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呻き

昼に呻きながら起床。
知りあいの呉服屋の展示会に招かれていたが、精神的に余裕がないので、キャンセルした。
洗濯したりアコーディオン練習に精を出す。
その後航空公園の父の家へ。
鳥インフルエンザについての番組と大河ドラマを観ながら、ビールを飲む。

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見解の大いなる違い

午前中は企画中の事で人に会う。感触は悪く無かったが、まだわからない。
自宅に戻り一休み。
おいしいパンを食べて、江古田ストアハウスへ。
バジリコFバジオという劇団の「最北端ノ姉妹」観劇。
小屋に着くと、村上大樹君がいた。彼の教え子さん達の公演なのだ。
皆芸達者だった。何度も観て馴染みのある役者さんだったら、笑うだろうという、スレスレの所が沢山あった。
ハイレグでも、初期の頃何をやっても静まりかえっていたが、後半は大した事をしなくても人が笑うようになり、却って恐ろしくなった事などについて考えた。
回数を重ねたらどうなるのか気になるので、次回公演も観に行けたら行こうと思った。
中野で17時に野村朋子嬢と待ち合わせをしていたのだが、16時半までやっていたので冷や冷やする。

何とか遅刻せずに中野へ。のんちゃんと打ち合わせをした。
しかし、口を開けながら物を食べたり、鼻くそをほじる癖があったり、酒と煙草のせいで内蔵が腐ったような臭いを発する男性についての見解などを述べたり、と楽しい雑談にも花が咲く。

19時から中野あくとれへ。メタリック農家という劇団の「粉」を観るのだ。
間違えてテルプシコールへ行きそうになる。
テルプシコールで行う劇団の案内で、お面をつけた人がうろついていた。
彼らにあくとれの場所を尋ねるも、知らないと言われてしまう。
駅で河原君に会い、手をふると農民みたいと言われ、少々憮然とする。
河原君の生徒さんが作・演出しているとの事で、面白そうだからと誘われたのだ。
作・演出の葛木英さんはまだ20歳だという。
しかし、かなりの完成度の高さと頭の良さそうな本に驚く。
主役の女優さんの伝達能力の高い顔と芝居もかなり良かった。
20歳の頃はまだ、スキー部にいて芝居もやっていなかったし、もっと馬鹿だった。
素直に感動。ちょっとロマンチックな所も良かった。

観劇後、ベトナム料理屋へ。加藤直美ちゃんも合流。
主に下らない話で盛り上がる。
その後、メタリック農家の作・演出の葛木英さんも呼び、朝の5時まで飲む。
英ちゃんはどんな才女かと思ったら、腰の低いマジメで感じのいい娘さんだった。こういう人が伸びて行くのだという器を感じさせた。
若い人の前で格好つけたかったのに、河原君に言われたくないような話ばかりばらされる。もっと褒めて貰いたいものだ。
驚いたのは、私が怠け者で問題児だと思われていた事だ。
スノボにはまったり、旅行に熱中してやる気が無いように見えるらしい。
スノボに関しても根性入れて努力しているし、アコーディオンも毎日練習している。
文を書くのも早い方だ。体を鍛えるのも好き。自分の機能をアップさせるのは趣味だ。
かなりストイックな努力家だと密かに自負していたのに心外だ。

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酔いのスイッチ

昨年の夏に岐阜の神岡市で撮った映画の試写会があった。
久しぶりに会う人達は皆、毛が伸びたり、ぽっちゃりしたり、あるいは毛を刈ったりと、変貌していた。
映画は「モートラ物産音楽隊」という名前に変わっていた。
サイレント映画なので、動きや顔で全てが説明されていた。
監督の西谷さんに、大袈裟にやって下さいと言われていたので、舞台なみに顔をつくっていた。しかし、そういう自分の顔を間近に見るのは初めて。くしゃおじさん並に動く自分の顔を見て驚愕する。
いつも鏡を見て暮らしているわけではないので忘れていたが、久しぶりに美人になりたいと願った。景色や地元のおじさん、おばさんのナチュラルで素直な芝居はとても良かった。

