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髪結いの助手

仕込み。場当たり。
43人も劇場にひしめいているので、仕事を見つけるのが一苦労。
仕事にありつけた人は勝ち組。
あぶれた人は負け組のように思えて、入り込めそうな所はないかとうろつく。
全く必要の無い事を夢中になってやる。

今回から美津乃あわさんの髪を結っている千田訓子さんの助手ををする事にした。
助手と言ってもピンやゴムやボリュームを出す為の、陰毛のような毛束などをいい時に渡すだけなのだ。
髪の毛を弄るのは好きなので、見ていてとても楽しい。
どのようなタイミングでピンを渡すと良いだろうとか、なるべく先回りして気の利いた所を見せようと意気込んだりするのは充実する。
出来ているかは解らないが、勝手に今のピンの渡し方は良かったなどと悦に入ったりする。
何もしないで出番までの2時間を待っているのは却って疲れる。
千ちゃんの技術に関心しながら、役に立っているような気持ちが味わえる。
髪結いの助手が終わったら、あわさんの着物の着付けの助手もやる事にした。
着物も好きなので触れているのが楽しい。
この二つをやる事で大分待ち時間を持て余さなくなった。
今まで待っている時間のせいで緊張しすぎていたのだ。
時間があり過ぎると余計な事を考えて不安になったりするものだ。
また、貢献できてない気持ちになるので凹む。
お手伝いをしていると、とても精神が安定した。
また大阪の人の腰の軽さ、人の良さに感動したせいもある。
とにかく皆働き者で、テキパキしてるのだ。私のようにもっさりした人はいないのだ。
千ちゃんなど私より出番も多く忙しいのに、自分の出番の直前まで髪結いをしている。
人に何でもさせて当たり前と言うスタンスの人も沢山見てきたので、心が洗われた。

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