子供達に勧める。
再び欲しくなり子供の後ろに並ぶ。当然のように貰う。
まあまあ美味しいが、沢山食べたいという程ではない。
また子供に返してやった。子供は再び困っていた。
不思議なのだが、大人は誰一人飲みもしなければ食べもしなかった。
マイカさんのいい加減で楽しげな仕事ぶりを見て、
皆でこの仕事は今奈良君に凄く向いていると話し合う。

牧場を後にしてワイキキへ戻る。マリンスポーツを決めなければならない。
H.I.Sのカウンターへ行ってみる。
結局、私一人ファンダイブをしてノムミ、ユピコはバナナボート、ジェットスキー、シュノーケリング、カヌーなど盛り沢山の企画を申し込む。
それにはもれなく地区限定だがリムジン乗り放題がついてきた。
私も3ドル支払えば一緒に乗り込める事になった。

お色直ししてホテル・ルネッサンスへ。
Canoes at the Ilikaiというレストランへ。
中山君が教えてくれたお店にも行きたかったのだが、その情報は私が無くしてしまったユピコのガイドブックに書き込まれていたのだ。
だが、このお店もとても美味しかった。皆でワインを一本あけた。
そのままホテルへ戻ると思ったが折角だからバーへ行こうという事になる。
カクテルを注文して間もなく、バーテンがノムミに何か頼んでいた。
向かいに座った日本人の男性グループが英語が全く駄目で注文が出来ないのだという。
英語が分からなくても値段は分かるし、適当にメニューで指で示せばいいではないか、と不思議に思う。
ノムミが希望を聞いて注文をしてあげていた。
だが、彼らはプライドが傷ついたのか、お礼一つ言わなかった。
だがそのおかげでバーテンがカクテルをサービスしてくれた。
もう少ししたらもう一人バーテンが来るので、それまでに何が飲みたいか言ってほしいとのこと。私はチチを頼む。
暫くすると確かにもう一人バーテンが来た。
その後も、その人の目を盗んでは何が飲みたいかを聞いてきた。
次はピナ・コラーダを頼む。
それから椀子そばのようにグラスが空くとどんどんカクテルが出てくるようになった。
3人揃ってグラスが空く事が無い。そ
ろそろ帰ろうかと思うと誰かに新しいドリンクが。
ノムミはジン・トニック、ユピコはチチ、私はピナ・コラーダ。
私はバーに来る前から、お酒が足に来ていた。
沢山飲んだらえらい事になる。ここは下北庄屋では無い。
時々水も飲むようにする。
バーではノムミが大モテだった。
初めにノムミにちょっかいを出した男は、タバコを灰皿以外の所になすりつけてバーテンに叱られ、退散。
その後北アイルランドから2ヶ月の休暇で来ている教師3人組。
明日も飲んでるから来いとのお誘い。
またもやバーテンがあまりちょっかいを出すなと、諌めていた。
椀子カクテル状態から逃げなければと、席を立てたのが夜中の1時半。
教師達に手の甲へキスをされ、バーテンからはハグ。
バーテンはハグをして頬に軽く口をつけて来たのだが、ノムミとユピコには左右両方にしていた。私には片頬だった。
そういう文化圏では無いので気色悪かったのだが、
「とりあえず私は眼中に無いという事だな」と、判断。
バリではユピコがもてて、ハワイではノムミ。
私は・・・日本?いや、日本でも特に・・・。
別にもてなくてもいいや、他に興味ある事沢山あるし・・・と自分に言い聞かせるが寂しさが残る。
バーテンは明日22時半に仕事が終わるらしい。
その後車でどこへでも連れて行ってくれるという。
だが、明後日、私は朝6時40分集合でダイビングなのだ。
22時半頃には、寝なければ。
私だけ行かないと言えるだろうか、と悩む。

その後一番にシャワーを浴びる。
出て来るとノムミもシャワールームにこもる。
ユピコが「ノムミはまだ宴はこの後も続くという事を知らないね」と、言った。
ユピコはまだ飲む気だ・・・!
ノムミが「吐いたよ~」と戻ってきてベッドに転がる。
ユピコがシャワールームへ。
メールの返信などをしていると意識が遠のく。
このまま寝てしまうという手もある。
だが、ユピコが出て来た時に頑張って起き上がり、ビールを出した。
後で聞いたが、ユピコは飲む気はさらさら無かったらしい。
私がビールを出して来たので仕方なしに付き合ったと言うのだ。
寝ているノムミの写真撮影をしたりしながら、二人とも望まなかった宴は明るくなるまで続く。

