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犯罪者の更生などに

稽古場は少々ピリピリしていた。
本番が近くて焦る人や、悩む人もいるようだ。
だが、いつでも全く変わらない人もいる。
悩んでも進展はしないので、悩んだり焦ったりする人はきっとそういう事が好きなのだろう。
色々なタイプがいる。
焦った方がコンディションが良くなる人は、どんどん焦ってくれれた方が良い。
解っていても、結構それを受け止めるのはしんどい事だ。
余程自信満々な人は別として、大体役者は自分はこれで良いのかを示して欲しいものだ。
それには、どのラインがセーフでアウトか基準を明確に言えなければならない。
分からないとは言えない。
今まで出会って私が良いと思う演出家は皆、それまで自分がやってきた事に自信を持たせて本番に送り出してくれた。
人に自信を持たせるには、自分自身にもかなりエネルギーがなければ出来ない。
月並みだが、やれる事は全てやったと思わなければそんなエネルギーは湧いてこない。
実力以上の座長になろうとせずに、等身大なりの全力を尽くそうと思った。

体験座長期間はいよいよ大詰めを迎える。
普段の人生の密度の3倍位密度が濃い。
世の中の人は皆座長をやってみれば良い。犯罪者の更生などにも役立つ事だろう。
自分がどんな人間かもよく分かる。
だが、そんな芝居はきっと世の迷惑かもしれない。

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ノートに「チクビ」

気が付くと、大介君宅の炬燵で寝ていた。
いつ寝たのか覚えていない。
ノムコが帰ったのも覚えていない。
大介君がお風呂を沸かしてくれて、歯ブラシまで用意してくれた。
お風呂から上がると、朝ご飯が出来ていた。
昆布で出汁を取った味噌汁。三つ葉を入れた納豆。魚の干物。
日本の朝だった。
炬燵を囲んで大勢でご飯を食べると家族っぽかった。
家族で食卓を囲むなど、16,7年やっていない。
やりたいとも思っていなかったが、良いものだと思った。
大介君の至れり尽くせりぶりに、今奈良君は「俺が彼女だったら、ここまでされたら引くわ」と、言っていた。
だが、私は本当に心地よかった。
大事にされている幸せな子供のような気持ちになった。
よくは解らないが、大介君とお付き合いする人は幸せだろうと思った。
寂しかったり辛い時だったら、惚れてしまう所だ。

お昼から稽古。昨日と同じ作業。
今日は大分厳しく駄目出しをした。
伊久磨君に「貧乏臭い」と注意したら「だって貧乏なんだよ」と、悲しい顏をされた。
稽古を見ながら、ノートに気になった事をメモしているのだが、キーワードしか書かないので後から何の事か解らない時もある。
今日はノートに「チクビ」と、書いてあり、いくら考えても何の事が思い出せなかった。

飯休憩に、皆が昨日のラーメン屋へ行きたがってくれたので嬉しかった。
舌馬鹿と思われてはいなかったという事だ。
今日はトムヤムラーメンを食べる。昨日の豚濁和出汁ラーメンより美味かった。
ノムコに「私の演出は偉そうじゃないか?」と、尋ねた。
すると「もっと偉そうな方がいいよ」と、言われる。
偉そうにするにはどうすれば良いのだろう。
確かに稽古をつける時「お願いします」と言い、シーンの終わりに「ありがとうございました」と、言いながら手打ちをしている。
これはやめた方が良いのかもしれない。腰が低過ぎだ。
夕方に舞台監督の翼君、照明の大介君、音響の中村嘉宏君が来た。
嘉宏君の事も昔から好き好きと騒いでいた。
舞台監督の翼君も男気溢れるナイスガイ。
良い男揃いだと気付き、今さらながら驚く。
お気に入りの男性を呼ぶという事も女座長として、押さえておいた方が良いポイントだ。
わざとでは無かったが、座長っぽさにほくそ笑む。

帰りに大江戸線へ向う地下道で、手相の勉強をしている人に声を掛けられる。
先日声掛けられた時は「手短にだったら見てもらっても良いです」と言ったら、「じゃあ、いいです」と逃げられてしまった。
大昔にそういう人にどこか遠くの事務所に連れていかれそうになった。
恐らく宗教か自己啓発セミナーなのだろう。
連れていかれるのは嫌だが、昔とはマニュアルも変わっているかもしれない。
連れていかれそうになったら逃げれば良いと、「はい、良いですよ」と、見てもらう事にした。結局聞かれた事全て正直に答えてしまう。
芝居をやっている事、江古田に住んでいる事。
「今の悩みはなんですか」と、聞かれ「私の立ち上げた劇団の公演がうまく行くかどうかです」と、愚直に答える。
「自分の人生に満足してますか」という問いにも
「満足はしていませんが、こんなもんだろうと思ってます。駄目な箇所も人間らしくて良いかと諦めてます」、
「将来どうなりたいですか」という問いには「小金持ちになりたい」と、答えた。
私の祖先は功労があって、私はそれによって守られているらしい。
「そうですね。私も今まで酔っ払って救急車に二度運ばれたり、道で寝て凍死しそうな時も助けてもらったり、よくレイプもされずに生きて来られた、奇跡じゃないかって思ってます」と、べらべら喋ってしまう。
手相の勉強している人は、押しの弱そうな良い人そうだった。
ずっと手を触られながら仲良く話していると、これから何かに勧誘されそうになっても、私は断れるのだろうか・・・と心配になってきた。
ところが私の渡したチラシをかかげて、「じゃあ、これ頑張って下さい」とあっさり開放してくれた。ほっとするがちょっと残念。
多分貯金が一銭も無い、と言った事と、芝居の事以外悩みが無さそうなのがいけなかったのだ。
だが、金運と人に恵まれているらしい。そんな気もする。
リーダータイプだ、と言われた事は不思議だったが、座長をやっていると言ったせいで気を使ったのだろう。

