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次に壊れるものは

知人にジューサーを譲ってもらう。
スペイン映画で観たガスパチョを見よう見まねで作る。
美味いかどうか分からなかったが、相当体に良い味だった。
その後調子に乗ってバナナ、牛乳、ヨーグルトでジュースも作る。

久しぶりにデジタルピアノを弾くとどうも調子が悪い。
ペダルを踏んでも反応しないのだ。
ビデオデッキも壊れている。
デスクトップ型のパソコンも壊れている。
壊れた電化製品ばかりだ。
早く直さなければいけないのは分かっている。だが、とても面倒くさい。
次に壊れそうなのは、炊飯器か洗濯機だ。追いつめられた気持ちになる。

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王将

猛暑。
布団を干して、洗濯したり、掃除したりで汗だく。
通常の人なら、1、2時間で済むのかもしれない。
だが、何故か私は全力でやって6、7時間程かかってしまう。
そのため、以前はやらなかった。だからいつも家は大変な事になっていた。
そのため、ロマンスのチャンスを何度も逃したはずだ。
だが、苦手な事をあまりに放っておくと、得意な事にも支障を来す。
そもそも得意な事があるのか分からないのだが。
何をやる気力も湧かなくなる。
その事に気付いて、ここ1年程はなるべく頑張るようにしている。
必死な形相で汗だく。
もしかしたら片づけられないかもしれないという悲壮感いっぱいである。
ひとしきり綺麗になって、ほっと一息ついたらもう夕方。

中野テルプシコールに劇団ポロシャツの「三月行進曲」を観に行く。
「宝船」のスタッフになってくれたガッツちゃんが作・演出をしているのだ。
基本的には心温まるいい話だった。
そして時折びっくりするような気違いじみた瞬間があった。
ただキチガイじみた事だけではやはり、飽きてしまう。
最近基本的にはいいお話の方が、良いと思うようになってきた。
破壊力のある役者も何人かいて、エネルギーを感じた。
他のスタッフの工藤さん、得地さんも来ていた。二人も楽しんでいた様子だった。

その後中野でお友達と会った。
餃子の王将へ行くと、店外に何人か並んでいた。
先に並んでいる四人組に店員が、「何名ですか?」と、聞いていた。
何となくその列に並んでいたら、後から来た二人の客が店に入ってすんなり席に誘導されていた。
何故か猛烈に腹が立つ。
「こんな扱いを受けてまで、王将に入れてもらいたくない!」と、それでも王将に行きたそうな友達にキーキー怒鳴る。
王将好きは何故こそれほど王将が好きなのだろうか?忌々しくなる。
結局近くの台湾料理屋へ。
何故か、コップや皿にいちいち米粒がついていたりする。
ゴキブリも二回見た。だが、味は美味かった。
店のおじさんが適当に飲みながらやっている感じで、時折注文を忘れる替わりに、色々サービスもしてくれた。
王将好きな友達も店を気に入ってくれたようだ。

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美人の態度

アコーディオンのレッスン日。
二日酔いであまり練習出来なかった。
先生にもっと自分をさらけ出す演奏をするように言われる。
どういう事だろう。
楽器を演奏するのが好きなのは、まるで美人かのような態度で弾いても文句を言われない所があるからだ。
芝居をやる時は極力真剣なモードに入らないようにずらしたり、直球を避けて変化球ばかり狙う。だが、本当は直球も投げてみたかった。
そんな事が許されるのは美人だけだ。
そういう欲求不満を楽器にぶつけているのだ。
だが、自分をさらせと言われ悩む。
それでは美人ぶって弾くわけには行かないではないか。

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だめな人

中坪由起子嬢から江古田にいると連絡が来た。
どうやら、昨日約束したらしい。
彼女が今の私の部屋へ来るのは初めて。
アコーデオンやギターを弾いたり、アルバムを見せたり。

やらなければいけない事が多過ぎてテンパった気分になる。
とりあえず、書き物を頑張っていると、キャブドライバーの矢柴さんから電話。
「今、どこにいますか?」
血の気が引いた。
もしかして今日は稽古初日ではないか?
何となく明日だと思い込んでいた。
慌ててタクシーに飛び乗る。
今日は写真撮影もあった。ひどく焦る。
相当おどおどして駆けつけたが、皆優しくしてくれた。
ひさしぶりにまじめに反省した。
これでは駄目な人みたいではないか。
いや、もしかすると駄目な人なのだろうか。

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私のたわごと

タワーで打ち合わせ。
昨日考えたチラシの話をする。
しゃあしゃあと出しゃばるつもりで、自分を押し出した形の物を提案してみた。
だが、制作サイドには「自分の事しか考えていないでしょ」「ひどいよ」、と呆れたように笑われた。
確かにその通りだ。早くも気弱になる。

ビッグカメラに行き、ノートブックのバッテリーを購入。
今迄、乗ってきた所で充電が切れる事が多かった。これで、長時間書き物が出来る。

その後、以前タワーのスタッフをしていた根本さんの送別会へ行く。
彼女は大阪に転勤してしまうのだ。
会場はカラオケ屋。カラオケは少々苦手。
遅れて参加すると、すさまじい事になっていた。
野村朋子嬢にはNOKKO、中坪由起子嬢には椎名林檎とモー娘。が憑依していた。
皆で岡村靖幸を大合唱したりもしている。
しばらく呆然としていた。
今日はあまりお酒を飲まないつもりだったが、飲まないとこの状況について行けない。
ガソリンのつもりでビールを入れた。
マイペースに「サントワマミー」などを歌う。

何の意志も無く当たり前の様に二次会へ。
気がつくと朝。何を話したのだろう。
一生懸命話しているのに中坪由起子嬢は気のない感じだった事だけ覚えている。
疲れて眠い所に、酔った私のたわ言を聞いている人は、大体そういう状態になる。

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気力なし

気力がなくなる。
ジムに行こうと思いながら、動けず坐り続ける。
夜、ムーチョと打ち合わせしようと電話をすると、サッカーを見ているので1時間待ってと言われ、ドトールへ入る。
そのまま書き物をする。
となりのおじさんがのぞき込んでいるようで気が散る。