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ハワイへ

e9b21549.JPGハワイと東京は時差が19時間。ハワイは一日近く遅れている。
成田エクスプレスでガイドブックを交換し合う。
私はユピコのガイドブックを読みふけった後、携帯メールで日記を書いていた。
話したり、日記を書いたり気もそぞろな状態で成田に到着。
ノムミから貰った旅の予定と荷物札、ユピコから借りたガイドブックを
そのままなくしてしまった。

夜の成田は空いていた。手続きはスムーズ。
トイレに行くと、濡れた手を乾かす風が出る機械があった。
エアータオルと書いてあった。
「何がエアータオルだ。上手い事いったつもりか」と、吐き捨てるようにつぶやくと
「ユウカピエロはちょっとの隙にも悪態をつくねぇ」と、言われてしまう。
時間に余裕が出来たので祝杯をあげる。ビールを飲む。
ハワイに行くのを忘れ成田くんだりまで来て居酒屋に来たみたいな状態になる。
「遠いから終電が早いんだよ、畜生!」などという冗談を言いながら盛り上がる。
ハワイを忘れないうちにお開き。

飛行機に乗り込む。
離陸してしばらくして、皆寝始める。
その時、通路を挟んで私の隣の家族に異変が起きた。
子供が暴れ始めたのだ。去年の悪夢が蘇る。
去年のハワイ行きでもギャーピー騒ぐ子供がいた。
私の座席を後ろから蹴りつづけるため一睡も出来なかった。
あの二の舞はごめんだ。
子供は暗さと狭さを堪え難く感じたのか「嫌だ嫌だ!」と、地団駄を踏んで
前のスクリーンのある壁を蹴ったりしている。
最早小学校に上がろうという男の子。
その子と幾らも違わない兄が「迷惑だから静かにしろよ」と諌めているが
一向に効果がない。
窓際にいるノムミが「ユウカピエロ大丈夫?」と、心配している。
私が切れ気味なのが分かったのだろう。
去年に引き続く災難にハラハラしているようだ。
そして、機内は急冷蔵されて行く。
腹巻きをしてTシャツ、ふくらはぎまでのパンツ、サンダルという格好に
長袖Tシャツ、長袖シャツ2枚、ジャケット一枚、さらに毛布をかけても寒い。
ユピコも靴下やレッグウォーマーなどで装備しているが
「寒い!」と、驚いている。
外人のスタッフ達は半そででケロリとした顔。
寒さで遭難するような心地。
ユピコの提案で空いている席の毛布を3人分を奪いとる。
寝ているように見えたノムミも寒かったらしい。
私も顔が寒いのでマスクとアイマスクもする。最早何だか分からない状態。
楽しみにしていた旅行なのだ。
ギャーピー暴れる子供、極寒という苦行に信じられない気持ちになる。
だが、間もなく事態は落ち着いた。
急冷蔵は穏やかに。
テレビや映画で見たマラリヤ患者の様に常軌を逸した子供は他の席に移動させられた。
平和が訪れた。
さて、機内で上映される映画でも見るかと
イヤホンをかけるとブチブチという騒音しかしない。
ボリュームを上げると僅かに音声が入るが、
騒音が尋常では無い大きさにになって神経に触る。諦める。
機内食を食べる時にはいつもブロイラーのような気持ちになる。
ビールとワインをくいっと飲んで寝てしまおう。
眠ると再び機内食で起こされる。
そんな調子でハワイ到着。

17日の夜21時頃の飛行機に乗ったのに、到着すると17日の午前10時前。
2度目の17日という感じ。
暑いでは無く熱いという感じ。
だが、からっとしているの心地よい。

ツアーの迎えが来てデューティーフリーショップに連れていかれる。
帰る日の集合時間やバスの乗り方などの説明を受ける。
去年はその場でマリンスポーツやマッサージなどの申し込みをした。
だが、去年の体験ダイビングを請け負った業者は非常に感じが悪かった。
今回は現地で探そうと、ツアー会社が斡旋する企画は申し込まない事にした。

オープンカフェ形式のお店で軽くビールをひっかけ軽食。
デブの国なので、うっかり注文すると異常な量が出てきてしまう。
2品を3人で食べる位が丁度良い。
去年から3度ハワイへ行った中山君情報やガイドブック情報について話し合う。
中山君の妹さんが19日からハワイ入りするらしい。
是非合流して遊ぶようにと言われていた。
皆、頭が朦朧として話が進まない。
海、ショッピング、ダイヤモンドヘッド、ガーリックシュリンプ。
単語は飛び交うが決まらない。

例えば、海。
私はダイビングのライセンスを取ったので是非潜りたい。
ノムコもライセンスを持っているが、持ってくるのを忘れた。
ユピコはまだ潜った事が無い。
我々としては行く行く3人で潜れたら楽しいと考えている。
だが、この旅でライセンスを取るのは不可能。
だからユピコは体験ダイビングをすれば良い。
だが、体験ダイビングと一般のファンダイブでは行動を共にする事は出来ない。