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収納名人の家

シーンで区切らず、何シーンが連続して通す稽古を行う。
まとめて駄目を出して一つ一つクリアーにして行く。

通しの前に飯休憩。
私のお気に入りのラーメン屋へ皆を連れて行く。
おいしいと思っていたが、不安になる。
私がそう思っているだけで、「こんな不味いのをおいしいと思ってるなんて、とんだ舌馬鹿だ」などと思われていないだろうかドキドキする。
だが、皆もおいしそうに食べていたので、ほっとする。
不味そうな顏をしていたら、知り合いでもない店の店員を「恥かかせやがって」と、逆恨みする所だった。

通した後、再び中坪由起子嬢にダンスを見てもらう
。彼女はハイレグで10年振り付けをやって来ただけあって、仕切りがとても上手い。
そして早い。爪の垢を飲ませてもらいたい。
今日は森田ガンツさん、今奈良孝行君、清順も見学にきてくれた。
お手伝いのスタッフさんも来てくれていた。
稽古後は当然のように飲みに行く。
照明の松本大介君も飲みに来て、飲みながら打ち合わせ。
店を追い出された後、舞台監督の翼君、演出助手のショウコちゃん、ノムコ嬢、今奈良君で大介君の家へ行く。
大介君は収納上手という事で前から家に見学させて欲しいとお願いしていたのだ。
暇になったらウチにも来てもらって、どうしたら効率よく収納出来るか面倒を見て欲しいと頼んでもいた。
果たして彼の部屋は本当に素晴らしかった。
カーテンレールの上に棚をつけてCDを収納しているのは序の口。
部屋のサイズにあわせた棚も手作り。
床まで自分で張っていた。
緑も随所に置かれていた。感動。
部屋には何故か峰君もいた。
建前は打ち合わせだったのだが、台本を出したショウコちゃんに翼君が「もうそれしまいなよ」と言い、只の飲み会になった。
だが、飲んでいる最中に照明の話になり、大介君が「愛」という字を天井に映したりえらい事になっていた。

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収納名人の家

シーンで区切らず、何シーンが連続して通す稽古を行う。
まとめて駄目を出して一つ一つクリアーにして行く。

通しの前に飯休憩。
私のお気に入りのラーメン屋へ皆を連れて行く。
おいしいと思っていたが、不安になる。
私がそう思っているだけで、「こんな不味いのをおいしいと思ってるなんて、とんだ舌馬鹿だ」などと思われていないだろうかドキドキする。
だが、皆もおいしそうに食べていたので、ほっとする。
不味そうな顏をしていたら、知り合いでもない店の店員を「恥かかせやがって」と、逆恨みする所だった。

通した後、再び中坪由起子嬢にダンスを見てもらう
。彼女はハイレグで10年振り付けをやって来ただけあって、仕切りがとても上手い。
そして早い。爪の垢を飲ませてもらいたい。
今日は森田ガンツさん、今奈良孝行君、清順も見学にきてくれた。
お手伝いのスタッフさんも来てくれていた。
稽古後は当然のように飲みに行く。
照明の松本大介君も飲みに来て、飲みながら打ち合わせ。
店を追い出された後、舞台監督の翼君、演出助手のショウコちゃん、ノムコ嬢、今奈良君で大介君の家へ行く。
大介君は収納上手という事で前から家に見学させて欲しいとお願いしていたのだ。
暇になったらウチにも来てもらって、どうしたら効率よく収納出来るか面倒を見て欲しいと頼んでもいた。
果たして彼の部屋は本当に素晴らしかった。
カーテンレールの上に棚をつけてCDを収納しているのは序の口。
部屋のサイズにあわせた棚も手作り。
床まで自分で張っていた。
緑も随所に置かれていた。感動。
部屋には何故か峰君もいた。
建前は打ち合わせだったのだが、台本を出したショウコちゃんに翼君が「もうそれしまいなよ」と言い、只の飲み会になった。
だが、飲んでいる最中に照明の話になり、大介君が「愛」という字を天井に映したりえらい事になっていた。

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演出家への道

昨日に引き続き、動線の変更、場面転換、芝居の変更部分を確認する作業。
明日の通しに向けて、取り合えずある程度形を決めるのだ。

今日は、今までよりも厳しく稽古をつけたつもりだ。
それまで、こうして欲しいと言って変わらなかったりすると、「変えたつもりでこうなんだろう」と、何も言えなくなっていた。
だが、今日はしつこくそういう箇所を潰して行った。
伊久磨君に「演出家に見えてきたよ」と、言われて喜ぶ。
だが、ふと思った。
それでは今までは何に見えていたのだろう・・・

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スキー場で仕事

お仕事で、朝の3時半出発でとある人工スキー場へ。
まだ11月だと舐めてかかったら、異常に寒くて驚く。
スキー場で朝日を見る。
たなびいている雲が陰になって、太陽がイクラにそっくりだった。

3時半に朝ご飯を食べたっきり、撮影終了まで何も食べられなかった。
お昼ご飯を食べたのは昼の14時過ぎ。
お腹が減り過ぎ、眠さと寒さで意識が朦朧とした。
だが、お仕事は順調に進んだ。
ちょっとだけスキーを滑る時間を貰ったが、今滑ると怪我したりしそうな気がした。
軽くリフト1本だけにしておく。
2月になったら、死んでも苗場に行きたい。
思う存分スノボ&スキーを貪るのだ。
今はその為だけに生きていると言っても過言では無い。