試写後、宴会が催される。
役者の山本さん、林さんは早いうちから壊れてしまっていた。
自分でも結構酔ったつもりだが、絵にかいたような酔っ払いを見ると「自分はまだ大丈夫」と確認でき、かつしっかりしようという意識が働き非常に良い。
やはり、普段大人しい人のほうが酔うと豹変するようだ。
私も時折、「いいや」とスイッチが入って人格が変貌する事がある。
ある時期はそれを目的に飲んでいた。
しかし、スイッチの入り具合に当たり外れがあって、外れの時はとても辛い。
最近は酔ってもなるべくスイッチを入れないように気を張るようにしている。
しかし、久しぶりに会ってすっかり楽しくなり、長居してしまった。
帰りの電車ではまんまと逆方向へ乗ってしまい、ギャフンとする。

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獰猛な生き物

最近、アコーディオンの練習時に、自分の下手さに苛つくようになった。
2時間程弾いて、ジムに行く。
ファイトボクシングという講座を初めて受けた。
実際にグローブをつけて、インストラクターのミットに打ち込むのだ。
慣れている人は凄まじい勢いで打ち込んでいた。人間は獰猛な生き物だと再確認した。

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でちゅ~

ジムに行きバレエのレッスンを受けた。
脱衣所で年配の女性が「おちゅかれさまでちゅ~」と、友人と言い合っていた。

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コツをつかんだ

書き忘れたが、初日に上村愛子を目撃。
中山君が「あれ、上村愛子じゃない」と言っていた人を見たら、確かに似ている。
だが、まさか苗場のようなちゃらいスキー場にいるとは思わなかった。
大会が行われているのは知っていたが、地元の地味なものだと思っていたのだ。
しかし、テレビをつけたら、苗場の大会に上村愛子が出場している様子が映されていた。
では、あれは本物だったのだと、3時間後位に興奮した。
「一緒に写真撮って貰えばよかったよ」と中山君はちょっと悔しがっていた。

この日は久しぶりにスキーをする事にした。王子ペンションへ板を借りに行く。
そして昨晩のスモークをおみやげです、と渡した。
「え、おじさんに?」と目を丸くして「じゃあ、カミサンと一緒に頂くよ」と喜んでくれた。
リフト券を買いに行ったら、半額デーだった。
第二、第四火曜日は半額なのだそうだ。是非狙って行きたいものだ。
この日はおじさんに勧められ、ゴンドラに乗りかぐらスキー場へ行く。
ゴンドラで15分ほどかかる。
沢山のウサギの足跡を眺めながら、昔、明らかに熊じゃないかと思う足跡を見た事があるという話をしていた。
すると中山君が驚いたような声をあげた。何かと思ったら、下に熊がいるではないか。
「うわ~!本当に熊だよ!」と大興奮したが、それはただの銅像だった。
かぐらに行くのは初めてだったが、今迄来なかった事が悔やまれた。
人は少ないしコースは長いし、雪質も苗場よりずっといいのだ。
しばらく滑って、別行動を取る事にした。
私はチャレンジコースという、上級者コースの更に上のコースに行ってみた。
圧雪もされていない上にコブ斜面。ちょっと滑っただけで息が切れるほど大変だった。
何とか降りたものの、楽しいどころでは無かった。
こういうコースでも綺麗なフォームですみやかに滑る人がいるのが信じられない。
スキー部をやめなければ出来たのだろうか。色々なコースを滑り、そろそろ合流しようかと思いきや、圏外で電話が通じない。
しかし、仕事の電話が一本奇跡的に入る。
話してみると、電波が悪くて殆ど会話出来ない。後でかけ直す約束をしたが、どこもかしこも圏外。勝手にゴンドラに乗って苗場スキー場に戻る訳にもいかない。
しかもゴンドラ乗り場までの道が分からなくなり、酷く焦る。
やっとたどり着きそうという時、中山君と電話がつながった。
合流してゴンドラで苗場へ戻る。