思考停止。

そしてシュノーケルもしたい。
ユピコがバリでシュノーケルをした時は殆ど魚が見えなくてあまり楽しめなかったという。
だから是非魚が沢山いる極楽のような眺めを見せてあげたい。
そしてユピコが初めて感動する瞬間に立ち合いたい。
だが、4泊の旅行。
二日も海に費やすのはどうだろう。

思考停止。

そしてショッピング。
去年行けなくて心残りだったアラモアナに繰り出したい。
だが、予算は?
ダイヤモンドヘッドとタンタラスの丘って違うのか・・・。
次第にとッ散らかってくる。

ハワイでの時間は刻々と流れる。焦り始める。
15時チェックインと言われているが、中山情報では結構早く入れるとの事。
ここで決めたのはチェックインしてから部屋で予定を決めようと言う事だった。
そして我らのホテルアンバサダーへ。

部屋は結構立派だった。
ベッドでぐうたらしながら、クアロア牧場、ダイビングの申し込みをしに行く事を決める。
チラシで見た営業所へ。
だが、そこの受付の女性が酷く感じが悪い。
去年の体験ダイビングのスタッフを思い出させた。
混んでいるから客に困っていない。
全員では無いが、こちらで働いている日本人は観光で来る日本人を嫌っていると思う時がある。とても横柄。
牧場の説明を求めてもチラシを見せるだけ。
食い下がってもおざなりの説明。
「混んでますか?」と聞くと
「混んでますね」と何故かえばっている。
そんなえばるならチラシに宣伝を載せるなと思ってしまう。
あんた達に申し込んでもらわなくても構わないのよ、といった態度。
牧場で選べるアトラクションは
乗馬、バギー、射撃、ジープツアー、映画で撮影したロケ地巡り等。
バギーとはゴーカートのようなモノのようだ。
店員の態度にむっとして「バギーはいいや!私」と、意味もなく毒づいしまう。
他を当るのも面倒なので、ここで申し込む。
ダイビングの事を聞くと、体験ダイブと一緒に10メートル位の所に潜るだけという。
しかも去年シュノーケルをしたハナウマ湾付近。
あの感じの悪い業者ではないだろうか?と不安がよぎる。
ダイビングは他所をあたる事にする。
いくつかツアー会社を当るが、決め手が無い。
明日牧場から帰ってから決めようと、街をうろつく事に。
乗馬をするには靴と長ズボンが必要。
サンダルしか持ってきてないので、今日中に購入する事に。
88という古着屋で長ズボンを探すが、足が長過ぎる。
ここでズボンを買えるのはユピコだけだ。
何故か袖無しTシャツを購入してしまう。
そして運動靴をゲット。適当に買ったのに結構可愛い。
長ズボンはABCマートにある適当なジャージにしようと思ったがやはり長過ぎる。
長ズボンじゃなければ駄目だという事を知らなかったフリすればいいかと、諦めビーチへ。
去年ビーチに来たのは最終日だった。
早めに行っておこうと、波に足だけつけて戯れる。
その後何気なく入ったナイキの店にバーゲンでジャージをゲット。
何故かついでに通りすがりのGUESS?でドレスも。
今日だけで随分買い物をしてしまった。
普段買い物に出掛けないからあまり買わないのだが、行くと最後なのだ。

夕食にエビが食べたいと騒ぐが、普通にアメリカンな店に入る。
ハワイアンビールが美味しい。
帰りに缶ビールを購入。
ホテルのベランダへ出て夜景を眺めながら祝杯。
長い17日が終る。
7/18その2

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旅へ

荷造りは朝5時までかかる。
あまり寝ずにグリング「カリフォルニア」を観にトップスへ。
13時開演と勘違いしていたが15時開演。
私の問い合わせに桑原裕子ちゃんが
「ううー三時開演」と返信してきたのをよく見なかったのだ。
そもそも自力で調べるものを甘えてしまったのがいかん。
一度引き返す。
すっかり旅支度でトップスに向かう。
苦難にもメゲズ見た甲斐があった。芝居は素晴らしかった。
泣いた。もっと早く見れば良かった。
私にとっての素晴らしさに満ちていた。

さてこれからハワイ。

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旅支度

昨日は無益な徹夜をした。
徒労という言葉が親しい友に思える。

今週の月曜日、ノムミからスケジュールがどうなっているかについてメールが来た。
「旅?」と返信する。
そういえば日光という話もあった。
現実には明日からバリと同じ3人組でハワイに行く事に。予想もしない展開。
以前母から謎に「7月あたりハワイに行くんでしょ?」と、言われていた。
何故そんな事を言うのかと思っていたら、実際になってしまった。
我々3人には時間が無い。
いつ何どき誰かが出産などという予定が入るやもしれないだろう。
ノムミが一人で放浪してしまうかもしれない。
行くしか無い!