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同時進行

今日は稽古を上手く仕切れなかった。
今日は転換に入れる踊りの曲の候補を持ってきて、皆に聞いてもらう。
だが、皆も私も「これもいいね~」「あれもいいね~」という状態。
気が付くと、CDを持ってきてくれた山形君、音源を持ってきてくれた英ちゃん以外、周りにはいなかった。
パソコンを出して作業している人までいた。
この状態に苛々しているように見える役者さんもいるように見えた。
だが、昨日の通しの問題点を提示してまとめる余裕がなかったため、「どこを直したらよいか」という事をうだうだ言っているだけになってしまった。

軽く転換に使う振り付けを中坪由起子嬢に頼んでいた。
彼女は今日来る事になっている。
また、今他の舞台と平行で仕事をしている美術さんも今日しか来られないという。
同時のタイミングに来たら、どうしたら良いのか?そんな事ばかり考えてパニック。
そして、岸君、ノリオさん、ロリータ男爵の田辺さんなどが入れ替わり立ち替わり稽古場へ。
とりあえず、悩んでいるよりは稽古した方が良い。
とにかく昨日と変更した箇所の稽古。
岸君が余りにも笑うので嬉しい反面、不安にもなった。

美術さん、舞台監督さん、照明さんが揃って話し合いを始めた途端、ユキゾウも来る。
ユキゾウにお願いしたい事を説明し、スタッフさんの所に戻る。
舞台図を見ると、今ユキゾウがつけている振りが、可能なのか分からなくなる。
演出助手のショウコちゃんに間を行ったり来たりしてもらい、踊りが可能か逐一報告して貰う。
私も踊りをつけて貰っては、話し合いに戻ったり。
疲れたが、一気に色々進んだ日でもあった。

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寝たり寝られなかったり

やらなければならない事山積みで、2時間しか眠れなかった。
頭が朦朧としている中で昼稽古。そして、夜は通し。
照明さん、舞台監督さん、見学でCABDRIVERの矢柴さん、お手伝いをしてくれている本多さん、重田さん、工藤さん・・・今日はギャラリーが多かった。
通しは前半は快調。
だが、後半にすっかり疲れてしまった。
私が寝不足のせいなのか、芝居の構造のせいなのか。
後半はまだ馴染んでいないのでテンポが良くないのは確かだが、ことによると前半に色々詰め混んでいるせいで、後半にはお腹一杯になってしまうのかもしれない。

稽古後、軽く飲みに行く。私はバイクなので、お茶。
初見の矢柴さんからかなり重要なアドバイスを貰う。
だが、それをこれから実践できるのか。取
り合えず一度きちんと寝なくては何も出来ない。寝るのは義務に近いと思った。
今日は中坪由起子嬢の誕生日。

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睡眠

久々によく寝た。

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パーティ×パーティ

後半のシーンがまだうろ覚え。でも、前半は大分出来上がっているような気がする。
初めは、自分が書いた台本が実際にお芝居にしたら面白いのかが心配だった。
だが、役者さんが皆卓越していて、その不安は無くなった。
今の心配は、私が面白いと思うものを他の人が面白いと思うのか、という事だ。
お客さんが全員私だったら、皆大喜びするはずだ。だが、私はお客さんではない。

衣装の木島さんが、衣装の候補を持ってきてくれた。
アパレル業界に勤める彼女は社内のセールの品を幾つか持ってきてくれた。
衣装の候補に決まったら買い取り、決まらなかったものは返す事ができる。
だが、可愛い服が多く、純粋に私物選びにもなってしまった。
セール品なので、とにかく安い。
私はまたもや、6着程購入してしまう。それでも6千円位なのだ。
直美ちゃんも、演出助手のショウコちゃんも購入。
自分が買い物をすると、人が買うのを見るのも楽しくなる。
ついでのようだが、衣装も大分決まった。

稽古後、「バット男」で共演した伊藤高史君の誕生日パーティーへ行く。
恵比寿にあるダーツのお店だった。
カリカ家城さん、イッカンさん、川田希ちゃん以外、見知らぬ人ばかり。
だが、共通の知人がいる人も多かったので、1人でポツネンとする事は無かった。
心配だったが、ほっとする。
伊藤高史君は自分の誕生日だと言うのに、幹事、司会進行をやって、50人以上はいそうなパーティーを仕切っていた。
私など、乾杯の挨拶だけでもてんやわんやだ。
宝船の打ち上げなどで乾杯をしたりしなければならないのか、と思うだけで苦手意識で一杯になる。そういう役割を人にふる事ばかり考えている。
能力が高いと感心する。
ダーツはあっさり負けてしまった。
優勝者はブルガリの時計だという噂。
一生持つ事が無さそうな品物だ。全体的にキラビヤカだった。

ダッシュで電車に乗り、吉祥寺で行われている中坪由起子嬢の誕生日パーティーへ行こうとする。だが、うまく連絡がつかなかったので江古田へ帰宅。
しばらくすると、「今から来なよ~」という電話。
行きたい気持ちで一杯になるが、ここのところ飲み過ぎで悪評を立てている。
今は大丈夫だと思っても、きっと酔っ払ってしまう。
最近興奮しすぎて無駄に睡眠不足なのだ。
毎日「何故もっと寝なかったのだろう」と、泣くほど後悔する。
ただ家にいても一日2.3時間しか眠れないのだ。
どうせ家で大人しくしていても眠れない。
だが、酒の疲労まで加わったらどうなってしまうのか不安だ。
今日は大人になって家でじっとしている事にした。

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女子のススメ

再び自転車が撤去された。
撤去は週1でやっている。飲んだ日に自転車に乗り忘れたのだ。
たった一日なのに。
だが、良い事もあった。
親切な人が「今忙しいだろうから」と、替わりに自転車を取りに行ってくれたのだ。
これも私が日ごろ善行を積んでいるたまものか。
だが、あまりの容量の悪さに同情されただけかもしれない。
どちらにしろ、とても助かった。