ムーチョは髪を短く切っていた。
30歳の記念にと、頭に三つ星の形の刈り込みを入れていた。
宝船の公演のチラシについて話し合う。
私はそういった事に対して何のインスピレーションもわかない。
ムーチョにちゃんと「ゆうかちゃんをクローズアップしたものにした方が、絶対いいよ。記念にもなるし」と言われる。
そういう願望が無い訳ではないが、恥ずかしいし、「何のつもりだ」と、陰口を叩かれたりするような気もする。
しかし、しゃあしゃあと出しゃばる方が却って清々しい。
小出しにする方が物欲しげかもしれない。色々考えてみよう。

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やりたいことだらけ

二日酔い状態でヴォイストレーニングへ行く。
今日初めて声を使う訓練に入った。
今のところ、何とかレッスンに付いて行けている。
しかし、学校の授業をいくら一生懸命聞いても、いつの間にか付いて行けなくなる事が多かった。今回も、そんな事が起きるのではと常に不安。
レッスンを受ける度に家での課題が増える。
一年間毎日努力出来るのだろうか。
というより、どうも一生頑張らなければいけないようだ。
アコーディオン、ジムの他にやるべき事が増えた。少々一杯一杯。
しかも、ダイビングの免許も取りたい。
スノボもやりたい。
いつかはハワイにも住みたい。
着物も沢山着たい。
タロット占いの勉強も再開したい。

一体どうしたらいいのだろう。
考えただけで混乱して何も出来なくなりそう。

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異性の能力

金欠のため、生協を止めた方が良いと思いつつ、配送に来たお兄さんの笑顔に言いだす事が出来なかった。

夜に「あいのり」を観る。
何だか見始めた頃のメンバーがどんどんいなくなり、馴染みの無い人達ばかり。
今一つ愛着を持てるキャラがいない。
今は大分改善されたが、昔は初対面の人は大体嫌いだった。
長年の経験で、時間が経つと情が湧いたり、好きになるのが分かってきたので、そのうち彼らの事も好きになるのだろう。

そう言えば一目ボレもした事が無い。
初めに素敵だと思って意識すると、失望したり、気持ち悪くなる。
だが、会って直ぐ恋愛する人は沢山いる。
むしろ、あまり知らない人と付き合う人の方が多い気がする。
知り合いの時期が長いと対象として意識しづらいらしい。
私からするとよく知らない人とお付き合いするなんて、相当勇敢な気がする。
だが、そういう人の方が動物として異性をかぎ分ける能力が高いのだと思う。

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失ってしまったもの

三鷹市芸術文化センター星のホールへラブリーヨーヨー「it,s a small world」を観に行く。
昨日完成度の高い大人の芝居を観たものだから、今日観るお芝居は不利な筈だった。
ところが、最高に面白かった。見事に乙女心をくすぐる要素満載。
元気で可愛い男の子達の芝居は無条件に平均点はクリアーする。
どの子が出てきてもラブリー。
そして、今回のお話は少女マンガにありそうなピアノのお話。
くらもちふさこの「いつもポケットにショパン」や、竹宮惠子を愛読していた人なら絶対はまる世界。そういう少女マンガの世界をギャグを炸裂させながら繰り広げていた。
この組み合わせがかなり新しかった。しかもちょっと泣けた。
若いって素晴らしい・・・!と、感動しつつ、自分が失ってしまった事の悲しさも味わう。

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ナオキに魅せられて…

高木珠里ちゃんとサンシャイン劇場へ。
沢田研二と杉浦直樹の二人芝居「謎の変奏曲」を観る。

素晴らしかった。
杉浦直樹は以前育毛剤のCMに出ている印象が強かったが、人が良さそうで割と好きだった。
ジュリーを嫌いな人などいないだろう。
この二人が出るなら、多少話がつまらなくても構わないと思っていた。
しかし、話も素晴らしかった。
杉浦直樹はノーベル賞を受賞した文豪の役。只でさえ日本人が外人をやるのは嘘臭い。
しかも文豪。大体は偉そうに文豪じみた事を言うと、気恥ずかしい気持ちにさせられる。
文豪や歴史的人物を小劇場の役者がギャグではなく演じているのを見ると、腹が立つ時さえある。
しかし、杉浦直樹は凄かった。
背も高く、ガウンが似合う。そして偏屈で厭世家の文豪としての説得力も魅力もあるのだ。
ジュリーも悪くは無いが、杉浦直樹の格好良さばかりに痺れた。
カーテンコールになった途端、文豪から杉浦直樹になった。
素の彼にもジュリーを上回るスター性があるのだ。
今迄彼の何を見てきたのだろう。
頭髪が薄い事が魅力に陰りをさすどころか、益々素敵にさえ見えた。
インテリ芝居だが、人の心情表現も見事、笑い所も随所にあり、サービス満点などんでん返しもあった。
文句無しに良い芝居。幸せな心持ちになる。

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腹式呼吸生活

最近道を歩いている時、電車や自転車に乗っている時、腹式呼吸をしている。
負荷がかかるように息を歯と歯茎の裏に当てて、無声音でスーっと鳴らしながら吐く。
最近では癖になってきている。
意外と誰にも気付かれないと思っていた。
だが、お友達と地下鉄に乗っている時に
「実は今、腹式呼吸の練習をしているの」と話すと、
「うん、気付いていた。でも、邪魔しちゃ悪いと思って黙ってた」と言われる。
「え、こればれるの?じゃあ、あたし今迄ずっと変に思われてたのかな?」
「うん、でも、どうせ知らない人だから。ただ、初めはすかしたオナラだと思って嫌がられるかも。でも、ずっと音が続いてるから、違うって分かってただのちょっと変な人だな、位だよ」