という訳で、お買い物。
海の為にマスクやシュノーケルを買いに、ビクトリアへ。
その後桑原裕子ちゃんが出ているグリングを観たいと思っていた。
だが、連絡が取れない。
そうこうしているうちにエロ教師のような眼鏡も欲しくなる。
作っているうちに芝居が観られない時間になる。
後で判明したが、桑原裕子ちゃんは携帯を忘れていたらしい。
なんとなくそんな気がしていた。
「みつばち」で共演していた時、彼女がガサツ、私がズボラと言われ、
並んだ楽屋前も二人で散らかしていた。
携帯を忘れたと聞いた時には何故か嬉しくなった。

荷造りに挫折しそうになる。眠い。
ちょっとワインを飲む。ゲームする。
荷造りが進まなくて焦る。
私は旅の前にはあまり浮かれる事が出来ない。
飛行機が離陸してから、急にテンションが上がる。
早く離陸しないだろうか。この時間はいらない。

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譫言

芝居用語ではトンカチの事をナグリと言う。
この世界に入って10数年。自らナグリと言った事は無い。
「とんかちを貸して」
「ああ、ナグリね」と、言い直されても
絶対に「ナグリ貸して」とは言えないのだ。
ロクに使用法も知らないのだ。大して知らない人を徒名で呼ぶ様で恥ずかしい。
確かに仕込みやバラシでトンカチを使った事もある。
だが、打ち付ける反動で顔に当てて痣になったり、
指を打ち付けて血豆を作ったりしてしまう。
こんな有り様では「ナグリ」とは呼べない。

同様に自分の事もなんと呼んだら良いか分からない。
昔から女優とは美人女優だけだと思っていた。
だから種類で分けると役者。
だが、それだけで食える程でも無い。
となるとタマに芝居に出ている無職。ルンペン。
その感覚を説明するのが面倒なので、自分でうぬぼれているなと思いながら
「役者」と、呼んだりする。
自分の事を作家、劇作家、女優、など呼べる人が羨しい。
それで思いついたのだが、座長。
稼いでいなくてもうぬぼれている気持ちにならない。
だからなりたいと思ったのかもしれない。
ただ、肩書きとしてはメジャーでは無い。職業欄には相変らず無職と書く。

薄々おかしいと思っていたが、最近頭に蛆が湧いたようだ。怖い。

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小さな旅

中野へ散歩。
エンストに苦しんだり、
壊れた眼鏡のネジを探したり、
おいしいお店でコーヒーを飲んだり。
見知らぬおばさんに拉致される勢いで話しかけられたり、
見知らぬおじさんに挨拶をされたり。
おいしいご飯を食べたり。

22時過ぎからノムコと宝船について密談。
動物や人間、人間が動物になった瞬間についてなどを語り合う。

そうだ、我々はもうじき旅に出るのだ。

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劇的改造

毎日ちょっとずつ掃除をしていた。
本日は照明の松本大介君に、お部屋の模様替えをお願いしていたのだ。
宮古から自転車に乗って帰る事が出来なかったので、
近所に住む大介君に乗ってきてもらった。
下北でレイプされた自転車には破損という張り紙が張ってあり、相変らず無残な姿。
まずは部屋を見てもらい対策を練る。
以前よりスチールラックから見えるモノを隠す為に布をかけていた。
ラックの上に重りを置いて、押えていた。
これをカーテンのように開け閉め出来るようにしたいとお願いする。
大介君は軽く引受けてくれた。
レイプされた自転車とルイガノで中野のシマチュウへ。
シマチュウには夢が溢れていた。
何を買うかというより、ただ浮かれて店内をうろつく。
自転車の荷台やスタンドも売っていた。
自転車屋へ持って行かなければと思っていたが、治せる可能性を見いだす。
その後カーテンレールやネジ、必要な雑貨を購入。
住宅地を通りながら帰宅。
私が洗濯や洗いモノをしている最中にスチールラックカーテンが完成。
カーテンレールの取り付け方一つに様々の可能性がある事を知る。
安全ピンをカーテンレールに引っかける方法にはたまげた。しかも可愛いのだ。
ラックのモノを取りだすのが大層便利になった。嬉しい。

