ラブレターズ
凹む出来事があり消耗する。
何となく立ち直る。
鈴木砂羽さんがで「ラブ・レターズ」をやっているというのでパルコ劇場へ。
噂は聞いていたが、行くのは初めて。
手紙の朗読でお芝居では無い。お相手は池内博之さん。
動きも無いので退屈するのではと心配していた。
だが、砂羽ちんはいつもお芝居を見に来てくれる。少しでも恩を返したかった。
朗読が始まってしばらくは、余りの静けさに身動きもままならなかった。
アンディー、メリッサといったアメリカ人の手紙で子供時代から始まる。
入り込めなかったらどうしようと不安だった。
だが、いつの間にか引き込まれていた。
砂羽ちんは凄い女優さんなのだと改めて感じた。
ガラスの仮面風にいうなら「メリッサがそこにいた」のだ。
後半など泣きそうになってしまった。
恥ずかしくなり我慢するが、劇場にはすすり泣きが響いていた。
休憩時間にちょっと興味深い事があった。
ロビーでくつろいでいると、どこかで観た事ある女性がいた。
誰だろうと思ったら、彼女がお友達に名前を呼ばれた。
お友達の元彼女だったのだ。
お友達は去年「別れた」と言っていた。
彼女はお友達と恋バナを始めた。
まるで私のためのサービスコーナーのようだった。
「最近どう?私はさっぱり無いの。ほら7年続いた彼いたじゃない。去年別れたんだけどたまには会ってて。でも、奴はいつも凄い恩に着せるのよ。これもしてやった、あれもしてやったって。今までも何度も別れては復活してたから、またそうなるのかなって思ってたんだけど、付き合う気はないけれど、食事するならお前かなって・・・なんて言うんだよ。あんまり恩に着せるし頭にも来て、二度と会いたくないって言っちゃったの。ねえ、遊ぼうよ~。携帯変わったからさメールするね」
などとまくしたてていた。
お友達が食事するならお前かな・・と言っている様が目に浮かんだ。
いかにも言いそうなタイプなのだ。
携帯メールを見るふりをしてぴったり寄り添って座席までつけてしまう。
彼女も芝居をやっている人だ。
芝居関係者がわんさかいる所でそんな話をするなんて無防備にも程がある。
だが、言わずにはいられない精神状態だったのだろう。
それまで何とも思っていなかったが、好感度がアップした。
何となく立ち直る。
鈴木砂羽さんがで「ラブ・レターズ」をやっているというのでパルコ劇場へ。
噂は聞いていたが、行くのは初めて。
手紙の朗読でお芝居では無い。お相手は池内博之さん。
動きも無いので退屈するのではと心配していた。
だが、砂羽ちんはいつもお芝居を見に来てくれる。少しでも恩を返したかった。
朗読が始まってしばらくは、余りの静けさに身動きもままならなかった。
アンディー、メリッサといったアメリカ人の手紙で子供時代から始まる。
入り込めなかったらどうしようと不安だった。
だが、いつの間にか引き込まれていた。
砂羽ちんは凄い女優さんなのだと改めて感じた。
ガラスの仮面風にいうなら「メリッサがそこにいた」のだ。
後半など泣きそうになってしまった。
恥ずかしくなり我慢するが、劇場にはすすり泣きが響いていた。
休憩時間にちょっと興味深い事があった。
ロビーでくつろいでいると、どこかで観た事ある女性がいた。
誰だろうと思ったら、彼女がお友達に名前を呼ばれた。
お友達の元彼女だったのだ。
お友達は去年「別れた」と言っていた。
彼女はお友達と恋バナを始めた。
まるで私のためのサービスコーナーのようだった。
「最近どう?私はさっぱり無いの。ほら7年続いた彼いたじゃない。去年別れたんだけどたまには会ってて。でも、奴はいつも凄い恩に着せるのよ。これもしてやった、あれもしてやったって。今までも何度も別れては復活してたから、またそうなるのかなって思ってたんだけど、付き合う気はないけれど、食事するならお前かなって・・・なんて言うんだよ。あんまり恩に着せるし頭にも来て、二度と会いたくないって言っちゃったの。ねえ、遊ぼうよ~。携帯変わったからさメールするね」
などとまくしたてていた。
お友達が食事するならお前かな・・と言っている様が目に浮かんだ。
いかにも言いそうなタイプなのだ。
携帯メールを見るふりをしてぴったり寄り添って座席までつけてしまう。
彼女も芝居をやっている人だ。
芝居関係者がわんさかいる所でそんな話をするなんて無防備にも程がある。
だが、言わずにはいられない精神状態だったのだろう。
それまで何とも思っていなかったが、好感度がアップした。
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