動揺した。
しかし、癖になっているのでつい、やってしまう。
電車に乗っている間も退屈しないし、気に入っていたのに考え直さなければ。

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スーツの似合う女

宣材写真撮影。
昨日タワーの制作さんに何を着たらいいか尋ねた。
かっちりした服、体のラインの出る服、とのこと。
しかし、そんな服あるだろうか。クローゼットをひっかき回すが見当たらない。
以前の写真は、キャスティングの方に「不思議系で売り出しているのでしょ?」と言われてしまった。
私は「不思議系」「不思議ちゃん」など大嫌いなのだ。
あんな勝手でずうずうしくて迷惑な人種はいない。そんなものに間違われるなど真っ平だ。
不思議系に見えない事が目標。
今お仕事としての主流はOL、主婦、子持ちの母。
不思議ちゃんにそんな仕事はなかなか来ないだろう。
取り合えず、以前OL役のオーディションの時に購入したスーツを押さえにする。
だが、その時は気に入って買った筈なのに、ぶかぶかだった。全く素敵ではない。
これからは節約しようと思っていたが、仕事が来るように先行投資する事にする。

新宿の京王モールでショッピング。上下セットのスーツで1万を切るような物を発見。
全く欲しいとも思わなかったが、こんなんでいいのかもと候補にする。
しかしもう少しだけ見ようとうろうろしていると、次のお店で素敵な服がディスプレイされていた。
しかし、それは黒だった。ちょっと高級感があり過ぎる。
もう少しラフな感じを探す。
店員さんに「何を着て良いかわからないのですが、OLとしても通用しそうな服が欲しい」と、相談する。
カーキ色のラフなスーツを勧められる。
インナーに原色がいいと言われていたので「明るく派手な色」を持ってきてもらう。
早速試着。驚く程似合うではないか。「大人みたい……」と口走る。
しかし店員さんに変に思われるとフォローする。
「まあ、大人なんですけどね。いつもいい年してオーバーオールとか着てるから…」
「ああ、新しい自分発見みたいな!」
店員さんも納得してくれた。
その後黒いスーツも着てみる。これがまたとても素敵だった。
だが、ツバメを買いに行きそうな女になってしまう。
迷った揚げ句カーキ色のほうにする。
一瞬両方買う事をマジメに考えた。

六本木のスタジオへ。
スーツの評判は良いが、誰も似合っているとは言わなかった。不思議。

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幸不幸の局面

ハイレグタワーで「宝船」のスタッフミーティング。
途中で音沙汰が無くなった人もいたが、応募してくれた人達と顔を合わせた。
学生さん二人、求職中の人が二人、販売のお仕事の人、薬剤師さん、全部で6人だ。
稽古場とり、折り込み、連絡網などについて話し合う。
やはり折り込みがネックだ。昼間身動きが取れる人が少ない。
私も稽古が始まるとなかなか動けない。
そもそも昼間動ける人っているのだろうか。
だが、引き続き折込み隊員を募集しよう。

水曜日はとり鉄が女性ドリンク半額デーだと言う。
そこで親睦を深める事にする。
女の子ばかりだったので、皆打ち解けるのが早いようだった。
やはりサブカル好きな人が多いようだ。
私はそっち方面にはとんと疎い。
東京スポーツ、宝島が大好き、というのもサブカル好きだと思うのだが、世間的には違うようだ。
だが、交流をはかってくれているのも、新たなコロニーに適応する為だ。
とてもあり難い事だ。
今まで「~のおかげ」「感謝」などという言葉を聞くとケッ!っという感じで鼻くそでも飛ばしたい気持ちになった。だが、自分が始めようとした事の為に動いてくれる人達の姿を見て、初めてそういう言葉の必要性を感じた。
前向きな言葉を肯定的に捉えられるのは、幸せだから、という事だろうか。
だが、毎日いっぱいいっぱいで、とても焦っている。
幸せとか不幸せとかそういう局面には生きていないようだ。

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緻密な注文

ヴォイストレーニングへ。
寝不足な上、具合も悪い。
以前習ったストレッチの復習をした後、新たな種目が増えた。
普段考えた事も無い箇所をガンガン伸ばす。
スピードスケートの清水選手の凄いエピソードを聞く。
彼は徹底して柔軟な筋肉をつける事を追及。
筋力で内蔵を邪魔にならないように上に移動させたりするらしい。
更に、マッサージ師に「その筋繊維の3本左をお願いします」などと、緻密すぎる注文をするので、マッサージ師が嫌になってしまうらしい。
ちょっと感動する。

帰宅後、ラブリーヨーヨーに折り込むチラシを作成。
それを持ってコピーをしに行く。  

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またも無益な一日

無益な一日。
旅行癖が抜けず、家でも食べて飲んでしまう。残念。
ヘビーな長電話をする。

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いつもの店

珍しく朝9時というまともな時間に起床。
朝からビールを飲んだりする元気は無かった。具合が悪くぐったり。
ゲームをしたり、片づけをしたり。
私が習っているストレッチをトミー、ムーチョ、中山君に伝授。
皆腰が痛いと言っていたが「効く、効く」と順番待ちになった。
ムーチョは待っている間に也子ちゃんに飛行機をやらされたり「キンタマパンチ」と、攻撃されたりしていた。ストレッチをしていても「キンタマパンチ」を喰らっていた。
イマナラ君には「二日酔いなので足の裏を踏んでみて」と、頼まれる。
ぐったりしていたのに、足を踏んだりストレッチの補助をしているうちに汗をかいて、少し元気になる。

片づけモードになると何をしていいか分からない。
物を整頓したりする能力が無いので、ただうろうろしてマジメに働いているように見えない。これではいかん、と派手な仕事を探す。
箒や掃除機を使っていると大活躍して見えるに違いない、と精を出す。
そこでもまた、汗をかく。お酒が抜けて健康になっていく。

明るいうちに出発。そのまま東京で解散するのかと思いきや、明大前の宮古で打ち上げるという案が持ち上がる。流石に無茶だと思ったが、参加。
初め志甫ちゃん、ちかさん也子ちゃん、トミーは帰る事になり一端別れた。
也子ちゃんがにこにこ「バイバイ」と手を振っているのを見て、ちょっと寂しくなる。
だが、店に入ってしばらくすると彼らは戻ってきた。
也子ちゃんも他の人へ同じように私の膝に坐ったりする。
現金なもので微妙になつかれてくると、良い気分になった。
宮古には動物電気チームもいた。最終的には合流する。
素敵な別荘旅行の閉めは10年以上通った宮古で幕を閉じた。