急いで時事通信ホールへ。「ピルグリム」観劇。ユピコが出るのだ。
ユピコを舞台で観て改めて美しいと認識。そして良い女優。
芝居に臨むスタンスが素晴らしい。
終演後、ノムミ、岸君、ナオミィ、大介君でユピを絶賛していると、
別人のような剽軽な動きをしながらユピコが登場。
「飲み放題のお店予約したぜ、ウヒョウ!」
と言うユピコの胸を触ったりしながらじゃれる。

お店では皆、水を得た魚のように盛り上がる。
90分コースのうち半分の時間は6人全員が爆笑して手を打ち合っていた。

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無為なる一日

一日を棒に振る。
夜中野までバスで行き、歩いて帰る。

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コイバナ

フルフルの精算会。
本日も踊りに行きたかったが、日常生活が辛い程気持ちが悪い。
飲むのは無理だと思われたが、飲んだら楽になった。
稽古中皆コイバナをしていたのに、誰1人私に聞いて来なかった。
心の準備をしていていたのに聞かれないので不思議に思っていた。
ハイレグメンバーにどういうことかしらと聞くと、
痛い話をされたらどうフォローしていいか分からないのではないか、と言われる。
確かに常に彼氏がいないか、もてないと思われてしまう。
実際、よく考えると皆が避けて通りたいような酷い目にしかあっていなかった。
徹夜をしても語り尽くせない程、嫌な思いばかりをしてきたかもと、しみじみする。
何故自殺もせず人より幸せな気持ちで生きてきたのだろう。
恋は駄目だが、友達には恵まれていた。
たかが恋愛で傷ついていたらキリが無い。
その後、聞かれてもいないのに、痛い話をしゃべりちらした。

朝方、宮古へ。

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ダンシング!

ソワレの「峰と今奈良と依田」に出る為に下北へ。
壊れた自転車を治したくて、舞台監督の田中翼君に
「とんかちとペンチを貸して」と、懇願。
すると、一緒に来てくれて治してくれた。感動する。

本日は沢山の人が踊った。
照明の松本大介君が良い踊りをしていた。
ブースから駆けつけて踊るだけ踊って戻って行く。
エキストラで踊っている役者より上手なのが、面白かった。

打上げ参加。久々に激しく飲む。

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自転車の敵

下北へ昨日置いて帰った自転車を取りに行く。
取り戻したばかりのママチャリはちゃんと私を待っていた。
側へ行くと何かおかしい。荷台がひん曲がっている。
昨日はこんな姿では無かった。
よく見ると、後ろの車輪の泥よけが全て折り曲げられている。
タイヤに減り込んでいて、鍵を外しても動かない。手で戻そうとしても無理。
「誰がこんな惨い事を・・・」
相当の悪意と執念と時間をかけなければ出来ない所行だ。
無目的でここまでの事をするほど荒んだ人がいるのを実感。
そして取り戻したばかりの自転車が不憫で泣きたくなった。
レイプされて放置された娘のように思えた。
「なんでこの子ばかりがこんな目に」本気で殺したくなった。
絶対に治して綺麗な姿にもどしてやる。
昨日からハプニング続きで凹んでいたが、今日のショックはまた違う。
うちひしがれるというより怒りで力が湧いた。
本日はやらなければならない事があるため、自転車修理は明日以降になる。
まずは明日、トンカチやペンチで泥よけをなんとかしよう。
動かせるようになったら、修理に持って行ける。
早く仕事を終わらせなければ。

