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スノボの一日

10時起床。
まだ皆眠っていた。昨日の疲れが出ているようだ。
極力外食を避けるためにおにぎりを作る事にするが、具が何も無い。
吉田りえちゃんが、ヤリイカの缶詰めを見つけて、「これを具にしよう」と提案。二人でせっせと握る。

王子ペンションに行きスキーやスノボをレンタルする。
前回はお休みしていたので、去年お世話になったおじちゃんが死んでいるのではと危惧していたが、健在だった。ここはとてもサービスがいいのだ。
りえちゃんはショートスキー、中山君はカービングスキー一式、エボラ君、翼君はスノボ一式、私はウェアーの下をレンタルする。
実は前回スノボにはまった為に、スノボ一式を購入していたのだ。
しかし、翼君、エボラ君が借りた板のビンディングが「FLOW」というメーカーで、相当すぐれ物だったのだ。従来のビンディングはリフトを降りたら、いちいち調節しなければならないのだ。
「FLOW」は違う。スリッパのように簡単に装着できる。
「座り込んでカチカチやるのは時代遅れ。皆が座り込んでる間に『お先に』って滑れるんだよ」とのこと。買う時期を早まったと、残念な気持ちになる。
中山君はスノボとカービングとショートスキーのどれにするか、借りてからも悩み続けていた。
「やっぱり俺、スノボにした方がいいかな?」
「スノボ始めるなら、早い方がいいよ。体力あるうちにやっとかないと、凄い転んだりするのに耐えられなくなると思う」
「そっか~。でも、この中で一番下手くそな所からスタートするのもかなりナーバスなんだよ。やっぱカービングにするよ」
「そう。」
「でも、やった方がいいかな~」という葛藤を延々と繰り広げていた。
王子ペンションのおじちゃんは、出がけに付けた車のチェーンの調子が悪いという訴えにも快く応じてくれた。たるんでいるから、変な音が鳴るのだと、倉庫からペンチと張りがねを持ってきて治してくれた。コーヒーキャンデーも10個位持たせてくれた。

滑り始めたのは14時。
3時間しか滑れない。始めから皆単独行動。
あれほどやりたかったスノボだが、滑り始めは怖い。
何せ、1日100回以上も転んだのだ。今回はお尻と膝にパットを入れて臨む。
しかし、前回の感覚は中々蘇ってこない。
前に出来るようになった事をしようとしても無残に転ぶ。息が出来なくなるような衝撃。
板が滑る原理は基本的にはスキーと同じなのだが、体の向きが違うのでうまく行かない。
リフト3本位こなしたら、段々楽になってきた。
板を谷に向けなければターンは出来ないのだが、スピートが出ると怖くてどうしても谷に向けられない。それが、今回の課題のようだ。
昨日雪が降ったため、雪が柔らかく、転んでもあまり痛くないので救われた。
リフトの上から、うまそうな人を観察してイメージトレーニング。
自分もうまくなった気がして、真似るが全く訳が分からない。
しかし、確実に転ぶ回数は減った。
相変わらず平地でも人にぶつかり、転げ回るのだが、30回くらいに減ったのだ。
リフトの上で皆でお握りを食べる。異常に冷えていた。
皆何も言わなかったのに、中山君だけが「冷たすぎて全然おいしくないよ」と本当の事を言う。

夕方にはエボラ君とお別れ。夜中からバイトなのだ。
皆、なんとかバイトに行かせないようにリゾートマンションに拉致しようと試みるが、
「俺の気持ちを察してください」と言われる。
エボラ君もまだ、滑り足りないのだ。しかも今日は鍋だ。
薫製作りにも未練がある。
可哀想になる。

部屋へ戻り、食事の支度。私は鍋の用意。
中山君はチップが足りないと言いながら、薫製の準備。
今日はチーズと半熟卵。鍋が小さめなので、ゆっくりだらだら食べる。
22時過ぎたら、ゲレンデで花火が始まった。エボラ君に見せてあげたかった。
半熟卵の薫製は大成功。
今日買った、普通の塩辛とヤリイカの塩辛をつまみに日本酒を飲んだり、薫製でワインを飲んだり。いつ寝たのか分からない。

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