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おばさん早くして

起こされてみると、あたりは真っ暗。夜の19時過ぎだった。
皆は河原遊びなどしたらしい。
庭にはスクリーンが張られ、「KILL BILL」を上映していた。
私はアナゴの寿司を作っていたので、途中から観る。
以前小林一英さんに「プール一杯の血が…」「かなりグロイですよ」「しょっぱなから花嫁がリンチに合う」「栗山千明の目から血が出る」などと聞かされていたので、恐ろしくて観ないでいたのだ。
だが、途中から観るだけでも相当笑い所満載だった。
ムーチョに頼んでもう一度上映してもらう。
ありえない事だらけな上、片言の日本語を大真面目に言う外人達。
うちのメンバーだったリンちゃんを出してくれれば良かったのに、と思った。
その方がもっと面白いような気がした。
だが、その面白さが通じるのは日本人だけであるし、本来はカッコいい物として作られたらしい。
確かに格好良くもあった。ルーシー・リューには痺れた。
そしてやはり、ユマ・サーマンと栗山千明は同じ顔と再認識。
タランティーノを美化した顔だった。
大自然の中での上映会はとても贅沢だった。

中山君の燻製を食べたり、ゲームをしたり。
ちかさんの娘さんの也子ちゃんは旅の始めからやんちゃぶりを発揮していた。
彼女はまだ7歳だが、エボラ君をチンパンジー、イマナラ君をゴリラと呼んで物真似などをさせていた。
その様をみて、子供と接し方の分からない私は戦線恐々としていた。
だが、こちらから構わないと二コ二コ話しかけて来たりする。
うっかり可愛いと思った矢先に「キリンになれ!」と言われたので、大人気なく「嫌だ」と断った。
ゲームではビリ確定で也子ちゃんにも負ける。
何とかならないかと打つ手を悩んでいると「早くしてよ~おばさん」と挑発される。
腹を立てたら思うつぼとにこにこしていたが、マジに切れる。
だが、自分も遊んでくれる大人を舐めて同じような事をしていた記憶も蘇る。
段々、普通に接すればいいのだと分かってきた。

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水の名産地

早くに寝たのにいつまでも起きられない。
ストレッチをする事が出来なかった。

去年撮影をした映画の試写会。
私はそれほど出ていないが、病気の子供の母親役だった。
幸薄いマジメなキャラだったのでそういう芝居をしたが、そんな自分を見るのがとても恥ずかしかった。
小劇場出身の役者さんが多く、面白キャラをやっている中、かなりマジメな芝居をしていた。貧乏臭い生活感がきちんと現れていたので、ほっとする。

駅前劇場へ後藤飛鳥ちゃんが出演しているスクエア「嗚呼、てんやわんやの月見うどん。」を観に行く。大阪の劇団らしい。
キャラが濃い人がこれでもかって程出てきて、バカバカしさてんこもり。
かなり楽しいお芝居だった。
飛鳥ちゃんはいつもの素朴で純朴なキャラとは違う、毒のある感じだったが、ポップで可愛かった。そして立ち姿が綺麗だった。

その後明大前へ。
車で吉田りえちゃんの別荘へ行く。
23時待ち合わせなのに、誰もいない。
不安になった頃、イマナラ君、フェロモンちゃん、エプロンちゃんが現れた。
偶然チャリンコで峰君と大関君も通りかかる。
誰が行くか把握していなかったので、てっきり一緒に行くのだと思ったが、これから打ち合わせらしい。
ここで、大関君がラブリーヨーヨーにチラシを折込んでくれると約束してくれた。相当ラッキーだ。
皆が揃ったのは恐らく24時頃だった。
ムーチョ、りえちゃん、エボラ君、トミー、中山君、「はたらくおとこ」に出演していた志甫真弓子ちゃん、舞台美術の加藤ちかさんと娘さんの也子ちゃん、騒動舎出身で顔見知りだったサワコちゃん、イマナラ君、フェロモンちゃん、エプロンちゃん、私、総勢13名の大所帯となった。
白州という水の名産地の別荘へ出発する。
中山君の車に乗り込み、サワコちゃんの人生についての話を聞く。
騒動舎にいたおかげで親に勘当されていたが、最近母の日に花を送ったら、手紙を貰ったという心温まるエピソード。
別荘についた時、まだ空は暗く天の川が見えた。
天の川の星は細か過ぎて初めは雲かと思った。
その後日を焚いて肉を焼いたり、適当に料理をするうちに夜が明け、日の出を拝む。
お腹が痛くなった志甫ちゃんを酔っぱらった皆でマッサージする。
痛む部分の裏側、足の裏などを丹念に揉み解すと具合が良くなったようだ。
だらだら飲みつづけハンモックに寝てみたり、山菜を摘んだり、楽しい一時を過ごす。
お昼においしいパスタを食べた後の記憶は無いが、きちんとお布団で眠っていた。

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全員狂っている芝居

アコーディオンのレッスン日。
アルゼンチンから帰国したばかりの先生はグロッキーで風邪気味だった。
先生の専門分野のチャマメを初めて伝授してもらう。
実際に現地に行くまで教えるのを封印していたらしい。
楽譜が無いので、先生の弾いたフレーズを一小節ずつ、追いかけて弾くという手法で覚える。チャマメのリズムはとても複雑で、中々つかめない。
言った通りに弾いているつもりだが、どうやら違うらしい。
どうやら、わざと違う弾き方をしていると思われる。

「そっちの弾き方がいいなら、そっちにする? でも、今教えているのが基本だから…」
と言われても、自分のどこが違う弾き方なのか分からない。
「いえ、先生のいう弾き方をしようとしていて、弾いているつもりなのですが、多分慌てていて出来ていないのです」
というやり取りを3回程繰り返す。先生は疲れもあって、
「じゃあ、新井さんの弾き方でいいから」
と、サジを投げそうになった。
「あの、私はトロいので慌てると出来ないのですが、練習すれば大丈夫です」
と言い張ってきたが、区別も出来ないのに出来るのだろうか。