ナイターになってから、スノボに切り替える。
やはり締めはスノボ。
初めは疲れて眠くなり、転んでばかりで嫌になったが、後半は調子が良くなった。
リフトでの会話がヒントになった。
上手い人は足の前方と後方のエッジを交互に立てる間に平らな状態があるのだ。
交互にエッジを立てるのは分かっていたのだが、この平らな状態を作る事には全く意識が無かった。それを意識したら、曲がるのが少しスムーズになった。
当たり前のことなのだが、ずっと分からなかったのだ。
二人とも何か掴んだ気がして、良い気分のまま終える。

王子ペンションで別れを惜しむ。
後は掃除だ。いつもは大人数でやるからすぐ終わるのだが、今回は二人。
結構時間がかかる。苗場を後にしたのは24時過ぎ。
順調に高速道路へ向う途中、パトカーが近づいてきた。
「どの車だろう」と言っていたら、私たちの所にやって来た。
スピード違反かと思ったが、通行区分違反という奴だった。
ちょっと前に目の前のちんたらしているトラックを抜いたのだ。
中山君はパトカーに連れていかれてしまう。
15分くらい戻ってこないので、星を眺めた。とても綺麗だった。
結局2点減点、9000円の罰金だった。最後の最後でこんな事になったら、旅全体が嫌な思い出になってしまうかもしれないと心配になった。
しかし、1時間後には恋バナなどで盛り上がっていた。

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潜水夫

9時半起床。おにぎりを握る。
手早く支度をして王子ペンションへ行き、防水スプレーとワックスを買う。
昨日かなりずぶ濡れになったのだ。
午前中から滑ろうとゲレンデへ急ぐ。
しかし、中山君が「ポシェット忘れた」と、言い始める。
私は王子ペンションの椅子の上に彼の黒いポシェットがあったのを覚えていた。
忘れるのではとはらはらしたが、そのまま言い忘れていた。彼は急いで取りに戻った。
どうやら、ペンションのおじちゃんが慌てて、私たちを車で追いかけて駐車場を探し回ってくれていたらしい。
しかし、私たちはズルをしていて、日帰り客の駐車場ではなく、プリンスホテル宿泊者用の駐車場に停めていた。その方がゲレンデに近くて便利なのだ。
中山君がペンションへ着くと、おじちゃんは「びっくりしたよ~、探しに行ったのにどこにも車ないから」と言っていたそうだ。

そんな事をしていたら、午前中から滑るのはすっかり無理になってしまった。
しかし、その日は吹雪。
午前中から一日券を買っていた人が、余りの寒さに挫折して、安くチケットを譲ってくれた。早速滑り出したが、確かに相当しんどい天候だった。
スキー部にいたときなら何とも思わずに滑っていたが、遊びで吹雪だと過酷に感じた。
まず、視界が悪い。さらに雪のせいで眼鏡が曇る。
眼鏡を外すと吹雪が目に入ってきて、痛くて仕方がない。
なにもかもが真っ白で雪面がはっきりしない。
宙を浮いているようで、平衡感覚が狂ってしまう。何度か自分が止まっているのか、滑っているのか分からないのに景色だけがスライドして行く事態に陥った。
堪らずゴーグルを購入する。帽子のツバが視界を遮るので、帽子を脱ぐ。
インナーのフードを被り、顎までチャックを閉める。
眼鏡とネックウォーマーをして、最後にゴーグル。
イカシタ自分になりたくてスノボをやっているというのに、考えられない程トンチキな格好になってしまう。中山君に「潜水夫みたい」と言われる。 