稽古はとても楽しい。
何か駄目を出さなければいけないのが面倒なくらいだ。
ただただ、皆の芝居を笑いながら観ていたくなる。
そんな訳にも行かないので、一生懸命駄目なカ所を探す。
自分の意図を伝えるのは難しい。
私も、こんな風に思われて来たのだと初めて分かった。
あまりにお腹が減っていたので、スタッフの本多さんにコンビニのカレー弁当を買ってきて欲しいとお願いする。
だが、彼女はお皿に入った熱々のカレーを抱えてきた。
驚いていると、「コンビニにカレーが無かったので、近所の中華屋さんにお願いしました」とのこと。公民館にカレーの出前。イベントめいていて楽しかった。 

昨日すっぽかした睫毛パーマへ行く。
これはちょっとしたリラクゼーションにもなる。
施術をされている間、いつの間にか寝てしまう。
目が覚めると睫毛がくるっとして可愛くなっているのだ。女性は是非行くべき。

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好きな人とデート

睫毛パーマをすっぽかす。
今日は山形君、野村朋子嬢、伊久磨君のみの稽古。他の人には休んでもらった。
休憩中に恋愛談義。芝居中に女のコとデートすることについて語る所がある。
過去にデートで言われたことを聞く。
山形君は「退屈」、伊久磨君も「もっと面白い人だと思った」と言われたそうだ。
それを聞いて猛烈にむかつく。
人に何か面白い事をして貰おうなんて、不遜だ。
つまらないなら自分が面白くする努力をすべきだ!面白い事をしてほしければ見返りをよこせ!例えば金とか、などとまくし立ててしまう。
私は好きな人にデートをして貰った時は余りにも申し訳なくて、「咽喉が渇きましたか?私がジュースを買ってきます!」などと、頼まれもしないし普段気が利かないのに無理してつかいっぱしりのように走り回った。
好きでもない巨人軍の応援を人一倍頑張った。
凄く疲れて、一刻も早く帰りたくなった。
きっと、こういうタイプより「私がデートしてあげてるんだから、サービスして」と、当然のように思える人の方がモテる。で
も、夢があるのだ。
どう考えても、そういう人より私の方が性格が良いのだ。
きっとそんな私の方をより好きと思ってくれる人がこの世にはいる筈。
人とつきあう度に、きっとこの人は私のそういう所を気に入ってくれてるのだ、と勘違いしていた。
だが、殆どの人が自分を高く見せる人にあっけなく騙されていた。
この夢は捨て去った方が良いのだろうか。
そして自分を高く見せる技術を今からでも習得した方が良いのだろうか・・・。

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女子として

今日は大声を出せない稽古場。
シーン全部を本読みしてタイムを計った。1時間45分だった。
これに、映像や転換、予想される間など諸々を足して考えると、1時間50分位のはず。
だが、実際通してみないとまだ分からない。

早めに稽古を終えたので、久々に飲みに行く。
TJこと多田君が年若いショウコちゃんの隣に行きたがり、年上の女性陣に「今、あたし達を敵に回したね」と、軽く苛められていた。
普段キャストだけやっている時は私も一緒になって言っていたに違いない。
今回は不思議と全くそんな気持ちが起きない。
女子として認められようという気持ちが皆無になっている。これはちょいと危険だ。

隣の席で騒動舎のコ達が飲んでいた。
宝船メンバーはほとんど帰る。マンゾウ君と私のみ。
あとはバラリロガンガンベガスの峰君や、ワッティ君。どれだけいたか忘れた。
新宿まで、マンゾウ君と一緒に帰る。
マンゾウ君と別れた後、ゴールデン街で飲んでいる筈のお友達に電話して合流。
石川ゆうや君と安元Pちゃんのお店へ行く。
Pちゃんにメールアドレスを聞かれ、書こうとするのだが、字が全く書けなくなっていた。
どうやら指先に酒が回っていたようだ。

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踏ん張りどころ

ちょいと仕事が入ったので、15分程稽古に遅れる。
演出は難しい。全部言い方を決めたりはしたくない。
でも、どう伝えたら良いのか分からない事も多い。
また、自分自身正解が見えなくなる時もある。理由が説明できない事も多い。
ある程度形がついてきてからの壁を感じた。きっとここが踏ん張り所。

稽古後演出助手のショウコちゃんとサイゼリアで打ち合わせ。
負担の多い人を極力休ませられるように稽古の予定を組む。
もっと早くスケジュールを立てたかったのだが、頭が混乱して出来なかった。
数字が苦手な私はこの日は誰それに楽をさせたい、はたまた誰それのシーンを集中的にやるという事を言うだけで、後はどうして良いか分からない。
ショウコちゃんが、私の希望を把握して、だったらこことここがやれます、と即座に反応して、計画を立ててくれた。非常に助かった。
稽古に来ても一日中出番が無い人などが出てしまうのが心労だったので、ほっとした。

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ハイレグジーザスの瞬発力

ここの所凹んでいたのだが、それはあっけなく解決した。
だからと言ってすっきりしている訳でも無い。拍子抜けして、混乱する。
悩みモードに入る癖がついていたのか、原因が解消されてもそれが解除できない。
悩んでいた事の馬鹿馬鹿しさに苛立って凹んでいるのかもしれない。 

昼から稽古。途中でオーディションへ行く。
やって欲しい所を伝え、中座。
最近役者として参加する芝居は、本読みのあとすぐ演出家の前で立ちをやっていた。
だが、昔は見せる前に皆で合わせてある程度形を作ってから見せる事も多かった。
その方が、ある程度芝居に慣れた状態で立てた。
いきなり演出家の前でやると、直ちにジャッジの対象になる気がしてやりにくかった。
私がいない間に皆が自分たちで合わせた方が良い点も多い気もする。