カサブタンドール「リトルゲート」観劇。
岸君は頻繁に公演に出る上、とてもマメで、メールや電話で「いつ来れる?」と聞いてくるので、忘れる余地が無い。
「忙しいし、泊まりがけに行くし、今芝居見たくない時期なの」と、遠回しに言ってみた。
「でも、13日か16日は来れそうじゃない? 無理なら通し見に来なよ」と、親切に予定を工面するアドバイスもしてくれる。行かない訳にはいかない。
この間は私とイクマ君の折り込みが遅れていて、先に終わった岸君とやはり出演しているマドンナが折り込みを手伝ってもくれた。
しかもリンちゃんも出ている。本当に行かない訳には行かない。
内容はやはり狂っていた。
狂っていない人は一人もいない。
リンちゃんはやはり素晴らしい女優さんだった。
岸君も多分天才だと思う。
何か一つ突き抜けているのは確かだった。

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ポーチ尽くし

とある現場の打ち上げ。
ビンゴ大会があるというので、何か商品を買って行かなければ、とドン・キホーテへ行く。
電子手帳かチェキで迷うがチェキにした。
本当は色々な人に積極的にアプローチした方が良いのだが、小心なので河原君、円城寺さんなどのそばで大人しくしていた。
商品の紹介をする時に何か挨拶をしなければならなかったが、自分の挨拶など誰も聞きたくないのでは・・・と地味にもごもご済ました。だが、他の人の堂々とした挨拶を見て、これからはもっと気の利いた事を言わなければと反省した。

ビンゴ大会の後半、私の番号の青の99番が当たった。大喜びで貰いに行く。
どうやらポーチらしい。どんなポーチかしら?とわくわくしながら開けてみる。
するとティッシュ入れの形をしたポーチが3つ、あと化粧ポーチのようなものが入っていた。ポーチ尽くし。とても便利!と喜ぶが本当は自分のチェキの方が欲しかった。
何となく良い物が当たる予感に満ちていたのだが。当たらなくて泣いていた子役のコにこういう事で運を使わない方が良いのよ、と慰めた。
私はポーチで運を使ってしまったのだろうか?
その後一人だけ、偉い人にトイレの帰りに会ったのでにこにこ話す。
それで少し頑張った気持ちになる。
本当は二次会に参加して面白話をしたりした方が良いのだろうと思ったが、今迄の経験上飲み会は腹八分目で退散するのが一番。二次会は遠慮した。

その後、中坪由起子嬢、野村朋子嬢企画の飲み会へ。
この日飲みに誘ってくれた峯村リエっ子ちゃん、女子飲みを企画していた徳りんにもそちらに参加して貰っていた。
稽古後に加藤直美ちゃんも来る事になっていた。
中野のえん屋へ行くと、ベタポの山崎君もいた。
ノムコ嬢からはSex And The Cityのキャリー達のようにセックスの話でもしようという事になっていた。しかし、下の話は意外とウケが悪いらしく行われなかった。
皆、過去の駄目な恋バナ、今現在の事件などを存分に語り合う。
以前自分大好きな男とつきあっていた人は、地下鉄の窓に写る自分に見とれているのを見て引いたらしい。
「かっこいいよね~」と皮肉った所「自分の彼氏がつきあってから冴えないより、かっこ良い方がいいだろ?」と言われたそうだ。
だが、あまり自分を見なさ過ぎて鼻くそや目やにだらけなのも問題だ。
私はかなり地下鉄の窓やショーウィンドウで自分を見る方だ。
見とれるというより滑稽かどうか心配なのだ。
今は姿勢を良くしたいと努力しているので、尚更見つめるようになった。
しかし、大体気にくわない姿勢をしている。見とれる事が出来る人は羨ましい。

この飲み会も2時半頃にはお開き。
まだ飲みたいと言う人もいたのだが、やはり腹八分目が大事だ。
それほど酔わず大人の飲み方をしたと満足。

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声とカレー

ヴォイストレーニングの教室へ。
やはり深い腹式呼吸をすると腸に影響があるらしい。
綺麗な女優さんでも、オナラをしてしまったりする人は多いらしい。
安心する。代謝が活発になるのだろう。

今日は呼吸がきちんと出来ているのか見てもらう。
私の骨盤はかなり内側を向いていて、発声にはむいていないらしい。
上手く息を出す事が出来ず、胸や咽喉をしめてしまうために枯れるようだ。
ハンディがある人と言われた。
だが、そういう人でも毎日ストレッチなどで開く努力をすると多少変わってくるようだ。
どうやら、声を出すのが楽しくて仕方がなくなる瞬間が訪れるらしい。
是非その瞬間を味わいたいものだ。

お友達とタイ料理を食べる。
バイキングは危険だ。
友達が調子にのってカレーを沢山持ってきたが、辛すぎて食べられない。
結局残りを食べてあげた。お腹一杯になり過ぎた。
帰宅後、隣人がピアノで「革命」を弾いているのを聞きながらうたた寝。 

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すべてをあきらめて…

酷い頭痛。
昨晩暴飲暴食したため、体調は最悪。
東京デスロック「別人」を観に王子小劇場へ。王子小劇場へ行くのは初めてだ。
一度劇場を通りすぎて人に道を尋ねた。
聞いた地点から10メートル程手前だった。歩きすぎなくて良かった。

前回の「余力」と言い、題名が格好良い。相当渋い年配の人の作品のような感じだった。
酔っぱらった時嘔吐をかけてしまった山形君が出ている。
彼は阿佐ケ谷スパイダースで長塚君の代役をやっている時は長塚君にかなり似る芝居をしていた。だが、普段の芝居では全く似ていない事が分かった。
やるのに精神力が相当いりそうな芝居なのに、皆動じていない。
人前に出ているという意識が無さそうに見える事は、簡単そうでなかなか出来るものではない。

帰宅後「あいのり」を観る。
美紀と幸栄がカップル成立。
展開は面白かったのに、テレビ的な扱いが隼人とゆーみんより低い感じだった。
さっさと片づけた感が否めない。この二人は人気なかったのだろうか。
そしてすぐ新たな告白があった。回転寿司のような回転率の良さ。
だが、カップル成立する方が観てて楽しいのは何故なのだろう。
くっつこうがくっつかなかろうが、こちらに何のメリットも無い。
小さな歴史の証人になった気持ちになるのかもしれない。