何時間か滑って休憩した時に悲しい事が起きる。
ジャケットにしまった帽子を便器に落としたしまったのだ。
まだ、鼻をかんでいただけで用を足していなかった。
それでも日常的に汚物が置かれている場所だ。拾うのも躊躇われる。
しかし、帽子など流せる訳も無い。観念してツバの部分をつまむ。
コンビニ袋を入手してそれにくるんでジャケットにしまう事にした。
その日は寒かったのでナイターもせずに帰る。
上がる間際、雪を落とすブラシの順番待ちをしながら、手袋で板をはたいていた。
すると、手前でブラシを使っていた人が、私を振り返りほほ笑みながら「ハイ。」とブラシを手渡してくれた。少年のような男性だった。
こんなに感じよくしてくれるなんて、ちょっと私の事いいと思ってくれたのかしら?と舞い上がるが、潜水夫みたいな扮装をしているのだ。そんな事はありえない。
みっともない人間にも分け隔てなく親切なのだろう。人間的に素晴らしい人に違いない。
こういう時に人は恋に落ちるのだと思った。
「ハイ。」の瞬間、トラック野郎がマドンナに恋する時のように星が光り、音楽も聞こえたのだ。彼がもし、クラスメートだったら余程性格に支障がない限り好きになってしまっただろう。
これから、ちょっとでも素敵と思った人にはなんでも「ハイ。」と微笑んで手渡す事にしよう。

部屋に戻り、薫製の準備。中山君は干物などをスモークしたいと言っていたが、ろくな食材が売っていなかった。蒲鉾、チーズ、玉子、おつまみホタテなどをなんとかそろえる。
ベランダに雪が吹き込んでいるので、傘を置いて少しでも濡れるのを防ぐ事にした。
すっかり準備が整い、入浴。
中山君が入っている間、私はアコーディオンの練習をする事にした。
良い気持ちで3曲位弾いていたら、風呂から上がった中山くんの叫び声。
薫製をしている箱ごと倒れていたのだ。
早く気付いたから良かったが、段ボールが一部燃えて穴が開いていた。
結局リゾートマンション全体の玄関口でスモークを行うことにする。煙を出している箱を見た人はかなり不思議に思うはずだ。

トマトとナスのパスタ、白菜のバター炒め、コンビーフとキュウリとタマネギとコーンの炒め物などを食べながら飲む。
「あいのり」を観て、自分だったらこの中で誰を好きになるか、どれがパスか、などと勝手な事を話しているうちにすっかりいい時間。スモークも無事に仕上がった。
明日王子ペンションのおじちゃんにもお裾分けする事にした。

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スノボに集中

一睡もせずに朝から滑ろうかとも思ったが、昼まで寝る事にする。
遊びで来ているのに、そこまで無茶しなくてもと、判断したのだ。
いきつけの王子ペンションでウェアの下を借りる。
中山君はスノボ一式を借りてきていた。
しかし、左利き専用のセッティングがされている板なので、ペンションのおじちゃんに右利き用に治してもらう。
あまり借りる物も無かったのだが、苗場に来るのはこのおじちゃんに会うのも楽しみの一つ。普段は東京の王子に住んでいるため、王子ペンションなのだそうだ。
「玉子ペンションじゃないんだよ」などという、微妙なギャグを連発し、いつも「ライオネスコーヒーキャンディ」を10個位持たせてくれる。
80歳位なのだそうだが、相当元気で、バリバリ雪掻きなどもしている。
ウェアの下などそれほど高くないので買ってもいいのだが、借りるものが無いとおじちゃんに会えないので、買わないのだ。
今迄も何度も借りに来ているのだが、今回やっと覚えてもらったようだ。
しかし、しばしば行かないとすぐ忘れられてしまうだろう。

ゲレンデに付き、午後ナイター券を買った。
中山君はスノボを初めてやるので、私は先輩面出来るとほくそ笑む。
私の味わった地獄を味わうところを、やさしくアドバイスしてあげたりしながら眺める事が出来る。その地獄を乗り越えた人とこそ、仲間としてわかりあえる。
しかし、リフトを一回こなしたあたりで、様子が違う事に気付く。
中山君は上手いのだ。確かに、曲がったりは出来ないのだが、立ち方からして安定している。スタートから私の3日目位のレベルなのだ。
よく、「スノボは最初が辛い」と言われている。
闇雲にもがき、のたうち回ったあの地獄を思い出して、その通りだと思った。
しかし、どうも私の地獄だけがかなりハイレベルだったのでは?と不安な心持ちになる。
普通は、中山君くらいスムーズ出来るものなのかもしれない。
しかし、それでは私が人並み外れて筋が悪いという事になってしまう。
そんな事は断じて認めたくない。中山君に、相当スノボの才能があるという事であって欲しい。
そんなふうに心を乱されながら、益々スノボに精を出す。
リフトでも上手い人を見つけ二人で分析したり、意見を交わしたりした。
今回は前回より、きつい斜面でも逃げずに攻めながら滑れるようになってきた。
座長祭りをやっていたのに、スノボが上達している。不思議だ。
帰る頃には、中山君もかなり上手くなっていた。

