犯罪者の更生などに
本番が近くて焦る人や、悩む人もいるようだ。
だが、いつでも全く変わらない人もいる。
悩んでも進展はしないので、悩んだり焦ったりする人はきっとそういう事が好きなのだろう。
色々なタイプがいる。
焦った方がコンディションが良くなる人は、どんどん焦ってくれれた方が良い。
解っていても、結構それを受け止めるのはしんどい事だ。
余程自信満々な人は別として、大体役者は自分はこれで良いのかを示して欲しいものだ。
それには、どのラインがセーフでアウトか基準を明確に言えなければならない。
分からないとは言えない。
今まで出会って私が良いと思う演出家は皆、それまで自分がやってきた事に自信を持たせて本番に送り出してくれた。
人に自信を持たせるには、自分自身にもかなりエネルギーがなければ出来ない。
月並みだが、やれる事は全てやったと思わなければそんなエネルギーは湧いてこない。
実力以上の座長になろうとせずに、等身大なりの全力を尽くそうと思った。
体験座長期間はいよいよ大詰めを迎える。
普段の人生の密度の3倍位密度が濃い。
世の中の人は皆座長をやってみれば良い。犯罪者の更生などにも役立つ事だろう。
自分がどんな人間かもよく分かる。
だが、そんな芝居はきっと世の迷惑かもしれない。
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