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注意力散漫

先日撤去された自転車が出て来たとの通知が来た。
盗難届けを出した日時、受理番号、担当警察官の名前を調べるのが面倒で
取りに行くことは永遠に不可能かと思われたが、
本日奇跡的に俊敏に雑事を済ませたので、取りに行く。
撤去先は自転車で15分ほど。
徒歩では遠い。バスと徒歩10分で行くことに。
そろそろバスを降りようと言うとき、ある事に気付き血の気が引いた。
身分証明書を忘れている。
必要と書かれていないのに用意周到にハンコまで持ったと言うのに。
呆然としてバスを降りる。
これでは210円払って歩くには困難な所へ来ただけだ。
帰りだってバスだ。昨日に引き続き無駄足か!
生きる困難さにうちひしがれふらふら歩く。
目の前にダイソーがあった。中に入る。
欲しい物はなかったが製氷器を購入。これを買うために往復420円を使ったのだ。
あまり納得出来ないが帰りのバスに乗る。
バスを乗り間違える。家の近くに行かないバスに乗ってしまった。
結局かなり歩く。股関節が痛みだす。
今日は峰と今奈良と依田でちょっとだけ踊る日だと言うのに、大丈夫だろうか。
歩きながら人生について考える。
今までの生き方では失敗しますよという警告をされているのだろうか?
それとも日々少しずつ困難を与えて、生きる事に挫折させようという事なのだろうか?
外へ出るな、引っ込んでいろという事なのだろうか?
こんな事には負けない。
今のハプニングさえ乗り越えれば、穏やかな日常に戻れる。
昨日鍵を無くしたショックからまだ立ち直っていなかった。
一週間くらい何事もなく過ごせれば、自然に自分に対する信用も取り戻せた筈なのに。
昨日の今日で、また挫折感。
いや、負けるものか。こんな事は些細な事だ。
息苦しくなる。根をつめて考え込み過ぎて、あまり息をしていなかった。
一生懸命深く息を吸う。頭痛がしてくる。
昨日頭痛がしたのと同じ場所を歩いていた。
運転免許を持ち再びバス停へ。
なんとしても今日中に、自転車を取り返してやるのだ。
中野5丁目の自転車保管所へ行くのにかなり迷う。
見つけてみると迷いようが無い。単にぼーっとして通り過ぎていただけだった。
懐かしのマイチャリは無事な姿だった。一安心。
だが、見慣れない鍵。盗んだ人がしばらく自分の物として乗り回していたのだ。
自転車が不憫になる。
「ママだよ。よく戻ってきたね」と、声をかけたくなった。
保管所で書類を書いている間、沢山蚊に刺される。
見知らぬ鍵を壊してもらい、意気揚々と帰宅。
30分休んだらOFFOFFシアターへ行こうと思っていると「早く小屋入りしてほしい」と電話。
ルイガノの方が早いが、今日は初日打ち上げ。
先ほど取り戻したママチャリで下北へ急ぐ。

小屋入りして軽く踊りを、あわせる。
「峰と今奈良と依田」をちゃんと見るのは初めて。
泣けるはずが面白くなってしまったと聞いていた。
だが、散々馬鹿笑いして感情がほぐれた後、急に涙腺が緩んだ。
意外に泣けるかもしれない。
とにかく依田さんが素晴らしい。時に妖艶、時にキュート、時にやんちゃ。
感情を全て体で表現できるって素晴らしい事だ。
峰君も素晴らしい。
ダンスが出来る人の動きでは無いのだが、切れもよくリズム感が抜群。
そして表情がエキセントリックで目を引く。
今奈良君も素晴らしかった。
先日稽古で見たときにあまりにも汗をかいていて、泉か?と思ったが、間違いだった。今日は人間スプリンクラーだった。
体力的には一番しんどそうに見えたが、頑張り方に哀愁が漂っていた。
自分の出番ではちょっと間違えたがなんとか無事に踊れた。良い公演。

庄屋でちょっと飲む。タクシーで帰宅。
サンバイザーと傘を忘れた。

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無くしてばかり

七夕。そんな事微塵も思い出さない日だった。
考えてみると短冊をちょこちょこ目撃した。
何となく「気が早いなぁ」と思っていた。

数日前、「峰と今奈良と依田」の仕込みに「お握り差し入れするよ」と、
軽い気持ちで声をかけた。すると
「本当!助かる。えっと全部で50コ位かな」と、言われる。
倒れそうになったが後に引けず「分かった!」と返答。
50コってどのくらいなのだろう?
何合炊けば良いのだろう?重いのではないだろうか?
など不安を抱えながら仕込み日を迎えてしまう。
私がおにぎりを作るのが間に合わなかったら、朝から仕込みをしている人達がご飯を食べられなくなる。
普段は一食位なくても平気だが、仕込みにご飯が無い程悲しい事は無い。
私も30過ぎてから泣いた事がある。
そんな思いをさせてはいけない、と早く寝て支度をすることに。
だが、色々あって一睡もしないまま朝6時半を迎えてしまう。
炊飯器、鍋、前もって冷蔵、冷凍したお米を合わせて19合程。無心で握る。
9時半になる。小一時間仮眠。
雨が降っていなかったのでバイクで運ぶ事が出来た。
雨だったらカートで運んでいたと思うとぞっとする。
劇場に持って行くと皆爽やかに労働していた。
皆の顔を見ると、急に味の事が心配になった。
普段はせいぜい3合分位しか握らない。
こんなに大量だと味が大雑把になっている気がする。
塩が多過ぎたのでは?など不安。
依田さん、河口麻衣ちゃんもお弁当を作ってきた。二人のご飯をおいしく頂く。
OFFOFFは狭いので何処にいても邪魔な気がする。
眠くて仕方なくなる。
朦朧とした顔でいるのは感じ悪いだろうとそそくさと帰る。
運転が危ういのでのんびり帰る。