リゾートマンションに帰り、有り合わせのものを使って食事。
二人の家で余った食材などを持ちよって、人参とウドのキンピラ、白菜のバター炒めなどを作った。食事から、飲みモードになる。
しかし、疲れていたので夜中の2時半に就寝。 

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行けるのは2人だけ

朝から電話をかけ続ける。
まだ分からないが企画中の事での相談事、苗場のメンツ捜し。
電話しているだけで、夕方になってしまう。
ムーチョは仕事のケツが見えない上に、発熱。
リエちゃんは月曜に大事な用事があるとの事。
他にも様々な人を誘ったが、金欠だったり仕事があったり。
行けるのは私と中山君だけ。
独身の男女が二人で泊まりがけというのはいささか問題だ。
それを押しても、最早スノボ熱を冷ますのは不可能だった。
結局夜中の3時頃出発した。

相当眠かったが、私が眠ってしまうと運転中の中山君まで退屈して眠くなってしまうかもしれない。
運転が中山君の仕事なら、おしゃべりが私の仕事。
のべつ巻く無しに喋り通す。
少々咽喉が痛くなり始めた頃、リゾートマンションに到着。
朝5時半だった。

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寝ても覚めても夢ばかり

ここのところ、ずっと夢見がち。
今ある妄想が頭を占めている。現実が滞ってしまう。
ところが、夜に見る夢は悪夢ばかり。
殺陣の芝居をやっていて、段取りが決まっていない所で本当に斬りつけられたり、拉致されて逃げ回ったり。逃走しているところを見つかり、壁にしがみついて「自分は壁」と唱えたら、暫く壁になれたりした。
また、苦手な蝶々を顔がこちらに向く状態にくっつけられたチリ紙で鼻をかめ、と父親に追い回されたりもした。
その日は声が枯れていたので、奇妙な音を発している自分の声で目が覚めた。
再び寝ようとしても目をつぶると、蝶々の顔が浮かんで来る。難儀な夜だった。

明日苗場に行こうという事になった。
しかし、ムーチョと吉田りえちゃんはまだ、分からない。
加藤直美ちゃんは来れないという。
野村朋子嬢は只今帰省中。
峯村リエッコちゃんは稽古中。
中坪由起子嬢も多忙らしい。
今のところ中山君と私のみ。さすがに二人で行く訳にも行かない。
雪山が手を振って呼んでいるというのに。どうしたものか。
スノボを思い心が千々に乱れる。

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殺したいほどの威力

ひょんな事から、私を殺したい程嫌っている人がいる事が分かった。
直接危害を加えた覚えも無い。今迄、人畜無害だけが取り柄と思っていたので、驚く。
大して好かれもしない代わりに、それほど嫌われもしない。
嫌うというのはかなりパワーがいる事だ。
嫌われる程の威力を持っていた事が少々嬉しい。同
性に嫌われてこそ、女のエリートなのだ。
今のところ、分かっている限りでは一人だ。エリートには程遠い。
だが、本当に殺されるのは勘弁だ。

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鍛える

久しぶりに体を鍛える。
体力は付いているようだったが、筋肉はかなり落ちているのが分かった。
鉄アレイを使った筋トレで、腕がつりそうになる。

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ノドが痛いのにカラオケに行く

起きてみると声が出ない。電話をかけなければいけないのに躊躇われる。
どうやら、風邪をひいたようだ。本番が終わってからで良かった。
しかし、今年の冬は絶対風邪をひかないという決意は実らなかった。

夜中になり、急に外に飲みに行く事にした。
ぶらぶらするのは久しぶり。調子に乗って、カラオケにも行く。
しかし、声が全く出ない。残り滓の声を絞りだして歌う。
相当咽喉には良くない筈だ。頼まれもしないのに苦行をした感じ。
お小遣いが欲しくなるほど辛かった。

