化粧、雨で流れ落ちる
お昼に下北沢で「宝船」旗揚げに当たってある雑誌に取材をしてもらえる事になった。
写真撮影もあるので、メイクなどを済ませてくるように事務所から言われていた。
今迄もそういう事はあったが、大体ライターや編集の方がデジカメで何枚か撮るといった事が多かった。
だが、バイクに乗るとヘルメットや風で髪形などが台なしになるから、電車で行くつもりだった。
しかし、洗い物をして味噌汁を作ってお米を炊いたら、時間が微妙になってしまう。
これはバイクで行った方が早い、外を見たら結構良いお天気だし大丈夫だろうと、判断。
久しぶりにファンデーションをこってり塗って出発。
しかし、小雨が降り始めたではないか。
動揺しつつも下北沢へ急ぐ。
雨はどんどん強くなる。目が開けていられなくなる。
途中で雨ガッパを購入。
眼鏡は曇るし、雨粒が顔に当たって痛い。やっとの思いで下北へ到着。
タワーの制作さんと落ち合う。「あれ、化粧は?」と、言われる。
どうやら雨で流れてしまったようだ。
迷いながら取材の行われる喫茶店へ。
雑誌社の方、ライターさん、カメラマンさんをちょっとお待たせしてしまったようだ。
カメラマンさんがいらしている、という事はかなりちゃんとした撮影があるという事だ。
雨で化粧や髪が大変な事になっているのを申し訳なく思う。
まずはライターさんとお話をする。
大変、聞き上手な方で、よく考えもせず伸び伸び話す。
ライターさんは乗せ上手な方が多い。
調子に乗りやすいので、いつもかなり楽しく話してしまう。
後から、もっとまともな事を話せば良かったと反省したりする。
一度だけ、何を話しても呆れ顔をしたり引いた顏ばかりするライターさんに出会った事がある。その時は自分が変な事を言っているのだろうか、と不安に陥った。
その方とは今も時々劇場でお会いする。
その度に、引いた顏をされる。
引かれているので焦って一生懸命話すのが逆効果なようだ。きっと相性が悪いのだろう。
自分の情熱を茶化して話してしまうのが、嫌われてしまった要因の気がする。
分かっていても直せるものでも無い。
お話を楽しく終らせ、撮影。
トイレでお化粧直しをして、喫茶店の外へ。
華奢な女性のカメラマンさんが重そうなバッグを抱えて、カメラを変えたりレンズを変えたりしての撮影。
華奢な女性がゴツイ物を持っているとちょっとセクシーだ。
「ちょっとぼーっとした感じで」「口をちょっとだけ開けて」「少しだけ笑って下さい」と、美女しか許されないような事を言われる。
本当はそういう撮影は大好き。
だが、自分がこんな事して良いのか?という葛藤も生まれる。
こんなにちゃんと撮ってもらえるなら、もっと細部のお手入れをしてくれば良かった、せめてマニキュアを塗れば良かった・・・と反省。
だが、終わる頃に気分は美人。
美人ぶるのは両刃の剣。大した顏じゃなくても、よく点検しなければ美人のムードを出せる場合もあれば、勘違いした滑稽な人になる時もある。
写真は正直なので、パワーがある時の方が写りが良い。
今日はどうなのだろう。
雨は一向に止まない。凍えきり、靴に水を貯めながらバイクで帰宅。
ファミレスで書き物をした後、航空公園の父の所へ行く。
テレビで映画の陰陽師をやっていたので、中井貴一と野村萬斉の比較などの話で間が持った。アメリカ女性が裸になりたがるのを、ビン・ラディンが怒ってテロを起こしたと言った話も多少は出たが、いつもに比べれば大人しかった。
写真撮影もあるので、メイクなどを済ませてくるように事務所から言われていた。
今迄もそういう事はあったが、大体ライターや編集の方がデジカメで何枚か撮るといった事が多かった。
だが、バイクに乗るとヘルメットや風で髪形などが台なしになるから、電車で行くつもりだった。
しかし、洗い物をして味噌汁を作ってお米を炊いたら、時間が微妙になってしまう。
これはバイクで行った方が早い、外を見たら結構良いお天気だし大丈夫だろうと、判断。
久しぶりにファンデーションをこってり塗って出発。
しかし、小雨が降り始めたではないか。
動揺しつつも下北沢へ急ぐ。
雨はどんどん強くなる。目が開けていられなくなる。
途中で雨ガッパを購入。
眼鏡は曇るし、雨粒が顔に当たって痛い。やっとの思いで下北へ到着。
タワーの制作さんと落ち合う。「あれ、化粧は?」と、言われる。
どうやら雨で流れてしまったようだ。
迷いながら取材の行われる喫茶店へ。
雑誌社の方、ライターさん、カメラマンさんをちょっとお待たせしてしまったようだ。
カメラマンさんがいらしている、という事はかなりちゃんとした撮影があるという事だ。
雨で化粧や髪が大変な事になっているのを申し訳なく思う。
まずはライターさんとお話をする。
大変、聞き上手な方で、よく考えもせず伸び伸び話す。
ライターさんは乗せ上手な方が多い。
調子に乗りやすいので、いつもかなり楽しく話してしまう。
後から、もっとまともな事を話せば良かったと反省したりする。
一度だけ、何を話しても呆れ顔をしたり引いた顏ばかりするライターさんに出会った事がある。その時は自分が変な事を言っているのだろうか、と不安に陥った。
その方とは今も時々劇場でお会いする。
その度に、引いた顏をされる。
引かれているので焦って一生懸命話すのが逆効果なようだ。きっと相性が悪いのだろう。
自分の情熱を茶化して話してしまうのが、嫌われてしまった要因の気がする。
分かっていても直せるものでも無い。
お話を楽しく終らせ、撮影。
トイレでお化粧直しをして、喫茶店の外へ。
華奢な女性のカメラマンさんが重そうなバッグを抱えて、カメラを変えたりレンズを変えたりしての撮影。
華奢な女性がゴツイ物を持っているとちょっとセクシーだ。
「ちょっとぼーっとした感じで」「口をちょっとだけ開けて」「少しだけ笑って下さい」と、美女しか許されないような事を言われる。
本当はそういう撮影は大好き。
だが、自分がこんな事して良いのか?という葛藤も生まれる。
こんなにちゃんと撮ってもらえるなら、もっと細部のお手入れをしてくれば良かった、せめてマニキュアを塗れば良かった・・・と反省。
だが、終わる頃に気分は美人。
美人ぶるのは両刃の剣。大した顏じゃなくても、よく点検しなければ美人のムードを出せる場合もあれば、勘違いした滑稽な人になる時もある。
写真は正直なので、パワーがある時の方が写りが良い。
今日はどうなのだろう。
雨は一向に止まない。凍えきり、靴に水を貯めながらバイクで帰宅。
ファミレスで書き物をした後、航空公園の父の所へ行く。
テレビで映画の陰陽師をやっていたので、中井貴一と野村萬斉の比較などの話で間が持った。アメリカ女性が裸になりたがるのを、ビン・ラディンが怒ってテロを起こしたと言った話も多少は出たが、いつもに比べれば大人しかった。
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