夕方からはスタッフさんが来て、頭から出来ているシーンを見せる。
私がいない間に皆で動きを決めたシーンは面白かった。
今日の野村朋子嬢と山田伊久磨君にはハイレグ魂のようなモノを見た。
自分の内面だけで芝居を作るのでは無く、周囲の反応をかぎ分ける本能があるのだ。
ちょっと芝居が停滞気味かも?という時に確実に、しかも果敢に何か仕掛けてくる。
とにかくその場をなんとかしようとする瞬発力が素晴らしい。
改めて感心した。私には出来ない。

いつもは大笑いして見ているのだが、今日は制作さんやスタッフさんの反応が気になり、緊張してしまう。
だが、照明の松本大介君が稽古後「すごく楽しかった」と言ってくれて、ほっとする。
スタッフさんと話して、自分の中で目茶苦茶になって混乱していた事が解消される。
皆が熱意を持って臨んでくれているのが分かって、嬉しかった。

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赤ちゃんに対抗心

稽古休み。中坪由起子嬢、野村朋子嬢と待ち合わせ。
お友達のお宅へ赤ちゃんを見に行く。
私はそれほど子供好きでは無い。
だが、ナケナシの母性本能を鷲掴みにされた。
ユキゾウもノムコも大人の立場でモノを語っていたが、私だけがまるで赤ちゃんに張り合うように自分の赤ん坊時代の話をしていた。
話しているうちに赤ちゃんになりたくて仕方なくなった。
どうして大人になんてなってしまったのだろう。その事が悲しくなる。
赤ちゃんは見る度に違う顏をするので、見ていても全く飽きない。
異常な枚数の写メールを取る。
可愛過ぎて気が違いそうになった。

赤ちゃんの面影の余韻にひたりながら、代官山へ。
最近クサクサしていたため、尋常ではない程買い物をする。
店員さんが持ってくるものに「買います」と、連呼していた。
代官山でお洋服を買うのは初めて。
代官山仕立の自分は、ちょっといかしているような気がした。
ユキゾウも、ノムコも私ほどでは無いが散財をしていた。
そのため、安い店に飲みに行く。
毒を吐いたり、悪口を言ったり。大層楽しかった。だが、あまり記憶は無い。

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麻布でパーティ

稽古場にお手伝いをしてくれている本多さん、工藤さんが来てくれた。
私が昨晩やろうと思ったが、眠くて出来なかった作業をお願いする。
人に頼めるって素晴らしい。

芝居や演技についてはまだ、色々注文をつけたりできる。
だが、舞台美術や転換、照明、音響などについては殆ど分からない。
色々な事を保留にしながら、騙し騙し稽古。

夕方から本多さんと一緒に麻布十番へ。
ハワイにもご一緒した占い師の呉羽麗華さん主宰のパーティーへ行く。
麻布十番で中坪由起子嬢と合流。
呉羽さんに占っていただいた時、自分の事が面白い程当たっていたので、ユキゾウにも興奮して語った。
彼女も最近占ってもらったのだ。
パーティー会場には小劇場の役者さんが何人かいた。
ビンゴ大会が行われたが、賞品はあたらず。
ここで運を使わなかった事をよしとする事にした。
今日はお風呂の無い友だちの家に泊まりに行く事になっていたので、銭湯に行ける時間に帰る。
銭湯で俊敏に体を洗う。急いで衣服を着た途端、番台のおじさんが浴室の掃除に来た。
遅い時間まで残っているとすっぽんぽんでおじさんに会ってしまうのだ。
ギリギリセーフ。

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最近二股や三股について考えていた。
よく考えると、物凄過ぎる呼び方だ。
股で数えるより人で数えればいいのに。なんて下世話なんだろう。
でも、女性の股は股と呼ぶけれど、男性の同じ部位は股とは呼ばない気がする。
男性はどちらかと言うと股間?女性の股は股間とは言わないのではないか。

今日は稽古時間が短いので、出番の無さそうな人はお休みにした。
少人数で集中的に稽古。

稽古後オーディションへ行く。
やるべき事を電車内で確認していたら、電車を乗り過ごす。
だが、余裕を持って出発したのでなんとか予定の時間より遅れずに済んだ。

その後舞台監督の翼君に台本を渡して軽く打ち合わせる。
和民へ入って話し込んでいると、空いているのに「予定のお時間です」と、追い出される。
思い上がった商売をしていると思った。

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野良犬に加護を

マグロの漬けとアボカドの丼を食べようと張りきっていたが、安いと思って購入したアボカドがかなり痛んでいて、しょんぼりする。
宝船のホームページ上に応援コメントを頂く。
お礼にメールで感謝のチュウを送ったら、「チュウは野良犬にあげました」という返事を貰う。
野良犬に加護がある事を願う。

TJこと多田淳之介君が風邪でお休み。
昨日、稽古したシーンにほぼ全てTJが出ていて、皆でTJ祭りと言っていた。
「昨日の祭りのせい?」と、メールで尋ねたら、返事が返ってこなかった。
やはり祭りのせいかもしれないと、申し訳なく思った。
だが、昨日衣装合わせの時に見事な裸体を見せびらかしていたせいかもしれない。