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過剰に親切なひと

打ち上げからの帰り、帰るのが大変だった。
下北沢から新宿に行こうとするが、明治神宮に付いてしまう。
しかたなく代々木から乗り換えて大江戸線へ。
一安心していると、六本木に付いてしまう。
驚いて、再び逆方向の電車を待つ。
椅子が埋まっているのでしゃがんでいたら、知らない女性が私の側へ。
「大丈夫ですか」と言うので、「大丈夫です」と応えるのだが、しつこく話しかけたりして放って置いてくれない。
仕方なく遠くへ歩き、その女性が見えない所へ隠れる。
そこで暫く電車を待っていると、再びその女性に発見されてしまう。
それほど気分が悪くもなくただ眠いだけなのだ。話しかけられるのも疎ましい。
「大丈夫ですから」と訴えていると電車がやって来た。
ところが、乗ろうとするのに「今駅員呼んでいるので、乗らないで待っていて下さい」というではないか。
折角20分も電車を待ってやっと来たのに冗談ではない。
「私は早く帰りたいので電車に乗ります」と訴えると、なおも食い下がってきたが、諦めたようだ。
気がつくと新江古田。ぼーっとしながら、改札を出る。
すると、件の女性が再びいるではないか。
「本当に大丈夫ですか?」と、話しかけてくる。
「大丈夫です」と答えるが、薄気味悪くなる。
元々新江古田の住人なのか、付いてきたのか分からない。

夜には「鳥肌実 個人演説会」へ行く。
村上航さんがチケットを入手していたのだが、稽古のため行けないと譲っていただいたのだ。
関内ホールは非常に遠かった。
演説会は楽しかったのだが、半分程寝てしまった。
帰り道も慌てて電車に乗ると、錦糸町へついてしまう。
あきらかに家から遠ざかっていた。家へつく頃にはすっかり疲れ切っていた。 

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終わり良ければ

11時15分にイマナラ君に起こされる。
タイシ君と私は寝起きでぼーっとしていたが、集合は11時半。
慌てて、家を飛び出し、タクシーに乗る。奇跡的に間に合う。
9時頃起きてラブレターを書くつもりだったのに。
12時から返し稽古。それまでにラブレターを書き終えなければ。
好きな曲にのせて読み始め、途中から歌い始める。
私の選んだ曲では1分4秒間ラブレターを読み、その後からサビを歌う。
尺を合わせながら読むのは結構難しい。
なんとか書き終え、ほろ酔いで本番を迎える。
ほろ酔いの方が、気分が乗って楽しかった。
後半少々疲れてきたが、良い気分のまま終える。
 
打ち上げは22時から下北沢。客演陣は一度帰宅。
村上君、オサム君、タイシ君はラーメン屋「たきたろう」へ。
私はここは行った事があるので、加藤啓君と「えぐち」へ向う。
しかし残念ながらお休み。回転寿司屋へ。
3皿しか食べない覚悟をして、頑張る。
打ち上げでお腹一杯なのも残念だからだ。

打ち上げはやっぱり酔っぱらった。
あれほど、稽古中暗くなっていたのだが、終わってみると楽しかった気がする。
メンバーが楽しい人達だったからだろう。

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ラブレター

今日は2ステージ。
大した動きも無いが、気を張ってるのかぐったりする。
羽田謙治さんが、岩本靖輝さんにチョコレートをあげるどっきりがあった。
今日はバレンタインデーだったのだ。
個人的には「座長から座長へのラブレターコーナー」で、12日に私からノゾエさんにラブレターを読んで早めにチョコを渡しただけだった。
今日は村上大樹さんから私に読んでもらう。
読むより読まれる方がいたたまれない。
明日は私からタイシ君に書かなければならない。
10数年一緒にいた人に一体何を書けばよいのやら。

高木珠里ちゃんや、中山君、加藤直美ちゃんらが観に来ていた。
珠里ちゃんと会うのも久しぶりなので、飲みに行く。
タイシ君とラブレターの相談をしようと思ったら、結局またもや2人で最後まで残ってしまった。再びイマナラ君宅へ。

