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夜を漂う

最近日にちの境目が分からず沢山書き漏らしをしてしまう。
昨日自転車で下北に向かっている最中、前からアロハを着た太った男性が歩いてきた。
只ならぬ気配を感じ凝視する。
すると彼は前をかなりはだけさせ、ブラジャーをしているではないか。
まさか、と見つめ続けるがやはりブラジャー。
男性は私に気付き、それを誇示するかのように腰に手を起きポーズを取った。
勝ち誇った顏をしていた。
日本には銃規制があって良かった。万が一銃を手にしていたら、反射的に撃ち殺していただろう。
その後、下北沢の駅売店でミニッツメイドのオレンジジュースを頼む。
だが、出してきたのはグレープフルーツジュース。
「オレンジはないのですか?」と、尋ねると
「売り切れているんですよ!」と、逆ギレされた。
ああ、日本には銃規制があって良かった。一日で二人射殺する所だった。
小屋入りしてその事を報告。
笑顔で死ねだの殺すだの言っていたらしい。
その事件より、にこにこ毒を吐いている様に驚かれてしまう。
だが、マジギレして死ねと言っている方が引かれるだろう。
そもそも人はそんなに死ねとか言わないモノなのかもしれない。
自分でも分からずに荒んでいるのだろうか。

目覚めるとまたもや松本大介君宅に収容されていた。
庄屋を出て荷物をぼとぼと落としまくっていたらしい。
大介君宅についてからも帰る帰ると連呼していたという。
人が好意で面倒を見てくれているというのい失礼してしまった。
もともと酔うと猛烈に家に帰りたくなる。
何かの動物が死ぬ時は、飼い主の側を離れて見つからない所で死ぬというのを聞いた事がある。それに近い。
だが、以前も無理やり帰宅しようとして始発で泡を吹いて倒れて
救急車で運ばれたりしている。
帰るというのを説得してくれたのは有り難い事だ。
本日は表現・さわやかを観に行く日。
大荷物なので一度帰宅して下北へ行った方が良い。
だが、どうにも体が動かない。ごろごろしては朦朧とする。
大介君に前日の行状を聞いて凹むが、本格的に凹む力も出てこない。
おいしいコーヒーを頂き、ひたすらごろごろした。
自分の家とは違う寛ぎ。結局荷物は送る事にした。
太ってしまっているから何も食べないと思ったが、空腹でしょんぼりしてくる。
下北新雪園で青菜炒め、餃子、八宝菜などを食べる。

表現・さわやか「女の子のキモチ」は去年の第一弾よりも更に面白かった。
よく考えるとネタ自体はよく分からないモノもあったかもしれない。
だが、メンバー全員が乗りに乗っている状態の役者。
元々面白かった人達なのだが、何か別の次元へ移行して光り輝いていた。
体調は最悪なのに、面白くて気が狂いそうになった。
常軌を逸した笑い声をあげてしまい苦しくなる。

終演後様々な知り合いに会う。打上げに誘っていただく。
以前の私なら確実に参加していた。だが、今はとても弱っていた。
瀕死という言葉がよく似合う感じ。
鶴の恩返しでは無いが、最近芝居をすると確実に生命力が衰えてしまう。
でも、それが好きなので仕方がない。
幽体離脱した魂のようにゆらゆらと夜を漂いながら自転車を漕いだ。

帰宅後近所の和み亭へ行き、軽く食事のつもりが飲んでしまう。馬鹿かも。

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