今日は濃厚なシーンばかり。
固唾を飲んで見守ってしまうので、シーンが終わる度に酷い息切れをしてしまう。
どうやら、息をするのを忘れてしまうようだ。

稽古後、経堂の「英」というラーメン屋へ。
ちょっと並んでいた。皆で食べるのは不可能だ。
空いた順に別々の席で食べるしかない。
食べに行こうと言い出しっぺのマンゾウ君こと加藤雅人君はおっとりしているせいで、一番最後に店に入る羽目になってしまった。
私は店に入る順番をじゃんけんで決めている時、他の人が割り込みそうになったので、それを阻止するフリをして、先に席に着いてしまった。
自分が切羽詰まると卑怯な人間になる時があるのは知っていた。
だが、座長なのに、食い意地に負けて卑怯ぶりを発揮してしまった。
こういう時こそ、人徳を見せつける機会だったのに。
人徳でマンゾウ君に負けた。

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座長らしさ

今日はぞろ目。ただそれだけなのにイベント感が増す。
鴨、ネギ、ゴボウ、人参、椎茸のスープを作る。
味見した時はかなり不味かったのだが、3時間程置いたら、大層おいしくなっていた。
時間は魔法?
バイクに乗って稽古場へ行くと雨。これは相当辛い。
雨粒が石の様に顏に当たる。目に入った時など、筆舌に尽くし難い。
しかも、道に迷う。稽古場までどうやって着いたか分からない。
ウロウロしていたら、突然着いた。

今日から、稽古場に演出助手の宮本晶子ちゃんが来てくれる事になった。
役者兼、演出助手だった多田君の負担も軽減するだろう。
まだ台本も見ていないショウコちゃんが、稽古を見て笑ってくれたのでほっとした。

その後、衣装の木島さんが来てくれた。
稽古場で1人ずつどのような衣装が良いか話し合う。
稽古場を出る時、管理人のおじさんがやって来た。
バイクを置くなと注意された。
また、換気扇周りで煙草を吸った人がいるか尋ねられた。
流しに吸い殻があったらしい。
確かに皆、そこで煙草を吸っていたが吸い殻など捨てていない。
「吸ってません」と、断言する。
公民館の管理人には何故か威圧的な人が多い。使用する人を憎んでいる気さえする。
そんな口調で聞かれると、こちらが悪くても「嘘ぐらいついて何が悪い」と思ってしまう。
逆に下手に出る感じで「バイク駄目なのね、ごめんね」とか、「誰か吸った人いるでしょう?これからは気をつけてね」などと言われたら、すぐ「ごめんなさい」と、反省出来るのに。これは言い訳だろうか。

下北でもう1人の衣装の高畑さんと、合流。
見学に来た中坪由起子嬢、野村朋子嬢、加藤直美嬢、山形君、は飲み。
私、木島さん、高畑さんは打ち合わせ。
皆が下ネタなどで盛り上がっている中、真面目に打ち合わせをしていると、直美ちゃんに「友香ちゃん、凄い。座長って感じ」と、言われ喜ぶ。
私も、好き好んで座長をやってみているものの、どこか他人事で「今の私、座長っぽいわ」と、思っていたのだ。
だが、中坪ユキゾウに「当たり前だよ。座長なんだから」と、言われる。
すぐ浮かれる自分に釘を差してくれた。
まだこの程度の事で浮かれている場合では無いのだ。
だが、いつか大手を振って浮かれられる日が来るとも思えない。

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減らす

オーディションを受け、台本の直しをする。
直し、と言っても主にカットだ。
初め、104ページから103ページに、103ページから89ページに、89ページから86ページに、86ページから粘りにねばって83ページまでに減らした。
減らすためには新たに付け加えなければならない事もあり、自分の台本がパズルのように感じられた。
最早自分の手で減らすのは限界。
能力が高くないので、これだけでも何日もロクに眠らずにやらねばならなかった。
果たして全体像はどうなのだろうか。
余計なオカズをかなり削ったので見やすくなった部分もあるが、アラスジだけのそっけないものになっている可能性もある。
とりあえず、稽古をやりながら考えよう。

大分楽になったとは言え、悩みが解決した訳ではない。
時折、深みに引きずり込まれそうになり、テトリスなどで自我を無にする。

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試される演出家

今日は久しぶりに永井さん出席。永井さんは今本番中なのだ。
本番を終えてお疲れのところ申し訳ないのだが、永井さん周りの稽古中心に行う。
かなり暴れん坊の役だ。
だが、今の本番ではストイックな役らしく却って気分転換になるらしい。
始めから、駄目だと言われるのを分かっての遊びぶり。
私が永井さんを見るのではなく、永井さんが私の許容範囲を試している。
ちょっとゾクゾクした。
良い役者さんだと思ってお誘いしたのだが、それ以上に良いので、嬉しくなる。

ここの所の凹み気分は、今日で一区切りついた。
今までのどんな悩みも、「悩んでも事態は変わらない、なるようにしかならない」と、いう結論に達して山場を越えた。
今回も結局そう思うに至った。
毎回同じ結論になるのだから、最早悩まなくても良いのではないか、と思う。
何故いつも悩みが降って湧いてくるのだろう。

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ヨン様ちょっといい話

朝方にまた、気持ちが凹む。
もう立ち直れないかもしれないと思ったが、何とか復活。

今日は1週間ぶりのお休み。なくなった自転車の捜索に出掛ける。
もしかすると、盗んだ人が近辺に乗り捨てている可能性がある。
撤去した自転車の集積所へ行く。
自転車が盗まれた時点で盗難届を出して、撤去時より前であれば、お金は払わなくても良い。だが、私が気付いた時点で既に手遅れだった。
盗まれたと主張する意欲もわかず、集積所をさまよう。
果たして私の可愛い自転車はあったのだった。
都立家政あたりに止められていたようだ。
「これからは撤去されないようにしなさいね」と、言われ「すみません」と謝り5千円を払う。
行きは電車、帰りは自転車。30分ほどで帰宅。