最近身の回りは結婚ラッシュ。
結婚していない友達の方が多いので、気付かなかったが、大半の人が結婚するというのは本当のようだ。
マイナーな人間になってしまい、そのうち仲間外れのようになるのではと不安になる。
子供の頃、まさか30過ぎてまで結婚しないとは思わなかった。
それどころか、「自分ははみ出す事ができない凡庸なタイプだから、名も無い短大に入って、地味な会社の一般職について、24歳くらいでそれほど好きでも無い人と大した情熱も無く結婚するのだろう」と思い込んでいた。
能力の無い人間はそういう生き方をするしいか無いと、自分の未来に絶望していた。
だが、むしろ今はそういう生き方に憧れる。
それこそ能力が無ければ出来ない。
思い描いていた未来を、裏切るつもりも無く「こんなはずでは…」の連続で今の状態に至った。
以前、
「結婚も出産も諦めて芝居に打ち込んで…」
などと言われ、とても驚いた。
そんなつもりは毛頭無い。
いつかはするんだろうと思っていたが、しないかもしれない。
どちらでも良い気持ちにはなっている。
諦めるというのは願っている事を断念する事だ。
切実に願っているわけでも無いのに、そんな風に言われるのは心外だ。
そういう事を言うのは男性だ。
何故女性がそれほど結婚したいと信じられるのだろう。能天気すぎやしないか。

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異常に幸せそう

加藤直美嬢と朝7時50分に待ち合わせてお仕事へ。
目的の鶴川駅までは25分。すっかり安心してだべる。
ふと気付くと町田。
「あれ?新百合ヶ丘で乗り換えるんだよね」と直美ちゃんに尋ねる。
直美ちゃんも気付き「やらかした?」と言い、私も「やらかしたね」と、慌てて次の駅で降りる。
しかし、相当早めに着く予定だったので、入り時間には余裕で間に合った。

撮影は順調に進む。
私の子供役の男のコは最後の出番が終わると泣きじゃくって河原君に抱きついていた。
「何でここに来るのか分からない」
と戸惑う河原君。
実は私はいじけていた。
一番そのコと接していたのは私なのだ。私に抱きついたって良いではないか。
だが、子供ながらに「こいつは頼りにならねぇ」と気付かれていた気もする。
その後そのコは自分の本当の母親の所に行き、吐くかという勢いで泣いていた。
私もそのコの周りをうろうろしてみたが、目もくれられなかった。
別に子供など好きじゃないからいいのだもん、と思いつつしょんぼりした。

帰り道、不思議なカップルを見た。
エスカレーターで下っていると、昇りのエスカレータに腰をふっている女性。
何をやっているのかと思うと、後ろに彼氏らしき男性。
彼は女性のリズミカルに動くお尻をめがけて、軽くスパークリングをしていた。
何が楽しいのだろう。
その後更に下りのエスカレータに乗る。
目の前にカップル。男性が背後から女性を抱きしめている。
女性は手すりに片足を乗せ男性側に顔を向けて寄りかかりながらキスをしていた。
その二人を追いかけ同じ車両に乗る。
女性はびっくりするほど可愛かった。だが、男性は頭が大きく小太り。髪形は昔の鶴太郎。
この男に何故こんな可愛いコがラブラブ光線を飛ばしているのだろうと衝撃をうける。
並んで座っても必ず足を交差させている。
自分がそんな事をしたいとは全く思わないが、二組とも異常に幸せそうだった。
幸せにはなりたい。

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母の日のプレゼント

悪運ダイヤ改め「くねくねし」公演「くねくねし」観劇。
今回は当たりだった。
ここは世界観が特殊すぎて、やはり説明出来ない。
後半長くはあったが、何だか終わって欲しくない感じでもあった。
予定をやりくりして観に行った甲斐があった。
周囲の小劇場事情とは一切関わり無く、無欲でマイペース。
だが、前回とは比べ物にならない程大入りだった。
もしやこれからブレイクするのかも。

帰宅すると昨日に引き続き宅配便の不在通知があった。
以前母の日のプレゼントとして、花を生協に注文していた。
申し込むと封書が送られてきて、宛先を書き込むことになっていた。
だが、いつまでも封書が送られてこない。
生協に問い合わせると、直に届くのでお待ち下さいと言われた。
そのまま領収書を捨ててしまった。
だが、5月5日になっても届かなかった。
これはまずいと、ネットで調べた別のお店に花を届けてくれるように申し込んだ。
昨日出かける支度をしていると、インターホンが鳴る。
だが、着替え途中だし面倒な用件だと嫌だと居留守を使う。
すると不在通知がドアに挟み込まれた。
どうやら、家に花が届いたらしい。
これは私が仙台の母に送ろうと注文したものでは!と業者に抗議のメールを出した。
だが、母から「花が届いた、ありがとう」とのメールが届く。
という事は家に届いた花は?
不在通知を見ると、生協からの花だった。だが、母の日特集の花である。
去年は書類に送り先を明記してメッセージも書いた。
今回もそのようなシステムだと思っていた。
世間の親子は皆一緒に住んでいると判断されたのだろうか。
母の日のプレゼントが自分に届いてしまった。
生協に文句をつけるべきか。だが、とても面倒くさい。

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見てはいけないチラシ

朝まで書き物をしていたため、昼過ぎ起床。
河原君出演の昼ドラ「ほーむめーかー」を観る。結構人情物で、感動したり涙ぐんだり。

その後打ち合わせの為タワーへ。
制作さんと話し合い、パニクっていた頭が大分落ち着いた。
その後、悪運ダイヤ改め「くねくねし」の公演に折り込みに行く。
ボランティアスタッフの工藤さんと待ち合わせて、駅前劇場へ。
工藤さんに一通り折り込みの手順を覚えて貰う
。顔を出した小田井君にチラシを見せたら、「見ちゃいけない物を見た感じ」と目を背けられる。ちょっとショックを受け、軽くひっぱたいてしまう。
確かに落書きのような稚拙なチラシだ。引く人は引くのかもしれない。
この日はシベリア少女鉄道「天までとどけ」を観る事になっていた。
工藤さんに残りをお願いして、トップスへ。