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苦行克服

沢山寝たので気分がいい。
三鷹にあるラーメン本に載っていたお店へ行く。かなり空いていた。
確かにうまいのだが、通い詰める程でもない。一度食べたら気がすんでしまった。
楽屋でアコーディオンの練習をする。

本番にも慣れてきて、やっと気持ちが安定してきた。
疲れるし辛いのだが、本番は好きだ。
毎回、本番は無理難題と思われる事なのだが、それをやった事で自分を見直す事が出来る。
おそらくマゾっ気があるのだ。苦行が伴わない事に興味が無いのかもしれない。
飲むのだって、いつも戦いのつもりなのだ。

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ひくつなきもち

本番中何度も頭が空白になる。
せりふが思い出せなくなり、冷や汗をかいた。色々な事が全てずれてしまった。
終演後、顔なじみのお客さんから差し入れを頂き、励まして貰った。
落ち込みモードから少し持ち直す。
打ち上げに顔を出すが、すでに盛り上がっていて話の輪に入れなかった。
話そうと思っていた人は皆ヨソで楽しそうにしていた。
ポツネンと一人でいると人気の無さぶりが目だってしまう。
割り箸を入れる紙で箸置きを2つばかり折った所で帰る事にした。
卑屈な気持ちは沢山寝て解消するのが一番だ。

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半径1メートルの世界

無事初日が開いてほっとする。
久しぶりにリラックスして酒を飲む。
シャンプーハットの20時の回を観に行くつもりだったのに、酔っ払ったので断念してしまう。
中山君から吉田りえちゃんの誕生日パーティーをやっていると聞き、ふらふら吉祥寺へかけつける。
脱水症状が出て喉が乾いて仕方なくなる。
水の様にワインを飲む。
半径1メートル以内の世界しか分からなくなった。

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前日

明日は初日。
今日は、場当たりの続きとゲネプロ。意外と時間に余裕があった。
しかし、ゲネが始まった途端、酷く緊張する。
野村朋子嬢と、ハイレグタワーの制作さんが来てくれた。
終った後に励まされ、ほっとする。 

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焦り

場当たり。
やらなければいけない事が沢山あるのに、ゲームやトランプに興じてしまう。
ビギナーズラックで始めはどちらも勝つ。
しかし、今は藁をも縋りたいので、ここで運を使い果たしてはならないと、勝ったことにも焦る。

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モテ服、モテ会話

初対面の人と話す時、趣味の話が出る事が多い。
趣味はアコーディオンと言い続けてきたが、言い続けるのに飽きてきた。
趣味スノボと言うほうが一般受けはいいような気がする。
アコーディオンは感心されるが、一気に恋愛圏外にされてしまいそう。
今発売のSPA!にモテ特集が載せられていた。
いわゆるモテファッションの服が出ていたが、どれも全く着たくないようなものだった。
モテないファッションの見本もあった。まさに私がいつもしている格好だった。
ファッションには興味無いが、一応気にいって買った服を着ているのだ。少々不愉快。

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ギャグが分からない

どうもギャグというものが分からない。
思い起こすと、幼少の頃から「冗談が通じない」と言われてきた。
昔からバラエティ番組も好きではなかった。時間の無駄のように思えたのだ。
日常会話でもギャグを言う人には困惑させられていた。
何を目的にしているのか分からないのだ。
変な事をいうけれど、何か意図があるのだろうと納得していると、突っ込んでくれ、などと言われて面倒なのだ。
また、何となく思いつくままに話をしていると「その話のオチはなんだ?」と尋ねられたりする。スキー部の先輩などに言われるのだ。

日常会話でもなかなか言いたい事が言えない。
よく考えてから「ああ、あの時こういえば良かった」と思う事が多い。
驚くと咄嗟に反応できないのだ。
そんな性分だから、芝居で予定に無いボケをされたりすると凍ってしまうのだ。
しかし、これは何とかしなければならないのだと思う。
こんな年齢になってからの訓練でも、改善出来るのだろうか。 

