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開脚日記

こどもの日。
骨盤を開く為、開脚をしながら日記を書く。
書き終えるまで続けていられるだろうか。

三軒茶屋ピカソにてA4のコピー用紙2500枚を購入。
いつもは知りあいから再生紙を分けてもらっていた。
だが、人の好意に甘えるのも限界。自腹を切る。
売り物だけに良質の紙で、コピー機にセットする度に何度も指を切る。

イクマ君と待ち合わせて「シベリア少女鉄道」へ折り込みに行く。
トップスに着くと、岸君がグラサンパンツのマドンナと一緒に折り込みをしていた。
トップスの階段は冷え込んでいた。
いつもにも増して指がかさつき、うまく折込めない。
私の後ろには色々な現場でよく目撃する制作さん。
機械かと疑うスピードで折込んでいる。私の所で溜まっていて申し訳なくなる。
折り込み後、4人でお茶をして楽しい一時を過ごす。
自分が赤木春恵になったかと間違う程、酸いも甘いも知り尽くした感じで話してしまう。
イクマ君が感心したように聞いてくれたので良い気分になった。
だが、世間的には下層な身分という事を忘れてはならない。

帰る途中、売り場を通る。
昔から香水が大好きなので、売り場で小一時間過ごしてしまう。
香水は気に入った物を最低2年はつけ続けなければ、というポリシーを持っていた。
そうでなければ効果は期待できない。
残り香や匂いのイメージが定着してこそ自分のものに出来る。
だが、これが結構根気がいる。どんどん他の匂いに惹かれてしまう。
ジバンシィのアマリージュから幾つかの香水を経て、グッチのラッシュに落ち着いていた。
ラッシュに変えてから2年が過ぎた。そろそろ変えても良い時期。
良い匂いはいくらでもある。どれをつけたって良いくらいだ。
だが、これだ!とぴんと来るものを確信するのは難しい。恋愛と同じだ。
大して気に入らなくなったとしても一度決めたら2年はつけ続けなければならない。
それが節操というものだ。
あれもこれも、と変える人は恋愛でもだらしないに違いない。
そう思って今3つに絞っている状態だ。
ランバンのエクラドゥ アルぺージュ、ジェニファー・ロペスプロデュースのStill、ロリータレンピカ。
決めかねて困っている。
そこでポリシー変えをしようかと心が揺れ始めた。
金さえあれば全部買って気分でつければ良いではないか・・・と。
だが、そんな事を自分に許したら、色恋でも節操の無い人間になってしまいそう。
そこまで考えて、気付いた。
香水はいくらでも買える。でも、恋愛はこちらが良いと思っただけでは出来ない。
私だけ節操が無くなったとしても、相手あっての物だ。
心配する必要は無いではないか。
でも、これも欲しい物を手に入れる為の自分への言い訳のような気もする。
しかも金も無い。
もんもんとしていると鼻がバカになってきた。
今は無きセフォラで、香水を嗅ぎすぎて同じ状態になった事がある。
店員さんにコーヒー豆の入った缶からを差し出された。
戸惑いながら、豆を一粒とって食べようとして止められた。
豆の匂いを嗅げという事だった。
そうするとバカになった鼻が元の感覚に戻るのだそうだ。

開脚を続けている事が苦痛になった。
思考がまとまらないのでこれくらいにしよう。

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