後ろの人がチラシを見ながら
「見た事ないのばっかりだ」「これなんか手書きだよ」「絶対観に行かないよ」
などと言っているので、自分のチラシなのではとさりげなく振り返って確かめた。
幸い私のチラシでは無かったが、おそらく近い事を言われたりしているだろう。

「シベリア少女鉄道」の事はかなり初期の頃から観たいとチェックしていた。
だが、観そびれていた。
いつしか人気劇団になりチケット入手も難しくなってしまった。
また、知り合い関係の劇団観劇に追われ、自発的に芝居を観たいと思わなくなっていた。
また、観た人に「どんなだった?」と、聞いても雑誌で読んでみても、よく分からない。
「前半は皆伏線・・・」「全て計算づく・・」などと言われても益々分からない。
面白かったといいつつ、面白さを理解させる説明が出来る人はいない。
むしろ説明されるとつまらなそうな程だった。
だが、好きな人の熱狂ぶりは凄い。
今日その謎が解明されるのだと、楽しみにしていた。
果たして謎は解明された。
そしてだれ一人きちんと面白さを伝える説明を出来ないだろう事も分かった。
私も絶対出来ない。
だが、皆が面白いと言っているのはよく分かった。すっきりした。
確かに観た事が無い。癖になりそうな出し物だった。

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パンチのきいた人を激写

青葉台で加藤直美ちゃん、小林健一君と待ち合わせてお仕事へ。
偶然目にしていた、半そでで張り切っていると思って眺めていた後ろ姿の人が、河原君だった。
本当は間違えて半そでを着て、寒くて元気なかったらしい。
皆で揃って現場入り。とても仲良し事務所だと思われただろう。
実際仲は良いのだが、少々気恥ずかしい。

現場には子供が溢れていた。
子供に洋服から下着がはみ出ていて変だと指摘される。
動揺するが、大人の余裕を見せるため「これはわざとなの。見せて行こうと思って」と言い、怪訝な顔をされる。
帰りはスタジオライフの岩崎君という甘いマスクの青年と二人だった。
初対面で話す事が無いので、共通の知りあいの中山君の事で無理やり盛り上がる。
中山君はどこでも大真面目にトンチキな事を繰り広げているので、こういう時には大助かりだ。

大江戸線で、いのうえひでのりさんにそっくりな女性を発見。
ピンクの生地にファンシーな熊の絵柄のワンピースにパッチワーク入りのジャンパー。
豹柄のポシェットとワンピースと同じ柄の手提げ。
黒と金色のスニーカーをはいて何やら沢山物の入った紙袋も持っていた。
そのような格好なのに顔はスッピンで白髪まじりの髪の毛を引詰めていた。
かなりパンチの効いた人だったので何とか隠し撮りしたくなる。
しかし、写メールは音がしてしまう。
だが、地下鉄の中だから、意外と音は聞こえないかもしれない。
勇気を出して激写。
だが、思いの外、音が鳴り響く。
誤魔化すために悩み深そうな顔をしてため息をついたり、しばらく目をつぶって寝たふりなどをした。

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開脚日記

こどもの日。
骨盤を開く為、開脚をしながら日記を書く。
書き終えるまで続けていられるだろうか。

三軒茶屋ピカソにてA4のコピー用紙2500枚を購入。
いつもは知りあいから再生紙を分けてもらっていた。
だが、人の好意に甘えるのも限界。自腹を切る。
売り物だけに良質の紙で、コピー機にセットする度に何度も指を切る。

イクマ君と待ち合わせて「シベリア少女鉄道」へ折り込みに行く。
トップスに着くと、岸君がグラサンパンツのマドンナと一緒に折り込みをしていた。
トップスの階段は冷え込んでいた。
いつもにも増して指がかさつき、うまく折込めない。
私の後ろには色々な現場でよく目撃する制作さん。
機械かと疑うスピードで折込んでいる。私の所で溜まっていて申し訳なくなる。
折り込み後、4人でお茶をして楽しい一時を過ごす。
自分が赤木春恵になったかと間違う程、酸いも甘いも知り尽くした感じで話してしまう。
イクマ君が感心したように聞いてくれたので良い気分になった。
だが、世間的には下層な身分という事を忘れてはならない。

帰る途中、売り場を通る。
昔から香水が大好きなので、売り場で小一時間過ごしてしまう。
香水は気に入った物を最低2年はつけ続けなければ、というポリシーを持っていた。
そうでなければ効果は期待できない。
残り香や匂いのイメージが定着してこそ自分のものに出来る。
だが、これが結構根気がいる。どんどん他の匂いに惹かれてしまう。
ジバンシィのアマリージュから幾つかの香水を経て、グッチのラッシュに落ち着いていた。
ラッシュに変えてから2年が過ぎた。そろそろ変えても良い時期。
良い匂いはいくらでもある。どれをつけたって良いくらいだ。
だが、これだ!とぴんと来るものを確信するのは難しい。恋愛と同じだ。
大して気に入らなくなったとしても一度決めたら2年はつけ続けなければならない。
それが節操というものだ。
あれもこれも、と変える人は恋愛でもだらしないに違いない。
そう思って今3つに絞っている状態だ。
ランバンのエクラドゥ アルぺージュ、ジェニファー・ロペスプロデュースのStill、ロリータレンピカ。
決めかねて困っている。
そこでポリシー変えをしようかと心が揺れ始めた。
金さえあれば全部買って気分でつければ良いではないか・・・と。
だが、そんな事を自分に許したら、色恋でも節操の無い人間になってしまいそう。
そこまで考えて、気付いた。
香水はいくらでも買える。でも、恋愛はこちらが良いと思っただけでは出来ない。
私だけ節操が無くなったとしても、相手あっての物だ。
心配する必要は無いではないか。
でも、これも欲しい物を手に入れる為の自分への言い訳のような気もする。
しかも金も無い。
もんもんとしていると鼻がバカになってきた。
今は無きセフォラで、香水を嗅ぎすぎて同じ状態になった事がある。
店員さんにコーヒー豆の入った缶からを差し出された。
戸惑いながら、豆を一粒とって食べようとして止められた。
豆の匂いを嗅げという事だった。
そうするとバカになった鼻が元の感覚に戻るのだそうだ。

開脚を続けている事が苦痛になった。
思考がまとまらないのでこれくらいにしよう。

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こんにゃろ!こんにゃろ!