数時間寝て、ファックス用紙が切れている事に気付く。
明日でも良いが、早い方がと中野のドンキへ。
空いていて、運転が軽快に感じられる。
ドンキでバイクを駐車しようとすると、係の人に「あっちに停めて下さい」と、言われる。
あっちとは歩道であった。
買い物に来たのに何という態度だと、憮然としてバイクを停めた。
鍵をかけようとするとキーホルダーごと無い。
4つあるポケットをまさぐるが忽然と消えている。
マンションの駐車スペースで落としたのだろうと推測。
何気なく荷台などに置いてしまったのだろう。
不安ながらも買い物へ。
だが、目的のファックス用紙は取り寄せないと無いと言われてしまう。無駄足。
帰り道は、対向車線にキーホルダーが落ちていないかを注意するというよそ見運転状態。
自宅の駐車スペースまで見つからないまま来てしまった。
本命の駐車スペースにも無い。
本気で焦り始めた。もう一度ドンキまでの道のりを探す。
何度か往復。ガソリンの匂いが鼻につく。
頭のてっぺんからドリルを刺すような痛みが走り始めた。
これ以上探していたら事故に遭いそうだった。頭痛が耐え難い。
中野の交番へは本日別件で寄ったばかりだった。
気が進まず、自宅近辺の交番へ向う。
ここはいつも無人。それゆえ、いつも遠い交番まで赴いていた。
先日も近所の交番は常に誰もいないと他所の交番に訴えたばかりだ。
駄目元で行ってみると、お巡りさんがいるではないか。
これは今日あった唯一の良い事だった。
自宅の鍵が無いと訴えれば「家へ入れないのじゃない?大丈夫?」などと、理解をしめしてくれるもしれないと期待。だが、書類だけ書いてニコニコ帰される。
大家さんの部屋は暗い。
もう寝てしまっているか留守なのだろう。
家の近所を歩いたり座ったり、鍵が無いという電話を人にしてみたり。
泊めてもらえそうな所も探す。
しばらくうだうだした揚げ句、念の為に大家さんに電話してみる。
大家さんはあっさり出た。
鍵はスペアを作ると1万5千円ほどするもの。
2,3日経って見付からなかったら作る事にしてマスターキーを借りる。
さっきまで手が届かなかった憩いのスペース(我が家)をかけがいの無いものだと感じた。
ソファベッドを抱きしめる。

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峰と今奈良と依田、ときどき新井

峰と今奈良と依田の稽古場へ。
日によって時々ほんの少しだけ出演する事になってしまった。
もうすぐ本番とあって時折緊迫したムードの瞬間もあったが、概ねのんびりしていた。
峰君が素晴らしく素敵な体になっていた。
依田さんも時折見えるおへそがキュート。
今奈良君はずぶ濡れ以上に汗をかいていた。ちょいとした泉だった。
「宝船」座長付きの宮本晶子ちゃんはこちらでも演出助手をやっている。
荒くれ者の男共がギャーピー言っているのを少々困惑顔で見ていたが、
けなげに「大丈夫です!」と、言っていた。
出演者は「泣ける作品」を目指しているらしい。
だが、スタッフさんによると泣けるものはなく、面白い作品になってしまったという。
計算ミスのようだ。
このミスを本番までに埋められるのだろうか。楽しみ。

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父と母

母から荷物が届く。
前から欲しいとせがんでいたコエンザイムが4箱も入っていた。
あと、活性酸素を押える薬。高価で驚く。
しばらくは若々しくいられるだろうか。

航空公園の父の家へ。
「これ知ってるだろう?」と、出された薄い羊羹のようなモノはカラスミだった。
食べた事があるような気もするが、これがカラスミと認知して食べたのは初めて。
美味かった。
沢山ビールを飲んだ後に父は
「あんたが3人くらい子供を生んだら一人くれるといいんだけどね」
と、不思議な事を言っていた。

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シャンプー

昨日の雨にやられ風邪悪化。辛い。沢山寝る。
起きて肉ジャガと大根の葉炒めを作る。少し元気になる。
タワーへ寄って、THE SHAMPOO HAT「事件」を観に行く。
オープニングの曲が今年出演した時タンバリンで掛かっていた転換の曲と同じだった。
その時も趣味がいいなと思ってぞくぞくしていたので、始めから興奮した。
いい意味でそれまでのシャンプーらしさを裏切り、なおかつシャンプーらしさを濃厚にした作品だった。世界観の完成度が高かった。
最近ネガティブで社交的な事が苦手になっていた。
だが、赤堀さんに「怒っていなければ飲みに来て」と言われる。
行かなければ怒っていると思われてしまうかもしれない。
社交辞令を鵜呑みにして「ふるさと」へ。
本日偶然一緒だったお友達のみゆきちゃんに飯能の整体を紹介して貰う。
ヘルニアが治ったという。日記に腰が痛いと書いたら心配してくれたらしい。
とりあえずまあまあ良くなっている。
今は飯能まで行く程では無い。
だが、いつこの情報が必要になるかもしれない。ありがたい。
「雨が来る」で一緒だった松田さん温水さんもいた。
ハイレグでお世話になっていた舞監さんの高橋大輔君とも久しぶりに話せた。
お互い「変わらないね~」と言い合う。
同世代は一緒に年取るからあまり分からないのだ。
でも、そう言い合うと安心する。

