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号泣する準備はできていた

目覚めると顏が痛い。
鏡を見ると頬に少々アザがあった。
目も異常に腫れていた。誰かに殴られたようだ。
しかし、何も覚えていない。
今日は永井秀樹さんの出演している芝居を観に行くつもりだった。
だが、この顏で外出するのは度胸がいる。
どうしたものか思案する。
何も覚えていないが、そんな顏をしている事が悲しくなる。
とても辛い気持になったので、思い切って泣く事にした。
小出しに泣いていると、精神と体がもっと発散したがっているのが分かった。
どうせなら号泣してみようと、頑張ってみた。
テレビで女優さんがやっているような感じにしたかったのだが、上手く行かなかった。
しゃくりあげていると息継ぎをする必要が出てくる。
しゃっくりみたいになって滑稽だった。この芝居でOKは出ないだろう。
いくら気が高ぶっても芝居は人目を意識しないといけないのだと、実感。

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