朝4時起き。お仕事で押上の法性寺へ行く。
朝早い集合はスリリングだ。
一本電車を乗り間違えたり、一駅乗り過ごしたりしたら確実に取り返しが付かない。
電車に乗ってからも片時も安らぐ事が出来ない。

早めに仕事が終ったので、新宿の東急ハンズへ行く。
最近足をフレックスにする事と内足荷重に凝っている。
私はこれまでの人生で足の外側にばかり体重をかけて歩いていた。
O脚なのもそのためだろう。つま先立ちというと小指側にばかり重心をかけていた。
だから電車で立っている時は、最低3駅分は親指側に重心をかけてつま先立ちをするよう、心がける事にした。
まだ始めて3日目。早くもふくらはぎが筋肉痛。
だが、こんな事を疲れている時にも続ける自信が無い。
そこでO脚矯正グッズを探し求める事にした。
また、足をフレックスにすると骨盤が矯正され、リンパの流れもよくなりセルライトが無くなるという噂も聞いた。よって、足をフレックスに保つグッズも探す事にした。
フットケア売り場で迷う事1時間。
O脚矯正サンダルと、足をフレックスに保つスリッパを購入。O脚矯正中敷は断念した。

へとへとになりながら帰宅。
明日シベリア少女鉄道に折込む為のチラシのコピーが出来なかったという連絡を受ける。
動揺したが、何とか算段をつける。

夜23時に池袋で山形涼士君と待ち合わせる。
早速O脚矯正サンダルを履いて出かける。
彼の出演する「東京デスロック」に折込んでもらうチラシを受け渡すのだ。
自転車で帰る途中、携帯電話に向って「こんにゃろ!こんにゃろ!」と連呼している女性に遭遇。待ち合わせに来ない彼氏に電話していたら、まだ寝ていたらしい。
初めは何を言っているのか分からず外国人だと思っていた。

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江口を嫌いになりたくて

今まで、余り明らかにしなかったが、江口洋介が好きだ。

初めて、彼を観たのは高校生だった。少々ぽっちゃりしていた。
私の嫌いなジェームス三木の2時間ドラマに高校生役で出演していた。
初恋の人と名前が似ていたのでチェックしていた。
ハンサムでは無いのにどこか素敵に思えるのはそのせいだと思っていた。
「東京ラブストーリー」の時は、私の嫌いな髪形をしていた。
「ひとつ屋根の下」の時も同じ髪形だった。
そのせいか、いつの間にか見慣れたタレントの一人になり、何とも思わなくなった。

それが再び意識するようになったのは「救命病棟24時」というドラマだった。
だが、まだ自分の気持ちに気付かなかった。
髪形は変わっていた。
そのドラマを最近再放送していた。これがやばかった。2時間連続で毎日やっていた。
うっかり観てしまうと、テレビから目が離せなくなり、体を鍛えに行く予定もアコーディオンの練習もさぼってしまうのだ。
ただのクールだが正義感に満ちた役柄でこれといって特徴も無いのだ。
私生活ではきっと嫌なヤツに違いないと、何度も自分に言い聞かせた。

それまで好きだったのは天本英世、丹波哲郎、山崎努、といったかなり年上のおじさまばかりだった。皆がたのきんトリオが好きと言っている頃から、誰のファンにもならなかったし、なれなかった。
誰かのファンになりたくて、友達に便乗して杉山清貴のファンになった事もある。
とても努力した。
だが、ファンの生活に疲れ、杉山清貴&オメガトライブが解散したのを口実にファンをやめた。せいせいした。
最近また誰かのファンになりたくて山崎まさよしのファンになる努力をした。
だが、コンサートでのMCを聞いてテンションが下がってしまった。
ハンサムな俳優さんの事は大体出始めの頃、少し好きになる。
だが、すぐになんとも思わなくなってしまう。
江口洋介は違った。全く好きになりたくなかった。
こんなに時間をかけて好きになってしまったのだから、覆す事は難しい。
もう手遅れだ。好きになったからと言って、どうする事も出来ない。
万が一口をきく機会があったとしても、話す事も無い。
私のこの気持ちは不毛なだけだ。
とにかくなるべく目撃する機会を減らして行かなければ。
ああ、嫌だ。
だけど、好きと認めるとちょっと浮き浮きする。女心は複雑だ。

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全力で脱力

アコーディオンのレッスンに勤しむ。
今迄より易しい曲だが、一気に3曲新曲を弾く事になったのだ。
最近自分の全てにおいての問題点が分かった。
私より、レッスンして月日が短い人でも指が器用に動く。
自分では、親指が故障しているにも関わらず結構指の訓練を努力しているつもりだ。
だが、どうしても動くようにならない。
最近それが、指に力が入りすぎている為だと分かった。
上手い事脱力できると動く時もある。だが、なかなか脱力出来ない。
声を枯らしやすいのも、発声する時胸や背中に不必要に力が入り、咽喉を締め上げてしまうからだと思われる。最近、発声時に無駄に力が入っている事は分かるようになった。
どうやって抜けば良いのかは分からないが自覚出来た事は改善するための一歩だ。
考えてみると、何事にも力みすぎたり張り切りすぎて疲れる傾向がある。
これからのテーマは「脱力」だ。
脱力をするために全力を注ぐ所存だ!

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騙されたい欲望

ノリオさんにチラシのコピーを頼むために新宿で原稿を渡す。
すぐ帰っても良かったのだが、折角街に出たのだ。ぶらつく事にする。
以前から度付きのサングラスが欲しかった。メガネスーパーで物色。
赤いフレームに蜘蛛の巣模様の奇抜なデザインに魅せられる。
こういう合わせにくそうな物はやめた方が良い。
しかし、店員さんに「全然普段着でも大丈夫ですよ」と言われる。
今迄何度そういう嘘をつかれたか分からない。
だが、分かっているのに騙される。騙されたくて仕方なくなるのだ。そして購入。

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