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この夏は露出

母の誕生日。
昨日りえっこちゃんと飲んだ為が夢に彼女が出てきた。
りえっこちゃんが頼んだお料理を「食べていいよ」と言われ、
ほんの一口残してすっかり食べてしまう。
驚いたりえっこちゃんに「あ、私もちょっとだけ食べたい」と、言われる。
何故、人の食べ物をそんなに食べてしまったのか自分でも分からず
慌てて「ごめんね、もう一皿頼もう」と、注文する。
夢の中ながら悪い事をしてしまった。

東京タンバリン「雨のにおい」を観劇。
最近の高井さんは非常に精力的。そして安定して面白い。
何か違うステージに登ったような感じがする。
役者としてもフェロモンがあった。どんどんヒロインをやって欲しい。
ちょこっと顔出した永井さんも面白過ぎた。お尻がぷりっとしていた。
客演さんを交えない公演も良いと思った。

ノムミ、高木珠里ちゃん私で宝船ミーティング。
ノムミが自転車なので雨の様子を知りたいと、外に張りだしている席で
さらし者のように飲む。
実際始めはあんじさん、しばらくして鈴木砂羽さんに
「あれ、何してるの?」と声をかけられる。
美人にみつけられて嬉しかったが、ちょっと恥ずかしかった。
流石に下ネタは言えなかった。

最近のブームは柔軟剤と露出。
今でも十分やばいのだが、そのうち絶対露出など出来なくなる。
ノムミやユピコにも勧められ、なけなしの谷間やヘソを出して行こうと
バリでそういう服を買ったのだ。
だが、いざ夏になると中々恥ずかしい。
時折谷間をぶしつけに見る人もいて驚く。やはり露出をすると見るようだ。
醜い人がぶしつけに見ると「見るな、馬鹿」と思う。
綺麗めな子が無意識に目をやり、はっとして目を反らすと「いい子じゃない!」と思う。
だが、見られたと思うのは妄想かもしれない。
まだ恥ずかしくて折角露出してもついシャツで隠してしまったりする。

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美しい生活

朝まで寝ないでやらなければならない事に取り組む。
内容はともかく頑張った事に満足。眠気も吹き飛ぶ。
6時から洗濯をする。初めて柔軟剤を使ってみる。
それまで柔軟剤などケッ!と思っていた。
だが、使って見ると素晴らしい。
髪のリンス同様、服のリンスも知ってしまえば無くては生きて行けない感じ。
料理もしてみる。味噌汁と新ジャガの炒め物。
急に眠くなる。
久しぶりだ。太ったので何も食べたくないと料理も放棄していたが、久々に美しい生活。
ちょっと寝る。 

峯村りえっこちゃんからアコーディオン奏者佐藤芳明さんの演奏会へ誘われる。
西荻のネパール料理を出すライブハウス。
ナイロンの廣川さん、りえっこちゃんが最近共演した女優のIさん。
演奏は私が理解出来ない程高度なモノ。変拍子な曲も多数。
ちらりと見る楽譜がどう見ても実際弾いているものより白い。
これはメロディーラインとコード進行だけを記したモノを見て即興でアレンジしてるのだと、驚く。
熱烈なファンもいて、曲を聞き始めるや恍惚の顏で体を揺らす。
前戯を受けている女性のようで驚く。
彼女達は時々顏を見合わせ面白くて仕方がないと身体をよじって笑う。
そして、しょっちゅうメモを取る。
それほどメモするなら録音すれば良いのにと思う。
ヤクザにシャブ中にされていいなりになっている女性はさもあらんといった感じだったが、
これほど人を酔わせている様は凄いと思った。
股関節も7割方良くなっているようなので、早く私も練習を再開したいと思った。

吉祥寺の真希そばでりえっこちゃんと飲む。

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スパルタ

起床したら、風邪が悪化。
気管支に只ならぬ違和感。声が全く出なくなってしまった。
頭が痛く、咳も酷い。
だが、本日はやらなければならない事が盛りだくさん。
熱もあるようだが、逃げる訳にも行かない。
明日も明後日も予定は埋まっている。
無理をしたらどの位体が壊れるのか実験するつもりで頑張ろうと思う。
大事になどしてやるものか。

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