稽古帰りに小林健一君と二人になった。
彼はとてもいい人で心が洗われた。色々アドバイスしてくれた。
一時的な事かもしれないが、随分前向きな気持ちになった。
三鷹駅で中坪由起子嬢に遭遇。
稽古期間中に遊ぼうと言っていたのだが、テンパっていたので実現出来なかった。
昨日彼女の出ていたCMを3回も観たのに、言い忘れてしまう。

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正気だとかたくなる

11時起床。
支度をしようとするものの、テレビでダイアナ妃謀殺説をやっているのをぼんやり眺めてしまう。
イマナラ君が素麺の入ったお味噌汁を出してくれた。美味だった。
気がつくと12時半。慌ててタイシ君を起こす。
タクシーがなかなかつかまらず2人で遅刻。
さりげなく楽屋へ行けばばれないかと作戦を練ったが、すでに全員舞台にいた。しょんぼりする。
しかし、二日酔いの方が気楽に芝居出来た。
酔いがさめるにつれ、再び堅くなってしまう。

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初通しで玉砕

初めて通す。
他のシーンでは笑いも起きているが、私の所は常に静まりかえっている。
頼まれたわけでも無いネタで全て玉砕。
もはやどういう方針で行けばいいのか、全く分からない。
本番が来なければいいと願うのは初めて。
どの自分を使えばいいのか、全てのシーンにおいて分からないのだ。

早く帰ろうとしたら飲みに誘われた。
気を楽にしたかったので参加する。
2軒ハシゴした揚げ句、タイシ君と二人になってしまう。
吉祥寺まで歩いて道に迷ったりする。
夜明けの4時頃今奈良君を呼び出す。最後は今奈良君宅で飲む。
寝る直前にサバの味噌煮缶を見ていた事をぼんやり覚えている。
3人で雑魚寝。
1時間で帰る予定だったはずなのだが。

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人の顔

起きたら、酷い顔をしていた。
サングラスでも掛けようかと思ったが、却って目が行くのでやめた。
他人は人の顔など見ていないものだ。
稽古場に行くと、案の定誰も気付いていないようだ。
オサム君に眠そうだね、と言われただけだった。
しかし、昨日錯乱したせいで、今日は少々元気になった。
色々妄想したり、動悸がしたり、冷や汗をかいたり、大変だったが、気持ちは安定してきた。 

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錯乱

ダンスの稽古が増えて、有酸素運動ができるのが嬉しい。
帰宅後色々落ち込む事があり、錯乱状態になった。
大泣きして目が半分になった。
視界が狭くなる。

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いつか説教する日のために

今年も12分の1が過ぎた。
今日は江古田斎場へ行く。10年来お世話になったBさんの奥様が亡くなったのだ。
まだ40代だ。直接面識の無い方だったが、Bさんが憔悴しきっているのが痛ましかった。
あまりしげしげ見るのも申し訳ないと、眼鏡をかけずに行った。
だから、亡くなった奥様の遺影もあまり見えなかった。
どんな人かも知らずに、献花の時に御遺体を見る事になってしまった。
初対面が御遺体という事態にも動揺し、周りの雰囲気にも飲まれて、泣いてしまう。
知らない人が亡くなったのに泣くなどおかしいと、必死に涙を止めようとしたが、却って溢れそうになってしまった。
周囲の人の悲しみが押し寄せて来るのかもしれない。良いお葬式だったのだと思う。

稽古に行くが、元気が出ない。
やらなければいいような中途半端な事をして自滅する。
しばらく正気ではいられなかった。
今迄、芝居をしてこられたのが不思議。指1本動かすのも一杯一杯だ。
頭と体と感情が全てばらばらになっている。
1センチ程に小さくなった自分が、目も耳も塞いで、うずくまりながら本体を遠隔操作しているような感じだ。
外で何が起きているのか分からない。こんな事は初めてかもしれない。
しかし、こういう時期が成長を促す事もあるだろう。
いつか悩む若者などに、この経験を踏まえて説教ぶったりできるようになる日が来る事を願う。

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