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無為な戦い

稽古帰りにトイレに行きたくなり、コンビニへ寄る。
ノックをすると、先客がいるようだ。
普段なら、出た時に気まずいだろうと離れた所で待つ。
しかし、切羽つまっていたので、ドアの外で待つ。
すると中から話し声。どうやら、携帯で話し込んでいるようだ。
声から男性と分かった。
ため息をついたり、モノ音を立てる事で、待っている事をアピールするも会話はなかなか終らない。
こうなれば根比べだ。
諦めて、他のコンビニに行けば相手の思うつぼ。
意地でも相手の顔を見てやろうと、数を数えて粘る。
300数えた頃、会話はやんだ。ほっとするもなかなか出てこない。
なんだか、鼻をかんだり、つばを吐いている音が続く。
苛々しながらも暫く待つ。
やっと出てきた男性は20代半ばといった感じで、酒で赤らんだ顔をしていた。
目を合わせようとしたが、そらされる。謝りもせずに出て行った。
その後トイレへ入ると、悪臭が漂っている。排便をしたようだ。
待たされた揚げ句、排便の臭いまで嗅がされては堪らない。
一度、外へ出て綺麗な空気を吸い、息を止めて用を足す。
しかし、途中で限界。一度、息をしてしまう。
臭い空気を吸わなければならず屈辱的だった。敗北感に打ちひしがれ、帰宅。

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