航空公園の父の家へ行く。
坂本龍馬が好きな父にキャラメルキッズという劇団のチラシを渡される。
15年も坂本龍馬についての芝居をやっているとの事だった。
また、父の患者さんのおばあさんがヨン様に会ったという話を聞く。
脳梗塞で足が不自由ながら、ヨン様のイベントへ駆けつけたおばあさんに、そっと係の人が「お会いしたいですか?」と、尋ねたのだという。
「それは勿論」と、答えるとヨン様の楽屋に通されたのだという。
「足はどうしたのですか」「お辛いですね」と、40分もの間おばあさんをねぎらって、肩を擦ってくれたらしい。
おばあさんは夢のようだと感動したらしい。
自分が憧れの異国のスターにそんな事をされたら、それまでのどんなラブロマンスも霞んでしまうだろう、と思った。
暇になったら、遅ればせながら「冬のソナタ」を観てみよう。
自分の通俗さ加減には自信があるので、きっと大泣きして感動できるに違いない。

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VS施設の人

朝、駐輪場へ行くと自転車が無かった。
最後に乗ったのは3日だ。いつ無くなったのかわからない。
稽古に遅れてしまうと、全力疾走で駅へ。
だが、3駅乗った所で重要な忘れ物に気付く。
演出助手をしている多田君に、忘れ物を取りに行くのでやって欲しい事を伝え、引き返す。
やっと稽古場について立ち稽古を開始。
今日の稽古場は演劇禁止なのだ。小さい声でやっていた。
だが、隣の部屋の使用が終了したのを確認しに来た施設の人に見つかってしまう。
「バレエって聞いていましたが、主旨が違うようですね」と、追い出されそうになる。
だが、今日は音響さんが来る日。追い出される訳にはいかない。
こういう時いつもは誰かが矢面に立っているのをただ見ていた。
しかし、これは私が話をしなければならない。
一応座長なのにこそこそ隠れている訳にはいかないだろう、と、勇気を振り絞って「何か?」と、施設の人に立ち向かう。
「バレエではありません。今は確かに寸劇のような事をしてしましたが、基本的にはウチは創作ダンスの集団なんです。今は盛り上がった所でちょっとだけセリフ仕立てのシーンを入れている所の稽古をしていましたが、このシーンは直ぐ終ります」
と、苦し紛れの事を言う。
何度か食い下がられたが、施設の人はしぶしぶ引き下がった。
これでは、まともに稽古できない。
台本を覚えるという主旨で本読み中心に行う。
折角来てもらったお手伝いの本多さんにも申し訳なかった。

稽古後、野村朋子嬢とハイレグタワーへ。
1分間のラジオCMを録音するのだ。
政岡たいし君に男性パートを読んでもらうようお願いした。
タワーへ行くと、制作さんと、以前ハイレグの演助をやっていたが、今は会社を立ち上げて社長になった梅ちゃんがいた。
録音すると、変なノイズが入っていた。
私のMDウォークマンで録音しようとしたのが土台無理だったのかもしれないと、途方にくれていた。
だが、ノムコ嬢と梅ちゃんが策をこうじてくれた。
4人でユニットバスに閉じこもって録音。
タイシ君は一度のミスも無く完ぺきに読んでくれた。録音自体は早く終った。

本日は新谷さん主催のカラオケ大会。
顏を出そうと思ったものの、カラオケは苦手。
ノムコ嬢と打ち合わせ、兼恋バナなどに花を咲かせてしまう。
後で新谷さんに電話をすると、タイシ君とはえぎわの人達と飲んでいる、との事。
ちょっとだけお邪魔する。
根を生やしそうになったが、カクテル一杯で帰宅。

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凹む出来事

凹む出来事があった。
自分に何か問題があるのかもしれない。
これからどう生きるべきかしばし悩む。
寝不足なのに殆ど眠れなかった。

気分転換に掃除をした。
幾分気が晴れる。まだ自分が健全だという事だ。

稽古場に着いた時は死にそうだったが、稽古をしているうちに元気になった。
皆が面白くて気が晴れる。

稽古後お友達に会い、泥を吐く。
話している時はパワーが復活して楽しくなってくるが、帰宅するとまた、ヘドロに飲み込まれるかもしれない・・・と不安だった。
だが、そうでもなかった。拍子抜け。

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褒めて褒めて

朝、10時に新宿へ。
今、「つめきり」の演出助手をやっているショウコちゃんにチラシを渡す。
公演に折り込んでもらう事になったのだ。
彼女にはつめきりが終ったら、宝船の演出助手をお願いしている。
ドトールに入り打ち合わせ&おしゃべり。

その後タワーへ。
チラシを1000枚受け取りに行き、伊藤主枝子嬢にラジオCMについての詳しい情報などを聞く。そして今ある案のジャッジもしてもらう。
またもや話している間に色々膨らむ。新しい案も提示して貰った。
谷口さんが来たので、楽しく3人でおしゃべり。

それから八幡山へ。
バイクでかなり迷うが、14時半頃にはついてしいまう。
稽古は18時から。ラジオCMの台本を書く為に再びモスバーガーへ。
時間が余ったら寝ようと思っていた。
だが、何故か立て続けに案が浮かび、結局6本書きなぐった。
気付くと17時。
その後芝居のシーンの整理などをしたら、寝る時間はなかった。

稽古場に一番乗り。座敷だったので、ごろごろする。
皆が来た途端に、先程書きなぐった台本を1人芝居で説明する。
自分でツボに入っている事でも、人にとって全くつまらないかもしれない。
お世辞かもしれないが、皆、褒めてくれた。
お世辞だとしても構わない。
努力をする度に褒められないといじける性格なのだ。

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女神のような人

まだ慣れない座長をやって色々な事が分かる。
今まで、河原君が風邪をひいて熱をだしても稽古を休まないのを「具合悪いなら休めばいいのに。こっちも休みになれば嬉しいし」などと思っていた。
だが、休めない気持ちがよく分かった。
ドクターストップがかかる様な大病じゃない限り、休む気にはならない。
殆ど役者ばかりやって来たので、役者の気持ちはよく分かる。
駄目など出す時も何を言われれば嫌だと思うか、萎縮するかも分かる。
分かった事は人としては良い事だが、これから役者をやったり、はたまた演出をやったりするかもしれない事だけ考えるとあまりいい事ではないかも知れない。
分からない方が我儘が言える。
そして大体の場合、我儘な人の方が魅力的だ。

稽古後、宝船公演の1分間のラジオCMの案が浮かばず、野村朋子嬢に相談する。
モスバーガーで打ち合わせ。
彼女は凄い。「駄目元で沢山言うから」と、とにかく湯水のように案を出してくれた。
結構面白いものもあった。
結局その案で私が書けるかどうかなので、面白くても私が膨らませられなければ仕方がない。面白いのに、私が書けそうもなかったりする。
だが、話している内に、急に頭の風通しが良くなってきた。
それまで台本で頭が一杯で他の思考が出来なかったのだが、ノムコの案を聞いているうちにおぼろげながらどういう事をすれば良いか見えてきた。どうしよう・・・できないと思っていたのが、段々出来そうな気持ちになってきた。
思えば、会社をやめて途方にくれていた時、拾ってくれたのが彼女だった。
彼女の友だちという理由でこの界隈に来たのだ。
あの時よりは人間として随分機能がアップした。
彼女は私にとって、女神のような人なのだ。

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今日は遊ぶ日

立派そうに皆に演技の駄目出しなどをしていたが、この芝居には私も出ている。
本番直前にしか立たないで演出に徹している人もいるが、不器用な私は練習しなければ不安だ。
だが、皆に偉そうな事を言っている手前、自分のシーンをやって「何だ、一番出来てないじゃん」と、思われるのではと脅えてしまう。
しかし、恥は早めにかいた方がいい。
多田君と野村朋子嬢に「こうした方がいい、とか気になる事あったら言ってね」と、頼んで立ち稽古。
こんなに緊張して無策な自分は初めてだった。
観てばかりいたからか、気持ちの切り替えが出来ず、芝居をしている自分が痛くて仕方ない。早く平常心になるようにしないと、自分の書いた本を自分の芝居で足を引っ張る事になってしまう。
台本を書いて主役などやる人は能力が高いのだなぁと、実感。
どんどん自分の出番を削ってしまいたい。

昨日、一昨日と殆ど眠らずに台本を書き直したりしていたので、今日は遊んでやろうと決意。皆にその旨を伝え、飲みに行く。
稽古に来てくれたスタッフの本多さんを交えて、下北の良く行くお店へ。
隣のテーブルには伊藤ヨタロウさんがいた。
ヨタロウさんに劇団を立ち上げた事を報告し、宣伝する。
2階には温水洋一さん、大堀こういちさん、中山君、志甫真弓子ちゃん、イケテツさん、みのすけさんがいた。小劇場役者大集合。
順番にこちらの席に降りてきてくれてちょっとしたゲストコーナーのようだった。
帰り際に宮下今日子ちゃんもいた事が判明。
まだ飲み足りなかったので「私はもうちょっと飲みたい」と告げると、マンゾウ君こと加藤雅人君、山形君が付いてきてくれた。
そして2階にいたチームと合流して店を探す。
店がなかなか見つからない。6軒目くらいで漸く入れた。
さまよっている時、内心白木屋とかでいいいじゃないか・・・と思っていた。
だが、我が宝船チームの山形君は「絶対チェーン店の居酒屋じゃまずいだろう」と、店を見つけてきてくれた。
「うちの若いのやるでしょう?」と、自分の手柄でも無いのに誇らしくなった。

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稽古で老ける

初めての立ち稽古。
演じる方は何度もやって来たが、演出は慣れていない。かなり緊張。
だが、自分でやる訳ではない分、当然のような顏でこうやって欲しい、ああやって欲しいと言ってみる。
すると、皆最もらしくやってくれる。
自分だと恥ずかしくてまともに出来ないのでは・・・と思うシーンばかり。
今日も笑い過ぎて、腹筋が疲れてしまった。
稽古後鏡で顏を見たら、笑い皺が酷い。
楽しいのはいいが、毎日こんなに笑っていたら、老けてしまうのでは無いだろうか、と少々不安。

帰宅後台本の直し。朝5時になってしまう。
笑い皺防止のため、お肌のお手入れを念入りに行ったら寝る時間は殆ど無かった。
本末転倒。

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下ネタ集団

稽古初日だというのに、片づけに夢中になり遅刻しそうになり、焦る。
今日は本読みをした。
皆があまりにも面白いので、ト書きを読みながら何度も噴き出してしまう。
作・演出家というものは噴いたりすべきではない、と思うものの我慢が出来なかった。
他の人はどう思うか分からないが、好きな事しか書いていないので、大層楽しかった。
笑いを堪えるのにつかれてしまう。
読み終えたら、2時間14分もあった。
大幅にカットしなければならない。

顏合わせの飲み会の席で、タワーの制作さん、キャスト兼演出助手をやってくれる多田君と、台本を細かくカットする打ち合わせをする。
皆がかなり楽しそうに盛り上がっている(主に下ネタ)。
作、演出家って皆と一緒に遊んだり出来ないのだなぁ、としょんぼりする。
だが、大変な事はさっさと済ませて、なるべく遊べるようにしようと思った。
やっと合流すると、まだ下ネタで盛り上がっていた。
楽しいのだが、このまま下ネタ集団にならないようにしなければ、と少々心配になった。
上品大会でも開いてみよう。

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